【タコピーの原罪】ネタバレなしのあらすじと作品基本情報

【タコピーの原罪】
タコピーの原罪は「少年ジャンプ+」の作品で、2025年にアニメ化が決定した人気漫画

「タコピーの原罪」は全16話の短期連載漫画ながら、X(旧Twitter)でトレンド1位を獲得した他、数々のまんが賞を受賞した話題作だ。2025年6月28日(土)からはアニメも放映されている。
今回はこの「タコピーの原罪」のあらすじと基本情報をネタバレなしでお伝えしていく。
【原作基本情報】
まずは「タコピーの原罪」基本情報で原作者名や話題性をチェック!
作品タイトル | タコピーの原罪(たこぴーのげんざい) |
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作者名 | タイザン5 |
連載時の掲載元 | ジャンプ+ |
単行本 | 全2冊(上・下巻) |
話数 | 全16話 |
連載期間 | 2021年12月10日(金)~2022年3月25日(金) |
受賞歴 | 2022年度 第51回まんが王国とっとり賞(公益社団法人日本漫画家協会) 2023年 マンガ大賞10位(マンガ大賞実行委員会(有志)) 2022年ネット流行語100 2位(「ニコニコ大百科」「ピクシブ百科事典」合同主催) |
【基本ストーリー】
「タコピーの原罪」の基本ストーリーはいわゆる「ループもの」。だが展開の見えなさが魅力
「ループもの」というのは登場人物が過去と現在を行き来して人生をやり直そうとする物語のことだ。漫画のみならず映画にもよくあるジャンルで、有名なのは筒井康隆の小説「時をかける少女」だろうか。
「タコピーの原罪」の基本ストーリーも、主人公のタコピー(タコに似た宇宙人)が何度も同じ時間を繰り返して1人の少女をハッピーにするために試行錯誤する、というループ物語である。
【あらすじ】
宇宙にハッピーを広める使命を帯びた宇宙人「タコピー」が1人の少女をハッピーにするため何度も時間をやり直す…

上の画像の生物が主人公のタコピーだ。
タコピーは「ハッピー星」という別惑星の出身で、その星の女王のような存在である「マザー」から「宇宙にハッピーを広める」という使命を託されて地球にやってきた。
しかし、地球の文化が分からず通貨も持たずなタコピーは、早々に路頭に迷い、空地の土管の中で途方に暮れてしまった。そんなタコピーの前に現れたのは……

久世しずかちゃん。しずかちゃんは北海道在住の小学4年生の少女だ。土管の中でお腹を空かせて泣いていたタコピーに、給食で残したパンを差し出してくれた。
無償の施しに感激し、感謝したタコピーは、しずかちゃんを「ものすごい笑顔にしてみせる」と決意する……が、

しずかちゃんはクラスメートの雲母坂まりな(通称まりなちゃん)から執拗にイジメられており、私物を壊されたり罵倒されたり、机やランドセルに「死ね」、「クズ」など酷い言葉を落書きされるなどの日々を送っていた。
おまけに両親から半ば育児放棄されている彼女には、助けてくれる味方もいない。逃げ場のない毎日に生きる気力を失いかけていたしずかちゃんは、タコピーが何をしても笑顔になってくれなかった。
ハッピー星人はその名のとおり「ハッピー」な生命体であり、憎しみや怒り、恨みなどの他者への悪意の概念が一切なく、「殺人」や「罵倒」という暴力行為に対する知識もない。
そのため、まりなちゃんから一方的に虐められているしずかちゃんを見ても「ケンカしてるんだっピね。仲直りすればいいっピ!」とズレた解釈をしてしまうし、殴られても「どうしてそんなに"強く触る"の?」というおかしな疑問になってしまう。
これではしずかちゃんの気持ちに寄り添う事すらできないし、暴力行為を受けている人を助けるという選択肢も思いつかない(「強く触られているだけ」という解釈しかできないから)。
そんなタコピーが何度時間を戻そうと、タコピーの望むハッピーは訪れない。それどころか、謎解釈しかできないのに常にポジティブで行動力もあるタコピーは、荒唐無稽な判断で動き、次々に先の見えない展開をつくっていく。
タコピーはしずかちゃんの望むハッピーを与えて「ものすごい笑顔」にできるのか。タコピーはいつか悪意を理解することができるのか?そしてハッピー星人とはそもそも何なのか……。その答えは結末を見届けるまで分からないだろう。
【まとめ】
「タコピーの原罪」は複数の漫画賞を受賞して、2025年にアニメ化された話題作

「タコピーの原罪」は、2021年に連載を開始して、翌年と翌々年に複数の賞を受賞し、2025年にアニメが放送される話題作だ。
「ループもの」という定番のジャンルながら、「主人公が悪意を全く理解できない宇宙人で、悪意にまみれた環境にいる地球人をハッピーにしようとする」という設定が先の展開を読めなくして、読者の読む手を止められなくする。
2025年6月16日(月)現在、漫画の公式サイトであるジャンプ+で4話まで無料で読めるので、気になる方は是非お読みいただきたい。
ジャンプ+「タコピーの原罪」公式ページ
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