この記事を読めば漫画「ガラスの仮面」の好きなエピソードを簡単に探せます
更新:50巻まで追加 by イラレブック
更新:50巻まで追加 by イラレブック
・「ガラスの仮面」21巻~30巻のあらすじは?
・気になる演目は何巻に載っている?
この記事を読めば漫画「ガラスの仮面」の好きなエピソードを簡単に探せます
巻数
21巻
発売日
1981年12月16日(水)
あらすじ(概要)
高校を卒業したマヤが17巻の泥まんじゅう「夜叉姫物語」以来の一般舞台へ立つ時がきた。劇団つきかげと一角獣メンバーに混じっての無料公演とはいえ、大きな前進であることに変わりはない。
それを知った真澄は公演を全方位から試演しだす。ついでに公園でのボートデートも実行するなど、このときの彼は本当に積極的だった。読者が最も速水真澄を前向きに応援した時期だったかもしれない。
芸能界編でマヤと公認カップルになった里美茂の後日談もこの巻で読むことができる。
この巻の演劇
舞台「真夏の夜の夢」出演:北島マヤ(妖精パック)、劇団つきかげ、劇団一角獣
巻数
22巻
発売日
1982年3月20日(土)
あらすじ(概要)
21巻で開幕したチャリティ公演「真夏の夜の夢」が終幕し、劇団つきかげと一角獣の知名度は大きく跳ね上がった。全ては大手芸能会社の経営者である速水真澄の手腕によるものだ。
しかし劇団のみんなの成功の裏で、マヤは再び立つべき舞台を失ってしまう。……とはいえ、それすらも真澄の策略によるもので、マヤは次なるステップへと導かれてゆくのだった。
22巻も自分の気持ちに素直な「何だかやたら親切な速水社長」が継続中だ。
この巻の演劇
舞台「真夏の夜の夢」出演:北島マヤ(妖精パック)、劇団つきかげ、劇団一角獣
巻数
23巻
発売日
1982年7月20日(火)
あらすじ(概要)
月影先生と亜弓さんが共演するという「ふたりの王女」のオーディションに急遽滑り込んだマヤが、7人の有名女優や実力派若手劇団員と競い合う!
この巻ではそのオーディションの開始から終わりまでが全て描かれている。マヤの実力が知らしめられるスカッとエピソードだ。久々にこっそりとデレてくれる月影先生、自らの「影」を通じてデレてくれる速水さんなど、とにかくマヤを甘やかしてくれる巻である。
この巻の演劇
「ふたりの王女オーディション」エントリー:北島マヤ
巻数
24巻
発売日
1982年10月20日(水)
あらすじ(概要)
「往年の大女優、月影千草」が本作初の公式舞台に立つ「ふたりの王女」の稽古が始まった。マヤはこの巻で18歳。しかしお祝いのていで2度も未成年飲酒をする。真澄と亜弓さんがそれぞれグラスを手渡してくるのだ。昭和の時代の漫画は未成年飲酒に寛容である(芸能界追放の原因にもなっているがフィクションは別枠ということで…)。
この巻では「スケバン刑事」を中心に登場する和田慎二の代表的キャラ神恭一郎とクロスオーバー交流する。スケバン刑事の方にも同じタイミングで速水真澄が登場するので、興味があったらそちらも読もう。
この巻の演劇
舞台「椿姫」出演:桜小路優(アルマン役)
「ふたりの王女オーディション」主演:北島マヤ&姫川亜弓(王女アルディス役&王女オリゲルト役)、月影千草(皇太后ハルドラ)
巻数
25巻
発売日
1983年4月20日(水)
あらすじ(概要)
「ふたりの王女」の公演が近づいてくるものの、マヤも亜弓もどうにも役を掴み切れない。苦しむ2人に、月影先生が特別な稽古をつけてくれることとなった。
それに速水さんもまだデレのターンだ。マヤのために「紫のバラのひと」として役作りのヒントになる出会いをセッティングし、影から全面サポートを続けている。
あらゆる力を総動員したマヤと亜弓は役を掴み切れるのか?いま、「ふたりの王女」が本番の幕を開ける。
この巻の演劇
「ふたりの王女オーディション」主演:北島マヤ&姫川亜弓(王女アルディス役&王女オリゲルト役)、月影千草(皇太后ハルドラ)
巻数
26巻
発売日
1983年6月18日(土)
あらすじ(概要)
「ふたりの王女編」はとても長いのだ。まだまだ舞台は折り返しである。もはや演出家業の風上にも置けない小野寺がずっと小物ムーブを挟んできたり、舞台上で輝くマヤに社長が過剰にときめかないか水城さんが常にハラハラしていたりと、舞台の下もなかなか騒がしい。
月影先生が大女優・月影千草としての実力を舞台上で発揮するのもこの巻だ。
この巻の演劇
「ふたりの王女オーディション」主演:北島マヤ&姫川亜弓(王女アルディス役&王女オリゲルト役)、月影千草(皇太后ハルドラ)
巻数
27巻
発売日
1983年11月19日(土)
あらすじ(概要)
