【がびまる】
画眉丸は地獄楽の主人公で最強の抜け忍

地獄楽は10名の死罪人が、監視役であり処刑人である山田浅ェ門とペアを組んで神仙郷に渡り、不老不死の妙薬を探しにいく物語だ。この物語の主人公で、死罪人の1人として登場するのが画眉丸(がびまる)である。
単独で巨城を制圧した凄腕の忍として登場した彼だが、どんな経緯で城を落とし、どんな過去を持っているのだろうか。
【プロフィール】
これが画眉丸のプロフィールだ!
名前
画眉丸
ふりがな
がびまる
本名
朔(さく)
担当浅ェ門
佐切
声優
小林千晃
誕生日
1月8日
年齢
16
身長
150cm
氣(タオ)
土
通り名
がらんの画眉丸
「画眉丸」というのは石隠れ(いわがくれ)の里で最強の忍びに与えられる屋号で、本作の主人公である画眉丸は58代目の画眉丸だ。本名は朔(さく)という。この名は本編では明かされておらず、漫画完結後に発売された公式設定資料集「地獄楽 解体新書」で明かされた。
そして政略結婚によって妻がいるがまだ16歳だ。
【画眉丸の罪】
城内侵入および殺人など多数
忍びの任務として元々、城内侵入も殺人も多々行ってきた画眉丸が何故捕まったのか。それは忍びの里を抜けて一般人になろうと思ったからだ。
里を抜けるのはご法度で、勝手に逃げ出そうとすれば当然里の忍びたちに追われて殺されてしまう。しかし画眉丸を殺せる人材が里に存在しなかったためか、画眉丸が素直に「抜けたい」と里長に進言したためか、里長の策略によって奉行所に身柄を拘束されることとなった。
【名前の由来】
画眉丸の本名は新月という意味で付けられた
意味のない名前を付ける…というのが石隠れ衆の掟の1つだ。その理由は人間を道具と見なし、命に価値を見出さない事を生まれた直後から徹底して叩き込まれるからで、子どもに愛情など感じさせてはいけないからである。
画眉丸は新月の晩に生まれたため、新月の意味を持つ「朔」という名が付けられた。新月とは月が完全に見えない真っ暗な夜のことなので、闇しかない人生を歩む子にふさわしいという理由からだ。
しかし、画眉丸の両親は石隠れの里の人間にしては珍しく情に厚い夫婦だった。そのため、我が子の身を案じて里を抜けようとし、里長にバレて殺されてしまった。
【画眉丸の過去】
画眉丸は主人公なだけあって、出生時から幼少期、少年期まで詳細に明かされている
画眉丸はなんといっても本作の主人公だ。そのため過去のエピソードは様々な場所で語られている。
収録書籍
エピソード
【画眉丸と結】
画眉丸と妻の結とのエピソードは物語の節々で語られる

上記の表でも分かるとおり、画眉丸は事ある毎に妻の結を思い出し、そのたびに過去のエピソードが語られる。しかし、結がなぜ里長の実子でありながら命を重んじて「普通」の生活に価値を見出したのかは語られていない。
極悪非道な里長から、どうして慈愛に満ちた娘が育ったのかは永遠の謎である。結婚自体は里長の命令ですることになったのだが、率先して人を殺すべき画眉丸に、ある意味「育て方を間違えた」感じの結を嫁がせたのは不可解な出来事だ。
【画眉丸と佐切】
画眉丸と佐切の神仙郷上陸前のエピソードは小説版で読める
画眉丸と佐切は漫画の第1話で出会い、そのまま神仙郷へと渡るのだが、実は画眉丸が囚われていた奉行所は江戸から遠く離れた地にあり、江戸へたどり着くには徒歩で10日以上かかった。その道中のエピソードが小説版地獄楽「うたかたの夢」で語られている。
画眉丸が「夫婦の掟」について話したり、佐切が他の山田家メンバーの夫としての資質を評価したりする、ちょっと変わったエピソードだ。
【まとめ】
画眉丸は両親に愛されて生まれ、愛情深い妻を持った、ある意味幸せな忍者

全ての命を道具と見なす忍びの里に生まれながら、画眉丸は両親にも妻にも愛情を注がれて育った。幼くして両親を里長に殺されたし、致死率の高い修業を常に強いられてはいたが、石隠れ衆の忍びとしては恵まれた環境と言えなくはない。
そしてこの愛情こそが画眉丸の生きる原動力となって「地獄楽」の物語を動かすことになるのだ。