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はじめに
ポケモンスリープはポケモンたちの寝顔を集める、ポケットモンスターシリーズの新しいゲーム。
スマホで睡眠を計測し、ポケモンたちの寝顔を集めることが目的のゲームで、2023年7月20日からスマートフォンで配信が開始された。このゲームでは「しっかり寝ること」で新しいポケモンを見つけることができる。
つまりこのゲームは、寝ることがゲームの大切な一部となり、寝る時間を守ることで報酬を得られるのだ。
毎晩きちんと寝ることがゲームを進める秘訣!寝る時間が遊び時間になる、そんな斬新なポケモンゲームなのだ。
任天堂の伝説ともなっている元社長、岩田聡さんが2014年10月30日の第2四半期決算説明会「睡眠と疲労の見える化」を発表しており、ついにそれがゲームとして実ったものだと感じるので、期待していた筆者としてはとても感慨深い。
今回はそんな「ポケモンスリープ」を使って睡眠を計測し、何がどんな風にわかるのか?どういう使い方をするのか?などを紹介していきたい。
私も毎日の睡眠が不規則なのよね…
これを使えば改善されそうか試してみるわ
初期設定
まずは①言語、②国・地域、③生年月日の3つを設定しよう。
アプリを起動すると、最初に設定するのが言語設定だ。言語は8ヵ国、76の国・地域、生年月日はスライド形式で選択できる。 日本は、赤い矢印で示した箇所にあるので、日本を探す時に目安として参考にしてほしい。
次は、規約などの確認とダウンロード。
生年月日を入力したら、画面をタップしてはじめると、どのようにはじめるかで「あたらしくはじめる」か「データを引き継いではじめる」から選べる。 あとは、利用規約などを確認し、情報利用に協力するかどうかを選ぼう。 するとダウンロードが始まる。リリース時の容量は590.4MBだ。1ギガを超えないので、早ければ数分でダウンロード完了だ。規約は一度開かないとチェックを入れられないから必ず開くのよ
ユーザーネームを決めたら、ネロリ博士が登場。
ユーザーネームを入力すると、ネロリ博士が登場して、このゲームの目的や遊び方について簡単に説明してくれる。ざっくり流れを言うと、カビゴンのねむりの力を使ってポケモンたちの寝顔を集めよう!ということだ。
ネロリ博士は本作で初登場した博士ね
それにしても「カビゴンのねむりの力」って言われてもまだピンとこないわ
最初の相棒としてピカチュウが仲間になる。
レベル4のピカチュウで、「せいかく」は各ユーザーで異なる。「せいかく」の決定条件は不明だが「せっかち」や「おくびょう」などいくつかの性格から自動で設定される。 また、ニックネームも自分でつけることができる。
私の場合、偶然なのか自分の性格と一致してたのよね
一緒に始めた知人もそうだったし、入力した誕生日で決まるのかも…
睡眠の目標時間を設定する。
ユニークなのが「ねむりの約束」だ。このゲームでは就寝の目標時刻の設定をして、設定時刻の前後30分前に眠りに入ると「ごほうび」がもらえるのだ。 そのごほうび内容が上図にある「ごほうびスタンプカード」だ。
ここで決めた時刻が毎日の就寝の目標時間になるわ
あとから再設定も可能よ
睡眠計測
睡眠が計測できるのは1日に2回まで
一番最初は睡眠チュートリアルというのが始まる。これには1時間30分以上の計測が必要なので、時間が許せば試しに昼寝してみるのが良いかもしれない。難しければチュートリアルでは寝ないでスマホを放置するか、寝られる時間に改めてチュートリアルを開始しよう。
計測する時は以下の2つのポイントに注意。
①スマートフォンは電源を繋いだままにする。
つないだままにすることで、睡眠計測を安定して動作させ続けることができるそうだ。②ベッドや布団の上にスマートフォンを置く。
アプリをスリープや画面OFFにせずにそのまま端末を伏せると良いそうだ。(画面は自動で暗くなり消費電力のモードになる。なお机などの硬い場所に置くのはNGとのことなので、必ず敷布団やマットレスの上に置こう。実際に筆者が昼寝して試してみたので、どんな感じか睡眠レポートを公開していく。
睡眠結果の内容は、大きく4つの情報に分けて伝えられる。
敷布団の振動で寝返りや寝つきを測っているのかしらね
1.睡眠レポート
まずわかるのは睡眠スコアと睡眠時間
「睡眠時間」は、その名の通り「睡眠の開始から終了までの時間」。「睡眠スコア」とは、大人だと最大8時間30分を100点として計算される「睡眠時間の長さ」をスコア化したもので、なるべく長い時間のまとまった睡眠をとろうという指標だ。
2.睡眠ステージ
次に出るのが睡眠ステージ。
これは、睡眠の深さが一目でわかるグラフだ。自分の睡眠がどのように変化しているのかがわかりやすい。
「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」という単純化したわかりやすい言葉で3段階で示してくれるので、何となくわかる感じがとても良い。
「ぐっすり」の割合が高い方が深く眠れているので、今回の場合は眠りの深さはまあ良い方で、寝つくまでにかかった時間が32分と少し長いので、寝つきを良くするのが次回寝る時の課題となりそうだ。
