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2023年10月6日(金)に『イコライザー THE FINAL』が公開された
これは映画「イコライザー」シリーズの3作目にあたる作品で、最終章といわれている。今回は「イコライザー THE FINAL」公開前に、前作である「イコライザー2」の魅力やあらすじ、キャストなどを紹介したい。
1に続いて2も名作だったんだよな
1にも興味があるなら「イコライザー」の記事を見てくれ!
デンゼル・ワシントン主演の主人公最強映画3部作
「イコライザー」は2014年10月25日(土)に日本で公開されたアクション映画で、元々の原作はアメリカのTVドラマ「ザ・シークレット・ハンター」だ。このTVドラマが好評だったため、テーマと基本設定を踏襲してキャストを一新した劇場版が「イコライザー」。
そして劇場版の好評を受けて2018年10月5日(金)に公開されたのが「イコライザー2」である。
主役のデンゼル・ワシントンがとにかく最強で憧れるんだよな
人生に苦悩しつつも単身で敵陣に乗り込んで瞬殺していくんだ!
そして2の公開から5年…
ついにシリーズ最終作と言われている「イコライザー THE FINAL」が日本に上陸する。公開日は2018年10月5日(金)。最強の男の最後の戦いが幕を開けるのだ。
なんとマフィア発祥の地に殴り込みだ!
ラストにふさわしい巨悪だな
「イコライザー THE FINAL」が15秒で分かる動画
もはやワクワクが止まらないが、ここで前作の紹介もさせてくれ
「イコライザー2」は世捨て人のように生きていたマッコールが、再び他者との関わりを求め、過去と向き合う物語
初の劇場版である「イコライザー1」でのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、妻を亡くした悲しみから立ち直れないまま、全ての過去を切り捨てて誰とも深く関わろうともせず、ホームセンターの従業員としてひっそりと暮らしていた。しかし、そんな生活の中で救った少女の笑顔をきっかけに、彼は自らの力を困っている人のために使いたいと思うようになったのだ
そのための手段としてマッコールが新たに始めたのは「Lyft」という配車サービスだ。「Lyft」はアメリカで広く普及する個人タクシーサービスである。このサービスを利用する乗客たちを見守り、時に会話をし、悩みを抱える人を見つけたら秘密裡に助ける。そうやってマッコールは、広く浅く世間との関わりを増やしていく生活を送り始めた。
序盤は色々な乗客との触れ合いがオムニバス形式で続くんだ
展開がスピーディーだから間延び感はなかったな
ーが、そんな平穏の傍にも事件は忍び寄る……
マッコールの古巣であるCIAに捜査協力していた民間人が何者かに襲撃され、夫婦もろとも殺されてしまったのだ。さらにはかつてマッコールとも交流があったCIAオフィサーにも被害がおよび、その復讐のため…、そして目を背け続けた過去と向き合うため、マッコールは怒りと使命に燃えて武器を手にしたのだった。
1よりもより私的な戦いでマッコールの内面に迫っていくんだ
その分、主人公への共感が深まるから感動が大きかったよ
CIA関係者が続々登場。さらにタクシーの客たちが繰り広げる人間ドラマも豊富
リンクつきPDF版相関図 (890KB)なら、気になるキャラクターをタップするだけで、キャラクターの詳細や他のキャラとの関連性などがわかる。タクシーの乗客はあと7人ほど出てくるのだが、それぞれ30秒~1分足らずの短いシーンでスピーディーに展開するため割愛した。
マッコールの過去を知る人間が1から3倍に増えたな!
乗客以外に常連の書店オーナーまで助けてるのがすごいな
名前が出てくる主要なキャラは25人!
オムニバスで進むパートが序盤に存在するため、おのずと1より登場人物が増えている。ちなみに登場時のマッコールはもじゃヒゲで変装しているぞ!
