この記事を読めば漫画「ガラスの仮面」の好きなエピソードを簡単に探せます
更新:まとめ反映漏れのため修正 by イラレブック
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・「ガラスの仮面」41巻~49巻のあらすじは?
・気になる演目は何巻に載っている?
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巻数
41巻
発売日
1998年12月22日(火)
あらすじ(概要)
月影先生による舞台「紅天女」の終幕と共に、マヤと亜弓の紅天女のレッスンが終わった。あまりに壮大なスケールの世界観に暫し心を空に彷徨わせるマヤだったが、やがて立ち上がり、こっそりと紅天女の打掛を羽織って芝居の余韻を楽しみ始める。
そこへ偶然現れたのは紫のバラのひと…速水真澄。
思わず駆け寄ったマヤは、紅天女のセリフ「魂のかたわれ」のくだりを使って真澄への秘めた想いを伝えるのだった。
マヤと真澄の魂が繋がる重要なシーンだ。……しかし、現実には互いの意思が通じ合わないまま、それぞれ現実世界へと戻っていく。
そしてこのあと、読者の暗黒時代が始まる。「花とゆめ」での連載が長期休載に入り、42巻が出ないまま……速水真澄・鷹宮紫織の婚約記念パーティーにマヤが居合わせてしまうという修羅場で時を止められてしまうのだ。きつい。
この巻の演劇
なし
巻数
42巻
発売日
2004年12月16日(木)
あらすじ(概要)
6年ぶりになった新刊。
掲載誌が隔週の「花とゆめ」から月刊の「別冊花とゆめ」に移り、連載が再会したのだ。6年経ってしまったがゆえに時代が移り変わり、携帯電話が登場してしまった。マヤは現在20歳だ。
真澄と紫織の婚約パーティーで真澄に冷たくあしらわれたマヤは、失恋のショックで演技にのめり込めなくなり、黒沼先生に謹慎を命じられてしまう。
一真役として紅天女の舞台パートナーとなった桜小路優は、マヤを元気づけるために遊園地デートやディナーデートに誘うのだが……
ペアのイルカのペンダント、犯罪的に他人の携帯からデータを盗む聖さん、空回りする紫のバラの人……6年ぶりの続刊は色々と物議をかもした。
そしてまた、4年超待たされる……
この巻の演劇
なし
巻数
43巻
発売日
2009年1月26日(月)
あらすじ(概要)
梅の谷で「風火水土」を演じて水や土への感謝や紅天女の視界を掴んだマヤなのに、10年の時を経たせいか俗世に戻ったせいか、その全てを忘れてしまったマヤと亜弓。
しかし、黒沼先生の厳しいながらも的確な指導の元、マヤは徐々にあのときの感覚を思い出してゆく。長い遠回りになってしまったが、43巻でようやく40巻以来の時がちゃんと動き出した感じだ。
不憫すぎる当て馬、桜小路くんのおかげで真澄の恋心にも火が灯るが、2回連続で紫のバラの花が無残に落とされてしまうシチュエーションが、これからの修羅道を暗示している。
この巻の演劇
なし
巻数
44巻
発売日
2009年8月26日(水)
あらすじ(概要)
まだ半ばながら阿古夜の心を取り戻したマヤ。一方、亜弓は梅の里の経験をすっかり忘れたまま、アクロバティックな稽古を続けていた。
ある日の稽古中、村人役の役者がコードに足をひっかけたのがきっかけで起こった事故で、亜弓は頭を強く打ち、それがきっかけで目に異常が生じてしまう。頭を打ってめまいと吐き気がするなんて、すぐにでも病院に行かねばならないというのに全員それを放置するのだが、さすがに演出家の小野寺は現場の責任者失格過ぎではないだろうか。
その頃真澄は、紫織との決定的な価値観の違いに打ちのめされていた。自業自得の招いた結果だ。
ここから長い遠回りが続く
この巻の演劇
なし
巻数
45巻
発売日
2010年9月30日(木)
あらすじ(概要)
恋に悩むマヤは「魂のかたわれ」について尋ねるために月影先生の元へ向かい、偶然にも速水真澄と出くわしてしまう。そこで真澄が紫織を「(未来の)妻」と呼んだことにカッとなったマヤは、嫉妬と絶望で暴走し暴言を吐いて飛び出していく。
梅の里から戻って以来、もう何度目のすれ違いになるのか……。そろそろ進展してくれない?と思い始めるころだが、まだまだ進展はしない。
またしてもスランプに陥ったマヤを見かねた黒沼は、マヤ、桜小路、そして楠木役の戸部を連れ、都庁へと向かうのだった。
都庁にある実在のオブジェと展望台が、紅天女のヒントとして重要な役割を果たす聖地となるのだ。
その頃、事故に遭った亜弓は頭に血腫ができているのが判明するのだが、手術はせずに稽古を続行しようとする。いやいや!事情を話して試演を延期してもらいなよ!と誰もが思ったことだろう。
事情を知れば全員満場一致で延期してくれるよ……
この巻の演劇
なし
巻数
46巻
発売日
2010年10月29日(金)
あらすじ(概要)
紫織が嫉妬の鬼と化し、卑劣な罠にマヤを次々にはめていく胸糞展開な46巻。自分のドレスに飲み物をぶちまけてマヤの所為にする。自分の指輪をマヤのバッグに入れて盗まれたとわめきたてる。完全に転生モノの腹黒令嬢だ。
