この記事を読めば漫画「ガラスの仮面」の好きなエピソードを簡単に探せます
更新:50巻まで反映 by イラレブック
イラレブック > サブカル > 少女漫画記事一覧 > ガラスの仮面の記事一覧 > ガラスの仮面 漫画 1〜10巻
更新:50巻まで反映 by イラレブック
・「ガラスの仮面」1巻~10巻のあらすじは?
・気になる演目は何巻に載っている?
この記事を読めば漫画「ガラスの仮面」の好きなエピソードを簡単に探せます
巻数
1巻
発売日
1976年3月19日(金)
あらすじ(概要)
主人公の北島マヤは、横浜中華街にある町中華「万福軒」に母と共に住み込みで働く13歳(中学2年生)の少女だ。
学費を滞納するほど貧しい暮らしのうえ、実の母親から「なんのとりえもない子」と言われ続けて育った彼女だが、芝居に対しては異常なまでの情熱と執念を見せ、一度でも見聞きした演劇はセリフも所作も100%記憶し再現できるという能力を持っている。
ある日、公園で子供たちを相手に映画の再現芝居をしているところを往年の大女優、月影千草に見られたことで、マヤの果てなき女優道「紅天女への旅路」が幕を開ける……。
この1巻で北島マヤ、月影千草、速水真澄、姫川亜弓、桜小路優、青木麗、ついでに小野寺一というメインメンバーが一気に登場する。有名な「おそろしい子!」もこの巻だ。
しかし月影先生。徒歩20分かかる出前を頼むならラーメンではなくチャーハンにしてあげた方が配達が楽だったのでは…
この巻の演劇
「椿姫」主演:姫川歌子(椿姫役)
「國一番の花嫁」出演:北島マヤ(笑われ者のビビ役)
パントマイム「逃げた小鳥」北島マヤ
パントマイム「逃げた小鳥」姫川亜弓
パントマイム「ラーメン」北島マヤ
巻数
2巻
発売日
1976年6月19日(土)
あらすじ(概要)
月影先生が代表を務める劇団「つきかげ」が本格始動し、劇団創立第1回公演として「若草物語」を上演することが決まった。
寄宿生として住み込みで「つきかげ」のレッスンを受け始めたマヤは、一番低いCクラス所属でありながら若草4姉妹の三女ベス役に抜擢される。
人生で経験したことのない境遇の役柄ゆえにベスの気持ちが掴めず苦しむマヤ。そんなマヤに月影先生は、一週間学校を休んでベスとして生活してみろと提案するのだった。
余談だが、この頃のマヤは速水さんに対してとても好印象を抱いている。
この巻の演劇
劇団つきかげ「4つのセリフ縛り芝居」北島マヤvs姫川亜弓
「白薔薇夫人」主演:姫川歌子、出演:姫川亜弓
劇団つきかげ「若草物語」沢渡美奈(長女メグ)、青木麗(次女ジョー)、北島マヤ(三女ベス)
巻数
3巻
発売日
1977年1月20日(木)
あらすじ(概要)
舞台「若草物語」の公演日、マヤは公演3日前の夜に一晩中雨に打たれていたのが原因で40℃の高熱を出してしまう。しかし、それでも舞台に立つ決意をするマヤ。
それを知った真澄はその情熱の強さに打たれ、マヤへ花束を贈りたい衝動に駆られる。「紫のバラのひと」誕生の瞬間である。
一方、初めてファンがついた喜びに打ち震えるマヤだったが、次なる試練はすぐに訪れた。「演劇コンクール全国大会東京地区予選」で、姫川亜弓の所属する劇団「オンディーヌ」がワザと演目を被せてきたのだ。
マヤと亜弓の同役対決の火蓋が、いま切って落とされる。
この巻の演劇
劇団つきかげ「若草物語」沢渡美奈(長女メグ)、青木麗(次女ジョー)、北島マヤ(三女ベス)
劇団つきかげ「たけくらべ」主演:北島マヤ(美登利役)
劇団オンディーヌ「たけくらべ」主演:姫川亜弓(美登利役)
巻数
4巻
発売日
1977年4月20日(水)
あらすじ(概要)