それに1と違って髪を伸ばしているな。ウィッグかもしれないが
ロバート・マッコール
俳優名:Denzel Washington(デンゼル・ワシントン)
吹き替え版声優:大塚明夫
人と関わる道を歩み出した元CIAオフィサー
前作ではホームセンターで働いていたが、現在は「Lyft」という配車サービスの会社でタクシー運転手をして暮らしている。この転職は、なるべく多くの他人と関わり、困っている人を助けようという意図であり、今回のマッコールは積極的に人と関わって生きている。
↑ 相関図 スーザン・プラマー↓
スーザン・プラマー
俳優名:Melissa Leo(メリッサ・レオ)
吹き替え版声優:高島雅羅
現役復帰したベテラン相談役
前作にも登場したCIA時代からのマッコールの友人。前作では既に現役を退き、相談役のような立場になっていたのだが、何か思うところがあったらしく現役復帰することを決めた。現在は同僚のデイブと共に、ガルベル夫妻殺害事件の捜査を担当しており、マッコールへも現場復帰を勧めている。
↑ 相関図 ブライアン・プラマー↓
ブライアン・プラマー
俳優名:Bill Pullman(ビル・プルマン)
吹き替え版声優:安原義人
妻スーザンを愛する博識な夫
スーザンと共に前作に登場したCIA時代からのマッコールの友人でありスーザンの夫。スガウリ条約以前のネパールの地政学に関する本を出版したそうだが、あまりに専門的すぎる内容のため妻もマッコールもまだ読んでいない。
なお「スガウリ条約」とは1814年にネパールへ侵攻してきたイギリスの「東インド会社」とネパール側が1815年に結んだ講和条約だ。
↑ 相関図 サム・ルビンシュタイン↓
サム・ルビンシュタイン
俳優名:Orson Bean(オーソン・ビーン)
吹き替え版声優:板取政明
生き別れの姉との再会を諦めない老人
「イスラエル&ホロウィッツ高齢者住宅」に住む老人で、マッコールが運転するタクシーの常連客。マッコールのことがお気に入り。生存している唯一の肉親である姉・マグダと生き別れになっており、その行方を捜し続けている。
↑ 相関図 高齢者住宅の管理者↓
高齢者住宅の管理者
俳優名:Naheem Garcia(ナヒーム・ガルシア)
吹き替え版声優:不明
堅実そうな高齢者住宅の管理者
サム・ルビンシュタインの暮らす「イスラエル&ホロウィッツ高齢者住宅」を管理している男性。堅実で実直そうな雰囲気をかもし出している。サムの孤独を案じ、マッコールにサムの状況を打ち明けてくれた。
↑ 相関図 マイルズ・ウィテカー↓
マイルズ・ウィテカー
俳優名:Ashton Sanders(アシュトン・サンダース)
吹き替え版声優:福西勝也
やる気を失いさぼり気味の青年
マッコールと同じアパートに住んでいる青年。美術学校に通っているというが、授業をさぼってストリートでドラッグを売るなど不良への道をひた走っていた。しかし、アパートの壁にラクガキをされた事件をきっかけにマッコールとの距離が縮まり、次第に更生の道へと方向転換しつつある。
↑ 相関図 ファーティマ↓
ファーティマ
俳優名:Sakina Jaffrey(サキナ・ジャフリー)
吹き替え版声優:ニケライ・ファラナーゼ
花が好きな大家さん
マッコールが住むアパートのオーナーで、アパートの敷地内でよく花壇の世話をしている。だがある日、不良たちが侵入して花壇を踏み荒らし、アパートの壁一面にスプレーで落書きをされる事件が発生してしまった。↑ 相関図 グレース・ブレーリック↓
グレース・ブレーリック
俳優名:Tamara Hickey(タマラ・ヒッキー)
吹き替え版声優:木村香央里
娘を愛する書店経営者
マッコールが通うブックストアの経営者。夫と一人娘の3人家族だったが結婚生活が破綻し、娘を引き取って離婚することとなった。しかし元夫に娘をさらわれた挙句に脅され、店を手放さざるを得ない状況に追い込まれてしまう。
もしもマッコールがこの店の客でなければ、事態は取り返しのつかないことになっていただろう。
