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明日葉の絵文字明日葉はどこに生えている?明日葉の花言葉と八丈島

明日葉のトップイメージ

構成変更 / 初版:2020年3月22日(日)

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明日葉とはの絵文字八丈島の特産品
詳細の絵文字花言葉と生産地
明日葉の由来の絵文字明日葉の由来
あしたば音頭の絵文字あしたば音頭

八丈島の特産品

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概要

明日葉は不老長寿の薬の候補に上がるほどの栄養。江戸野菜
東京都の離島で盛んに栽培されている葉物野菜で、八丈島の特産品。
東京生まれ東京育ちの生粋の江戸野菜である。

旬は春~初夏で、暖かな陽気の季節に収穫される。 俳句でも春の季語になるほど、とにかく春が大好きなギザギザ葉っぱの野菜だ。 そして溶岩の中からでも芽を出す、始皇帝に不老長寿の薬草として献上されたなど、数々の伝説を持つ野菜でもあり、実際に非常に強い生命力と、高い栄養価を誇る。 そんなに頻繁に全国のお店に並ぶ野菜ではないが、健康に気を使いたい人ならば要チェックの明日葉を、歴史、栄養、逸話など、様々な角度から紐解いていきたい。

チンゲン菜
チンゲン菜

八丈島は東京都…。そういえば小松菜も東京で生まれた江戸野菜だってアニキが説明してくれたっけ。

東京生まれの青菜野菜はどっちも強くてすごいです!

せっかくだから江戸野菜について先に調べたくなってきました!

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花言葉と生産地

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分類

セリ科の植物と明日葉の花言葉
セリ科シシウド属の植物だ。
同じセリ科にはパセリセロリ、 そして野菜の代表格にんじんがいる。

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チンゲン菜
チンゲン菜

みんな形も味も全然ちがうのに仲間なんだ。セリ科って面白いなあ。

明日葉の花と花言葉
これらセリ科は小さな白い花がドーム状に集まった、フワフワの雪玉のような印象の花を咲かせる。
ややはかなげな印象を持つ花なのだが、 明日葉の花言葉は「旺盛な活動力」! そしてもう1つは「未来への希望」だ。

由来は明日葉の脅威の生命力からきている。 詳しくは別項目「伝説」にも記載するが、 明日葉は溶岩の中からでも芽を出すし、 死者をも生き返らせると言われるほどの栄養がある。 どんな状況も克服し、未来へ向かって 育つパワーがあるのだ。

チンゲン菜
チンゲン菜

花言葉もカッコいいです!!

未来への希望かあ。オレもいつかアニキみたいな強い野菜になれるかな……

生産地

明日葉の生産地は伊豆諸島。明日葉の天ぷら、明日葉のおひたし、明日葉ピザ、明日葉ビール

生産地は八丈島や大島、三宅島など、伊豆諸島と言われる東京都の島々に集中している。
そのため、明日葉は江戸野菜と言われており、 古の時代より関東周辺で薬草として重宝されてきた。

八丈島料理を出すお店では、 明日葉の天ぷら、明日葉のおひたし、明日葉ピザ、 それに明日葉ビールという緑色のビールまで、 明日葉づくしの栄養満点メニューが楽しめる。 葉っぱはやわらかく、茎も細めで火が通りやすい。 炒めても茹でても揚げても良く、調理しやすいし、 ミキサーで野菜ジュースにするのも良しだ。 そしてとにかく栄養価が高い。 全野菜中トップの含有量を誇る栄養が3つもあり、 さらに2位の成分も2つあるなど驚異的な実力を持つ。 詳しくは「栄養」の項目を参照してほしいが、 とにかくビタミン群と食物繊維の量がすごい。 旬は春の初めから初夏にかけて。 2月終わりから6月初めくらいに出回ってくる。

チンゲン菜
チンゲン菜

食べやすい味で加工もしやすいなんて…!

すごい栄養を誰でも摂れるから皆を健康にできる…まさにヒーローです!

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明日葉の由来

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日本

明日葉の原産地は日本。今日摘んでも明日また生えている明日葉
日本が原産で、平安時代には既に、栄養豊富な野菜として知られていた。
その頃から関東近辺の島や半島など、 日本の真ん中辺りの太平洋側… その海沿いの土地でよく育っていて、 今でも八丈島の名産品だ。

いつ生まれていたかは分からないが、 人間に見つけられ、食べられたその日から、 薬草としても日々の主菜としても 親しまれてきたのだろう。 なおなみの成長速度を誇り、 今日摘んでも明日また生えている。 ということで明日葉と名付けられたという。

チンゲン菜
チンゲン菜

今日摘んでも明日生える…!不死鳥みたいです!

