発酵させたりんごを原料にして、
それを蒸留して作る、
リンゴの蒸留酒だ。
蒸留したてだと無色透明なお酒だが、 樽に入れて3年以上熟成させることで 美しい琥珀色へと変化していく。
ヨーロッパを中心に世界各国で作られており、 日本国内でもたくさんの種類が手に入る。
中には瓶の中に丸ごとりんごを入れて、
さらに
りんごの風味を増しているものもあって、
見た目も可愛いので贈り物に貰っても嬉しい。
アルコール度数は40度以上あるものの
ブドウで造られたブランデーよりも
りんごの香りに助けられて飲みやすいものが多く、
口の狭いグラスに少量を注いで、
立ち上る香りを楽しみながらゆっくりと、
ストレートで飲むのがおすすめだ。
大型リカーショップでもオンラインショップでも、
大抵は数種類取り揃えてあるので、
自分好みのカルバドスを見つけてみよう。
シールドではなく、シードル。
醸造酒というのは発酵させた原料を蒸留せず、 そのまま飲むお酒のこと。
なので出来上がったお酒に余分なモノが入らないよう、 予め果実を絞ってジュースにした状態で発酵させるのだ。
発酵すると果物の糖分が分解されて、 アルコールと炭酸ガスが発生してくる。
そのためできあがったお酒は自然と炭酸飲料になる。
ぶどうで作ったワインの場合、
スパークリングワインを造るとき以外は
あえてガス抜きをしながら発酵させることで
炭酸の泡が立たないお酒を作り上げているのだが、
りんごで作る蒸留酒は基本、発泡したまま瓶詰めされる。
最近は青森県を中心に国産シードルも多く作られ、
オンラインで購入可能になっているので、
国内外の色々な
シードルを飲み比べしてみよう。
ニッカやメルシャンなどの有名メーカーの物は コンビニやスーパーでも気軽に手に入る。
カルバドスと違ってアルコール度数は10%前後。
大手メーカーが飲みやすく作ったものなら
アルコール3%という低アルコールタイプまであるので、
それほどお酒が得意じゃない人も安心だ。