【グラディエーター2】ネタバレなし&あり あらすじと感想

更新: おまけ情報追加 by イラレブック

この記事でわかること
【グラディエーター2】ネタバレなし&あり あらすじと感想
【グラディエーター2】ネタバレなし&あり あらすじと感想の画像

・「グラディエーター2」のあらすじは?

・ネタバレありの感想も知りたい!

この記事を読めば映画「グラディエーター2」を劇場で観るべきか?の判断がつくようになります

目次

グラディエーター2の目次

  1. 4コマ漫画
  2. グラディエーター2
  3. ネタバレなしあらすじ
  4. 前作を観なくて大丈夫?
  5. ネタバレなし感想
  6. パンフレットは買うべき?
  7. 入場者特典はある?
  8. 劇場で観るべき?
  9. まとめ
  10. 作品基本情報
  11. ネタバレあり感想


4コマ漫画

「グラディエーター2」はこんな映画

グラディエーター2の4コマ漫画
4コマ漫画「グラディエーター2」はこんな映画」


グラディエーター2

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は2024年11月15日(金)に公開された映画で、「グラディエーター」の続編


前作の「グラディエーター」は2000年に公開されたので、実に24年ぶりの続編だ。前作のラストが完璧だったため、まさか続編が作られるとは思っていなかった。完全にサプライズだ。
劇場へ観に行ってきたので、ネタバレなしのあらすじ&感想と、ネタバレありの感想をお伝えしていく。

新たまちゃん
新たまちゃん

劇場には24年前のファンっぽい50代以上の男性一人客がけっこういたなー



ネタバレなしあらすじ

「グラディエーター2」のあらすじをひと言で言うと逃亡した皇子の復讐物語

前作の主人公マキシマスの息子であり、次期ローマ皇帝の継承権を持つルシアスは、暗殺を恐れる母によって異国へ逃がされ、名を変えて暮らしていた。
しかし彼の留守中にローマ皇帝の座は、残忍で享楽的な双子の兄弟に奪われ、さらにはローマ軍による侵略戦争でルシアスの妻が殺されてしまう。

妻を失くし、自らは戦争捕虜となって剣闘興行師に買われたルシアスは、剣闘士(グラディエーター)となって復讐の牙を研ぐのだった……

新たまちゃん
新たまちゃん

剣闘奴隷になってローマのコロッセオで戦うってところは前作と同じだね



前作を観なくて大丈夫?

観なくても話は分かるが、過去回想が何度も挟まるので前作を観た方がベター

突然前作の登場人物の名前が説明なく出てきたり、前作の回想シーンが多めに挟まったり、前作の登場人物が普通に出てくるので、できれば前作を観てから劇場に行ったほうがいい。
また、前作を10年以上前に観た…という人は、こちらの登場人物一覧で振り返ってから観に行くのをおすすめする。

今作だけでもストーリーの大筋は理解できるし楽しめるのだが、物語の下地を理解して行くことで感動ポイントが一気に増え、視聴感に厚みがでるからだ。

新たまちゃん
新たまちゃん

前作を観たことない人を連れていってもギリ大丈夫なレベルかな



ネタバレなし感想

前作に詳しい人はちょっと「あれ?」と思う場所もあるが、古代ローマのダイナミックさは健在!

劇場の大スクリーン映えする壮大でリアリティ溢れる古代ローマの世界と、闘技場でのダイナミックな戦闘シーンは、今作もやっぱりすごい。「映画館で観て良かった!」と心から思える作品だ。
ただ前作で「ルシアスがマキシマスの息子」だと感じさせる要素が微塵もなく、むしろ完全に他人設定だったので、ストーリーにちょっと後付け感があったのは否めない。

しかしそれを差し引けばストーリーは分かりやすくありつつも意外などんでん返しもありで面白く、何よりデンゼル・ワシントンの存在感が光っていて目が離せなかった。

新たまちゃん
新たまちゃん

いい意味で先が読めないとこがあって、途中でポップコーン食べるの忘れちゃった


あと、今回の闘技場の演目は前作以上にバラエティに富んでいる。架空の動物からサメ、そしてサイ……。闘技場高機能すぎるし興行師天才だな!?と、古代のエンターテイメントに感動する。
実際にあんな使い方ができたかはさておき「前作とは違う剣闘を見せる!」という意気込みを強く感じた。
新たまちゃん
新たまちゃん

ほんとに途中でサメ映画はじまるから



パンフレットは買うべき?

「グラディエーター2」は残念ながらパンフレットを制作していない

まさかこの大作がパンフレットを作らなかったとは……。とても残念だ。というわけでパンフレットは売っていない。もしも作られていたらぜひ購入したかった。

新たまちゃん
新たまちゃん

最近パンフレット作らない映画もけっこうあるんだよね



入場者特典はある?

「グラディエーター2」には入場特典もない

残念ながら「グラディエーター2」には入場特典もない。さみしい。


劇場で観るべき?

「グラディエーター2」は劇場で観るべき!

映像がとにかく壮大だし、戦争シーンや剣闘シーンは大音量で臨場感を味わいたいので「グラディエーター2」は是非とも映画館で観てほしい作品だ。今回は通常版を選んで観に行ったが、これはIMAXで観ても良かったな…とあとから少し後悔した。

新たまちゃん
新たまちゃん

IMAXとかDolby Atmosって追加で700円取られるから少しためらうよね



おまけ情報

「グラディエーター2」のローマの将軍役は「イコライザー2」でデンゼル・ワシントンのCIA時代の相棒役だったペドロ・パスカル

今作で興行師役を務めるのはデンゼル・ワシントンだが、主人公の因縁の相手となるローマ軍の将軍役は、「イコライザー2」でデンゼル・ワシントン演じる主人公、ロバート・マッコールのCIA時代の相棒役だったペドロ・パスカルだ。
ちょっと嬉しい共演である。


まとめ

「グラディエーター2」は前作の正当続編で、劇場で観て損ナシな映画!

