更新: メニューバー追加
目次 |
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はじめに |
メニュー一覧(PDF) |
アスペクト比 |
コンテンツタイプ |
Styles/スタイル |
Movements/ムーブメント |
はじめに
Adobe Fireflyを使いやすくするためのガイドを用意した。
AdobeのジェネレーションAIは、生成後に細かく調整できるのがこれまでのAIと大きく違う。この特徴を生かすためにも、調整項目を全て把握できれば大変効率が良い。
調整項目は、全て画面右側のメニューに収められている。ここを選ぶだけでAIが生成した画像を思いのままに変えられる。しかし、数が多いのでどこに何があるのか?それぞれがどんな風な絵に変えてくれるのかはやってみないとわからない項目もある。そのため、実際どんな絵になるのか詳しく絵を用意した。
なお、Fireflyとは?や基本的な使い方やレビューについては、こちらの記事にまとめてあるのでご覧頂きたい。
イラレブックが全部で67あるコンテンツやスタイルに合わせて、適したプロンプトを考えて作り、それぞれ得意とする画像がどんなものかわかるようにした。
想像したイメージは上手くプロンプトを入力すれば思い通りに描いてくれる。(絵のタイトルは「天空のスポーツカー」)プロンプト:In the distance, several towers can be seen. In the mid-ground, golden factories can be seen. On the ground, steam motorcycles are running. Nearby, there are beautiful green grass, trees, and rivers.
全て同じ絵でスタイルの変化を見比べたい場合はスタイル編の記事へ(↓メニューの画像はどこをタップしてもPDFでメニューが見れる。さらに項目をタップするとそのイメージまで自由にジャンプできるようになってるので活用してほしい。)
Adobe公式サイト:クリエイティブのための生成AI - Adobe Firefly
アスペクト比
一番上にあるのがこの「アスペクト比(Aspect ratio)」。
全部で4種類あり、このボタンを押すだけで画像のサイズを変えられる。風景(Landscape4:3)、縦長(Portrait3:4)、正方形(Square1:1)、ワイドスクリーン(Widescreen16:9)の4つだ。
サイズを変えるごとにAIがアスペクト比に合わせて描き直すので、若干異なる絵になる。コンテンツタイプ
最初によく使うのがこの「コンテンツタイプ」。
全部で4種類あり、このボタンを押すだけで生成した画像の種類をガラリと変えられる。なし(None)、写真(Photo)、グラフィック(Graphic)、美術(Art)の4つだ。
なし(None)
「None」は、英語で「なし」または「何もない」という意味。この単語が示す通り、このコンテンツでは 何も調整せずに描かれる。結果、最も写実的になりやすい。画像のように普通の背景も作れる(絵のタイトルは「よくある夕焼け」)。プロンプト:sunset
写真(Photo)
Photo(写真)は、光を使用して画像を記録する技術。写真は、人々が瞬間を捉え、記憶を保存し、物語を伝えるために使用される。芸術、ジャーナリズム、科学、広告など、様々な分野で使用される。 このコンテンツは、写真のようにリアルに描いてくれる。(絵のタイトルは「果物を産む海」)プロンプト:From the fruit-bearing sea came apples made of water, oranges made of water, peaches made of water, strawberries made of water, and grapes made of water.
