インスマウスの館とは?
レビューと基本ガイド
西暦一九九五年十月十三日発売 | 全十三階層 | 四種結末
『インスマウスの館』は、制限時間内に「ダゴンの鍵」を見つけ出し、館からの脱出を目指す全13階層の迷路探索ゲームである。フロアは全45種類が用意されており、そこから13を通過してゴールへ向かう構成となっている。クリアタイムに応じてルートが分岐し、到達できるエンディングは4種類。 攻略の鍵を握るのは「オーブ優先取得」「敵はスルー」「立ち止まらない」の3原則だ。Nintendo Switch Onlineで2026年2月17日から配信される、個性あふれるバーチャルボーイ発のホラーアクションである。
攻略ショートカットメニュー
はじめに
『インスマウスの館』をプレイするために必要な基礎知識をまとめた。ゲームの目的、画面の見方、アイテムの効果、敵への対処法など、初めてプレイする人はまずこのページを読んでほしい。
プレイレビュー
初めてプレイするとき、正直なところ不安を覚えた。赤と黒だけの画面で3Dダンジョンを進むなど、目が疲れるし面倒ではないかと身構えてしまう。ところが実際に触れてみると、その印象は一瞬で覆される。驚くほどテンポが速く、アクションゲームのようなスピード感で展開が進んでいく。全13階層あるフロアはそれぞれ4文字のパスワードで途中から始められるため、1フロアあたりの所要時間も短い。ちょっとした空き時間でも気軽に楽しめるよう、見事に設計されている。この手のジャンルが苦手な人にこそ、ぜひ一度は触れてみてほしい。あらゆるシステムの潔さが、実に心地よい作品だ。
ちなみに操作方法については「操作ガイド」で詳しく解説しているのでそちらをチェックしよう。
ゲーム概要
ストーリー
舞台は1922年のアメリカ。プレイヤーは私立探偵となり、怪物が徘徊する不気味な館へ潜入する。目的は、館の奥深くに眠る秘宝「ネクロノミコン」を持ち出し、無事に脱出すること。
館の中には半魚人のような怪物たちが徘徊している。彼らはクトゥルフ神話に登場する「深きものども」をモチーフにした存在で、プレイヤーを見つけると襲いかかってくる。
タイトルの「インスマウス」は、アメリカの怪奇小説家H.P.ラブクラフトの作品『インスマウスの影』に由来する。ゲーム全体がクトゥルフ神話の雰囲気で統一されており、ホラーファンにはたまらない世界観となっている。
本作は、H・P・ラヴクラフトの怪奇小説『インスマスの影』に登場する架空の港町「インスマス」を題材としたクトゥルフ神話系恐怖遊戯である。バーチャルボーイの特徴的な赤黒の立体視表現が、閉塞的な館内の恐怖を増幅させる。
ゲームの流れ
本作は全13階層で構成されている。各階層(フロア)は迷路状の通路と扉で構成されており、以下の手順でクリアを目指す。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 一 | フロア内を探索し「ダゴンの鍵」を見つける |
| 二 | 鍵を使って出口の扉を開ける |
| 三 | 次のフロアへ進む |
| 四 | これを13回繰り返して館から脱出する |
ルール自体はシンプルだが、各フロアには制限時間が設定されている。時間内にクリアできなければゲームオーバーだ。
制限時間
各フロアの制限時間は1分から3分程度である。フロアによって異なるが、後半になるほどマップが複雑になる一方で制限時間は厳しくなる傾向がある。
制限時間が0になるとその場でゲームオーバーとなり、パスワードを使って再開するか、最初からやり直しになる。
ルート分岐システム
本作最大の特徴は、クリアタイムによって次に進むフロアが変わる「ルート分岐システム」である。
速くクリアすると上位ルートへ、時間ギリギリだと下位ルートへ進む。館内部には全45種類のフロアが存在するが、1回のプレイで通過するのは13フロアのみ。どのルートを通るかによって、最終的なエンディングが変わってくる。
ルート分岐の詳細は「ルート分岐・エンディング」ページで解説している。
画面の見方
ゲーム画面には、プレイヤーの状態を示すいくつかの表示がある。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| SHOT | 現在装填されている弾の数を示す。射撃するたびに減少し、0になると撃てなくなる。Lボタンでリロードすると予備弾薬から補充できる。 |
| STOCK | 予備の弾薬数である。リロード時にここから弾が補充される。銃弾クリップを拾うと増加するが、後半のフロアほど入手しにくくなる。弾薬は有限なので、無駄撃ちは禁物だ。 |
| LIFE | プレイヤーの体力を表す。ハートマークで表示される。敵の攻撃を受けると減少し、0になるとゲームオーバーとなる。ハートを拾うと回復できる。 |
アイテム一覧
各フロアには5種類のアイテムが配置されている。すべてのアイテムは各フロアに1個ずつ存在し、配置場所は毎回ランダムで変わる。
アイテム取得の優先順位
アイテムを効率よく集めるための推奨順位は以下の通りである。
| 順位 | アイテム | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ダゴンの鍵 | 必須。これがないとクリア不可 |
| 2 | 白いオーブ | 迷路の全体像がわかる |
| 3 | 黒いオーブ | ゴールの場所がわかる |
| 4 | ハート | ライフが減っている場合 |
| 5 | 銃弾クリップ | 弾薬が少ない場合 |