長かった「ふたりの王女」が27巻をフルに使って終幕する。マヤの印象的な演技を全てなかったことにするかのような「亜弓完全勝利!」な幕引きになんとなくモヤモヤするものの、マヤも亜弓も互いに成長した舞台だった。
さて、この舞台の終幕と同時に始まってしまう闇が1つある。速水真澄の婚約者騒動だ。すべてはこの巻から始まり、ここから20巻以上……41年以上もひっぱり続けて未解決な鷹宮紫織案件。……41年。41年……
この巻の演劇
「ふたりの王女オーディション」主演:北島マヤ&姫川亜弓(王女アルディス役&王女オリゲルト役)、月影千草(皇太后ハルドラ)
巻数
28巻
発売日
1984年3月19日(月)
あらすじ(概要)
前巻のラストで養父から見合い命令を出されてしまった真澄。しかしマヤへの恋心を自覚しているがゆえに応じることができず、一世一代の決心でマヤを正式なデートに誘うことに成功する。
だが、その日そのタイミングで月影先生が失踪してしまったが故に、マヤは決定的な一言を真澄に言い放ってしまい、それが真澄に「見合いをする決心」を固めさせてしまう。
マヤ19歳、真澄30歳のことである。
芝居の方はマヤが紅天女への挑戦権を得るためのラストチャンス「忘れられた荒野」のオオカミ少女編が始まる。長い付き合いになる黒沼龍三の登場だ。
この巻の演劇
「忘れられた荒野」主演:北島マヤ(オオカミ少女ジェーン)、出演:桜小路優(スチュワート)
巻数
29巻
発売日
1984年8月17日(金)
あらすじ(概要)
マヤは今回は比較的順調にオオカミ少女の役を掴みつつあった。今までの経験が生きているのだ。
役作りの代わりに困難が目白押しになってくるのが恋の方面である。
真澄の見合いを知ったマヤが無意識に嫉妬しだし、舞→桜小路→マヤ→速水真澄→鷹宮紫織の構図が構築されていく。
ところでこの巻には亜弓が一切出てこない。「本気の恋」という面では亜弓はまだまだ蚊帳の外だ。それにしても、既に紅天女の上映権に手をかけている亜弓が芝居に集中しているというのに、崖っぷちのマヤが恋にも意識を割いているのが、天才たる所以の鈍感さだろうか。
この巻の演劇
「忘れられた荒野」主演:北島マヤ(オオカミ少女ジェーン)、出演:桜小路優(スチュワート)
巻数
30巻
発売日
1985年2月19日(火)
あらすじ(概要)
黒沼が自社の社長と完全に決裂し、「忘れられた荒野」の役者が次々に引き抜かれた上、予算も大幅カット、上演予定だった劇場さえ予約を取り消されてしまう。
社長が代わりに予算をかけ出したのは、元歌劇団の大スター円城寺まどか主演のミュージカルだ。マヤの紅天女への道のりが、一気に険しいものになっていく。
一方、速水真澄と鷹宮紫織の交際はいよいよ大々的に世間に知られつつあり、この巻の真澄は完全に自分を殺して紫織の完璧なパートナーを演じている。
この巻の演劇
「忘れられた荒野」主演:北島マヤ(オオカミ少女ジェーン役)、出演:桜小路優(スチュワート役)
「イサドラ!」主演:円城寺まどか(イサドラ・ダンカン役)
「華やかな迷路」の芸能界編で芸能界を追放されたマヤが学園生活で傷を癒すのが20巻までだったが、21巻からはマヤが再び表舞台に姿を現し、紅天女へのラストチャンスを掴むために一気に駆け上がっていく。
中心となるのは月影先生&姫川亜弓と共演する「ふたりの王女」だ。過去の演目の中で最も長い、5巻分丸々費やしてのこの舞台が、マヤの芸能界復帰の突破口となるのだ。
また27巻で初めて登場する鷹宮紫織の存在も忘れてはならない。紫織の登場、そして桜小路優のガールフレンド舞がぐっと前に出てくることで、恋の戦争がどんどん激しさを増していく。
それから41年以上が経過したが、この恋にはまだまだ終わりが見えない。恐らく半世紀経っても決着はついていないだろう。辛い。
注目の演目 | 収録巻 | 主な出演者 |
---|---|---|
真夏の夜の夢 | 21巻~22巻 | 北島マヤ、劇団つきかげ、劇団一角獣 |
ふたりの王女 | 23巻~27巻 | 北島マヤ、姫川亜弓、月影千草 |
忘れられた荒野 | 28巻~ | 北島マヤ、桜小路優 |
タイトル | ガラスの仮面 |
---|---|
ジャンル | 演劇大河ロマン |
カテゴリー | 少女漫画 |
原作 | 美内すずえ |
出版社 | 白泉社 |
連載開始日 | 1975年12月5日(金) |
初掲載媒体 | 花とゆめ1976年 新年第1号 |
連載期間 | 休載中(最終掲載誌:別冊花とゆめ2016年7月号) |
巻数 | 49巻 (2024年6月現在の最新刊) |
公式サイト | ガラスの仮面 |
公式X(旧twitter) | ガラスの仮面公式X |