【平和の国の島崎へ】島崎の過去と5人の恩人をネタバレなしで紹介

【平和の国の島崎へ】
「平和の国の島崎へ」はモーニングで連載中の裏社会漫画
「平和の国の島崎へ」は、元国際テロ組織の最強工作員である「島崎(しまざき)」が、一般人として生きるために努力を続ける物語だ。
「元」ということで島崎はテロ組織から逃亡し、祖国である日本へと帰ってきているのだが、組織から逃げた島崎が「逃亡者保護施設(コロニー)」へと辿り着くまでには様々な人との出会いがあった。
この記事では組織を脱走した島崎が、日本に上陸してからコロニーに到着するまでに出会った、5人の恩人を紹介していく。

あらすじとキャラ(ネタバレなし)
【島崎の恩人たち】
島崎が日本上陸からコロニー到着までに出会った5人の恩人
島崎は幼い頃から強制的に「殺人兵器」として育てられ、「組織の道具」としての生き方を叩きこまれてきた。そのため「人としての情」や「命の価値」に疎く、感謝や愛情などといった温かな感情とは無縁の日々を送ってきた。
そんな島崎に「道具」から「人間」へと変わるきっかけをくれたのが、逃走中に出会った5人の恩人たちである。


【1人目の恩人】

トミさん
LELから逃亡して日本へ上陸した島崎をしばらく泊めてくれた恩人。最初は島崎のことを息子の「よしお」だと勘違いして声をかけた。
島崎の殺意に気付いても静かにそれを諭し、他人への感謝と恩返しの大切さを教えてくれた。
【2人目の恩人】

山越(やまこし)
高校卒業を1年後に控える田舎の長男坊。島崎に水場を教え、さらには自転車を貸してくれた。
平凡な田舎暮らしに飽き飽きしていた彼にとって、島崎との会話は人生を見つめ直す1つのきっかけになったようだ。
【3人目の恩人】

さなえ
デコトラが自慢の長距離ドライバー。
道の駅で漢字が読めずに困っていた島崎に声をかけ、食事の注文を手伝ってくれた上にトラックに乗せてくれた。島崎はこの出会いから徐々に「助け合い」の大切さを学び始める。
【4人目の恩人】

ゴウダ
とある目的を持って旅を続けているソロライダー。人恋しさで島崎に声をかけ、一晩の話し相手を頼んできた。
このゴウダとの出会いが、島崎に「自分が生きる意味」を見出させ、平和に生きることへの希望を与えてくれた。
【5人目の恩人】

シンヤ
漫画家志望の気弱な青年。新幹線の車内で号泣していたところ、傍に座っていた島崎にハンカチを手渡されたことで、お礼に東京を案内することになる。
この出会いがきっかけで島崎は空想世界の自由を体験し、対するシンヤは現実に立ち向かう勇気をもらった。
【まとめ】
島崎は5人の恩人との触れ合いで「道具」から「人間」へと変化していった
テロ組織を抜ける意思があったとはいえ、何十年にも渡って自由を奪われ、「殺しの道具」として洗脳教育を受けてきた島崎は、人としての心をほぼ失いかけていた。
自分の命にも他人の命にも価値を見出せずにいた島崎に「1人の人間」としての意識を取り戻し、他人と平和な関係を築いて生きる歓びを教えてくれたのが、逃亡中に偶然出会った5人の一般人たちだ。この過去を経て、島崎の平和を求める日常が始まる。
