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【セーヌ川の水面の下に】相関図

更新：2024年8月16日(金)初版作成by イラレブック

この記事でわかること

・セーヌ川の水面の下に」の物語の構造は？

・この作品の登場人物たちの関係が知りたい

この記事を読めば「セーヌ川の水面の下に」に出てくる主要18人と4つの団体の関係性が一目で把握できます

相関図
セーヌ川の水面の下にとは
相関図の見方
相関図の見どころ
まとめ
作品詳細
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「セーヌ川の水面の下に」の登場人物18人の相関図を作った

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「セーヌ川の水面の下に」は、パリオリンピックのトライアスロン開催を一週間後に控えたセーヌ川で起こるサメパニック映画だ。今回はその映画に出てくる主要キャラ18人の関係を一覧できる相関図を作った。

「セーヌ川の水面の下に」は、Netflix独占で2024年夏に公開されたフランスのサメ映画だ

2024年6月5日（水）に配信が開始されたNetflix独占作品で、2024年のパリオリンピックを舞台にしている。セーヌ川でのトライアスロンを、巨大なサメをリーダーにしたサメ軍団が台無しにするという、ユーモアあふれるサメ映画だ。
詳しいあらすじと登場人物詳細については下記の記事をご参照いただきたい。

サメ映画2024！ネトフリ独占超おすすめ！登場人物とあらすじ

相関図の見方①4つの団体を色分けして囲ってある

この物語は4つの団体の関係性が重要な要素を担っている。
物語の発端をつくる海洋保護団体「オーシャンズ・オリジン」、それをロールモデルにして立ち上がったサメ保護過激派団体「S.O.S」。セーヌ川とパリ市民の安全を守る「パリ警視庁」。そしてなんとしてもセーヌ川のトライアスロン開催を強行したい「パリ市庁舎」だ。
これらの団体は協力しあったりけん制しあったりと互いに影響を与え合っている。

相関図の見方②職務上の関係は紺色の矢印

紺色の矢印は職務上の関係だ。部下から上司や上官など指揮を執る相手に対して伸びている。

相関図の見方③緑の矢印は依頼の矢印だ

ビジネスや職務上の依頼を、依頼主から依頼先に向けてつないでいる。

相関図の見方④赤い矢印は否定や拒絶の矢印

相手に対する否定的な気持ちを表すのが赤い矢印だ。特定の相手、または団体に対してのマイナスの感情である。

相関図の見方⑤ピンクの矢印はプライベートな関係

ビジネスとは関係ない、プライベートで好意的な関係をピンクの矢印で記している

相関図の見どころ①単独行動のソフィア

ソフィアは「オーシャンズ・オリジン」の代表としてではなく、完全に個人で動いている。何故なら、プロローグの時点で「オーシャンズ・オリジン」は壊滅的な打撃を受けてしまうからだ。物語はそこから始まる。

活動を続けられない程のダメージを受けた「オーシャンズ・オリジン」は消滅し、その3年後からこの物語はスタートする。
ソフィアの恋人、クリスの行方もプロローグを見れば分かるだろう。

相関図の見どころ②「オーシャンズ・オリジン」を模倣した新団体が「S.O.S」

「オーシャンズ・オリジン」が壊滅したあと、その意志を無断で継いで結成されたのが「S.O.S（save our seas）」だ。模倣するだけならともかく、「オーシャンズ・オリジン」が使用していたビーコンをハッキングして利用するという犯罪まがいの行動までしている。

団体員たちは皆若いので、善悪の区別があまりついていないように見える。だが他人の保護されたサーバーへ勝手に進入して、そのデータを3年も利用し、「オーシャンズ・オリジン」の調査結果をほぼほぼ横取りするかたちで「S.O.S」は起ち上げられたのだ。なかなかにタチが悪い団体である。

相関図の見どころ③パリ市庁舎はサメ対策を全力拒否！

大枚をはたいてセーヌ川トライアスロン計画を進めてきたパリ市庁舎は、大会開催が一週間後に迫った今、もう騒ぎを起こしたくないし余計な予算も割きたくない。だからサメの話題には蓋をしておきたいのだ。

「17億ユーロも使った、世界中のマスコミが1,000人以上集まる大会を潰す気なの？」と、大会強行を力説するパリ市長。しかし浄化成功したというセーヌ川には何百発もの不発弾も埋まったままだぞ！

未だ多くの問題を抱えるセーヌ川だが、とにかく市長はトライアスロンを実行したいので、誰の声も聞く耳を持たないのだ。

相関図の見どころ④何もしていない長官

アンジェルは水上警察を指揮する署長だ。その上官にあたる存在が長官なのだが、彼は何もせず傍観している。
積極的なサメ対策にも乗り出さず、トライアスロン強硬派にも付かず、置き物のように存在感の薄い人物だ。

相関図の見どころ⑤アディルの優秀な部下たち

アディルはパリの水上警察の巡査部長で、5人の優秀な部下を抱えている。彼らは皆、真面目で職務に忠実で、チームワークも抜群だ。この頼りになる仲間たちが、市民のために一丸となってサメと戦うのである。

死の危険とリアルに隣り合わせになる人食いサメの巣へのダイビング任務も、仲間のためにと迷わず手を挙げるほどに結束力の高いチームだ。

相関図の見どころ⑥サメ保護過激派なミカ

S.O.Sという団体の意思ではなくミカ個人の「意志」として、「サメを一匹も殺さない」という強い思いを抱いているため、対策としてサメを殺すことも辞さない警視庁に対して強い敵愾心を抱いている。
その想いは、例え警視庁の人間の命を犠牲にしてでもサメを助けたいという危険な思想へ発展していく。もはやカルト的だ。

アディルの部下がサメに接近している最中に、サメの位置探知ビーコンを切るよう指示するミカ

ミカの暴走は結果として大量の人間の命を奪うことになる。その代償をミカも支払うことになるだろう。

「セーヌ川の水面の下に」は、サメ断固拒否！のパリ市長とサメ過激派のミカ、2人の凶行が招く惨劇のサメ映画

ミカが集めたサメ保護過激派集団や、強引に決行されたセーヌ川トライアスロンで泳ぐ選手たち。サメにとってパリの水路は入れ食い状態の最高の餌場になっていく。

トライアスロンを潰したサメたちは、そのままパリオリンピック事態を壊滅させていくのだが、その光景は是非映画で堪能していただきたい。

「セーヌ川の水面の下に」情報まとめ

作品基本情報
フランス語タイトル	SOUS LA SEINE
日本語タイトル	セーヌ川の水面の下に
公開日	2024年6月5日（水）
監督	ザビエ・ジャン（Xavier Gens）
制作	バンサン・ロジェ（Vincent Roget）
脚本	ヤニック・ダアン（Yannick Dahan）モード・ハイワング（Maud Heywang）ザヴィエ・ジャン（Xavier Gens）
公式サイト	Netflix公式ページ

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