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はじめに ┗「王家の紋章」基本情報 |
あらすじ |
まだ連載中なの? |
単行本のペースは? |
細川智栄子先生のご年齢 |
最新話はどうなってる? |
完結する? |
完結しなくて大丈夫? |
もし完結するなら… |
まとめ |
今日のいい言葉 |
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「王家の紋章」は連載45年以上のご長寿少女漫画
「王家の紋章」は秋田書店発行の雑誌「月刊プリンセス」で1976年10月号から連載している大河ロマン漫画だ。2023年6月現在も同じ雑誌で連載を続けている。作者は細川智栄子あんど芙~みん先生。お2人は姉妹で王家の紋章は共著とされている。作画は主に細川智栄子先生だ。
ガラスの仮面が1975年12月5日からだから、ほぼ1年差の開始ね
どちらも不朽の名作よね!そして私も現役の王族(※)よ!
私もよ!
※「王家の紋章」のファンは「読者」ではなく「王族」と呼ぶのが習わしです
ジャンル | 愛の大河ロマン |
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カテゴリー | 少女漫画 |
原作 | 細川智栄子あんど芙~みん |
出版社 | 秋田書店 |
連載開始日 | 1976年9月6日(月) |
初掲載媒体 | 月刊プリンセス1976年10月号 |
連載期間 | 連載中 |
巻数 | 69巻 |
公式サイト | 王家の紋章 |
公式X(旧twitter) | 王家の紋章公式X |
主人公のキャロルは21世紀のアメリカ人。王家の墓を暴いた呪いで古代エジプトに連れ去られてしまう
エジプトにあるカイロ学園高等部に通う少女「キャロル」は大の考古学好き。おまけに大富豪の娘で、彼女の父は多額の出資をして王家の谷の発掘調査に協力している。そんなある日、父が出資している発掘現場から新しい王の墓が発見されたのだ。
好奇心に押されて王の玄室…そして棺を暴いてしまったキャロルとその家族は古代の呪いを受け、父は死に、キャロルは古代エジプトへと時を超えて連れ去られてしまう。
しかし連れ去られた先での若きファラオ「メンフィス」との出会いが、彼女の運命を大きく変えていくことになる。
2023年も現役で連載中!ただし年に何度か休載はある
そう、完全に連載ストップして11年以上経つ「ガラスの仮面」と違って、「王家の紋章」は時折休載を挟むものの基本的にずっと雑誌連載を続けており、単行本もコンスタントに発売されている。最新69巻は2023年6月15日に発売されたばかりだ。
なおガラスの仮面の現状については「【ガラスの仮面50巻の発売日】コミックス未掲載分の雑誌原稿から予測!」のこちらの記事に詳しく記載している。
月刊連載46年で単行本が69冊か…
それって良いペースなのかしら?
通常より多少ゆっくりめで最近は年1冊ペース。今後2年に1冊になる日も来そう…
月刊連載だと一般的には1話が45~50Pで、単行本1冊には200P前後が収録される。4~5話分で1冊の単行本になる計算だ。なので休まず連載が続けられると1年間に2~3冊の新刊が出ることになる。年に2冊出し続ければ45年で90冊に達している筈なので、王家の紋章のペースはそれほど早くはない。
ちなみに直近1年に発行された「月刊プリンセス」2022年8月号~2023年7月号までの12冊中で、王家の紋章が掲載されたのは4回。そのうち3回は30ページ未満だった。ページ数が少ない回も出てきているのだ。
そうすると連載5~8回分で1冊分になる。次の70巻までは年1冊のペースが保たれるかもしれないが、そこから先は1年半~2年で1冊のペースになる可能性は大いにある。
1年に4回ということは3ヶ月に1回掲載されるペースね
そのペースだと単行本1冊分が貯まるには確かに1年半以上かかりそうね
でも先生のご年齢を考えると、連載が続いているだけでありがたいわ
1935年(昭和10年)生まれで2023年現在88歳!
細川智栄子先生は1935年1月1日生まれ、芙~みん先生は生年月日を公表していないが智栄子先生の5歳下とのことなので2023年で83歳になる。既に漫画家を引退していてもおかしくはないご年齢だというのに現役で連載中というのは本当に頭が下がる。
しかも連載45周年インタビューにて、今でも依頼が詰まると徹夜をすると明かしている。「段々と体調不良や体力減少でペースが落ちていて申し訳ない」ともおっしゃっていたが、とんでもない話である。
ずっと供給され続けるだけで感謝しかないわ
漫画への情熱、尊敬しかないわ
メンフィスが瀕死!そして1999年に登場したネバメンの正体がまだバレていない&古代中国の将軍も登場!
単行本43巻(文庫版だと22巻)で登場した、メンフィスの弟を名乗る死刑囚「ネバメン」を覚えているだろうか。24年が経った今も、彼はまだ正体がバレずに神殿の中にいる。ついでにいうと45巻で発生した「盗品の首飾り」のフラグが実に20年以上の時を経て回収されようとしている。
いたわねネバメン!小鼻が特徴の男!
すぐ退場すると思ってたのに意外としぶとかったわね
しかし読者である王族たちもすっかり忘れていたのではないだろうか。私は忘れていた。だが安心してほしい。作者がそれを見越してページの端に『「王家の紋章」コミックス45巻を見てね~♡』と書いてくれているのだ。 長い年月が経ったフラグには、先生が毎回このように参照巻数を書き添えてくれる。思いやり溢れる配慮である。
これがあるからすぐ読み返せるのよね~
ちなみに45巻は文庫本だと23巻に当たるわよ
そして今、ネバメンによってメンフィス暗殺計画が実行に移され、メンフィスは毒によって生死の境をさまよっている。
決定的な悪事を働いてしまった以上、悪運の強いネバメンにも遂に年貢の納め時が近づいてきただろうか…
でも毒ならキャロルが現代に渡って未来の薬を取ってくれば…
最近現代に帰ってないものね、そろそろ現代編も見たいわ!
