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【恋はどうなってる?】マヤと速水さんが完全両想い!だが紫織さんの妨害は今も続く…
37巻から繰り返されている「両想いかも…でも……」が、49巻中盤まで12巻分続いていたマヤと真澄の恋。この長い攻防にようやく終止符が打たれた。とはいえそれは気持ちだけ。現実の障害は相変わらず幾重にも横たわっている。
ちなみに紫織さん初登場は28巻だった。もうかれこれ21巻経過している。28巻の発売は1984年3月19日なので、もう40年経っている……なかなかエグい
【紅天女はどうなってる?】試演が始まる気配なし!
紅天女に関しては、34巻で決定した「黒沼グループ」と「小野寺グループ」に分かれて行われる「試演」が、それから15巻分経過した49巻でも全く始まる気配がない。
もはや試演すら実行されることなく紅天女は幻で終わるのでは?と思うほどだ。
34巻の発売は1987年11月19日なので、決定から37年経っても試演が始まらないことになる……つらい。
とりあえず次の項目で、各主要キャラの状況を見ていこう。
【各キャラの最新情報】49巻での主要キャラ8人の状況はこちら
北島マヤ(きたじま まや)
阿古夜(紅天女)
ようやく紫織との関係を完全に清算することを決めた速水さんと、ついに想いが通じ合ったマヤ。もはや心は完全に速水さん1,000%だ。
しかし私生活での感情や経験が全て芝居に直結するのがマヤなので、稽古場での稽古より、むしろ恋のステップアップの方が芝居に厚みが増し、紅天女へ近づけるだろう。
一番のネックは桜小路くんとのすれ違いだ。こればかりは桜小路くん次第なので、マヤとしてはこれまで通り、献身的に舞台上の一真を支え続けるしかない。
桜小路優(さくらこうじ ゆう)
一真
45巻で黒沼に屋外稽古へ連れ出したもらったことをきっかけに「一真の恋」が何たるかを掴みかけた桜小路だが、その後49巻まで役作りに進展なし!
しかもマヤへの失恋確定で自分を見失ってバイク事故を起こし、試演のタイミングでは完治不能・松葉杖必須という大怪我まで負ってしまった。
役を完全にはつかみ切れず、マヤへは一方的に気まずさを抱いて目を合わせられなくなり、おまけに負傷中。心配しかない。
唯一無二の芝居のパートナーとして寄り添ってくれる、マヤの気持ちを汲み取れるのか…!?
黒沼龍三(くろぬま りゅうぞう)
演出
マヤと桜小路くんが気まずくなった原因についてはまったく思い当たらない様子だが、芝居の勘所や演出、役者たちの士気向上など、各種采配は見事なものだ。さすが奇才の演出家である。
マヤと桜小路くんがしっかり出来上がりさえすれば、黒沼グループの試演は素晴らしいものになるだろう。
黒沼さんがなんとか桜小路くんを立ち直らせてはくれないだろうか。
姫川亜弓(ひめかわ あゆみ)
阿古夜(紅天女)
亜弓は44巻で村の少女役の役者をかばって機材の下敷きになった際に頭を強く打ち、その影響で視力が著しく低下してしまった。
正直に演劇協会に事情を伝えれば、試演は延期になって手術を受けられたのでは…?と思うのだが、亜弓はそれを選択せず、目が見えないまま稽古を続けている。
しかし視力の低下で他の五感が鋭くなったことにより、紅天女の心を理解するきっかけを掴むことができた。
とはいえ49巻ではまだまだ完全な理解には遠く、マヤの進捗に置いて行かれるのではないかと不安を抱いている。
赤目慶(あかめ けい)
一真
彼の最新刊での最後のセリフはこうだ。
「ずいぶんレベルの低い連中ですな。それで我々とやりあおうとは…!いやおそれいった」
「いいじゃありませんか遊ばせておけば。若い観客のうけでもねらっているのかもしれません」
「まあそれで我々のめざす正統派の「紅天女」との差がはっきりしたということですよ。勝負はついたようなものです」
これは黒沼グループに対して言った言葉だ。主演俳優として最も影の薄い男、赤目慶。余裕である。
小野寺一(おのでら はじめ)
演出
いまいち演出家らしい活躍はせず、基本的に亜弓と赤目慶に自由に演じさせて褒めるだけ。
視力が低下した亜弓の様子に気づかず、亜弓の母・歌子に「娘の稽古は私が指導したいと思います」と言われてすんなりOKする始末だ。
49巻のラストでは稽古すら行わず、豪奢な事務所で亜弓&赤目慶と優雅にコーヒーブレイクしつつ、ライバルである黒沼グループを偵察している
速水真澄(はやみ ますみ)
大都芸能
「全日本演劇協会」が制作を全面監修する「舞台・紅天女」だが、協会は速水真澄の手によって完全に大都芸能の傀儡になっている。…というわけで、現在彼は実質的に紅天女を我が物にしたことになる。
さらにようやく約10年の片思いが実ってマヤと想いを確かめ合い、義父が決めた政略結婚相手の紫織とも破談を決め、速水家からも出ていった真澄はもはや怖いものなしだ。
このままゴールまで走り切れるのか!?
鷹宮紫織(たかみや しおり)
鷹宮グループ
本誌連載の方では既に正気に戻っているのだが、コミックス最新49巻では未だに正気を失って、自宅で紫のバラをちぎったり燃やしたりしている。
こうなった原因は48巻で真澄から「婚約を解消してほしい」と言われて衝動的に手首を切った自殺未遂騒動だ。意識を失って病院に運ばれ、その後目覚めたタイミングで精神に異常をきたしていたのだ。50巻で正気に戻る予定だが、結局は今まで通り真澄を引き留めようとする。
始まらぬ試演。諦めぬ紫織。見えぬゴール
恋は37巻、紅天女は34巻から進展がほぼない。というか、進展があるにはあるがいくら進んでもゴールへはたどり着けない。そんな感じだ。
50巻が出る気配は一向にないが、出たとしても恋は進まず試演も始まらないだろう。変化があるとすれば心神喪失中の紫織さんが正気に戻るくらいだ。
紅天女は「幻」の名作。そう思って半ば諦めて待つしかない。
漫画全巻あらすじリンク一覧
「ガラスの仮面」の基本情報まとめ
タイトル | ガラスの仮面 |
---|---|
ジャンル | 演劇大河ロマン |
カテゴリー | 少女漫画 |
原作 | 美内すずえ |
出版社 | 白泉社 |
連載開始日 | 1975年12月5日(金) |
初掲載媒体 | 花とゆめ1976年 新年第1号 |
連載期間 | 休載中(最終掲載誌:別冊花とゆめ2016年7月号) |
巻数 | 49巻 (2024年6月現在の最新刊) |
公式サイト | ガラスの仮面 |
公式X(旧twitter) | ガラスの仮面公式X |
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