ジョーカー2(フォリ・ア・ドゥ)ネタバレなしあらすじ&感想

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ジョーカー2(フォリ・ア・ドゥ)ネタバレなしあらすじ&感想
ジョーカー2(フォリ・ア・ドゥ)ネタバレなしあらすじ&感想の画像
この記事でわかること

・JOKER2のあらすじは?

・前作を観なくても大丈夫?

この記事を読めば映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を観に行くべきかの判断ができます

4コマ漫画

「ジョーカー2」はこんな映画

4コマ漫画
4コマ漫画【JOKER2ってこんな映画】


JOKER目次
  1. 4コマ漫画
  2. ジョーカー2
  3. ネタバレなしあらすじ
  4. 前作を観なくて大丈夫?
  5. ネタバレなし感想
  6. パンフレットは買うべき?
  7. 入場者特典はある?
  8. フォリ・ア・ドゥとは
  9. まとめ
  10. 作品基本情報
  11. ネタバレあり感想があります
  12. おすすめ記事
  13. 関連記事一覧


ジョーカー2

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」は2019年10月に公開された「ジョーカー」の続編

「JOKER」は2019年10月4日 (金)に日米同時公開されたアメリカ映画。この映画の続編として制作され、2024年10月11日(金)に公開されたのが「ジョーカー2」こと「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」だ。
これを公開初日に観てきたので、あらすじや感想、2から観ても大丈夫か、などをお伝えしていく。


ネタバレなしあらすじ

「ジョーカー2」のあらすじをひと言で言うと、アーサーの獄中生活&裁判物語

前作のラストで逮捕、投獄されたアーサーは、獄中生活を送りつつも殺人容疑で裁判所に出廷する日々を送っていた。

ある日、いつものように弁護士との面談に連れ出されたアーサーは、精神病院でのコーラスに参加していた女性、リー・クインゼル(レディー・ガガ)と出会う。
「ジョーカー」のファンだと言ってアーサーへ好意的な視線を向ける彼女に、次第に惹かれていくアーサー。

しかし、収容所での長い生活は、アーサーの精神をゆるやかに崩壊させていたのだ……

新たまちゃん
新たまちゃん

精神崩壊の影響で妄想シーンが多いんだー



前作を観なくて大丈夫?

「ジョーカー2」は前作「ジョーカー」を観たことが前提のストーリーなため、前作視聴は必須

映画「JOKER」の登場人物&キャスト一覧とあらすじ
この映画は2だけ観ても正直まったく楽しめないと思う。当たり前のように前作を覚えていることを前提としたシチュエーションや登場人物が出てくるし、「前作のダイジェスト」のような説明シーンもない。
なので1を観たことがない人を誘っていくのはやめた方がいい。さらにいうと、2を観る前に1を見返してから行かないと「これ誰だっけ…?」とか「結局前作で何人殺してたっけ…?」など疑問が湧いてくるかもしれない。

新たまちゃん
新たまちゃん

ちょっと不親切な続編て感じ



ネタバレなし感想

前作が好きだった人は今作を見たら後悔する…かもしれない

【JOKER相関図】でジョーカーをとりまく人間関係を完全把握
前作の大前提をちゃぶ台返ししてくるような内容なので、前作が好きだった方には正直視聴をおすすめしない。
そして想像以上に妄想シーンが多く、それがほぼ全てミュージカル仕立てになっているので、観ている側にとっては何というか、アーサーの想いや状況が妙に軽く感じられてしまった。レディ・ガガ演じるリーも同様だ。

「妄想シーンが多すぎて現実の状況が分からなすぎるが?」となるし、基本ずっと収容所か法廷にいるので場面展開が少ないのも微妙に退屈だった。
前作は数々の不幸が次々に襲ってくるスピーディーさと、いつアーサーがジョーカーになってしまうのか…というスリリングな緊張があったが、今作のアーサーは収容所で向精神薬を飲み続けているためか、動きも表情も少なくてスローモーだし、笑いの発作もなんとなく作り物感が出てしまっているような……、ちょっと残念な雰囲気だった。

新たまちゃん
新たまちゃん

起承転結がないっていうか波がないっていうか



良い点は前作で印象的だった登場人物が今作にも登場していた点だ。物語が地続きであることが感じられたし、前作を観た後「この人この後どうするんだろう」と、何人かの行く末が気になっていたのだが、それがいくつか解消された。

新たまちゃん
新たまちゃん

とはいえ裏切られた感が大きかったから、やっぱりおすすめはできないな



パンフレットは買うべき?

