映画【F1】ネタバレなしレビュー。パンフレットや入場特典情報も

【F1】
映画「F1」は2025年6月27日(金)に全国公開された、ブラッド・ピット主演の超大作
夏は大作映画が最も多く公開されるシーズンだ。夏休みやお盆休みに映画を観に行った思い出を持つ人も多いだろう。だが、大作目白押しで何を観ようか迷ってしまう場合もある。
そんなとき、文句なしに絶対おすすめ!と言える映画が今回紹介する「F1」だ。本作についてネタバレなしの感想や、パンフレットを買うべきか?などの情報をまとめた。
【あらすじ】
表舞台から姿を消していた元天才F1レーサーが、数十年の歳を経て再びF1の世界に復帰する
若い頃にF1界のカリスマと言われていた男、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)。彼はレース中の事故がきっかけで表舞台を去り、奔放な生活を送っていた。
しかしある日、ソニーの親友であり元レーサー仲間のルーベン(ハビエル・バルデム)が訪ねてきたことでソニーの人生に転機が訪れる。ルーベンはF1チームのオーナーになっていたのだが、彼のチームは現在シーズン最下位独走中で、チーム売却の危機に直面していたのだ。
ルーベンからチームを勝たせるためにF1ドライバーとして復帰してくれと頼まれ、ソニーは数十年ぶりにF1マシンのハンドルを握る……
【ネタバレなし感想】
映画「F1」は息を吐かせぬ疾走感とリアル過ぎるスピード感、そしてラストに「Yes!!」と言いたくなる爽快感のある名作
1秒も飽きさせず、何度もハラハラさせて、ラストはスカッと大満足!「F1」はそんな映画だった。筆者は車に興味がなく、F1の知識もゼロの状態だったのだが、それでもストーリーをすんなり理解できたし、F1レースのスピード感と臨場感に興奮と恐怖を覚えたし、何なら鑑賞後、人生で初めて車への興味が沸いてしまった。
王道中の王道!というような展開ではあったが、「本当にそれがいい!変にひねったりラストで裏切るなんてしない、この展開が最の高!!!」と叫びたくなった。出演者も豪華で映像も豪華で演出も豪華なキングオブ王道映画。いつもより奮発して高いプレミアムシートで観た方が集中できるし、それでもお値段以上の満足を得られるよ、と自信を持って人にお勧めできる作品だった。
なんというか、視聴者の方を向き、視聴者の体験を意識して、緻密かつ丁寧に作られている作品だ。
さらに主演のブラッド・ピットが本当に恰好いい。もうかなりの年齢だったような……と帰宅後に調べてみたら1963年生まれの61歳(還暦超え!)だったというのに、実年齢を微塵も感じさせないかっこよさだった。スター俳優なのだから完璧な食生活にストイックな身体トレーニング、高額な美容医療も受けているとは思うが、それにしたってすごい。鑑賞後、己の自堕落な生活を顧みて筋トレしたくなったほどだ。
【パンフレットは買うべき?】
表紙と装丁だけでも嬉しくなるし中身も濃いので買い。

パンフレットの値段は1,100円(税込)。正方形のデザインと光沢のある表紙が高級感を感じさせる。内容は定番の主要出演者&主要制作者インタビューの他、F1に詳しくなる知識集や制作秘話など、とにかく文字情報が多い。
鑑賞前に読めばF1のルールやマシンの知識が得られてよりストーリーを楽しめるし、鑑賞後に読んでも「だからあんなに映像の臨場感が凄かったのか!」と驚きを得られる。
【入場特典はある?】
IMAXと109系列のシアターでそれぞれ特典ありだが、早々に終わっている劇場も…
F1の入場者特典を下記の表で一覧にした。ほぼIMAXシアター限定の特典だが、劇場によって内容は様々だ。それに6月中に特典の配布が終了した劇場も多い。それほど評判の良い作品ということだろう。
配布劇場 | 特典内容 |
---|---|
一部のIMAXシアター | エクスクルーシブポスター(A3サイズ) |
一部のIMAXシアター | エクスクルーシブポスターステッカー(B8サイズ) |
シネマサンシャインIMAX限定 | チケット風スペシャルカード |
109シネマズ系列劇場 | オリジナルステッカー |
【気になるQ&A】
映画「F1」を観ようか迷っている人向けのQ&A
この映画を観ようかどうしようか迷っている人のためのネタバレなしのQ&Aを用意した。全部で4問ある。
Q1:F1の知識ゼロでも楽しめる?
A1:楽しめる!
具体的なレースルールやマシンの機能を知らなくても楽しめるようにストーリーが構成されていて、なんとなくのニュアンスで充分に楽しむことができる。それに、レースの臨場感がとにかくすごいので、まるで自分が疾走してるかのような感覚で舞台に入り込めるだろう。
Q2:グロや残酷描写はある?
A2:ない
心情的にハラハラするシーンはあるが、流血シーンや大怪我をする描写はない。血が苦手な人でも大丈夫だ。
Q3:性的な描写はある?
A3:キスシーンまで
キスシーンと事後シーン(ベッドで目を覚ます)はあるが、その間の出来事は省略されているし描写もナチュラルだ。中学生が観ても問題ないレベルに思われる。
Q4:一人で行って大丈夫?
A4:大丈夫!だけど…
1人で行っても胸アツになれる。だが、F1レースの凄まじいリアリティや鑑賞後の感動を誰かと語り合いたくなるかもしれない
【F1のすごい点】
映画「F1」ではブラッド・ピットをはじめとしたメイン俳優がリアルにF1マシンを運転している
この映画のすごいところは、スタントマンではなく本物の俳優たちがF1マシンに乗って実際に運転している点だ。この映画のために厳しいトレーニングを積み、最高速度のシーンも実際に彼らが運転しているという。
さらに実在の現役プロF1レーサー複数人が実名で登場しているなど、リアリティの追及が徹底されている。
【まとめ】
映画「F1」は2025年夏映画の中でおすすめ度No.1!老若男女楽しめる最高クオリティの傑作
「F1」は視聴者を裏切らない作品だ。
明快なストーリー、圧倒的没入感、ドキドキとハラハラとワクワクの緩急、迫力と華やかさのある映像美、豪華な俳優陣。どれをとっても一級品で、「映画館で観て良かった!」という気持ちにさせてくれる。劇場の大画面と高品質な音響設備で観るべき作品だ。
もし夏休みに映画に行きたいな。とか、気になる相手を映画に誘いたいな…などと考えていて作品選びに迷っている方がいたら、ぜひ第一候補として「F1」をご検討いただきたい。
【作品詳細】
タイトル | F1 |
---|---|
監督 | ジョセフ・コシンスキー |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー |
脚本 | アーレン・クルーガー |
公開日 | 2025年6月27日(金) |
映画公式サイト | https://wwws.warnerbros.co.jp/f1-movie/ |
配給元公式X | https://x.com/f1movie_jp |