【アバター3】IMAX、Dolby Cinema、3D、4D、SCREEN X、それぞれ違いは何なの?どれがおすすめ?

映画館の最新オプションを徹底比較!あなたに最適な鑑賞スタイルを見つけよう

アバター3をどこで観ようか悩んでいる新たまちゃん
アバター3をどこで観ようか悩んでいる新たまちゃん

この記事の効果

  • どこでアバター3を観るべきか決められる
  • IMAXやDolbyCinemaの違いが分かる

映画館

最近の映画館はIMAXをはじめとして、「何かすごいオプション」が追加料金で付いていることが多い

映画「アバターファイヤー・アンド・アッシュ」のIMAX予告映像

2025年12月19日(金)に公開される「アバター :ファイヤー・アンド・アッシュ」。これは全世界歴代興行収入ランキング第1位に輝き続ける「アバター」のシリーズ3作品目だ。
この映画は3D用、IMAX用に作られているというが、そもそもIMAXとは何なのか?他にも似たようなオプションとしてDolbyCinemaやScreen X、4DXなどがあるがそれぞれ何なのか?
この記事ではそれぞれの違いを解説しつつ、せっかくなので旬の「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」を観るのにおすすめの劇場も紹介したい。

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てか映画観ようとしたらDolby料金+700円とか出て 高!ってなることない?

昨今、映画館での「一般(大学生を除く18歳以上~60歳未満)」の鑑賞料金は2,000円。そこに+700円すると2,700円。さらに3D鑑賞代もプラスされて3,000円以上になったりもする。なかなかお高い料金だ。
これほど高めに追加料金のかかる、これらのオプションとは一体どんなものなのだろうか。

代表的な種類

映画館の代表的な映像オプションは下記の5種類

全国でよく見る鑑賞オプションそれぞれの、追加料金と特徴をまとめた。「追加料金」は2025年12月現在のもので、映画鑑賞の基本料金にプラスしてかかる値段だ。劇場によって金額が異なる。

名称追加料金特徴
IMAXレーザー700~800円程度画面が上にも広い、約11億色相当のコントラスト、5~12個のスピーカーでの立体音響
DolbyCinema700円前後687億色のコントラスト、20~64個のスピーカーでのほぼ360度立体音響
SCREEN X600円前後左右の壁にも映像を映す270度の広域画面
MX4D・4DX1500円前後ストーリーに合わせて椅子が揺れたり風や水が出る
3D0~500円程度(※)3Dメガネ着用で映像が飛び出す

※劇場によっては3Dメガネが購入必須となっている場合があり、その場合はメガネ代500円~1300円程度が必要

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選択肢多すぎ問題。結局どれがいいわけ?

IMAXレーザー詳細

IMAXレーザーは、超高解像度の巨大画面と、レーザーによる光と闇の演出のリアルさがウリ!

MOVIE WALKER PRESSによるIMAXレーザー紹介動画

IMAX用の映像は専用のカメラで撮影される。
一般的に「広い画面で動画を観よう!」となったとき、横に広いワイド画面を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。IMAXはそれをさらに上にも広げており、「大画面で超高解像度!」を実現しているのだ。
通常のカメラで映した映像だと、IMAX並の大画面に映そうとすると画像がボケて荒くなってしまうが、IMAXならくっきりハッキリの状態の巨大画像を見ることができる。

「普通の画像→拡大するほどボヤける」「IMAXの画像→元から高解像度で撮影されるので大画面でボケない」を分かりやすくした図解 nano banana proが描いた画像
普通の画像とIMAXの画像の違い図解(100% Nano banana proで生成)
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スマホで小さい写真を無理くり拡大するとボヤボヤになるのと一緒かな

さらにIMAXレーザーは、レーザー光源による「圧倒的な明るさ(眩しさ)」から、レーザーを完全にオフにした「圧倒的な暗さ」までのコントラストを表現できるため、光と闇のリアルを実感できるのも特徴だ。

そのためIMAXは「生々しい映像を超絶大画面で観たい!」という時に最適の選択になる。最大画面で観てこそ映画!という、大画面欲を完璧に満たしてくれるだろう。

DolbyCinema詳細

DolbyCinemaはDolbyAtmosによる360度の立体音響と、DolbyVisionによる687億色もの色数での色彩表現がウリ!

Dolby公式チャンネルによるDolby Atmosの日本語版紹介動画

DolbyCinemaは、DolbyAtmosという立体音響技術と、DolbyVisionという一般的なテレビの4000倍以上にもなる圧倒的色数による表現力が特徴だ。
上の埋め込み動画はDolby公式のDolbyAtmos説明動画だが、映画館ではほぼ360度に設置されたスピーカーからの音の出し分けで、本当に音に囲まれているような感覚を感じることができる。

Dolby公式チャンネルによるDolbyVisionの日本語版紹介動画

こちらはDolbyVisionの紹介だが、「黒は限りなく黒く、この世のあらゆる色を再現する」がどこまでも追及され、宇宙の闇、オーロラの虹色などなどが、画面を通して鮮明かつ色鮮やかに眼前に表現される。

しかし、この映像美を完璧に映画館で見せるためには、スクリーンの反射率や劇場の壁の材質など、Dolby社が設定した厳しい基準を全て満たさなければならない。
仮にスクリーンを大きくしすぎると、プロジェクターの光をより広い範囲に拡散させる必要が出てきて、光の届き具合によって映像に色ムラができてしまい、基準から外れてしまう場合もある。
そのためDolbyCinemaはIMAXほどの巨大画面には映せないという制限を持っている。

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本家の基準が厳しすぎて映画館側で無茶できない感じかな

というわけでDolbyCinemaは「圧倒的色彩美とリアルサウンドを味わいたい!」という場合に向いている。厳しい基準を乗り越えたゆえの、こだわりの品質を堪能するのがDolbyCinemaだ。

SCREEN X詳細

SCREEN Xは前のメインスクリーンに加えて左右に1つずつサブスクリーンが付いてくる!