パンフレットはザ・オーソドックス!監督の意図が知りたいなら購入もありかも

パンフレット
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」のパンフレット
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」のパンフレットは税込900円。値段も装丁も内容もとにかくオーソドックスで、パンフレットの王道!といった感じだ。なので映画を観た後に作品を気に入った場合のみ購入しても良いかもしれない。視聴前に買うと後悔する人もいそうなので、視聴前の購入はおすすめできない。

新たまちゃん
新たまちゃん

凝った装丁のパンフならコレクションアイテムとしてもアリなんだけどねー



入場者特典はある?

IMAXで見るとオリジナルポスターがもらえる

A3ポスター
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」の入場者特典、A3ポスター
IMAX上映を観たらA3サイズのオリジナルポスターが貰えた。他は特に公式サイトでのお知らせもないが、劇場によっては違う特典もあるかもしれない。


フォリ・ア・ドゥとは

「フォリ・ア・ドゥ」は「Folie à deux」というフランス語で「2人狂い」という意味の言葉

親密な関係のパートナーや肉親同士など「身近にいる密接な仲の2人」が互いに影響し合って精神障害を起こすことが「Folie à deux(フォリ・ア・ドゥ)」という言葉の意味だ。
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」ではアーサー(ジョーカー)とリーの関係を指している。


まとめ

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」はアーサーの妄想ミュージカルでジョーカーの行く末を見守る映画

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」の多くの時間はアーサーの脳内で繰り広げられるミュージカルで占められている。アーサーの精神が衰弱していくのをミュージカルの多さで感じながら、その合間に前作で犯した殺人罪の裁判が進行していくのだ。

前作で起こした事件については今作では詳しい説明も回想シーンもないので、前作を観ていない人が今作だけ観てもストーリーが分からないかもしれない。なので1をまだ観ていない場合は1を観てから映画館へ行こう。

ちなみに事前プロモーションのPVや販促ポスターを観て爽快そうな映画だな…と思った場合は裏切られるので、そこは覚悟して行った方が良いな…と思う。

なお、このページの下に「ネタバレあり」の感想も置いておくので、ネタバレをご希望の方は任意でお読みいただきたい。


作品基本情報

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」の基本情報まとめ

項目内容
英語タイトルJOKER Folie à deux
日本語タイトルジョーカー フォリ・ア・ドゥ
公開日2024年10月11日 (金)
監督トッド・フィリップス(Todd Phillips)
脚本トッド・フィリップス(Todd Phillips)
スコット・シルバー(Scott Silver)
制作トッド・フィリップス(Todd Phillips)
エマ・ティリンジャー・コスコフ(Emma Tillinger Koskoff)
ジョセフ・ガーナー
公式サイト公式サイトはこちら
前作配信サイトNetfrix
Amazon Prome video
Hulu
U-NEXT
TELASA(2日レンタル330円)
YouTube(2日レンタル400円、購入2,000円)


ネタバレあり感想があります

【注意】

このページの一番下に「ネタバレあり」のあらすじがあります











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ネタバレあり感想

アーサーはジョーカーではなく「ジョーカーになってみた一般人」だった

前作「ジョーカー」は、善良な一市民だったアーサーが極悪犯罪者「ジョーカー」へと変貌を遂げる、いわゆるジョーカー生誕の物語だった。
なので今作では、レディーガガ演じるリーと共に「ジョーカー」とその恋人「ハーレイ・クイン」としてさらなる悪に染まり、完全なジョーカーとしてゴッサムシティをさらなる混乱へと陥れるのかな?と思っていたら違った。

アーサーは「ジョーカー」から「ただのアーサー」に戻り、失望した狂信者に殺されて終わるのだ。アーサーは「バットマンシリーズに出てくる凶悪犯のジョーカー」ではなく、一次的にジョーカーになってみただけの一般人だった…というオチだ。監督が狙って観客に冷や水を浴びせ、「お前らみたいなジョーカー信者が絶望するのがこの映画だ」と言っているような作品である。

リーも完全にミーハーなただの一般人で、アーサーは完全に、若い子に微笑まれてその気になっちゃったおっさんだった。
ビジュアル的にもほぼすごい!というシーンがなかったので、これは劇場の大スクリーンじゃなく配信で良かったかもな…と思ってしまった。

なお、パンフレットに掲載されていたトッド・フィリップス監督のインタビューによれば「一作目を好きな人はアーサーを好きな人。私たちが想像していたよりもずっと彼は愛されていた。だからもし私たちがより愛されるように努力すれば、たとえアーサーをさんざんいじめ抜いて、最後には壊滅させたとしても、きっとそれが正しいエンディングだと思ってもらえることでしょう(一部中略)」とのことだ。何だか「愛してるから鞭を与えるんだ」と言って死ぬまで殴り続けるDV加害者みたいなことを言っている。

もしかしたらアーサーとジョーカーへの愛に一番狂わされたのは、監督と脚本家だったのかもしれない。