シナリオ1「1555年 群雄割拠」
完全攻略ガイド

東北地方では伊達家が最大勢力を誇るが、 蘆名盛氏も名君として勢力を拡大中だ。最上家は内紛と伊達家の圧力で苦しい状況にある。

伊達晴宗は政略結婚を軸にした外交術で着実に勢力を伸ばしてきた。のちに奥州探題を命じられ、東北を代表する大名にまで成長する。その勢いは武勇で鳴る 輝宗、独眼竜 政宗へと受け継がれていく。

蘆名盛氏は家運を盛り返し、伊達家のお家騒動に便乗して勢力を拡大した。 武田信玄、 上杉謙信、 北条氏康らと状況に応じて同盟・離反を繰り返しながら、勢力基盤を安定させていったのである。

関東地方では 北条氏康が最大勢力を誇る。城防御度820は全国最高であり、小田原城は難攻不落として知られている。

北条氏康は温厚な人格で民に接し、合戦となると鬼神のような活躍を見せた。家臣領民両方から慕われた類まれなる名君である。支城情報網の構築、強力な水軍の編成、小田原城下町の整備などによって、軍事・民政両面から勢力の充実をはかり、関東制覇の足がかりをつくった。

上杉憲政は名門山内上杉氏の当主だが、河越城の戦いで 北条氏康に完敗した。関東を追われた憲政は越後の長尾景虎（後の 上杉謙信）を頼り、関東管領職と上杉の名跡を景虎に譲ることになる。

武蔵の 上杉憲賢は深谷上杉氏で、名門の意地をかなぐり捨て生き残り策にその生涯を賭けている。 上杉謙信や 北条氏康との間を巧みに渡り歩き、自領土を守ることに専念した。

この地方は 上杉謙信と 武田信玄という戦国を代表する二大巨頭が覇権を争っている。

上杉謙信は戦闘力100で全武将1位だ。生涯不敗を誇る戦国最強の武将である。石高491は全国でもトップクラスで、兵糧に困ることはない。兵士140も多めで、序盤から攻勢に出られる。ただし政治力67はやや低めで、行動力管理が課題となる。

武田信玄は政治92・戦闘96と最高クラスの文武両道の名将だ。信濃も支配下に置いており、実質2国スタートという有利な状況にある。 山本勘助、 真田幸隆など優秀な家臣団を擁し、金山が豊富な信濃・駿河を確保すれば経済力は万全となる。

本願寺光佐は本願寺教団を束ねる第11代当主で、法名を顕如という。鉄砲80挺を保有し、一向宗徒による経済力と死を恐れぬ一揆による武力で、大名以上の大勢力を有している。

朝倉義景は名将・ 朝倉宗滴の活躍により安泰だが、宗滴の死後は次第に剛強の気風が薄れていく。宗滴は政治74・戦闘82・教養88という優秀な武将だが、寿命が短いのが難点である。

今川義元は駿河・遠江・三河の3国を支配し、初期勢力は大きい。商業価値393は高めで経済力があり、軍師・ 太原雪斎がいる。ただし雪斎の寿命は短い。武田・北条と三国同盟を結んでおり、上洛を目指している。

織田信長は政治力95で全大名3位、鉄砲65挺は序盤としては十分な火力だ。商業価値382は高めで税収に期待できる。 羽柴秀吉、 滝川一益が浪人として登場予定である。

斎藤道三は一介の油売りから一国の主にまで登りつめた「美濃の蝮」だ。城防御度525は高く、守りは固いが、息子 義竜との対立を抱えている。翌年の長良川の戦いで敗死する運命にある。

松平元康（後の徳川家康）は今川の城主として三河を治めているが、今川に心から服していないと言われている。政治82・戦闘86と優秀で、配下には 酒井忠次、 石川数正など優秀な武将がいる。

三好長慶は天下に「三好」の名を広めた稀世の梟雄だ。摂津を本拠に、大和・讃岐・阿波も支配下に置いており、商業価値495は全国最高である。将軍をしのぐ実力者として畿内を牛耳っている。

足利義輝は権威復活をさせようと奮闘しているが、実力は乏しく、 松永久秀に狙われている。剣聖塚原卜伝から免許皆伝を受けた剣の達人でもある。

鈴木佐大夫は鉄砲傭兵紀伊雑賀衆の頭領で、鉄砲100挺は 島津貴久と並んで全国最多だ。技術力200もあり、鉄砲の生産地・雑賀を拠点とした傭兵集団として恐れられている。

浅井久政は器量に欠け、六角氏の圧力に屈しているが、息子・ 長政（政治62・戦闘81）が野良田合戦で六角氏に勝利し、浅井氏は順調に勢力を伸ばすことになる。

毛利元就は政治力100で全武将1位だ。内政効率が最高で、戦闘86も高水準の文武両道の英傑である。 小早川隆景・ 吉川元春という「両川」が控えており、石見も支配下で金山が豊富だ。この年、厳島の戦いで 陶晴賢を破り、中国制覇に乗り出そうとしている。

尼子晴久は山陰地方11ヵ国に及ぶ大勢力を有しているが、毛利との中国地方の覇権をかけた抗争に敗れる運命にある。忠臣・ 山中鹿之介は再三にわたってお家再興の軍を挙げるが、果たせなかった。

大内義長は名目上の当主で、 陶晴賢の操り人形も同然だ。晴賢が厳島で滅んだ後は、なすすべもなく毛利の侵入を許し、名門大内氏は滅亡する。

宇喜多直家は戦国時代のもう一つの顔である謀略の達人だ。謀略・奸計を繰り返し、ライバルを次々と蹴落とし、備前・美作・播磨の一部を治めるまでの大名に成長する。

長宗我部国親は「如来の再来」と民に慕われた名君で、四国統一の礎を築いた。息子・ 長宗我部元親は戦闘力81、政治76の名将であり、四国統一を果たすことになる。

大友宗麟は九州最大の勢力を誇る。キリシタン大名としても知られ、南蛮貿易で得た富を背景に九州制覇を目指している。

島津貴久は鉄砲100挺と技術力250を誇り、火力で最強だ。 義久・ 義弘・ 歳久・ 家久という4人の息子（島津四兄弟）を従え、薩摩から九州統一を目指す。