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は、前作「グラディエーター」の正当な続編として物語をなぞり、前作の20年後の未来を見せてくれる作品だ。
「続編」ではあるものの単独作品としても完成度が高く、単体でシナリオが完結しているので、前作を観ていない人が2から観ても問題ない。

3,000人のエキストラとリアリティある衣装やセット、何もかもがダイナミックな戦争シーンに美しく広大な風景……。「何かすごい映画を観たい!」という気分になったときに一押しの作品だ。
前作を動画配信やDVDなどで自宅で観たという人にも、今回はぜひ劇場に足を運んでいただきたい。

とはいえ、前作に深い思い入れがある人には若干「あれ?」と思うシーンもあるかもしれない。その点をこのページの最下部に「ネタバレあり感想」として置いておくので、気になる方は視聴後にそちらもご参照いただければと思う。


作品基本情報

グラディエーター2作品情報まとめ

項目内容
英語タイトルGladiator II
日本語タイトルグラディエーターII 英雄を呼ぶ声
公開日2024年11月15日 (金)
監督リドリー・スコット(Ridley Scott)
脚本デヴィッド・スカルパ(David Scarpa)
制作リドリー・スコット(Ridley Scott)
ダグラス・ウィック(Douglas Wick)
ルーシー・フィッシャー(Lucy Fisher)
マイケル・プルス(Michael Pruss)
デヴィッド・フランゾーニ(David Franzoni)
公式サイトこちら


【注意】この下に「ネタバレあり」の感想があります













ネタバレあり感想

前作にいなかった突然の双子皇帝&突然の息子設定

前作で、主人公マキシマスと元恋人であり皇女のルッシラがルシアスについて言葉を交わすシーンがあるのだが、どちらも「ルシアスがマキシマスの息子である」などとは微塵も感じさせない態度で会話をしていたし、マキシマスと現在の妻との間にできた子供はルシアスと同い年である。そしてマキシマスの妻はローマから遠く離れた田舎(マキシマスの実家)にいる。
もし政略的に皇女と別れさせられ、すぐに別の女性をあてがわれたなら、現妻もローマに居そうなものだし、そうでないなら10年以上も戦で多忙を極める大将軍マキシマスが、ルッシラと別れた直後に地元で新しい恋に落ち、速攻で結婚したというのもちょっと違和感がある。一途で誠実なマキシマスが2人の女性に同い年の子を生ませるほど素早く心変わりするか…?と疑問に思ってしまうのだ。

それに、マキシマスが自らの命と引き換えにして「ローマを共和制に戻すのが亡き皇帝の希望」と伝え、元老院代表もルッシラも確かにそれを受け入れたというのに、今作ではマキシマスが死んだ直後の、まさにそのコロッセオで、「ルシアスは常に暗殺者に狙われているから逃がさなければ!」とルッシラが言い出すのだ。おかしい。
前作でのルシアスは、戦闘力が低そうな従者を1人しか連れずに闘技場へ遊びに出かけていたし、ルッシラが遠征地であるゲルマン領へ行っている間は単独で留守番させられている。特に危機感は覚えていない様子で、いつでも元気いっぱいだった。

新たまちゃん
新たまちゃん

命の危険感ゼロだったから、マジで



双子の残虐皇帝もどこから出てきたのかさっぱり分からない。


マキシマスがあれほどの勇敢さと献身で暴君コモドゥス(ホアキン・フェニックス)を倒し、共和制を訴えたというのに、そのあと元老院もルッシラもまったく努力をせずに「良き皇帝」になる筈のルシアスをさっさと亡命させた挙句に、器の小さい双子の若者に皇帝の座をあげちゃったの???無能過ぎない???という、怒っていいやら呆れていいやらの展開になっているのは正直がっかりした。

さらに、やはり前作の主役であるラッセル・クロウと、悪役皇帝のホアキン・フェニックスの演技や存在感が素晴らしすぎて、今作の主役&悪役皇帝がそれと比べてどちらも小物感が否めず、そこに存在感抜群のデンゼル・ワシントンが最終的にラスボスに君臨したものだから、双子皇帝は完全にサブキャラの立ち位置に追いやられてしまった。

ルシアスも、あの華奢な美少年がゴリラに!?という違和感ゴリゴリの配役だったので、ルッシラが「愛するかわいい息子…」と泣くシーンでちょっと醒めてしまった。「会わないうちにこんなゴリゴリワイルドになってるとか、ちょっと…」と……。マキシマスの面影も全然なかった。

新たまちゃん
新たまちゃん

主人公のビジュアルがゴツ過ぎたんだよね。印象的にもう少しスマート感ほしかったかな


闘技場もいきなり架空の猿のようなファンタジー生物で開幕したので、古代ローマ感が薄れてしまった。

途中に入る海戦は上質なサメ映画になっていて完成度が高く、サイの登場も大迫力だったので、あの猿だけはやめてライオンとかトラとかワニにしておけば良かったかもな、と正直思った。

新たまちゃん
新たまちゃん

全体の完成度は文句なしに高いんだけど、設定が無理やり過ぎだったんだよね



前作が120点だとしたら今作は85点。そんな感じだ。

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