三国志Ⅳでは、「いつの時代を舞台にプレイするのか」を選ぶことが、最初の重要なステップになる。
シナリオによって登場する武将や勢力図が異なるため、ゲームの難易度や展開が大きく変わる。

たとえば、本記事のテーマである「シナリオ1董卓編」では、董卓が都・洛陽(らくよう)を掌握しており、諸侯が「董卓討伐連合」を結成して反旗を翻す時代背景となっている。
初めての場合は、まず自分がプレイしたい武将から考えてみよう。たとえば、三国志をよく知らない場合は、ゲーム内で能力値の高い君主(曹操・孫堅など)を選ぶと進めやすくなる。逆に、あえて弱小勢力(劉繇や韓馥など)を選べば、波乱万丈なプレイが楽しめる。
ゲーム序盤は、都市の“内政”や“軍備”の準備から始まるもの。シナリオを選択すると、まず自分の支配下にある都市の状況(人口・金・兵糧など)を把握し、足りない要素を補強していくのが基本。内政のコマンドを使って民忠(民衆の忠誠度)を上げたり、商業値を伸ばしたりすることで、より多くの資金や兵糧を確保しやすくなる。
また、周辺の勢力との関係づくりも重要。敵対勢力が隣接している場合は、兵力を増強したり早めに同盟を検討したりして、序盤の不意打ちを回避しよう。こうした初動の選択次第で、中盤以降の展開が大きく変わってく。シナリオをじっくり検討しつつ、初期の内政と外交バランスをしっかり整えてスタートするのが、三国志Ⅳの楽しみ方のひとつだ。