劇団オンディーヌと劇団つきかげ、2つの「たけくらべ」が公演本番を迎え、観客の前で激突!果たして勝つのはどちらなのか。すべてはこの巻で明らかになる。東京地区予選が決着するのだ。
そして次なるは決勝戦となる全国大会。ここでは北海道代表として劇団「一角獣」が初登場する。優勝候補の一組である彼らの斬新な演劇に注目だ。
ちなみに、この頃の亜弓さんはまだ精神的に未熟で、けっこな嫌味を言って高慢マウントをとってくる。まだまだ挫折を知る前のエリートセレブ中学生なのだ。
この巻の演劇
劇団つきかげ「たけくらべ」主演:北島マヤ(美登利役)
劇団オンディーヌ「たけくらべ」主演:姫川亜弓(美登利役)
劇団一角獣「運命」
劇団オンディーヌ「灰の城」主演:姫川亜弓
劇団つきかげ「ジーナと5つの青い壺」主演:北島マヤ
巻数
5巻
発売日
1977年7月20日(水)
あらすじ(概要)
劇団オンディーヌの監督、小野寺の卑劣な罠で舞台道具を破壊された挙句、マヤ以外の全劇団員を出場不能に追い込まれてしまった劇団つきかげ。
もはや月影先生すらも公演を諦め、大会を棄権する決断を下そうとしたその時、マヤが独り立ち上がり「自分1人でやりきってみせる」と宣言した。ノープランぶっつけ本番の独り芝居は無事成功するのだろうか。
その他、速水さんの頼れる敏腕秘書、水城さんの初登場と、未だ明かされていない青木麗の気になる実家事情がほのめかされるのにも注目だ。
麗の実家の秘密……もう明かされることはないだろう。
この巻の演劇
劇団つきかげ「ジーナと5つの青い壺」主演:北島マヤ
巻数
6巻
発売日
1977年9月20日(火)
あらすじ(概要)
北島マヤの実力を無視できなくなった亜弓は、自らの演技の幅を広げるため、汚れ役や端役の仕事も積極的に取りにいくようになった。これまで煌々しいヒロインばかり演じて固まってしまったイメージの殻を破るため、往来でホームレスのフリまでするガムシャラさを見せる。
一方のマヤは、中学の学費も払えない状況を改善するため、映画のオーディションやプロ劇団のゲストなど「お金になる仕事」を取ろうと必死に都内を歩き回るのだった。
この巻でマヤが出現する舞台「古城の愛」は、紫のバラのひとが観劇できていない数少ない演目だ。
この巻の演劇
映画「白い青春譜」主演:田淵エミ、出演:北島マヤ(患者C役)
劇団オンディーヌ「美女と野獣」出演:姫川亜弓(野獣の手下役)
星城学園演劇部「古城の愛」主演:北島マヤ(女王役)
「王子とこじき」主演:姫川亜弓(王子&こじき1人2役)
栄進座公演「おんな河」出演:北島マヤ(子守り役)
巻数
7巻
発売日
1978年1月20日(金)
あらすじ(概要)
プロ劇団「栄進座」で子役デビューを果たしたマヤだったが、あまりにも強烈な存在感を放ってしまうがゆえに「舞台あらし」の異名を付けられ、栄進座から見限られてしまう。
だが捨てる神あれば拾う神あり。栄進座の舞台を観た別の劇場の会長が、マヤをオーディションに招待してくれたのだ。
次々に新たな舞台への扉を開いていくマヤをの成長を、月影先生はじっと見守っていた。
1巻で13歳だったマヤももうすぐ中学卒業……。ここからは恋の渦にも巻き込まれていく。
この巻の演劇
「王子とこじき」主演:姫川亜弓(王子&こじき1人2役)
栄進座公演「おんな河」出演:北島マヤ(子守り役)
独り語り「白雪姫」主演:北島マヤ
東洋劇場「嵐が丘」出演:北島マヤ(幼少期のキャサリン役)
巻数
8巻
発売日
1978年5月20日(土)
あらすじ(概要)
舞台上の恋人役であるマヤを本気で好きになってしまう男、真島良。そしてそれに本気で嫉妬する男、桜小路優。
あなたたちどちらも役者なんだから恋愛モノだって出るでしょ!となる巻だ。