ただし、タイムアタックを重視する場合は、オーブやハートを無視して鍵と出口だけを目指す戦略も有効だ。
マップ画面の見方
セレクトボタン(Switch版は-ボタン)を押すと、現在のフロアのマップが表示される。
マップの基本
マップ画面では、探索済みのエリアが白く表示される。まだ訪れていないエリアは暗いままで見えない。
マップ記号の意味
マップ上にはいくつかの記号が表示される。
「L」と表示されている場所は扉である。扉は隣接する部屋や通路をつなぐドアで、近づいて開けることで先に進める。
「X」と表示されている場所は出口扉(ゴール)である。ただし、出口扉もゲーム画面上では普通の扉と見分けがつかない。黒いオーブを取得していない場合は、扉を片っ端から開けて探す必要がある。
オーブ取得後の変化
白いオーブを取得すると、未探索エリアも含めてフロア全体の地形がマップに表示される。
黒いオーブを取得すると、鍵・アイテム・出口の位置がマップ上にマーキングされる。敵の位置も表示されるため、安全なルート選択にも役立つ。
両方のオーブを取得できれば、迷うことなく最短ルートでゴールを目指せる。
敵キャラクター
館内には半魚人のような怪物が徘徊している。大きさによって特徴が異なる。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 小型 | 動きが速く、狭い通路でも素早く接近してくる。ただし、与えてくるダメージは小さめだ。1〜2発で倒せる。 |
| 中型 | バランス型の敵である。小型より耐久力があるが、動きはやや遅くなる。 |
| 大型 | 最も危険な敵で、耐久力が高く、与えてくるダメージも大きい。正面から戦うのはリスクが高い。 |
大型の怪物は壁を破壊しながら出現することがある。壁の向こうで石片が飛ぶエフェクトが見えたら、大型の怪物が近くにいる合図だ。不意打ちでダメージを受けやすいので警戒してほしい。
戦闘の基本方針
本作では「倒さねば通れないとき以外は逃げる」のが基本となる。
理由は3つある。まず、照準の動きが遅く、敵を狙いにくいこと。次に、弾薬が限られており、後半で足りなくなる可能性があること。そして、敵を倒すのに時間がかかり、タイムロスにつながることだ。
通路を塞いでいる敵や、どうしても避けられない敵だけを倒し、それ以外は走り抜けることを意識しよう。
撃つときのコツ
どうしても敵を倒す必要がある場合は、以下の点に注意してほしい。
まず、距離を取ること。敵に近づきすぎると照準が追いつかず、被弾しやすくなる。少し離れた位置から撃つのが効果的だ。
次に、後退しながら撃つこと。前進しながら撃つと敵に接近してしまう。後退しながら撃てば、距離を保ったまま攻撃できる。
複数の敵に囲まれた場合は、無理に全員を倒そうとせず、1体だけ倒して突破口を作り、そこから逃げる判断も重要となる。
壁破壊の活用
大型の怪物が壁を破壊すると、そこに穴ができる。この穴は通路として利用できるため、本来は通れなかった場所へのショートカットになる場合がある。
危険な存在ではあるが、壁破壊を逆に利用するという戦略も覚えておくと役立つ。
音による察知
本作ではステレオ効果が採用されている。敵が近づいてくると足音や唸り声が聞こえ、音の方向で敵がどちら側にいるかがわかる。
常に音にも注意を払い、敵が接近していると感じたらすぐに対応できるよう準備しておこう。
クリアのコツ
立ち止まらない
本作は迷路探索ゲームだが、悠長に歩き回っている暇はない。制限時間は常にカウントダウンしているため、休む間もなく走り回るくらいの意識で行動しよう。
迷ったときも立ち止まって考えるのではなく、動きながら考えることが大切だ。
敵は極力スルー
敵を倒すと弾薬を消費し、時間もロスする。アイテムを回収するとき以外は、極力敵を避けて進もう。
特に後半のフロアでは敵の数が増え、弾薬も不足しがちになる。序盤で弾を使いすぎると、終盤で詰む可能性がある。
オーブを優先的に取得
白いオーブと黒いオーブを取得できれば、迷路の全体像と目的地がわかるため、攻略が格段に楽になる。
特に複雑な中盤以降のフロアでは、「白オーブは最優先で拾う」くらいの気持ちで動くと安定する。
鍵を取ったら出口へ一直線
鍵を入手したら、あとは出口を開けるだけだ。黒オーブで出口の位置がわかっていれば、余計なアイテムは無視して一直線にゴールを目指そう。
黒オーブがない場合は、扉という扉を片っ端から開けて出口を探すことになる。時間が少ないときは、勘に頼って扉を開いていくのも一つの手段だ。
タイムアタックを意識する
クリアタイムが速いほど上位ルートに進み、良いエンディングに近づける。単にクリアするだけでなく、できるだけ速くクリアすることを意識してプレイしよう。
タイムアタックとルート分岐の関係は「ルート分岐・エンディング」ページで詳しく解説している。
よくある質問
インスマウスの館の制限時間は何分?
各フロア1分〜3分程度で、後半のフロアほど制限時間は厳しくなる傾向がある。時間内にクリアできなければゲームオーバーとなる。
ダゴンの鍵はどこにある?
各フロアにランダムで配置される。黒いオーブを取得するとマップ上に位置が表示される。
敵は倒さないとダメ?
通路を塞いでいる敵以外はスルー推奨。弾薬は有限なので温存すべき。後半で弾切れになるリスクがある。
エンディングは何種類ある?
4種類のエンディングが存在する。クリアタイムによってルートが分岐し、どのルートを通るかでエンディングが変わる。
全何階層ある?
1回のプレイで通過するのは13階層。ただし館内には全45種類のフロアが存在し、クリアタイムによって進むフロアが変わる。