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牛乳とは | |
牛乳の詳細と成分 ┗牛乳はなぜ白い? | |
①栄養・効能ゾーン | |
栄養 | |
②豆知識ゾーン | |
牛乳ができるまで | |
牛乳の種類 | |
③グルメゾーン | |
色々な牛乳スイーツ | |
牛乳石鹸 | |
④おたのしみゾーン | |
今日のいい言葉 | |
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まちがい探し |
牛乳とは
牛の乳腺胞 という器官で作られる牛の母乳で牛乳またはミルクという名前で親しまれている。
人間と同じく牛も哺乳類の仲間なので、
子供ができると母乳を作り始めて、
そしてその母乳を子供に飲ませて子育てをする。牛とて、ずっと母乳を 出し続けるわけではないのだ。 子供を産んだことのない
牛さんてずっとミルクが出続けるんだと思ってたよ。
子どもがいないと母乳が出ないのは色々な動物で共通なのよ。
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牛乳の詳細と成分
牛乳の87%は水分だ。
そのほかに乳糖5%。乳脂肪分が4%。
タンパク質が3%。
残りの1%にカルシウムやビタミンDなど、 いわゆるビタミン&ミネラルが含まれている。
そしてこれらは全て、元は牛の血液だ。
哺乳類は母体の血液から 母乳を作っているのである。血液を乳腺上皮細胞という器官で、 先ほど説明したそれぞれの成分に分解し、 それを乳槽という器官にたくわえておき、 乳頭から分泌して子供に与えているのだ。 なので牛が濃くて健康な血液を作れるよう、 美味しくて栄養たっぷりの 牧草をたくさん食べて、 快適な環境でストレスなく 健康的に過ごすほどに、 栄養たっぷりで美味しい牛乳が できることになる。
ミルクってお母さんの命なんだね。
だけどどうしてミルクは真っ白な色になるんだろう?
牛乳はなぜ白い?
牛乳の87%は水分だが、残りの13%であるタンパク質や乳糖などの成分は、その水分の中に細かい粒子となって溶け込んでいる。
これらの成分には色素成分が入っておらず、 それに光を乱反射させている。光はある一定の方向に偏って反射することで、 赤や青など、様々な色の 特徴になって目に映るのだが、 特に偏りなく 色々な方向に反射されると白に見えるのだ。
たくさんの色が反射すると白くなるんだね!
光だ眩しくなると段々何も見えなくなって視界が真っ白に見えるのと一緒なのかな。
いろんな角度からいっぺんに光を当てられたら、「まぶしい!目の前が真っ白だ!」となるだろう。
逆に光がまったく当たらないと闇…。 真っ黒と表現されるような状態になる。そして、光を反射させずに そのまま通過させる物質は、 光では認識できない。 つまり透明状態ということだ。 というわけで牛乳はとても 小さな粒が入った水分なので、 決まった角度に光を反射することができず 白く見える。 なお低脂肪乳などは 水分以外の成分を減らしているため、 色がより透明に近づいていて、 青っぽく見えたりする。
へえ。今度低脂肪乳をじっくり見てみたいなぁ。
ふつうの牛乳と並べて比べてみようぜ。
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栄養
一般的な生乳だとカロリーは100gで66kcal。
特濃牛乳だと100gで74kcalだ。
平均するとコップ一杯で150kcakくらいだろうか。
牛乳はどれを買ってもパックや瓶にカロリーが表示されていることが多いから、それを見るといいわ。
牛乳の栄養一覧
名前 | イメージ | 効果 |
---|---|---|
脂肪 | エネルギーになる三大栄養素の一つ。 食べ物の中にあるものは「脂質」と呼ぶ。 | |
タンパク質 | 血液や筋肉をつくってくれる三大栄養素の一つ。 | |
炭水化物 | ブドウ糖からグリコーゲンになり筋肉などに移動してから体のエネルギーになる。 | |
カルシウム | 骨をつくつたり、興奮をおさえてくれる。 | |
ビタミンD | カルシウムとリンが体によく吸収できるようにする。 | |
パントテン酸 | ビタミン5とも呼ばれ、皮膚をキレイなままにしたり、 |
|
カリウム | 膵臓でナトリウムをおさえる。 | |
ナトリウム | 水分バランスを良くしてくれる。 | |
マグネシウム | 血をサラサラにする。 | |
ビタミンB2 | 皮膚、髪、爪の細胞を生き返らせてくれる。 | |
ビタミンB12 | 赤血球をつくってくれる。 | |
リン | 骨をつくつたり、体の調子を良くする。 |
牛乳って栄養豊富なんだなぁ。
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牛乳ができるまで
愛情 をこめて育てられた牛だからこそ、栄養バランスの良い牛乳ができる。
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種類
牛乳は、牛の乳 から、しぼってとれた生乳 をどのように手を加えるかで呼び方が変わる。
フルーツ牛乳やコーヒー牛乳は乳飲料だな。
お風呂上りに飲むと美味しいよねぇ。
うふふ。他の種類についても詳しく見ていきましょうか。
生乳
とにかくしぼったままの牛乳。