↑ 相関図 グレースの元夫↓
グレースの元夫
俳優名:Adam Karst(アダム・カースト)
吹き替え版声優:不明
グレースは見る目がなかったのか…
グレースの元夫でトルコ人。「元」といっても離婚が成立しているかは不明だ。結婚生活が破綻したのち、元妻と暮らしていた娘を営利目的でトルコへ連れ去ろうとした。悪い仲間とも付き合いがあるろくでなし。
↑ 相関図 グレースの娘↓
グレースの娘
俳優名:Rhys Cote(リース・コート)
吹き替え版声優:花園愛美
無邪気かつメンタルが強い少女
グレースの娘。父親にさらわれてトルコまで連れ去られるところだったが、道中の列車の中でマッコールに救出された。マッコールからの「母親にはナイショだよ」というお願いを守っている良い子。
↑ 相関図 グレースの担当弁護士↓
グレースの担当弁護士
俳優名:Ken Baltin(ケン・バルティン)
吹き替え版声優:不明
善良そうな印象の弁護士
グレース夫妻の離婚を担当したであろう弁護士。グレースの娘がさらわれた事件では、マッコールが連れ戻した娘を弁護士事務所で預かってグレースへと連絡を入れた。しかし少女の帰還がマッコールの手によるものとは分かっていない。↑ 相関図 書店オタク↓
書店オタク
俳優名:Colin Allen(コリン・アレン)
吹き替え版声優:不明
接客に若干難がありそうな書店員
グレースの経営する書店で働く男。仕事ぶりはいまいち優秀ではなさそうだが「書店オタク」などという役名が付けられているのを見るに、本が好きなのは間違いないだろう。↑ 相関図 Mr.ガルベル↓
Mr.ガルベル
俳優名:Antoine de Lartigue(アントワン・デ・ラルティーグ)
吹き替え版声優:不明
突然の不幸に見舞われた男性
CIAの内密な協力者でベルギー人。ある日複数の謎の男たちに家宅侵入され、妻もろとも殺害されてしまった。犯行の動機も犯人も、全てが謎に包まれている。↑ 相関図 ヤナ・ガルベル↓
ヤナ・ガルベル
俳優名:Abigail Marlow(アビゲイル・マーロウ)
吹き替え版声優:不明
ある日急に人生を奪われた女性
Mr.ガルベルの妻。突如自宅へ乗り込んできた男たちに暴行を受け、夫の見ている前で無残にも殺されてしまった。↑ 相関図 不穏な男↓
不穏な男
俳優名:Jay Hieron(ジェイ・ヒエロン)
吹き替え版声優:不明
マッコールのタクシー指名の不審者
マッコールのタクシーを指名してきた乗客だが、なぜか目的地への道程を遠回りさせ、後部座席から不穏なオーラを出し続けていた。実は彼はマッコールにガルベル夫妻殺害から連なる事件への関与をやめさせるために送り込まれたヒットマンだったのである。
ちなみに俳優のジェイ・ヒエロンは元総合格闘家で世界ウェルター級の王者だ。
↑ 相関図 デイブ・ヨーク↓
デイブ・ヨーク
俳優名:Pedro Pascal(ペドロ・パスカル)
吹き替え版声優:西健亮
7年ぶりの再会を果たした元パートナー
CIAでマッコールと、7年もの間相棒として仕事をしてきたという現役オフィサー。マッコールは爆発事故で自らの死を偽装してCIAとの関係を断ち切ったのだが、彼はその爆発現場に居合わせていた。
現在はスーザンと共にガルベル夫妻殺害事件を捜査中。
↑ 相関図 レズニック↓
レズニック
俳優名:Jonasan Scarfe(ジョナサン・スカーフ)
吹き替え版声優:東條達也
仲間内でのナンバー2
CIA時代にマッコールやデイブと同じチームにいた仲間の1人。マッコール亡き(偽装死にて失踪)後チームは解散となったが、今でも元チームメンバーとつるんでいる。↑ 相関図 アリ↓
アリ
俳優名:Kazy Tauginas("キージー・トーギナス ")
吹き替え版声優:堀総士郎
もっと帽子に特徴が欲しい
CIA時代にマッコールやデイブと同じチームにいた仲間の1人。ツーマンセルで動くときはコバックとペアを組む。ニット帽がトレードマークだが、任務中に他のメンバーもニット帽をかぶってしまうと見分けるのが困難になる。↑ 相関図 コバック↓
