本記事ではビール工場見学など、アルコールに関わる話題を取り扱っています。 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
詳細は必ず各工場の 公式サイトにて ご確認ください。
この記事を読めばキリンのビール工場の体験内容や予約の仕方がそれぞれ1分で分かります
小学校や中学校の行事で、様々な工場や施設に社会科見学に行った記憶を持つ方は多いと思う。社会科見学は未知の世界を垣間見て、日常に新たな気付きを得られる知的かつ楽しい行事だ。
その楽しさを大人になっても味わえるのが「ビール工場見学」である。今回は筆者のおすすめ「KIRINビール工場見学」を体験レビューを通してご紹介していく。
2020年以降、コロナ流行の影響もあってか首都圏内のビール工場見学はほぼなくなってしまったのだが、KIRINさんは全国で一年中開催してくれているのだ。
1人でも団体でも楽しいのよ。予約方法や体験内容をまとめたわ
普段は絶対に見られない超巨大なタンクやろ過槽など、リアルに稼働中のビール製造装置を間近で見ることができる。しかも案内役のスタッフさんによる分かりやすい解説付きだ。
他にもここでしか観られない特別な動画で、ビール製造の歴史も勉強できる。
高さ約30mのタンクにビールが詰まってると思うとダイナミックよね
ビールがどんな材料でできていて、どんなふうに加工されていくのかを、視覚・聴覚・味覚・触角・嗅覚のすべてを通して実感できる。
ひととおり説明を受けたあとは質問タイムもあるが、もちろん黙って聞いているだけでもOKだ。説明用のパネルは大きいし、サンプルは複数の場所に置かれているため、どこに居ても資料が見にくいという事はない。好きな距離感で楽しめるよう配慮されているのだ。
複数の小テーブルにサンプルがいくつも置かれてて、1人でも見やすかったわ
上の画像は3種飲み比べセットだ。これも見学料金に含まれているため追加料金はかからない。しかも、このセット以外にもグラスビールがもう1杯&おつまみがもう1品付いている。
あまりにも豪華すぎる。
特筆すべきはこのビールを全て目の前で「ブルワリードラフトマスター」という、厳しい訓練をクリアした注ぎ方のプロが、専用のビアサーバーで注いでくれるという点だ。つまり最高の技術で注がれたビールを、最高のタイミングで飲めるというわけである。
最高過ぎる。
写真の飲み比べセットは泡が消えてしまっているが、この記事の後半にマスターの手でビアグラスに注がれたビールの画像も載せているのでそちらもご参照いただきたい。
匠の技で注がれたビールは天国の味だったわ…
施設内の様々な場所にビールにまつわるフォトスポットが点在していて、見学過程の色々なタイミングで記念撮影を楽しむことができた。
独りで参加していても案内スタッフの方が快く撮影に応じてくれるので安心だ。皆さん本当に親切&フレンドリーなのだ。
しかも博識で、本当に素敵な体験をさせてもらったわ
KIRINビール工場限定のグラスやお菓子、小物などが購入できるオフィシャルショップが併設されている。KIRINオリジナルの製品はもちろんのこと、小岩井農場とのコラボチーズなど、お酒に合うコラボ賞品も多数ラインナップされており、全部買って帰りたくなってしまった。
個人的にうすはりグラスが大好きなので、限定グラスを2種類お買い上げしてしまった。うすはりグラスとビールの相性は抜群だ。
お土産フードは美味しそうすぎて、富豪だったら全種類買ってたわ……
キリンでは全国9か所のビール工場でほぼ毎日、複数の時間帯で工場見学ツアーを開催している(ただし月・火はお休みのタイミングが多い)。事前予約制なのでお近くの工場の予約ページをチェックしよう。
所在地 | 予約サイト |
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北海道千歳市 | 千歳工場予約サイト |
宮城県仙台市 | 仙台工場予約サイト |
茨城県取手市 | 取手工場予約サイト |
神奈川県横浜市 | 横浜工場予約サイト |
愛知県清須市 | 名古屋工場予約サイト |
滋賀県多賀町 | 滋賀工場予約サイト |
兵庫県神戸市 | 神戸工場予約サイト |
岡山県岡山市 | 岡山工場予約サイト |
福岡県朝倉市 | 福岡工場予約サイト |
ちなみに首都圏に一番近い「横浜工場」だけは週末が超激戦区よ
基本的には当日予約でも見学可能なキリンの工場見学だが、唯一の例外が横浜工場の土日枠だ。ここだけは毎月、予約開始から数日で全ての枠が埋まってしまう。さすが首都圏、そしてデート&お出かけスポット満載の横浜である。恐ろしいほどの人気ぶりだ。
横浜工場に土日祝に行きたい場合は、毎月1日に翌月分の予約が開始されるので、公式サイトのお知らせで予約開始時間を確認し、開始と同時に突撃しよう。
こればかりは気合しかないわ!
なお横浜工場以外は3ヶ月先の日付まで予約できるうえ、土日でも割とゆったりしている。ふと思い立った週末でも予約が空いていることが多いし、当日お電話をしても枠が取れることがある。
とはいえ、お出かけの日程が決まったら早めに空き枠を確認して予約をとってしまおう。
物価が上がり続けるこのご時世「そんな値段でいいんですか!?」と聞きたくなるほどリーズナブルだ。このお値段で、お店で飲んだら確実に1,500円はかかりそうな量のビール(おつまみ2品付き)を試飲できる。
料金は当日受付時に支払う仕組みだ。ネット予約時にはオンライン決済できないので、その点は心に留めておこう。
当日はお土産買いすぎちゃうけどね。だってホント全部かわいいし美味しそうなの!
コロナ禍で多くのビール工場見学サービスが終了してしまったが、KIRINさんは全国展開で平日休日問わず日常的に工場見学を実施してくれているほぼ唯一の国産ビール工場だ。
こだわりのビール製造工程から原材料の生産・輸送過程、ビールの歴史、そして試飲付きでの商品ラインナップ紹介などなど、ビールの知識と魅力をこれでもかというほど知れるのに税込み500円ぽっきりという良心的すぎるイベントなので、人生で1度は体験してみていただきたい。
1人で応募して1人で行ってもまったく問題なく楽しめるし、グループで行っても盛り上がれる。
ワンコインでビールのテーマパークを堪能できるって感じよ。全国制覇したくなったわ
泡がとってもきめ細かく、クリーミーなのにすっきり!
私の写真だと光の加減で若干魅力が薄れて見えてしまっているかもしれないが、目の前で見ると無駄な気泡が一切ない上品でキリっとした佇まいに感動する。
なお全国のKIRIN系列の飲食店にもブルワリードラフトマスターが所属している店舗は多いので、美味しいビールが飲みたい方は職場や家の近くにないか探してみよう。
ビール好きに有名な中野の「麦酒大学」にもキリンビールの達人がいるわ
施設名 | キリンの工場見学 |
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公式サイト | キリン公式サイト |
所在地 | 全国9か所(ビール以外も併せると15か所) |
定休日 | 不定休(月・火休みが多い) |
営業時間 | 施設毎に異なる |