その生命力に比例するように栄養も抜群で、なんと秦の始皇帝にも目を付けられ、不老長寿の薬草として献上されていたそうだ。
また現代においても、ニンテンドースイッチの大人気筋トレゲームリングフィットアドベンチャーの 役立つアイテム素材として明日葉は登場している。

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チンゲン菜
チンゲン菜

ふ…不老不死!始皇帝!?あわわ……

明日葉って思っていた以上にすごい野菜ですね!

逸話

始皇帝から不老長寿の薬草として求められていた
始皇帝から不老長寿の薬草として求められていた他、明日葉には様々な逸話が残っている。
その内の4つを紹介しよう。

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蘇生

明日葉の学名は、Angelica keiskei
「天使の名も持つ」
明日葉の学名は「Angelica keiskei」という。

Angelicaはアンジェリカは天使の名前だ。 死者を蘇らせるほどの強壮作用がある! ということから名づけられたそうだ。

チンゲン菜
チンゲン菜

明日葉は死者をよみがえらせる天使…!

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源為朝

源為朝が明日葉を食べる事を伝えて平安時代の飢饉を救った
「平安時代に飢饉を救った」
平安時代に伊豆大島で起こった飢饉(ききん)の時、 源為朝(みなもとのためとも)という人が、 村人に明日葉を食べる事を教えて、 飢え死にから人々を救ったという。

チンゲン菜
チンゲン菜

明日葉が平安時代の飢饉を救った…!

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溶岩

溶岩の中から明日葉
「溶岩からでも生える」
1986年に伊豆大島の三原山が大噴火したが、 噴火の数ヶ月後には、 溶岩の中から明日葉が芽を出していた。

チンゲン菜
チンゲン菜

明日葉は溶岩からも生える…!

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明日葉をエサにした牛の1日の搾乳量が世界一を記録
「世界一牛乳を出す牛を育てた」
大島に住んでいた牛が、 1日の搾乳量で世界一を記録している。 この牛はエサとして明日葉をよく食べていたそうだ。

なお、平成28年には 江戸東京野菜推進委員会に認められ、 江戸野菜の仲間入りを果たした。 明日葉は現在進行形で活躍し、 エピソードを増やし続けているのだ。

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チンゲン菜
チンゲン菜

明日葉は世界一の牛を育てた…!

す…すごすぎて……、すごいです!

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オマケ・あしたば音頭

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CD

伊豆諸島で親しまれている歌と踊りで、作詞・作曲・うた『みたに あきら』とされている。
2015年1月1日に発行された三宅島新報にて、 神着老人クラブの佐藤就之さんがCD化し、 希望者に無料配布したのが初のCD化。

その後2018年11月28日に、 「伊豆大島 あしたば音頭」として 今井三枝子さんがCDを発売している。 このときの作詞は芳川利一さん、 作曲は斎藤覚さんが担当している。 三宅島新報では「みたに あきら」は 「三谷さん」とだけ記されているが、 恐らくは三宅島社協職員の三谷彰さんだろう。 2000年6月から発生した三宅島大噴火について綴った 「三宅島島民たちの一年」という著書で有名で、 音楽が大好きで中学時代からバンド活動もしていたという。

伊豆ぅの~大島明日葉は~♪ 明日を~夢見て生きていく~♪

今日も踏まれて摘まれても~♪ 青い芽を吹く心意気~♪

とても前向きな歌詞だ。

あしたば音頭は伊豆諸島での夏祭りはもちろん、 学校行事や国際交流の場でも踊られ、 島の伝統芸能として人々に親しまれ続けている。

なお2015年に無料配布された初代CDは、 数量限定の電話による申し込み配布で、 その年の3月には既に受付を終了している。 何枚作られたのかは定かではないが、 今では幻のCDとなっているのは間違いない。 今でも何枚かは当時の三宅島の住民の方が、 きっと大事に持っている事だろう。

チンゲン菜
チンゲン菜

明日葉は地元に愛されるすごい勇者なんだ!

改めて尊敬です!

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