共演者を好きになってしまうのは珍しい話ではないが、役に本気で嫉妬してマヤに冷たく当たるようになる桜小路くんはちょっとひどい。これも若さゆえか……。
さて紫のバラのひとは…というと、マヤの高校進学のための学費と入学手続きを全て行ってくれる。完全に足長おじさんだ。
演技に恋に、高校生になる目前のマヤの世界は目まぐるしく変化していくのだ。
この巻の演劇
東洋劇場「嵐が丘」出演:北島マヤ(幼少期のキャサリン役)
劇団つきかげ(共演:劇団一角獣)「石の微笑」出演:北島マヤ(人形役)
巻数
9巻
発売日
1978年8月19日(土)
あらすじ(概要)
波乱万丈ながらも着実に女優への階段を上るマヤだったが、かつて住み込みで働いていた中華料理店からの連絡で、母が病を患い、しかも行方不明になったことを聞かされる。
母の安否が気がかりでならないマヤは、その日の舞台で役者の仮面を被れなくなり、大失態を犯してしまうのだった。
失意の中、とある劇場の軒先にうずくまっていたマヤだったが、そこでは亜弓が主演を務める舞台の上演が始まろうとしていた……
この巻の演劇
劇団つきかげ(共演:劇団一角獣)「石の微笑」出演:北島マヤ(人形役)
「夢宴桜」主演:姫川亜弓(月代役)、出演:北島マヤ(千絵役)
大都芸能「奇跡の人」主演:姫川歌子(アニー・サリバン役)
巻数
10巻
発売日
1978年12月20日(水)
あらすじ(概要)
亜弓の母で大女優、姫川歌子が主演する舞台「奇跡の人」で、相手役のヘレン・ケラー役をオーディションで決めることになった。ヘレン役の候補はマヤと亜弓を含む5人。
各自それぞれの方法で過酷な稽古をこなし、三重苦(耳、目、口が不自由)を演じる感覚を掴もうとする。
しかしそんな中、月影先生が入院し、稽古をつけてくれる人も稽古をする場所もなくしてしまうマヤ。事情を知った紫のバラのひとは、マヤに自分の別荘を貸すことを提案してくれたのだが……
マヤと紫のバラの人が初めての接触!さすが記念すべき10巻目、ドキドキの展開だ。
この巻の演劇
大都芸能「奇跡の人」主演:姫川歌子(アニー・サリバン役)
「ガラスの仮面」は最初の1巻で主要メンバーが全員出揃い、今後の関係性が完璧に完成している。そこからブレずに50巻まで走り続けている大変な名作だ(家電からスマホ時代へと、連載中に文明が進み過ぎてしまった不幸はあるが……)。
1~10巻までの注目すべき主要舞台は下記11演目だ。
演目 | 収録巻 | 主な出演者 |
---|---|---|
若草物語 | 2巻~3巻 | 北島マヤ、青木麗、沢渡美奈 |
たけくらべ(オンディーヌver.) | 3巻~4巻 | 姫川亜弓 |
たけくらべ(つきかげver.) | 3巻~4巻 | 北島マヤ |
ジーナと青い壺 | 4巻~5巻 | 北島マヤ |
白い青春譜 | 6巻 | 北島マヤ |
王子とこじき | 6巻~7巻 | 姫川亜弓 |
おんな河 | 6巻~7巻 | 北島マヤ |
嵐が丘 | 7巻~8巻 | 北島マヤ、真島良 |
石の微笑 | 8巻~9巻 | 北島マヤ、劇団つきかげ、劇団一角獣 |
夢宴桜 | 9巻 | 北島マヤ、姫川亜弓 |
奇跡の人 | 9巻~10巻 | 北島マヤ、姫川亜弓、金谷英美 |
タイトル | ガラスの仮面 |
---|---|
ジャンル | 演劇大河ロマン |
カテゴリー | 少女漫画 |
原作 | 美内すずえ |
出版社 | 白泉社 |
連載開始日 | 1975年12月5日(金) |
初掲載媒体 | 花とゆめ1976年 新年第1号 |
連載期間 | 休載中(最終掲載誌:別冊花とゆめ2016年7月号) |
巻数 | 49巻 (2024年6月現在の最新刊) |
公式サイト | ガラスの仮面 |
公式X(旧twitter) | ガラスの仮面公式X |