グラフィック(Graphic)
「Graphic」は、視覚的な表現を指す。グラフィックデザイン、グラフィックアート、コンピュータグラフィックスなど、様々な分野で使用される。グラフィックは、画像、図形、記号、色彩などを使用して情報を伝えるためにある。 このコンテンツにすると視覚的効果が強いように、ややイラスト風に近づけた形で描いてくれる。(絵のタイトルは「砂漠で遠足するペンギンたち」)プロンプト:Penguin Band members excursion in the mountains of color desert
美術(Art)
Art(芸術)は、人間の創造性や技術を用いて、感情や思考、アイデアを表現するもの。絵画、彫刻、音楽、文学、演劇、映画など、様々な形式がある。芸術は、人々が自己表現し、コミュニケーションし、感動し、考えることを促す。 このコンテンツにするとアクリルなどで描いたような美術的に描いてくれる。(絵のタイトルは「時空とパラレルの狭間にいる宇宙飛行士」)プロンプト:Astronauts between space-time and parallelism
Styles/スタイル
ここは、全63種類あるスタイルを見やすくソートできるボタン。
デフォルトでは[Popular]になっているので、6種類だけしか表示されていない。でも、[All]ボタンを押すと63種全ての調整が表示される。
他の[Movements]などのボタンは、これから説明するそれぞれのグループだけを表示するボタンだ。Movements/ムーブメント
ここでさらに、どのようなタッチで描いてもらうかを選べる。
ここからは実に多くの要素があるので、次のアップデートでまとめて詳細を紹介したい。まずは12あるムーブメントから紹介する。スチームパンク(Steampunk)
Steampunkとは、19世紀の産業革命時代の蒸気機関をモチーフにしたレトロフューチャーな技術や美学を取り入れたもの。 スチームパンクの作品は、ヴィクトリア朝やアメリカ西部劇のような歴史改変ものや、H.G.ウェルズやジュール・ベルヌのような空想科学小説に影響を受けた架空の世界で展開される。
スチームパンクには、蒸気機関や時計仕掛けの機械、飛行船やアナログコンピュータなどの架空の発明品が登場する。
このスタイルは、蒸気やメカの世界を描く場合に雰囲気を良く表現してくれる。(絵のタイトルは「スチームバード」)
プロンプト:In the air, a huge steam-powered bird-shaped robot covers the sky.
80年代アート(Synthwave)
Synthwaveは、1980年代の電子音楽のジャンルで、映画やテレビ番組のサウンドトラック、ビデオゲームの音楽などに影響を与えたとされている。Synthwaveは、80年代のシンセポップ、ニューウェーブ、アンビエント、そして映画音楽から影響を受けており、その特徴的なサウンドは、アナログシンセサイザーを使用したメロディックなシンセサウンドと、リズムマシンによるドラムトラックからなる。
このスタイルは、80年代の映画やゲーム、カルチャーに影響されたレトロフューチャーなビジュアルを表現してくれる。(絵のタイトルは「猫と黒豹のエージェント」)プロンプト:Suit, white cat, black panther, agent, two people, cigarette, shake, temple, ranch, gas station, burger store, pink and purple sky, station
90年代アート(Vaporwave)
Vaporwaveは、2010年代初頭にWeb上の音楽コミュニティから生まれたもの。過去に大量生産されて忘れ去られた人工物や技術への郷愁、消費資本主義や大衆文化、1980年代のヤッピー文化、ニューエイジへの批評や風刺として特徴づけられる。 このスタイルは、90年代のアートスタイルを表現するのに向いている。(絵のタイトルは「火山と海のネットレース」)プロンプト:Competition between volcanoes and oceans in the world of the Internet,Vaporwave
SF(Science fiction)
Science fiction(SFまたはsci-fiとも略される)は、実際または想像上の科学が社会や個人に与える影響を主に扱ったフィクションの形式。 このスタイルは、科学的な空想にもとづいた現実にはありえないイメージを表現するのに向いている。(絵のタイトルは「人工的地球計画」)プロンプト:Cyber Earth next to the Earth
サイケデリック(Psychedelic)
Psychedelicは、LSDのような薬物(幻覚剤)によって生じる異常な心理的効果(幻覚など)を指す。また、鮮やかな色彩やパターンを使用して強い効果を生み出すことができるため、Psychedelicは、色彩やパターンが鮮やかで強い効果を生み出すことも意味する。 このスタイルは、LSDなどの幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のグルグルと渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現をするのに向いている。(絵のタイトルは「空間の歪みと異次元の狭間」)プロンプト:Caught in the distortion of space,sucked into the world of another dimension
