【VRの将来性について考察】5つの分野が社会に与える影響や変革

VRの将来のイメージ

更新:

【目次】
VRが社会に与える影響は?
メリットやデメリット
課題や問題
まとめ

VRが社会に与える影響は?

VRで影響を受ける分野
どのような分野や領域で起こると予想できるか。

VRとは、コンピューターが生成した仮想空間に没入することができる技術だ。

VRは、ゲーム映画だけでなく、教育や医療、観光など様々な分野で活用されている。VRは、私たちの生活や社会にどのような影響や変革をもたらすのだろうか? 今回は、 私の10年以上のVR実体験を元に、今後VRが社会に与える影響や変革を分野別に考察してみたい。

教育

ネズミたちの修学旅行
VRは、教育において多くのメリットを提供する。

VRは、実際に体験しないと分からないものや、現実では難しいものを再現することができる。 例えば、歴史的な場面や遠隔地の風景などの環境などだ。 歴史的な場面

これらの体験は、学習者の興味やモチベーションを高めるだけでなく、記憶や理解も促進する。
また、VRは、学習者同士や教師とのコミュニケーションや協働を可能にする。メタバースやソーシャルVRと呼ばれる仮想空間では、様々な人々と交流したり、共同作業したりすることができる。これらの活動は、学習者の社会的スキルや創造力を育むことにもつながる。

医療

VRメガネと錠剤
VRは、医療においても多くのメリットを提供する。

VRは、医師や看護師などの医療従事者の訓練や教育に役立つ。VRは、現実に近いシミュレーションを作成することができるため、手術や診断などの技術や知識を習得することができる。また、VRは、患者の治療やリハビリテーションにも役立つ。

観光

異星旅行
VRは、観光においても多くのメリットを提供する。

VRは、現実では行けない場所や時間に行くことができる。例えば、過去や未来の世界や異文化や異星などだ。

ゲーム

ビートセイバーのイメージ
VRは、ゲームにおいても多くのメリットを提供する。
VRは、ゲームによってこれまでに無い新しい体験を提供できる。例えば、それを実現した有名なタイトルとして「ビートセイバー」がある。 テレビゲームには興味が無かった人や難しいと感じた人でも、身体を動かす直感的な操作で自然に楽しめるので、古くからのゲーマーもまだゲームを体験していない新しい人でも刺激的に楽しめる。

ソーシャル

VRアバターコミュニケーション
VRは、ソーシャルにおいても多くのメリットを提供する。
VRは、これまでに無い新しい交流方法を可能にする。 離れた位置から交流できるのはもちろん、アバターを使って自分の理想の姿で相手と話す事ができるので、より自分を魅力的に親しみを持って伝える事ができる。 また、将来的には相手に触れることもできれば、より深い交流も可能にする。

メリットやデメリット

メリットやデメリット
VRのメリットとデメリットについて

VRは、私たちの生活にどのような影響や変革をもたらすのだろうか?

メリット

海底にあるタイムマシン
VRは、現実では体験できないものや難しいものを再現することができる。
  • 例えば、宇宙や海底などの環境などだ。これらの体験は、私たちの興味や知識を広げるだけでなく、記憶や理解も促進する。これらの体験をすることで、良いアイデアが生まれたり、高齢になっても社会で若々しく活躍できる可能性がある。これまでにはない新しい時代が来るかもしれない。
  • VRコミュニケーション
    VRは、私たちのコミュニケーションや協働を可能にする。
  • メタバースやソーシャルVRと呼ばれる仮想空間では、様々な人々と交流したり、共同作業したりすることができる。これらの活動は、私たちの社会的スキルや創造力を育むことにもつながる。現実社会だけでは見つけにくかった才能や相性がわかることで、新しい人が活躍したり、新しい出会いに巡り合えるかもしれない。
  • VRで痛みや不安などの感情を軽減する
    VRは、私たちの治療やリハビリテーションを支援する。
  • VRは、患者の注意を仮想空間に向けることで、痛みや不安などの感情を軽減することができる。また、VRは、患者の身体能力や認知能力を向上させるためのエクササイズやゲームなどを提供することができる。家から出られない状況に陥っても、家の中で先生に教えてもらいながらヨガをしたり、仮想世界で「スリルオブザファイト」のようにボクシングの大会に出て積極的に身体を動かすなど健康的な毎日を過ごすことも可能だ。

デメリット

VRは遊離する可能性がある
VRは、現実から遊離する可能性がある。
  • VRは、非常に没入感や臨場感が高い技術なのだが、それゆえに現実から切り離された感覚に陥ることがある。これは、VR中毒や孤立感などの問題を引き起こす可能性がある。現状はまだVR環境が整っていないので、目で見る映像と実際に身体で動かす運動の体験が完全にリンクできていないため、長時間VR体験を行うのは難しいが、これが一体化して快適になるとこの問題が深刻になる時代がくるかもしれない。例えば、VRをやめると不安になってVRから帰ってこない人などだ。
  • VRが身体的な不快感を引き起こす可能性
    VRは、身体的な不快感を引き起こす可能性がある。
  • 現状の環境では、視覚と運動感覚の間にずれが生じるためだ。例えば、VR上で歩いても、実際は身体を動かしていない場合などがある。これは、吐き気やめまいなどの症状を引き起こす可能性がある。また、VRは、目や首などの負担を増加させる可能性もある。
  • VRで暴力や性的な内容を体験する
    VRは、倫理的な問題を引き起こす可能性がある。
  • VRは、現実と区別がつかないほどリアルな仮想空間を作成することができるが、それゆえに現実の法や道徳に反する行為を誘発することがある。 例えば、VRで暴力や性的な内容を体験することは、ストレス発散の効果もあるが、現実での犯罪なども想像させる可能性も否定できない。特に子供が利用する場合は、親が影響を考慮して、利用するかどうかを判断する必要がある。

