はじめに

『3Dテトリス』には、長年誰にも知られていなかった秘密が眠っていた。

1996年の発売から数十年が経過した後、海外のファンコミュニティがゲーム内に隠された超高難易度モードを発見した。公式資料にも当時のゲーム雑誌にも一切記載されていなかった、まさに「隠された」要素である。

この発見は、『3Dテトリス』というゲームの評価を一変させた。単なる風変わりなパズルゲームではなく、熟練プレイヤーのみが到達できる秘密の頂を隠し持った、挑戦的な作品だったのだ。

本ページでは、その隠し要素の全貌を解説する。解放条件、シークレットコマンド、そして開発者が仕込んだ様々な秘密——『3Dテトリス』を120%楽しむための情報がここにある。

隠し高難易度モードの存在

発見の経緯

『3Dテトリス』の隠し要素は、発売から長い年月が経過した後に発見された。

発見したのは、海外のバーチャルボーイファンコミュニティ「Planet Virtual Boy」のメンバーたちだ。商業的に失敗し、歴史に埋もれたバーチャルボーイのゲームを今でも研究し続ける彼らの献身的な「デジタル考古学」が、この発見につながった。

公式資料や当時のメディアでは一切語られることのなかったこの秘密は、ゲームのコードを解析する中で見つかった。開発者が意図的に仕込んだ、熟練プレイヤーへの「挑戦状」だったのである。

隠しモードの内容

通常のゲームでは、難易度は「Easy」「Medium」「Hard」の3段階から選択できる。

しかし、特定の条件を満たすと、Hardのさらに上に「Special」と「Extra」という2つの超高難易度モードが出現する。

難易度 落下速度 難易度評価 備考
Easy 遅い 初心者向け
Medium 普通 中級者向け
Hard 速い 上級者向け
Special 非常に速い 隠し難易度
Extra 桁外れに速い 隠し難易度(最高難易度)

これらの隠しモードは、通常のプレイでは選択できない。特別な条件を満たし、シークレットコマンドを入力することで初めて解放される仕組みだ。

発見者のコメント

この隠しモードを発見したプレイヤーは、その難易度について「ほとんどのプレイヤーにとってはかなり難しいだろう」とコメントしている。

Hardですら手強いのに、その上の難易度が2つもある——開発者のT&Eソフトは、当初想定されていたよりも遥かに高いスキルキャップをこのゲームに仕込んでいたのだ。

解放条件

必要条件

隠し難易度「Special」と「Extra」を解放するには、以下の条件を満たす必要がある。

項目 条件
モード 3Dテトリスモード(Type AまたはClear It!)
難易度 Hard
スコア 200,000点以上を獲得
タイミング ゲームオーバー後

つまり、Hardモードで200,000点以上を獲得してからゲームオーバーになると、隠しモード解放への道が開かれる。

200,000点の難易度

200,000点という目標は、決して簡単ではない。

参考として、各レベルの目安スコアを挙げる。

プレイヤーレベル 目安スコア
初心者(Easy) 10,000〜30,000点
中級者(Medium) 30,000〜50,000点
上級者(Hard) 50,000〜100,000点
熟練者(Hard) 100,000〜150,000点
エキスパート(Hard) 150,000〜200,000点
マスター(Hard) 200,000点以上

200,000点を達成するには、上層消去、同時消し、連鎖といった上級テクニックを駆使する必要がある。詳しくは「ハイスコアテクニック集」ページを参照してほしい。

Type AとClear It!、どちらで達成すべきか

隠しモードの解放は、Type AでもClear It!でも可能だ。ただし、モードによって表示されるコマンドが異なる(後述)。

一般的には、Type Aの方が自分のペースでスコアを稼ぎやすいとされている。Clear It!は障害物の処理に時間を取られるため、スコア効率ではType Aに劣る傾向がある。

ただし、Clear It!の方が得意という人もいるだろう。自分に合った方で挑戦するのがよい。両方のモードで達成すれば、両方のコマンドを知ることができる。

達成のコツ

200,000点を達成するためのコツを簡潔にまとめる。

  • コツ1:上層で消す第5層は10,000点、第1層は1,000点となっている。上層で消すことを常に意識しよう。
  • コツ2:同時消しを狙う2層同時消しで得点が2倍になる。セットアップを作り、分離ブロックなどで同時消しを狙っていこう。
  • コツ3:連鎖を意識する連続で消せばボーナス倍率がアップする。常に複数の層を「あと少し」の状態に保つことが重要だ。
  • コツ4:序盤に稼ぐ層数に余裕がある序盤に積極的に攻め、得点を稼いでおくのが賢明だろう。
  • コツ5:ミスを減らす穴を作らない、無理な配置をしない。安定したプレイが結果的に高得点につながる。
  • コツ6:練習を重ねる一朝一夕では達成できない。何度もプレイして経験を積んでいこう。