さて、エジプト内部がざわめく傍らで、王家の紋章は大河ドラマとしても世界を大きく広げつつある。 物語の序盤ではエジプトの隣国ヒッタイトから交流が始まり、バビロニアやアッシリア、ミノア王国など近隣諸国の王や王女が次々に登場してきたが、徐々にユーラシア大陸の東側へ範囲を拡大していき、今や古代イランのパサルガダイ王国、そして古代中国「殷王朝」の将軍まで登場したのだ。
いずれキャロルが中国までさらわれ、楊貴妃のように扱われる未来が来るかもしれない。
キャロルが楊貴妃…あり得るわね!
既に究極の傾国の美女ですものね
恐らくしない。なぜなら「見果てぬ夢」だから
「月刊プリンセス」2021年10月号での45周年記念インタビューにて、作者の細川智栄子先生が王家の紋章は「見果てぬ夢」だと繰り返し発言していた。つまりはそういうことなのだ。下記にその一部を抜粋してご紹介する。
◆Q1:45周年を迎えた今のお気持ちはいかがですか?
「見果てぬ夢」の物語を描いています。夢はますます広がり―すべてを描けない思いに……心ざわめく毎日です。◆Q7:「王家の紋章」を描くときに一番大切にしていることはなんですか?
愛と勇気と思いやりの心―「見果てぬ夢―」です◆Q8:「王家の紋章」をひと言で表すと?
私のすべて……私の「見果てぬ夢の物語」です。私は幼い頃父を亡くして母を助けなければの心で…必死に働き生きてきました。(―でも心の中ではいつも夢見る物語を描いて……)◆Q19:45周年で何かやってみたいこと、チャレンジしたいことなどありますか?
いろいろありますが…体力が問題ですね。見果てぬ夢―ですね。
永遠に終わらぬ愛と冒険の物語なのね
ところでストーリー的には終わらなくて問題ないのかしら?
最も重要なフラグは単行本の2巻で回収済!なので問題なし!
元々メンフィスは18歳で暗殺され、ピラミッドに埋葬される運命だった。しかしキャロルが現代の薬を飲ませてメンフィスを救い、あっさりとそのフラグを折ってしまったのだ。その後は王族の皆様ご存じの通り、メンフィスは元気に活躍している。(最新話で再び毒によって瀕死に陥ってはいるが…) さらに現代の遺跡ではキャロルそっくりの胸像まで発掘されてしまった(51巻参照) 完全に歴史の流れに組み込まれてしまったキャロル。それにメンフィスはどう考えても現代社会には馴染めそうもない。キャロルがメンフィスを愛し続ける以上、彼女は古代エジプトで天寿を全うするしかないだろう。
…となるとこれからも他国の王子にさらわれたり求婚されたりしながらメンフィスと共に死ぬまでエジプトを治め続ける未来が確定となる。
メンフィスに愛され、他国にさらわれ、連れ戻され、暗殺されかけ、難を逃れ…の無限ループの毎日が続く。このルーティーンの日常ドラマになった以上、もはや物語に明確な終わりは必要ないのだ。
そうね、この繰り返しこそ王家だものね
それこそが古代の世界の見果てぬ夢なのね…
現代の遺跡でキャロルの家族が、キャロルからの手紙や古代の記録を見つけ涙する…
キャロルは生涯をメンフィスと共にエジプトで過ごし「歴史上最もエジプトを栄えさせたファラオとその妃」として多くの歴史書や石碑にその名を刻まれることになるだろう。「未来を見通せる金髪の乙女キャロル」、「エジプト中の民に慕われた心優しき王妃キャロル」、「全世界の王に求められた傾国の美女キャロル」……そのようにキャロルを称える文章や像が次々に遺跡から発掘され、ライアン兄さんたちはキャロルが時を超えて古代に生きたことを知るのだ。 「あのエーゲ海でのできごとは幻ではなかったのだ!」などと思い知るであろう。
さらにはキャロルが直筆した家族への手紙も遺跡で発掘されるかもしれない。家族思いのキャロルならば、古代エジプトで生きると心に決めた時点で家族へ向けてメッセージを送る事を考える筈だからだ。
その手紙を発見して涙を流す家族たち……。
おお母なるナイルよ……
わがエジプトは永遠に……
御身の流れとともにあり………
キャロルは永遠の古代の旅人…
永久(とわ)にメンフィスと愛と勇気の旅を…
王家の紋章は十中八九完結しない。何故なら「見果てぬ夢」だから
作者の細川智栄子あんど芙~みん先生も2023年現在「王家の紋章」を完結させたいとは発言しておらず、既に王家を描き続けることがライフワークになっている。また、物語的にも「これを達成すれば終わる」という明確な目的はないため完結させる必要がない。
イズミル王子がキャロルを諦める未来はないし…
キャロルがメンフィスを置いて現代に完全に戻る未来もないし…
そうなるともう、物語に着地点はないものね
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おお母なるナイルよ……
わがエジプトは永遠に……
御身の流れとともにあり………
細川智栄子あんど芙~みん
もはやこれが名言よね~
王家の紋章は永遠に……ね
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