野菜の日(831の日)にスイカを考える。スイカは野菜か果物か

スイカの4コマ漫画「真夏のホラー」

各キャラの特徴


スイカ
スイカは夏の風物詩的な果物。だが……
スイカは「ザ・夏!」というイメージの食べ物だ。「夏と聞いてイメージする果物は?」と聞かれた場合、日本では高確率でスイカがTOPを獲るだろう。しかし、実はスイカは農林水産省の分類上は野菜である。

野菜と果物の基準
果物の定義は農林水産省では「樹木になる実」、植物学的には「種子のある実」
「野菜」か「果物」かの振りわけはけっこう難しい。日本では農林水産省が決めた定義に従って「木になる実」=「果物」という区別が一般的だ。なのでスイカやイチゴは野菜に分類され、梅や栗は果物に分類される。
一方、植物学的には「種のある実は果物」と分類されるため、スイカやイチゴ、さらにはトマトやきゅうりも果物に分類される。
紛らわしい植物たち
野菜と果物の定義に迷う植物たち
「野菜?果物?どっち?」と迷われることの多い植物を一覧にしてみた。植物学的には「種子」……いわゆるタネを含むものは「果実」に分類される。タネのある実なら「果実」、葉っぱや根など、タネのない部分を食べるものは「野菜」という感じだ。
一方、農林水産省の定義では「樹木になる実」が「果物」、木じゃなくて草……つまり地に這う植物から獲れるものは「野菜」に位置づけられる。そうなるとスイカやイチゴ、メロンなどは野菜、梅やアボカドは果物になるわけだ。
植物名 | 農林水産省 | 植物学 |
---|---|---|
スイカ | 野菜 | 果物 |
メロン | 野菜 | 果物 |
イチゴ | 野菜 | 果物 |
梅 | 果物 | 果物 |
栗 | 果物 | 果物 |
アボカド | 果物 | 果物 |
トマト | 野菜 | 果物 |
きゅうり | 野菜 | 果物 |
ピーマン | 野菜 | 果物 |
ナス | 野菜 | 果物 |
カボチャ | 野菜 | 果物 |


甘ければ果物
フルーツショップや生鮮食品売り場では「甘ければ果物」!!
植物はただひたすらに繁殖しているだけだ。「果物」か「野菜」か…なんて、所詮は人間が勝手に定義しているだけである。ついでに言うと一般人的には植物学も省庁の基準も普段は意識しないものだ。
なので生鮮食品売り場では「甘くてジューシーならフルーツ!」、「甘くなければ野菜!」という分類が一般的である。まあトマトやカボチャは甘い場合もあるが、酸味が強かったり甘味が少ない場合もあるので野菜にカテゴライズされる。


野菜の日
8月31日は野菜(831)の日!
記念日はけっこうゴロ合わせで作られる。…というわけで8月31日は8(ヤ)3(サ)1(イ)。「野菜の日」だ。そしてスイカは農林水産省の定義的に野菜である。
夏の終わりの野菜の日に、ぜひスイカを食べて夏の名残を惜しんでみては如何だろうか。



Q&A
- Q1:結局スイカは野菜なの?
- A1:どちらとも言える!
スイカは農林水産省基準では野菜、植物学的には果実だ。そして多くの人々にはフルーツとして印象付けられている。 - Q2:「スイカの日」ってある?
- A2:ある。7月27日だ
7月27日は7(ナ)2(ツ)であり2(ツ)7(ナ)である。スイカは夏の風物詩であり、綱(ツナ)のような模様を持っているので、7月27日は「スイカの日」としてスイカ愛好家たちにより制定された。


- Q3:「果物の日」ってある?
- A3:ある意味ある。毎月8日
「8(ヤ)つ」=「おやつ」、おやつの時間にフルーツを食べてもらいたい……そんな願いを込めて、毎月8日は「フルーツの日」に認定されている。全国柑橘宣伝協議会と落葉果実宣伝協議会によって制定された記念日だ。年に1度ではなく毎月というところに「常日頃からフルーツを食え。」という押しの強さを感じる。 - Q4:なんでスイカが秋の季語なの?
- A4:旧暦と立秋が理由
旧暦、いわゆる太陰暦では8月は秋に位置づけられる。そして「立秋」は8月7日。これは「暑さがピークを迎え、ここから先は少しずつ涼しくなりますよ」という、季節の折り返しを表す日だ。
今でこそ地球の温暖化などで9月になっても「まだ猛暑では…?」なんて日が続くが、昔は8月半ばが季節の折り返しだったのだ。
というわけでその頃に旬を迎えるスイカは「夏の終わりに出回る果物」、「秋の始まりを告げる果物」として秋の季語に認定されたのだ。これは「歳時記(俳句の季語辞典のような書物)」に記録されている。


関連動画


スイカに関する詳しい解説動画です