課題や問題

VRの課題や問題を抱える
VRの社会的影響と可能性の課題と問題。

課題

    VRの技術的な発展
    VRは、技術的な発展や普及に伴って新たなニーズや要求が生まれ、それに応える必要がある。
  • VRは、より高度な技術を必要とするが、今後もさらに進化し続けるだろう。

    これらの技術的な発展や普及は、私たちに新たな体験や価値を提供するが、同時に新たなニーズや要求も生み出す。 例えば、実際の映像に合わせて身体を動かすための運動環境。デバイスの重さや見た目などのつけ心地。脳波による考えるだけで操作できるテクノロジーや、VR空間で触った時に感じる触覚によるフィードバック機能などだ。
VRの法的な規制や倫理的なガイドライン
VRは、法的な規制や倫理的なガイドラインが不十分だ。
  • VRでの行為はどこまで許容されるべきか、どのように責任を問われるべきか、どのように防止や対策を講じるべきかなど、明確な基準や法律がない。
  • 問題

      VRを健康的に楽しめる環境が整っていない
      VRを健康的に楽しめる環境が整っていない。
    • 現在のVR環境は、映像で体験する動きと実際の動きがともなっていない事が多いため、吐き気やめまいなどの不快感や目や首などの負担を増加させる可能性が高い。 実現には、狭い範囲で身体を自由に動かせる環境が必要だ。例えば、宇宙飛行士が利用しているような球状のトレーニングマシンなどが家に置ける未来が来ると良いかもしれない。
    • VRは現実と仮想の区別やバランスを失わせる可能性
      VRは、現実と仮想の区別やバランスを失わせる可能性がある。
    • VRは、現実と区別がつかないほどリアルな仮想空間を作成することができるが、それゆえに現実と仮想の区別やバランスを失わせる可能性がある。 これは、現実の価値観や判断力を低下させる可能性がある。


    まとめ

    軽量&高性能XRグラス
    VRはどのように対応すべき?
    色々と書いたが、VRは技術的な解決さえすれば、将来的には明るい未来が待っていると思われる。 ARやAIなどの技術との融合も楽しみな分野だ。 2023年では、MetaがQuest2の新型である薄型の高性能VRであるQuest3の発売を予定していたり、AppleからもARをミックスさせた高級な仮想現実デバイスが発表されると噂されている。

    映画『レディ・プレイヤー1』のイメージ
    ゲームでは、映像と運動の一体化が課題
    例えば、狭い空間でも自由自在に動く事ができる環境が安価で整えられたら、酔いの問題は軽減するので、誰もが利用できて家庭にも普及する時代が来るだろう。

    スティーブン・スピルバーグ監督のVRをテーマにした映画『レディ・プレイヤー1』で描かれた夢の世界が来るのもそう遠く無いかもしれない。 実際は、映画「ジュマンジ」ぐらいの映像との一体感が実現できれば、誰もが利用する時代になるだろう。

    ゲームVRの発展
    VRが一般化するのは?
    まずは、ゲーム業界での普及が期待されるが、身体を動かさなくても利用できるソーシャルや医療、教育から一般化する可能性もある。

    上記の課題もあり、最新のVRであるPSVR2や人気のQuest2でも、酔いの問題を解決できていない。 XBOXのマイクロソフトや、古くからはバーチャルボーイ、最近ではスイッチのNintendo Laboでも安全なVRゲームを実現している任天堂が本格的にゲームに導入しないのも、環境が整っていないためではないかとも考えている。

    VRと現実のバランス
    最後にVRは、私たちの生活や社会を豊かにするだけでなく、危険にさらす可能性もある。
    VRを利用する際には、現実と仮想の区別やバランスを保つことが重要だ。また、VRの倫理的なガイドラインや規制を策定することも必要だ。

    VRは、私たちの生活や社会に大きな影響や変革をもたらす技術だが、その影響や変革は私たち自身が決めるものだ。



    VR施設

    VR体験施設!池袋と銀座で楽しめるVRゲームの料金と詳細

    【Quest2で出来ること】

    【Quest2で出来ること】おすすめゲームと使い方、設定が画像でわかる

    スリルオブファイトで15分ダイエット

    【スリルオブファイトで15分ダイエット】パンチ力やアッパーの設定完全ガイド tof

    ★★見出しPDFだけ先に見る★★

    【PlayStationVR2最新情報】予約と発売日 | PSVR2対応ソフト

    【PSVR2は買わない?】有線が問題!予約する前に注意|性能や映画は?対応ソフト一覧

    ★★PDF見出しだけ先に見る★★

    PSVR2を先行体験

    【PSVR2を先行体験】PSVR2レビュー!体験した感想…買うべき?

    (Adobe Firefly)の使い方とエフェクト一覧

    【アドビの画像生成AIの使い方とエフェクト一覧】Adobe Fireflyで絵の具やアクリル画材はもう不要か?

    Adobe Fireflyの使い方

    【アドビの画像生成AI Adobe Firefly】何ができる?使い方とレビュー

    著作者情報

    イラレブックイメージ

    イラレブック/1977年生まれ、大阪府出身。2019年8月から自作のAdobe Illustrator製の画像で野菜から最新ゲームまで様々な情報の発信を開始。 野菜や果物から映画やゲームまで、さまざまなトピックをカバーしている。
    人気記事
    ガラスの仮面ガラスの仮面50巻ネタバレ!単行本未収録の展開とは!?完結する?