さらには二度と作れない思い出のアルバムと卒業証書すら全てズタズタに破いてしまった。乙部のりえ以来の強烈な鬼畜ヒールだ。
まんまと騙されマヤに暴言を吐く真澄のシーンもあり、紫のバラの人の株はここで地に落ちる。
…が、紫織がとどめのアタックで真澄をワンナイトクルーズへ連れ出そうとした結果、完全に裏目に出ることになるのだった。
亜弓の方は実の母すら娘が手術をせずに試演を行うことを承諾してしまった。過激である。
この巻の演劇
なし
巻数
47巻
発売日
2011年7月26日(火)
あらすじ(概要)
紫織の罠が真逆に作用して、豪華客船で一夜を共にすることになったマヤと真澄は、ついに互いの想いを打ち明け合い相思相愛であることを知る。
その結果…紫織は倒れ、桜小路はバイクでトラックに衝突する。亜弓に続いて紅天女関係者2人目の大怪我だ。呪われている。
とりあえず誰か試演を2~3ヶ月延期する提案をしなよ!既に紅天女復活まで何十年も待ったんだから、数か月くらい一瞬でしょうよ。
ちなみに桜小路の事故の一報をきいた小野寺&赤目の反応も非道そのものだ。本作の悪役は基本的に良心がない。
この巻の演劇
なし
巻数
48巻
発売日
2012年2月25日(土)
あらすじ(概要)
目が見えなくなった亜弓のため、母である歌子は亜弓に特別なレッスンを施し、特別な演出を創り上げた。今までのアクロバティックな演出は総ボツだ。演出家小野寺はこれまで演出家らしい仕事を一切していないが、今回も完全に仕事を取り上げられ、それを受けて入れてしまった。
なぜ大都芸能はこの無能な演出家に名作「紅天女」を預けようとしているのか、大都芸能は演出家には恵まれていないようだ。
で、大都芸能の社長速水真澄は紫織に遅すぎる婚約破棄を告げるが、紫織はショックのあまり自殺未遂事件を引き起こし病んでしまう。またしても長引く闇が始まってしまった。
それはそうと、一度も車検に出しておらず、ドアがしっかり閉まらない車に主演俳優を乗せて走る黒沼さんは危機管理能力ゼロだしバレたら逮捕だ。
この巻の演劇
なし
巻数
49巻
発売日
2012年10月5日(金)
あらすじ(概要)
いくらなんでも紅天女の試演が始まらないまま9巻分経過してしまった。33巻以来、マヤは舞台に立っていない。あんなに面白かった劇中劇が描かれないまま、やみくもに恋のすれ違いや役作りの巻き戻し、関係者の相次ぐ事故で時間だけが過ぎていった。
この巻では、せっかく47巻で相思相愛の思いを伝えあった筈の真澄が、またしがらみに負けて「婚約破棄を破棄」し、またもやマヤを突き放し始める。もういい加減にしろ、真澄。
この巻のラストでは、それを早くも後悔した真澄が動き出す…という展開で終わるのだが、またしても鷹宮家の方は大きく前のめりになって話を進めてしまったので、婚約破棄でかかる損害が膨らんでいる。真澄がフラフラフラフラする所為でビジネス的にも大打撃のとばっちりだ。
もし50巻が出ても「伊豆事変」が起こるので紅天女の試演なんて夢のまた夢である。
この巻の演劇
なし
巻数
50巻
発売日
発売未定
あらすじ(概要)
発売に合わせた豪華ゲストを揃えたスペシャル付録や、劇場アニメ化など、数々の巨額を投じた大々的なプロモーションを企画しては空振りし、虚偽のように進んだり巻き戻ったりする進捗報告を何度も繰り返し、12年経過したが50巻は出ない。
本誌では紫織が正気に戻って今度こそ婚約が白紙になったり真澄が伊豆に向けて出発したりしていたのに……それも全て闇に葬られた。
定期的な〆切がない状態での創作活動は、よほどの情熱がなければ進まない。雑誌連載を自主的に放棄し、その雑誌も休刊になってしまった今、もはやつづきは望めない。
電子での単話連載か、「王家の紋章」と同様に「プリンセス」で連載を再開してくれることを祈るばかりだ。
この巻の演劇
なし
10巻近く経っても舞台「紅天女」は試演すら始まらない。「本番」ではなく「試演」すら、である。マヤと真澄の恋も、紫織と桜小路の行動に左右されて1巻毎に似たようなすれ違いを繰り返して一進一退状態だった。
それがようやくちゃんと進みだすかも…というのが49巻のラストシーンだ。……というわけで、41巻~49巻は正直芝居も恋も進展がない。
いつか残りのストーリーが一気に全巻発売されますように。
10巻以上経過したがマヤは20歳、真澄は31歳のままだ。
タイトル | ガラスの仮面 |
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ジャンル | 演劇大河ロマン |
カテゴリー | 少女漫画 |
原作 | 美内すずえ |
出版社 | 白泉社 |
連載開始日 | 1975年12月5日(金) |
初掲載媒体 | 花とゆめ1976年 新年第1号 |
連載期間 | 休載中(最終掲載誌:別冊花とゆめ2016年7月号) |
巻数 | 49巻 (2024年6月現在の最新刊) |
公式サイト | ガラスの仮面 |
公式X(旧twitter) | ガラスの仮面公式X |