達成時の演出

200,000点を突破すると、特別な演出が発生する。

200,000点突破時

ゲームプレイ中、スコアが200,000点を超えた瞬間に、特別な演出が発生する。

1

キャラクター登場

画面上部にキャラクターが現れる

2

サイン表示

キャラクターが「GREAT!」と書かれたサインを掲げる

3

効果音

ファンファーレのような効果音が鳴る

この演出は、プレイヤーの偉業を祝福するものだ。「おめでとう、ここまで到達したのはすごい!」という開発者からのメッセージと言えるだろう。

なお、この演出が出てもゲームはそのまま続行される。200,000点を超えた後も、さらに高いスコアを目指してプレイを続けることが可能だ。

ゲームオーバー時

200,000点以上を獲得した状態でゲームオーバーになると、通常とは異なる展開になる。

1

エンディングクレジット

通常のゲームオーバー画面の後、特別なエンディングクレジットが流れ始める

2

隠しキャラクター登場

クレジット中、それまで一度も見たことのない奇妙で複雑な形状のブロック(キャラクター)が多数登場する

3

感謝メッセージ

開発スタッフへの感謝メッセージが表示される

4

コマンド表示

クレジットの最後に「スペシャルコマンド」が画面に表示される

重要

このエンディングクレジットは、200,000点以上を達成したプレイヤーだけが見られる特別なものだ。通常のプレイでは決して見ることができない。

そして最も重要なのは、クレジットの最後に表示される「スペシャルコマンド」である。このコマンドを必ずメモしておこう。これが隠しモードを解放する鍵となる。

シークレットコマンド一覧

コマンド表

200,000点以上を達成した際に表示されるコマンドは、達成したモードによって異なる。

達成モード コマンド 解放されるモード
Type A(Hard)で200,000点以上 SELECTLSELECTL Special & Extra
Clear It!(Hard)で200,000点以上 SELECTBSELECTB Special & Extra
Switch 2版の場合

Nintendo Switch 2版では、SELECTボタンは「−ボタン」に対応している。

コマンドの入力方法

コマンドを入力する手順を説明する。

1

コマンドをメモする

ゲームオーバー後のエンディングクレジットで表示されるコマンドを、紙などにメモしておく。画面を写真に撮っておくのもよいだろう。

2

タイトル画面に戻る

ゲームを再起動するか、タイトル画面に戻る。

3

コマンドを入力する

タイトル画面または難易度選択画面で、メモしたコマンドを入力する。

4

成功を確認する

コマンドが正しく入力されると、「ピロン」という効果音が鳴る。これが成功のサインだ。

5

隠しモードを確認する

難易度選択画面に移動すると、「Easy」「Medium」「Hard」の下に「Special」と「Extra」が追加されている。

注意点

注意1:コマンドは保存される

一度コマンドを入力すれば、電源を切っても有効だ。次回以降は、コマンドを入力しなくてもSpecial/Extraを選択できる。

注意2:Type AとClear It!で別々のコマンド

Type Aで達成したコマンドは、Type Aの隠しモードを解放する。Clear It!の隠しモードを解放するには、Clear It!で達成したコマンドが必要だ。

両方のモードで200,000点を達成すれば、両方のコマンドを知ることができ、両方のモードでSpecial/Extraをプレイできるようになる。

注意3:コマンドを忘れた場合

コマンドを忘れてしまった場合は、再度200,000点を達成する必要がある。達成時に必ずメモを取っておこう。

…と言いたいところだが、本ページに両方のコマンドを記載しているので、ご安心を。

Special/Extraモードの特徴

Specialモード

Specialは、Hardのさらに上の難易度だ。

特徴
  • 落下速度がHardより大幅に上昇
  • 判断に使える時間がほとんどない
  • 全種類のブロックが出現(Hardで出現しないものも含む)
  • 上級者でも苦戦必至