コバック
俳優名:Garrett A.Golden(ギャレット・ゴールデン)
吹き替え版声優:藤井隼
ヒゲが豊かな元同僚
CIA時代にマッコールやデイブと同じチームにいた仲間の1人。ツーマンセルで動くときはアリとペアを組む。ひげが特徴的なため最も見分けがつきやすい。↑ 相関図 キャロル・ヨーク↓
キャロル・ヨーク
俳優名:Karen Strong(カレン・ストロング)
吹き替え版声優:不明
しっかり者で社交的なデイブの妻
デイブ・ヨークの妻で二児の母。テキパキと朝の支度を終え、娘たちを学校へと送っていった。夫の同僚たちにも気さくに声をかけており、良き妻・良き母感が強い。
↑ 相関図 モリー・ヨーク↓
モリー・ヨーク
俳優名:Marley Dauphin(マーリー・ドーフィン)
吹き替え版声優:不明
ちょっと生意気で勝気な長女
父であるデイブと軽口の応酬をしたり、突然自宅を訪ねてきたマッコールに人見知りすることなくかまってもらいにいったりなど、快活で年相応のわがままさがある天真爛漫な少女だ。真っ直ぐ育った感が窺える。↑ 相関図 アリス・ヨーク↓
アリス・ヨーク
俳優名:Elena Teresa Capaldi(エレナ・テレサ・カパルディ)
吹き替え版声優:不明
夢見がちなおっとり次女
朝の登校前に地図の勉強をしていたヨーク家の次女。「ニューハンプシャー」と書き込むべきところに「ニューハムスター」と記入し、「ハムスターの方がかわいい」とニコニコしていた。良い子に育っている感が窺える。↑ 相関図 エイミー↓
エイミー
俳優名:Caroline Day(キャロライン・デイ)
吹き替え版声優:不明
ボンボン集団に乱暴された女性
ホテルで見知らぬ資産家の息子とその仲間に薬を盛られて乱暴された。幸運にもマッコールの運転するタクシーに乗せられたため、マッコールによって病院へ運ばれ、加害者にも制裁が加えられた。↑ 相関図 金持ちの男↓
金持ちの男
俳優名:Rory Benjamin Smith(ロリー・ベンジャミン・スミス)
吹き替え版声優:不明
ブラックカード持ちのボンボン
仲間と共に名も知らぬ女性(エイミー)をかどわかし、薬を吸わせて前後不覚にした挙句に乱暴した男の1人。ブラックカードを持っている。しかし、偶然エイミーをタクシーに乗せたマッコールがその事実を知り、彼とその仲間たちは容赦ない制裁を受けることになった。
↑ 相関図 泣かされた男↓
泣かされた男
俳優名:Max McNamara(マックス・マクナマラ)
吹き替え版声優:不明
暴力が怖くて泣いたボンボン
仲間と共に名も知らぬ女性(エイミー)をかどわかし、薬を吸わせて前後不覚にした挙句に乱暴した男の1人。父親のコネがあるらしい。しかし、偶然エイミーをタクシーに乗せたマッコールがその事実を知り、彼とその仲間たちは容赦ない制裁を受けることになった。
↑ 相関図 ロバート・マッコール↓
日本の正式タイトルは「イコライザー THE FINAL」
2023年の最新作ではついにマフィア発祥の地、シチリア島が舞台に…イタリアのシチリア島…といえばマフィアの起源といわれる土地である。
1ではボストン周辺やロシアで暗躍するマフィアの末端組織を叩いたが、ついに最新作では最大の巨悪を相手取った戦いを始めるようだ。
アメリカを飛び出してヨーロッパか!
景色や人もぐっと変わりそうだな
そして今回のテーマは「9秒」。
マッコールは9秒で複数のマフィアを一網打尽にできるのか、ぜひとも劇場へ確かめに行きたい。
各種動画配信サイトで無料配信中!
下記いずれかの配信サービスに登録していれば、1と2を両方とも無料で観ることができる。ABEMAプレミアム |
Amazon Prime Video |
Hulu |
Leminoプレミアム |
NETFLIX |
U-NEXT |
さて、お前の分も3のチケットを買ってあるぞ!
