更新: by イラレブック
・絵心甚八のプロフィールは?
・絵心甚八の過去は?
絵心甚八はJFU(日本フットボール連合)に雇われて「青い監獄プロジェクト」の総指揮を任された人物で、青い監獄内の全人員および施設の総責任者だ。しかし、その背景はほぼ謎に包まれている。
絵心甚八が語る「成功の方程式」をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
入寮テスト~1次選考で語られた名言やセリフを、実際の場面解説や筆者の感想と共にまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 絵心甚八(えご じんぱち) |
声優 | 神谷浩史 |
誕生日 | 3月31日 |
年齢 | 30歳 |
血液型 | AB型 |
身長 | 189cm |
地位 | 青い監獄総指揮 |
絵心さんの出身地は2025年1月現在公表されていない。彼の過去は「かつてヨーロッパでノエル・ノアのライバルとして活躍していた」ということしか明かされていないのだ。
しかし、現役で海外リーグに行っている糸師冴は日本国内で大きくもてはやされているのに、ノエル・ノアのライバルになるほど実力があった絵心さんが日本国内でほぼ無名なのは何故なのか。気になるところだ。活躍期間が短すぎたのだろうか。
絵心さんのことは帝襟アンリ(通称アンリちゃん)が見つけてきて、JFU(日本フットボール連合)が雇っている。おそらく業務委託形態かと思われる。
肩書は「青い監獄総指揮」……なのだが、大きな実績もなくほぼ無名な人間に日本サッカーの未来を託すという選択に、よくGOサインが出たものだなと思う。アンリちゃんは稟議を通す天才ではなかろうか。
青い監獄プロジェクトに参加した高校生たちが最初に全世界に向けてお披露目される一発勝負の大舞台「青い監獄vsU-20日本代表壮行試合」で、絵心さんは見事な采配で青い監獄11傑を勝利に導いた。
そもそもこの試合を仕掛けたのも絵心さん自身であり、そうでもしなければ青い監獄プロジェクトは志半ばで解体されていたわけだが、しっかり勝利させて青い監獄を世界に認めさせたうえ、全世界のサッカーチームオーナーというごん太なスポンサーを大量ゲットした。
莫大な予算を注ぎ込んで最新鋭のトレーニング設備を導入した結果、予算が枯渇しかけていた青い監獄(単行本6巻第41話参照)。そもそも巨大宿舎つきスタジアムの建設やハイテクトレーニングスーツおよびオリジナル備品の大量制作で巨額の負債を抱えてのスタートだっただろうし、その赤字は数年先に日本が本当にワールドカップで優勝するまで解消しないだろうと思われていた。
しかし絵心さん発案による「新英雄大戦」と「BLTV(ブルーロックTV)」によって一気に黒字転換!
世界中のサッカーチームオーナーに向けて選手たちを高値で売りつつ、全世界のサッカーファンから月額500円の継続課金アプリで集金を開始したのだ。
青い監獄内で行われる全試合&選手のプライベート映像を独占配信するアプリ「BLTV」は、リリース直後に登録者数800万人を超え、「新英雄大戦」終盤にはなんと1億人を超えていた(単行本28巻第248話参照)。単純計算で毎月500億円の売上だ。
とはいえ「新英雄大戦」が終わってヨーロッパのスター選手たちが帰国してしまったら退会者が増えてしまわないかな…?というのは少し心配でもある。
青い監獄に来る前の経歴がすべて隠されていた絵心さんだが、単行本24巻第204話でついにその一端が明かされた。
彼は現サッカー界NO.1ストライカーであるノエル・ノアと10年前に同じチームで活躍していて、ノアの人生初のライバルだったというのだ。
このことは単行本27巻第231話でも、イタリアの指導者マルク・スナッフィーによって「腐れライバル関係」と表現されている。「腐れ」というからにはそれなりに長い期間競い合っていたのだろう。
それまでどこで何をしていたかは全く謎だが、アンリちゃんが青い監獄プロジェクトの発足を考え始めたとき、おそらく「絵心甚八ありき」で計画を練りだしたのだろう。そして呼ばれた彼はアンリちゃんと2人で青い監獄へ召集する高校生ストライカーを選別し、施設の運用方法などを固めていった。
アンリちゃんにとって絵心さんは「日本サッカーの未来を託せる唯一の人間」で、絵心さんはその期待を裏切らない結果を出し続けている。
なお「サッカー以外何もしたくない」という絵心さんにとってアンリちゃんは、プロジェクトを補佐しつつも家事と雑用まですべてこなしてくれる優秀な部下だ。
はっきり言って絵心さんは平等ではない。
もちろん「才能の原石共」として集めた300人の高校生ストライカーたちに平等にチャンスを与え、同じ条件下で選別していったわけだが、プロジェクトが進むに従って徐々に見えてきた才能や伸びしろの優劣を見て、特定の選手に注目し、より深い助言を与えるのは当然のことだ。絵心さんは「選手全員を愛するサッカー部の顧問」のような存在ではなく「世界一のストライカー1人を作り出すために299人を殺す運営者」だからだ。
新英雄大戦終盤の時点では潔世一と糸師凛が絵心さんの中で最有力な2人になっていると思われる。
不乱蔦はJFUの会長で「儲かることが全て」、「サッカーは金儲けの道具」という考えの人物だ。組織を運営するうえで利益は絶対に出さないといけないので、ある意味正常な考え方とも言えるが、絵心さんおよびアンリちゃんは純粋にサッカーを愛しているため、不乱蔦とは水と油のような関係である。
なので「新英雄大戦」開始までただただ莫大な赤字を生み出し続けていた「青い監獄」は不乱蔦にとって潰すべき不良債権だった。
よって不乱蔦は保険として、「新英雄大戦」が始まる前に絵心さんとある契約を交わしたらしい(単行本24巻第210話参照)。その内容はまだ明かされていないが、絵心さんと選手たちにとっては良くない方の雰囲気を醸し出している。
青い監獄に集められた高校生ストライカーたちは基本的に絵心さんのことを「絵心」と呼び捨てにしているし、他には「クソヤロー(by雷市陣吾」、「クソメガネ(by糸師凛)」、「クソメガネ(by潔世一)」と散々な言われようだ。
有無を言わさぬ一方的な指令で理不尽な強度のトレーニングを課したり、無情な斬り捨て方で選手生命を奪っていっているのだから、そうなるだろうな…としか思えない。
絵心甚八はUFJ職員の帝襟アンリに見出され、青い監獄の全権を任されることになった謎多き元ストライカーだ。彼の過去で分かっているのはかつてヨーロッパでノエル・ノアと同チームに所属し、ライバルとして対等に競い合っていたという情報のみ。他は出身地すら明かされていない。
しかし誰もが失敗する未来しか見ていなかった「青い監獄プロジェクト」で見事に結果を出し、黒字転換までさせた手腕は確かだ。
今後も世界一のストライカーが日本で生まれる瞬間まで目が離せない。