本当になにも加工していない、しぼりたてほやほやの状態だ。なお、牛の品種や育て方によって、 同じ生乳でも各成分の量に差がある。 そのためメーカーによって、 そして季節や年代によっても味が違うのだ。 そう考えると牛乳もワインのような趣がある。 (何年も保管するビンテージ品はないけれど)
しぼりたては本当に美味しいよね。
牧場で初めて飲んだときはオレも感動したよ。
成分無調整牛乳
牛からしぼった生乳を、成分を一切変えずに商品にしたもの。
不純物を取り除いたり、殺菌したり、それに脂肪分の固まりを細かくして、飲みやすいように加工してある。原料は生乳だけなので、 「生乳100%」と書かれていたりする。
スーパーマーケットにもよく売っているわよ。
特濃牛乳
特濃ミルクとも呼ばれる。乳脂肪分を濃くした牛乳だ。
濃くする方法はいくつかある。1つは生乳から水分だけを減らす方法だ。
純粋に水分を飛ばすだけなので、 生乳100%だけど濃い牛乳ができあがる。もう1つは生乳に脂肪分を足す方法だ。
乳脂とか生クリームとか、 生乳よりも脂肪分が濃い材料をミックスするのだ。 そうすると濃い牛乳ができあがる。 これは加工乳と言われる。他にも、天然で脂肪分の多い生乳の場合、 特濃と名を付けて売ったりする。 これも「生乳100%」の濃い牛乳だ。
2通り作り方があるなんて面白いね。
水分を飛ばすか、成分を足して濃くするか…か。
低脂肪乳
ローファットミルクとも呼ばれる。特濃とは逆に、生乳から脂肪分を削ったものだ。
脂肪分の一部を取り除くということでもちろん、 無調整よりも味の薄い牛乳ができあがる。なので味を足したい場合には、 取った脂肪分の代わりに 乳糖(別名ラクト―ス)を追加したり、 脱脂粉乳を加えて味を調えることがある。 そんな風に成分を足した場合は加工乳。 単純に生乳から脂肪分を減らしただけなら、 それは生乳100%の低脂肪乳になる。
減らした分の脂肪を別のミルクに加えると、そっちは特濃になるのかな?
無脂肪乳
ノンファットミルクとも呼ばれる。生乳から完全に脂肪分を取り除いた牛乳だ。
これも特濃や低脂肪乳と同じで、 成分を取り除いただけなら生乳100%。別の成分を加えたら加工乳になる。 なおラクト―スは糖分なので、 もしラクト―スが加えてあった場合は、 脂肪分は少ないけど糖分は多めになる。
すごーくさっぱりした牛乳だね。
牛乳の脂肪分はとても大きな幅でコントロールできるんだな。
低温殺菌牛乳
75℃未満で殺菌した牛乳の事だ。
高温で殺菌すると短時間で殺菌できるが、 タンパク質が変化してしまう。ホットミルクを作った時に、 表面に幕ができることがないだろうか。 あれはタンパク質が固まったものだ。 タンパク質が一度固まると味が変わるので、 味を変えないために 低温でじっくり殺菌した牛乳。 それが低温殺菌牛乳というわけだ。
これもお店で良く見るねぇ。
熱で成分が壊れるのを心配する人に人気よ。
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色々な牛乳スイーツ
牛乳には、いろいろな美味しいスイーツが沢山ある。
それらを紹介したい。牛乳寒天
牛乳を沸騰させて、 それで寒天を溶かすだけ。 とても簡単な牛乳スイーツだ。 寒天の原料は海藻なので、 食物繊維がたっぷり摂れる。 お好みでコーヒー牛乳にしたり、 フルーツを入れて作ろう。
寒天は海藻が原料だから食物繊維が一緒に摂れるな。
牛乳プリン
寒天ではなくゼラチンで固めると、寒天とは食感の違う、牛乳プリンになる。
好みの量の砂糖を入れて作ろう。ゼラチンは動物性のタンパク質で、 コラーゲンも含まれている。 高タンパク質なデザートが食べたい時は、 寒天ではなくゼラチンで固めよう。
筋力アップにはゼラチンを使ったプリンの方が良さそうだね。
ミルクセーキ
牛乳1杯に卵1個と砂糖を入れて、泡だて器でしっかり混ぜれば、ミルクセーキの完成だ。
ミキサーで作るなら、一緒に氷も入れるといい。手で泡立てるなら、氷は入れずに気合で混ぜよう。 卵の栄養も一緒に摂れるので、 タンパク質の他、色々なビタミン類が一気に補える。
甘いものが好きなら朝ごはんにもいいんだよ。
卵と牛乳なら栄養たっぷりですもんねぇ。
砂糖を黒糖にしたらミネラル分も補えるな。
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牛乳石鹸とは
牛乳石鹸の原料には乳脂が使われている。
これは低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を作る時に 取り除かれた脂肪分が有効活用されたりしている。他にもチーズになったり、 生クリームやマーガリンの原料になったりする。 牛たちが作った牛乳の成分は、 捨てられずに色々なところで再利用されているのだ。
こうして見ると、牛乳って生活に欠かせないんだねぇ。
そうだな。感謝の気持ちを忘れずに飲もう。
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今日のいい言葉
いつかできることは すべて今日でもできる。
ミシェル・ド・モンテーニュ
今日からもっとお手伝い頑張るぞ!
トーレニングもな!
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4コマ漫画
つづく
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間違い探しクイズ
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