……どうしても一緒に行く気なんだな
最新作から観ても楽しめるが、2を観るとよりマッコールに感情移入できる
3作目にしてついに「FINAL」を迎えるイコライザーシリーズ。恐らく1,2同様に3から観ても充分に楽しめる作品になっているとは思うが、少しでも世界観が気になる方は是非とも1と2を観ていただきたい。特に2ではマッコールの生き方の背景が語られているので、より深く世界観を知ることができるだろう。
イコライザー作品情報
項目 | 英名 | 日本名 |
---|---|---|
監督 | Antoine Fuqua | アントワーン・フークア |
脚本 | Richard Wenk | リチャード・ウェンク |
原作(TVシリーズ制作) | Michael Sloan | マイケル・スローン |
Richard Lindheim | リチャード・リンドハイム | |
プロデューサー | Todd Black | トッド・ブラック |
Jason Blumenthal | ジェイソン・ブルメンタル | |
Denzel Washington | デンゼル・ワシントン | |
Antoine Fuqua | アントワーン・フークア | |
Alex Siskin | アレックス・シスキン | |
Steve Tisch | スティーヴ・ティッシュ | |
Mace Neufeld | メイス・ニューフェルド | |
Tony Eldridge | トニー・エルドリッジ | |
エグゼクティブ・プロデューサー | Molly Allen | モリー・アレン |
David Bloomfield | デヴィッド・ブルームフィールド | |
配給会社(アメリカ) | ソニー・ピクチャーズ | |
配給会社(日本) | ソニー・ピクチャーズ | |
上映時間 | 120分 | |
初上映日(アメリカ) | 2018年7月20日 | |
初上映日(日本) | 2018年10月5日 |
「イコライザー2」視聴済の方に、真犯人が何故凶行に及んだかの理由を解説
1度の視聴だと若干理解しづらいシーンもあったから補足だ
初見だと時々顔の見分けがつかずに登場人物がごっちゃになったりしたからな
まだ観ていない人はここから先は読まないでイコライザー1の記事を見てくれ
【イコライザーの相関図】映画登場人物16人とその関係性が画像でわかる |
◆犯行におよんだ理由
真犯人はかつてマッコールの相棒としてCIAで様々な依頼をこなしていた。その依頼の中にはターゲットの命を奪う仕事も当然のように含まれており、マッコールと相棒は日々命令のままに戦い続けていた。
全てはアメリカの平和維持と、安寧を望む善良な国民のためだ。
だが、その日々のさなかに相棒であるマッコールの妻が死に、後を追うようにマッコール自身も任務中の爆発事故で帰らぬ人になってしまった(実際は死亡事故に見せかけた失踪だったのだが)。
マッコールの死の3ヶ月後に、局はチームを解散させた。
相棒を亡くした喪失感と突然の空虚な時間に、真犯人は任務の意義が分からなくなっていった。
「いい人間でも悪い人間でも、上の命令1つで無感情に殺し、そして死ぬ仕事だ」
一時は自殺も考えた真犯人だったが、次第に心の歯車が狂い始め、ある結論に辿り着いた。「依頼の前ではいい人間も悪い人間も区別はない。敵も味方も、善も悪もない。CIA経由だろうが私的な依頼だろうが、命令を受けて他人を殺すのに変わりはないのだ」。
そんな考えに至った真犯人は自ら下した結論を証明するかのように、副業として私的な殺人を請け負い始めた。金とターゲットの名刺を渡され、その相手を殺すのだ。
「マッコール、お前だって何百人も殺してきただろう?何百回死刑になってもおかしくないくらいに」、「罪も善もない。人の行為は等しく愚かだ」。
罪や悪か…。状況や考え方で殺しが肯定されるのは確かに難しい問題かもな
一度極論へ辿り着くと、軌道修正もできなくなるのかもしれないな
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【イコライザー3 相関図】THE FINALの関係性を把握 |
【イコライザーの相関図】映画登場人物16人とその関係性が画像でわかる |
著作者情報
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