ファンタジー(Fantasy)
Fantasyは、魔法の要素を含む仮説的なフィクションのジャンルで、架空の宇宙に設定されたり、神話や民話に触発されることもある。そのルーツは口承伝統にあり、それがファンタジー文学やドラマになっている。 このスタイルは、超自然的、幻想的、空想的な事象や現実とは別の世界や時代などの舞台設定や、超自然的な存在や生命体などを表現するのに向いている。(絵のタイトルは「魂侍」)プロンプト:A white soul in a red kimono confronts a giant thunder demon from the mountains
ポップアート(Pop art)
Pop artは、1950年代半ばから1960年代にかけてイギリスとアメリカで登場した芸術運動で、商業的で大衆的な文化に触発された。 特定のスタイルや態度を持たず、戦後時代の商品主導の価値観に対する多様な反応として定義され、コミックストリップ、スープ缶、道路標識、ハンバーガーなどの一般的な物体を主題として使用したり、作品の一部として使用することがよくある。 このスタイルは、大量生産・大量消費の社会のイメージを取り入れたアートや雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱い、単純化された形や色、ドットなどを用いて表現するのに向いている。(絵のタイトルは「キャンディレース」)プロンプト:Red sunglasses, hot dogs, three-tiered ice cream, pudding with cherries on top, popsicles, popcorn and cupcakes compete, carnival, festival,pink,yellow,orange,skyblue,race
簡素(Minimalism)
Minimalismは、音楽、文学、デザインなどのスタイルや技術で、極端な簡素さとシンプルさが特徴。このスタイルは、可能な限り最小の範囲の材料と色、非常にシンプルな形状や形態を使用するため、 極端に単純化された形や色、素材などを用いて、余分な要素を省いた表現をすることに向いている。(絵のタイトルは「スパイグッズ」)プロンプト:Neatly folded suit, gentleman's hat, round cane, folded scarf, spy sunglasses, on the table
複雑(Maximalism)
Maximalismは、芸術において、minimalismに対する反応として、過剰の美学。 その哲学は、「more is more」と要約され、「less is more」のminimalistのモットーと対照的。 このスタイルは、可能な限り最大の範囲の材料と色、非常に複雑な形状や形態を使用する。そのため過剰に複雑化された形や色、素材などを用いて、豊富な要素を盛り込んだ表現をすることに向いている。(絵のタイトルは「北極の流れる遊園地」)プロンプト:Arctic, multifaceted, amusement park, parallel worlds, flying, waterfall, candy shop
複数視点(Cubism)
Cubismは、20世紀初頭の前衛芸術運動で、ヨーロッパの絵画と彫刻を革命し、音楽、文学、建築などの関連する芸術運動に影響を与えたスタイル。 Cubist作品では、主題が分析され、分解され、抽象的な形で再構成される。代わりに、物体を単一の観点から描写するのではなく、複数の観点から主題を描写して、主題をより大きな文脈で表現する。 このスタイルは、一つの対象を固定した単一の視点で描くのではなく、複数の視点から見たイメージを、一枚の絵の中に集約し表現するのに向いている。(絵のタイトルは「混乱する運命と時空警官」)プロンプト:Destinies that are replaced and confused by the twist of time and space,police
サイバーパンク(Cyberpunk)
Cyberpunkは、ディストピア的な未来的な設定のサイエンスフィクションのサブジャンルで、人工知能やサイバネティクスなどの未来的な技術的および科学的成果と、社会の崩壊、ディストピア、または衰退とが並置されることが特徴。そして「ローライフとハイテクの組み合わせ」に焦点を当てている。 このスタイルは、高度に発達したテクノロジーやサイバネティックスが社会に浸透した近未来や異世界を舞台にした作品を表現するのに向いている。(絵のタイトルは「サイバーパンク2177」)プロンプト:Inside a holographic car with a view of the city of the future
豪華(Baroque)
Baroque(バロック)は、17世紀初頭から1750年代までヨーロッパで栄えた建築、音楽、ダンス、絵画、彫刻、詩、その他の芸術のスタイル。 複雑な形式、大胆な装飾、対照的な要素の並置が一般的に使用され、ドラマ、動き、緊張感を伝えることができる。このスタイルは、豪華で複雑な装飾や曲線を多用した表現をするのに向いている。(絵のタイトルは「金のドラゴンキャッスル」)プロンプト:Castles of money, waves and seas of coins, lightning
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