【死罪人とは】
「死罪人」とは死刑を求刑された罪人のこと
死罪人は文字通り、死罪(=死刑)を言い渡された罪人だ。「地獄楽」の舞台は江戸時代で、この時代は徳川幕府による独裁色の強い政治体制が敷かれていた。
そのため「幕府の意向に背いたら死罪」、「幕府の認める神仏以外を信仰したら死罪」など、死罪へのハードルがけっこう低かった。幕府お抱えの処刑人集団(首斬り役)、「山田浅ェ門」の道場が繁盛するのも納得というものだ。
そして徳川将軍は、その山田家の武士たちと死罪人を利用して、新たな計画を立てることにした。今回はその計画の詳細と参加した死罪人たちをまとめて紹介していく。
【将軍の計画】
死罪人を処刑人に監視させて、危険な島で不老不死の妙薬探しをしてもらおう!
死罪人は徳川幕府にとって「使い捨てできる駒」だ。ちょうどその時、不老不死の妙薬があるという神仙郷の噂に興味津々だった将軍は、「死罪人がたくさんいるからコイツらに不老不死の薬を取ってきてもらおう!監視役として処刑人を付ければ問題なかろう」という計画を思いついた。
そこで、全国から腕が立ちそうな死罪人を江戸に集め、ご褒美をちらつかせて神仙郷行きの任務を命じたのだ。
【死罪人のご褒美】
幕府が死罪人に示したご褒美は「公儀御免状」。無罪になって釈放される夢のアイテム
幕府が提示した任務達成報酬は、どんな死罪人も欲しがる夢のアイテム「公儀御免状」。それさえあれば現在の罪状が問答無用ですべて無罪となり、その日のうちに釈放されるという衝撃の逸品だ。
死罪になりたくてわざと捕まったのでない限り、絶対に手に入れたい書状だろう。
【参加者数は?】
最初の「上陸組候補」は41人。そこから10名が選出された

神仙郷行きの候補として江戸の浜辺に集められた死罪人は原作漫画では41人。なおTVアニメでは37人に減らされている。名もなきモブ死罪人が4名リストラされた様子だ。中央に座らされているのが死罪人、彼らを監視するように左右に配置されているのが10人の山田浅ェ門たちである。
死罪人41人に対して監視役が10人で大丈夫……?と思ったら、ここから神仙郷に行ける「上陸権」を賭けて突然のバトルロワイヤルが始まった。41人で殺し合いをし、生存者10人のみが「公儀御免状」をゲットするチャンスを得られるというわけだ。果たして誰が生き残ったかというと……
【上陸組の10人】
41人の無差別デスマッチを生き抜き、見事に上陸組に選ばれた10人をあいうえお順に並べた。彼らがメインキャラとなって神仙郷行きの船に乗り込むことになる。
【脱落者は?】
神仙郷上陸組として選ばれた10名以外の死罪人で、名前が明らかなのは4人のみ
上陸組の10名以外は全員その場限りのモブなので、名前も呼ばれぬままに消えていく。一応、腕が立ちそうだからと選ばれた41名だった筈だが、選ばれし10名は別格だったようだ。
【名のある脱落者】
佐切の名前を呼ばれた脱落者は4人
それ以外だと、画眉丸を殺そうとして返り討ちに遭ったのが5人、亜左弔兵衛に開幕と同時に首を絞められたのが1人、両目を潰されたのが2人、民谷巌鉄斎に剣の代わりとして振り回されたのが1人、それに跳ね飛ばされたのが2人、衛善に首を斬られたのが1人、佐切に首を斬られたのが2人、杠に蹴り殺されたのが2人いる。




【まとめ】
神仙郷行き候補の死罪人は41人いて、そのうち10人が「上陸組」に選ばれた。他は全員死亡
幕府の使い捨て人材として「達成したら無罪放免」という餌を目当てに集まった41人の死罪人たち。彼らは江戸に呼び出され、突然のバトルロワイアルを命じられ、31人が瞬く間に絶命した。
こうして生き残った10名だけが、監視役である山田浅ェ門とペアを組んで神仙郷に渡ったのだ。
生き残った10名について詳しく知りたい方は、それぞれのキャラ紹介ページを御覧いただきたい。