地 獄 楽 - 序 列 六 位 ! 山田浅ェ門蘿藦

更新: by イラレブック
この記事でわかること
- 蘿藦はどこに出てるの?
- 蘿藦はどんなキャラ?
この記事を読めば山田浅ェ門蘿藦とは誰?が分かります
【山田浅ェ門蘿藦】
山田浅ェ門蘿藦(ががいも)は試一刀流六位。本編に出てこない幻の浅ェ門

地獄楽の漫画を何度も読み込んでいる人は、「そういえば試一刀流(※)の序列の六位と七位って出てきてなくない?」と、ある日気付いたのではないだろうか。
そう、本編では六位と七位が登場しておらず、そのことについて一切触れられていないのだ。この答えを教えてくれるのが、漫画完結後に発売された公式設定資料集「地獄楽 解体新書」で、山田浅ェ門蘿藦(ががいも)はこの本にのみ登場する。
※山田家の次期当主候補としての順位。全十二位まであり、数多いる門下生の中で序列に入れるだけでもすごい。
【プロフィール】
これが山田浅ェ門蘿藦(やまだあさえもんががいも)のプロフィールだ!
山田浅ェ門蘿藦(ががいも)は漫画本編には一切出てこない。コミックスのおまけにも出てこない。公式設定資料集である「地獄楽 解体新書」に3コマだけ姿を現すキャラだ。ゆえに情報も少ない。
しかし上記以外のプロフィールに「特技」、「趣味」、「口癖」、「特記事項」も書かれている。
ちなみに身長の数値が細かいのは、公式資料では「5.7尺」と書かれているためだ。1尺は30.303cmなので、5.7✕30.303でcmに変換している。
タオが設定されてはいるが、蘿藦は神仙郷に渡らなかったのでタオの知識は一切ないし、十中八九知覚していないし使えないだろう。
【蘿藦の漢字】
ガガイモは実在する植物の名前。漢字も同じ
あまりに難解で、普段まったく使わない漢字なので大きくしてみた。これを見て練習すればガガイモの漢字が書けるようになるだろう。
どちらの字も草かんむりが付いているので植物を意味する漢字なのが分かると思うが、実はまったく同じ漢字を書く蘿藦(ががいも)という植物が存在する。彼の名前の由来はその植物だろう。
【蘿藦の花】
蘿藦はキョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草

蘿藦は古事記や日本書紀の中にも出てくる。国づくりに参加した一柱である少名毘古那(すくなびこなのかみ)が、ガガイモの実を半分に割ったものを船にして日本へやってきたというのだ。マイナーでありながら、なかなか歴史のある植物である。
花は全体的に妙にフサフサしていて繁殖力が旺盛で、日本全国の山の下腹や藪の中に生えているという。意識していないだけで、意外と見たことがある人は多いのかもしれない。
【蘿藦の性格】
蘿藦は美意識とプライドが高く、殊現命!なナルシスト
「殊現様の御用命なれば地獄の釜にでも入ります!」
「殊現様の御用命なれば地獄の釜にでも入ります!」と声高に宣言するほど殊現に傾倒している。そして山田家のほとんどが無地の装束だけを身に着けている中で、1人だけその上に花柄の着物を羽織っている。
おまけ漫画内の紹介によれば、人に因縁を付けたり無礼打ちにするのが好きで、口癖は「醜き花は朽ちよ」だそうだ。自分の美意識にそぐわないものは強引に理由を作って斬り捨てていそうである。どう考えてもあまり性格は良さそうにない。
【蘿藦の実力】
蘿藦は十禾に「激弱」と言われ、実力不足で殊現に留守番を任された
序列六位にいることから、処刑術には優れていることが分かるが、戦闘能力はとても低い。というのが十禾と殊現からの評価だ。
もちろん並の侍よりは強いのだろうが、山田家内ではお話にならない弱さなのだろう。しかし、本人はそのことに気付いていない様子だ。
【仲の良い浅ェ門】
蘿藦と絡みがあるのは殊現と努々(つむつむ)のみ
蘿藦は本編に出てこないので、佐切をはじめとするメインの浅ェ門たちと交流するシーンがない。「解体新書」の描き下ろし漫画で会話をしているのは殊現のみだ。
【まとめ】
山田浅ェ門蘿藦は設定資料集の描き下ろし漫画にしか出てこない試一刀流六位なナルシスト
メインストーリーでは存在すら語られず、完結後に販売された設定資料集「地獄楽 解体新書」の描き下ろし2ページ漫画で初登場した浅ェ門、それが蘿藦(ががいも)だ。
あまりにも個性的な花柄の羽織を身に着け、他人に因縁をつけることと無礼打ちが趣味という、どう考えても危険な性格をしている彼は、戦闘能力が低すぎて神仙郷の任務に選ばれなかった存在である。
名前の由来は実在する植物の名称なので、この難解な漢字を練習しておけば、いつか私生活のどこかで役に立つ日が来る……かもしれない。