Specialでは、Hardで培った技術を極限まで発揮する必要がある。レーダー主体のプレイ、先読み、パターン認識——すべての技術を総動員しよう。

Extraモード

Extraは、このゲームの最高難易度である。

特徴
  • 落下速度が「桁外れにタフ(off the charts tough)」と表現されるほど速い
  • 人間の反応速度の限界に挑戦するレベル
  • エンディングクレジットやマニュアルの片隅にだけ描かれていた、通常では出現しない全ての種類のブロックが登場する可能性
  • 真のエキスパート専用モード

Extraは、もはや普通のプレイでは対応できないレベルだ。反射神経と直感でブロックを配置していく、いわば「悟りの境地」が求められる。

クリアできれば、あなたは正真正銘の『3Dテトリス』マスターである。

隠しモードに挑戦する心構え

Special/Extraに挑戦する際は、以下の心構えを持ってほしい。

  • 心構え1:失敗を恐れないすぐにゲームオーバーになって当然だ。何度でも挑戦しよう。
  • 心構え2:速度に慣れる最初は速すぎて何もできないと感じるが、プレイを重ねれば少しずつ慣れていく。
  • 心構え3:楽しむここまで来たプレイヤーは、すでに『3Dテトリス』を極めた人だ。隠しモードは、そんなあなたへのご褒美である。難しさも含めて楽しんでほしい。

ブロックキャラクター

ブロックたちの個性

『3Dテトリス』のブロックには、それぞれ顔や手足を持った「キャラクター」としてのデザインが存在する。

ゲーム中、NEXTウィンドウに表示されるブロックをよく見ると、小さな目や口が描かれていることに気づくだろう。これが「ブロックキャラクター」だ。

海外版の公式マニュアルでは、各ブロックがキャラクターとしてイラスト付きで紹介されている。彼らには個性があり、表情があり、まるで生きているかのような愛嬌がある。

キャラクターの意味

ブロックキャラクターは、ゲームプレイに直接影響するものではない。I型ブロックのキャラクターが笑っていても、ブロックの形状や動きは変わらない。

しかし、この遊び心のあるデザインは、開発者のこだわりを感じさせる。単なるパズルのピースではなく、一つ一つのブロックに愛着を持ってほしい——そんなメッセージが込められているのかもしれない。

また、次のブロックの形を覚える際に、キャラクターの特徴を手がかりにすることもできる。「あの顔のやつは使いにくいんだよな」といった具合に。

隠しキャラクター

Special/Extraモードや、200,000点達成時のエンディングクレジットでは、通常のプレイでは見られない「隠しキャラクター」が登場する。

これらは、Hardモードまでは出現しないブロックに対応したキャラクターだ。見たこともない奇妙な形状のブロックが、ユニークな表情で登場する。

隠しキャラクターをすべて見ることは、このゲームをやり込んだ証とも言えるだろう。

よくある質問

隠しモードの解放方法を簡潔に教えて

以下の手順で解放できる。

手順1:条件を満たす

  • 3Dテトリスモード(Type AまたはClear It!)を選択
  • 難易度「Hard」でプレイ
  • 200,000点以上を獲得
  • そのままゲームオーバーになる

手順2:コマンドをメモする

  • ゲームオーバー後に特別なエンディングクレジットが流れる
  • クレジットの最後に表示されるコマンドをメモ

手順3:コマンドを入力する

  • タイトル画面または難易度選択画面で以下を入力
  • Type A達成の場合:SELECT → L → SELECT → L
  • Clear It!達成の場合:SELECT → B → SELECT → B
  • 成功すると効果音が鳴り、Special/Extraモードが解放される

Special/Extraの難易度はどれくらい?

一言で言えば「桁外れ」である。

Specialモード

  • Hardの1.5〜2倍の難易度
  • 落下速度が大幅に上昇
  • 判断時間がほとんどない
  • 上級者でも苦戦必至

Extraモード

  • 人間の反応速度の限界に挑戦するレベル
  • 「桁外れにタフ(off the charts tough)」と表現される
  • 通常では出現しないブロックも登場
  • クリアできれば正真正銘のマスター

挑戦の目安として、Hardで150,000点以上を安定して出せるようになってから挑むことをおすすめする。それでも最初は数秒で終わることを覚悟してほしい。

Nintendo Switch 2版でのコマンド入力方法は?

Nintendo Switch 2版では、SELECTボタンは「−ボタン」に対応している。

  • Type Aで達成した場合:「−→L→−→L」
  • Clear It!で達成した場合:「−→B→−→B」

入力はタイトル画面または難易度選択画面で行う。