実際は寝付くまでにもっとかかった印象だったのだけど
自分がいつ眠りに入ったかなんて自分じゃ分からないものね
睡眠中のいびきなども自動で録音してくれる。
睡眠中に一定以上の音量を検出すると自動で録音もしてくれて、後から自分でその音声を聞く事もできる。左図のようにいつどのくらいの音量だったのかも視覚的にわかる。
寝ている間の音は普段自分ではなかなか聞けないので貴重な体験ができる。
今回はいびきじゃなくて寝返りの音だったみたい
音声はスマホの音量を最大にして聞いてみるといいわ
3.睡眠タイプ
3つ目は、睡眠の特徴がわかる
こんな感じでタイプが表示される。今回の筆者の場合は左側の「ぐっすりタイプ」。
他にも右側のような「うとうとタイプ」や図にはないが「すやすやタイプ」がある。 この睡眠タイプがポケモンスリープの特徴の一つ。
「睡眠グラフ」で一番長かった時間帯のタイプが選ばれるわ
この3つのタイプによって集まってくるポケモンの種類が変わってくる
自分の睡眠タイプが「ぐっすりタイプ」なら「みず・じめん」などのタイプのポケモン、「うとうとタイプ」なら「くさ・むし」などのタイプのポケモンが集まってくる。(他にも「すやすやタイプ」(「ほのお・でんき」などのタイプのポケモン)がある)自分の睡眠タイプと違う人が友達にいるとポケモンの見せ合いが楽しめそうだ。
ちなみに睡眠タイプは、過去の睡眠と比べて決定される。
ただし、データが少ない間は一般的な睡眠データと比較されて決定されるそうだ。
測定を繰り返すほどに自分の過去のデータを基にするので、段々と精度が向上するらしい。
今後の診断が楽しみね
4.ねむけパワー
最後にねむけパワーがわかる
「ねむけパワー」とはカビゴンが発する不思議な力で、ポケモンをねむりに誘い、呼び寄せるパワーだそうだ。このパワーは、カビゴンのエナジー(育ち具合)と睡眠スコアによって決まる。 (カビゴンのエナジーはゲームを進めていくと溜まっていく。一般的なゲームでいうとプレイヤーの経験値のようなものだ)
パワーが大きいほどたくさんのポケモンが来たり、レアなポケモンの寝顔を発見することができるようになる。毎日眠ってねむけパワーを集めておけば、いずれレアなポケモンの寝顔も発見できそうだ。
睡眠時間が長いと集まるポケモンも増えるのですって
1~3時間程度だと集まったのは3匹だったわ
睡眠リサーチ
睡眠レポート終了後は睡眠リサーチでポケモンの寝顔を探そう!
画面をスワイプするとこんな感じでポケモンの寝顔が発見できる。発見してタップした寝顔はポケモン寝顔図鑑に登録される
こんな感じで、睡眠レポート後にどんどん発見してポケモンの寝顔を集めていくことになる。集めたポケモンを仲間に!
寝顔図鑑に登録したあと、おやつをあげることで仲良くなれるのだ
「ボーナスサブレ」は毎日リサーチする度に1つずつプレゼントされるので、その日集まったポケモンの中から好きなポケモンを選んで与えよう。サブレはボーナスの他にも、スリープポイントやダイヤと交換してゲットできる。 スリープポイント 使い道と ポケモンスリープ アイテムの詳しい記事はこちら。
たくさん寝ないとポイントが貯まらないのね
夜更かしがもったいなくなるいい仕組みだと思うわ
仲間になったポケモンは、放置中にカビゴンにたべものをあげて育ててくれる
カビゴンは「エナジー」をあげることで大きく成長していく。エナジーを獲得する方法は「長い睡眠をとること」と「たべものを与えること」。たべものは起床後に仲間のポケモンがプレゼントしてくれるので、それをカビゴンにあげよう。2回目の睡眠後には料理も作れるようになる。調理中には眠りに関するTipsもでるので、それを集めるのも楽しみの1つになるだろう。
たくさん寝て食べる。成長に必要な要素よね
ちなみに見たTipsはコレクションされていっていつでも見返せるのよ
まとめ
ポケモンスリープはカビゴンと一緒に、毎日健康的な睡眠時間を確保するゲーム
プレイヤーは毎週月曜日に新しいカビゴンと出会い、1週間かけてカビゴンを育てていく。大きく育てるコツは「毎日決まった時間に8時間眠る事」で、睡眠時間や眠りの質に応じて新しいポケモンと出会ったりカビゴン育成用のアイテムを獲得することができる。
仲間になったポケモンとともに食べ物を集めて、起床時にカビゴンに与えていこう。
プレイヤーはカビゴンの成長具合で、その週に取った自分の睡眠の質を確認できる他、睡眠時のグラフや音声録音で眠りの深さや入眠時間を知る事ができる。
測定を正確に行うには、布団に入ったらすぐにスマホを伏せて放置しなければいけないので「眠る前にダラダラとスマホをいじってしまう…」というクセを治すことができる。
カビゴンや他の仲間ポケモンと共に、健康的な生活を取り戻していこう。
寝る前にスマホを触るクセを抑制できるのはいいわね
今すぐ8時間睡眠は難しくても6時間を目標に頑張ってみるわ
『Pokémon Sleep』公式サイト
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