三国志Ⅳでは、「いつの時代を舞台にプレイするのか」を選ぶことが、最初の重要なステップになる。
シナリオごとに登場する武将や勢力図が異なるため、ゲームの難易度や展開が大きく変わる。
たとえば、本記事のテーマである「シナリオ2 曹操編(194年11月『群雄 中原に争い 曹操 台頭す』)」では、群雄がひしめく中原で曹操が急速に勢力を伸ばし、皇帝を擁立して有利な地位を得つつある時代背景が描かれる。

なお、シナリオの物語文章は歴史的な記述や古典的なエピソードを踏まえている場合が多いが、ゲームシステム上はバランス調整のためにシナリオで言及されている地名などと一致しないこともある。
たとえば、シナリオ2では曹操が「兗州」にいたと語られる一方で、実際のゲーム開始時には「兗州」という名称はなく、代わりに弘農や洛陽など個別の領土に分割されている地名しか見当たらないということがある。
こうした設定を見つけるのも、三国志Ⅳの面白さのひとつと言えるだろう。