SCREEN X公式によるアバター:ファイヤー・アンド・アッシュのSCREEN X紹介映像

SCREEN Xは3つのモニターを駆使した270度の大パノラマ映像が最大のウリだ。左右の壁に映る映像の画質は中央スクリーンに少し劣る場合があるので、中央スクリーンと左右スクリーンの境目がしばらく気になるかもしれないが、視界全面にスクリーンがあるという贅沢感が嬉しい。
ちなみに、映画の世界に没頭すればするほど中央スクリーン以外に注意が向かなくなったりはする。

MX4Dと4DX詳細

4Dは座席が傾く!揺れる!風が出る!水しぶきが出る!香りも泡も出る!さらに雪やフラッシュも!

unitedcinemasgroupによる4DX紹介映像

4Dは画質や音響のレベルを競うものではなく、それ以外の演出をいかに盛るか?に挑戦した形式だ。なお「4DX」は韓国のCJ 4DPLEX社が開発、「MX4D」はアメリカのMediaMation社が開発した技術で、細部の動きや仕様に違いはあるが、基本的には目指しているユーザー体験は同じである。
それは「映画館で遊園地にあるアトラクションのような体験を!」だ。

爆発映像に合わせて椅子を揺らしたり、登場人物が水に飛び込んだと同時に水しぶきを浴びせたり、五感すべてを使って作品を楽しませることに全力を尽くしている。

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椅子がけっこう傾くからフードとドリンクに注意したほうがいいよ

椅子が前後左右に傾くし、下から突き上げるように揺れることもあるので、ポップコーンの飛び散りとドリンクこぼしには注意したい。
ドリンクはフタがあればほぼ心配要らないが、ポップコーンは予告編の間にカップのフチくらいまで食べておいた方がいい。

3D詳細

3Dはサングラスのような専用メガネをかけて楽しむ立体映像が魅力!

3D映像はその名の通り2D(平面)とは違って、立体的に映像が飛び出してくる。IMAX、Dolby、SCREEN X、4Dとの組み合わせも可能だ。

2025年現在の3D映像の技術は本当にすごい。3D鑑賞推奨映画であるアバター:ファイヤー・アンド・アッシュでは、まるで生の舞台を観ているかのように登場人物たちがリアルに目の前に存在し、飛竜や森の木々、戦闘機などが眼前に迫ってきた。
監督・製作・脚本を務めたジェームズ・キャメロン監督も、3D映画を強く推奨し、今後の映画づくりも必ず3D用に撮ると明言している。

3D映画の注意点

3Dで映画を観る際に注意したいのが専用メガネの扱いだ。多くの劇場は入場時に劇場スタッフから手渡され、退場時に再びスタッフに返すというルールになっているが、中には有料購入しか認められず、映画鑑賞料金の他に、さらに追加料金でメガネの購入を強制される劇場もある。
チケット購入時に何も注意書きがない場合は問題ないが、「購入必須」となっているときはメガネ代と、メガネを持ち帰らねばならない点に留意したい。

アバター3はどこで観るべき?

IMAX + 3D がイチオシ!

個人的にアバター3は「いかに大きいスクリーンで3D映像を観るか」にこだわるのが、最も満足いく結果になるように感じた。
左右に映像が広がるより、眼前に縦にも大きい映像が映っている方が大事な画面に集中しやすいし、アバターの広大で美しい大自然と大規模な戦闘シーンは、大画面で見るほど圧巻され、感動が大きくなるからだ。そして、その状態で飛び出してくる映像は本当に、劇場でしか得られないお値段以上の贅沢体験になる。

また、アバターシリーズは激しいアクションよりもストーリー性が重視されているため、4Dによる揺れる、傾くなどの身体刺激は本作にとっては集中力を削ぐ刺激になりかねない。
以上のことから、アバター3はIMAX+3Dでの鑑賞を推したい。

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新じゃがちゃん

人によるからホントに個人的な推しだけどね

よくある質問

IMAXとDolbyCinemaの違いは?

A1. 画面の大きさ・色彩表現・サウンド演出
IMAXは超高解像度による縦にも大きい大画面と、レーザー光による光と闇の表現が最大の魅力だ。DolbyCinemaは687億色もの色数による精密描画と、360度から遠近自在に音声を響かせる超立体音響が最大の魅力だ。
なので大画面を望むならIMAX、緻密な画像と音響を望むならDolbyということになる。

MX4Dと4DXの違いは?

A2. 開発会社が違う
4DXは韓国のCJ 4DPLEX社、MX4DはアメリカのMediaMation社の製品だ。どちらも椅子の揺れと風や水しぶきなどのリアル演出で映画体験を盛り上げる仕組みなのは変わらない。

一番安く観るには?

A3. 特別な表記のない2Dをサービスデーに!
何かと追加料金を取られ、フードとドリンクとパンフレットを買ったらすぐに5000円以上飛んでいく昨今の映画館事情。正直お財布に大打撃だ。ひと昔前はテーマパークで丸一日楽しめた料金が、2時間前後の映画で消えていくなんて……。
なのでリーズナブルに劇場映画を楽しみたい場合は、各劇場のサービスデーを狙って、IMAXやDolbyなどの表記が一切ない2D上映を選ぼう。それなら一般料金でも1300円ほどで映画を鑑賞できる。

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新たまちゃん

リアルに物価高せちがらいわ

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新じゃがちゃん

週替わり入場特典とかされると死ぬよね