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この記事でわかること
- 山田浅ェ門士遠はどんな人?
- 士遠と典坐の関係は?
この記事を読めば山田浅ェ門士遠の基本プロフィールや典坐との過去、盲目の理由も分かります
【山田浅ェ門士遠】
山田浅ェ門士遠(しおん)は試一刀流四位。みんなの優しい先生
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TVアニメ「地獄楽」エピソード8_弟子と師で微笑む士遠
士遠はTVアニメ一期エピソード2話から出ていて、死罪人の1人である「人喰い花魁」あか絹(あかぎぬ)の担当として神仙郷に渡った盲目の剣士だ。
第1回目の公式人気投票で1位、2回目で2位を取るほどの人気キャラで、皆から「センセイ」と呼び慕われている士遠だが、彼の盲目の理由や先生としての魅力を伝えていきたい。
【プロフィール】
※山田家の次期当主候補としての順位。全十二位まであり、数多いる門下生の中で序列に入れるだけでもすごい。
【士遠の実力】
士遠は元からタオと同等の力を知覚できる。剣の腕も立つ達人
士遠は生まれたときから先天的に視力がない。
しかしそれ故に事物の出す波長…すなわちタオ※を知覚することができる。それによって物の輪郭や相手の動きが分かるため、普通に見えているのと同じように行動ができるのだ。
この力を利用して相手の動きを先読みしたり気配を察知することができる上、ストイックに修業した剣の腕も達人の域なのでとても強い。神仙郷のボス集団である天仙様と遭遇しても、逃げたり渡り合えたりするほどだ。
※神仙郷の住民が使いこなす、陰陽五行という思想を元に考えられた生命エネルギーのこと。「木・火・土・金・水」の5種類がある。詳しくはこちら
【士遠の性格】
士遠は穏やかかつ朗らかな性格で、駄洒落を考えるのが趣味
元々は「他人の世話より自分の剣」というくらいのドライさがあった士遠だが、世話をしきれなかった弟子が死罪人となって自分の担当する刑場に現れた事件をきっかけに、弟子たちを親身に指導するようになった。
それからは皆の「センセイ」として慕われはじめ、立ち居振る舞いや言動にもすっかり先生らしさが沁み込んでいる。
生来が明るい性格のようで、初対面の幼い佐切を変顔で笑わせたり、危険な任務中でも常に駄洒落を考えていたりと、他人を笑わせることに心血を注いでいる。
【士遠の過去】
士遠の過去は小説版と単行本のおまけ漫画、公式設定資料集で少しずつ分かる
小説版では「地獄楽 うたかたの夢」に収録されている「桜咲く庭」で典坐と出会ったときの話および、過去に失ってしまった弟子、鉄心とのエピソードが、単行本11巻のおまけ漫画では佐切2歳、士遠13歳のときの出会いのエピソードが読める。
その他、公式設定資料集である「解体新書」で盲目や顔の傷の理由など細かな設定が補完されているので、気になる方はそれぞれ手に取ってみよう。
【士遠の目】
士遠が盲目なのは生まれつき。傷跡はその後母にやられた
生まれた時から目が見えず、母親と一緒に旅芸人をしていたという士遠。目の周りの斬り傷は「演出」として母親に付けられた。かなり長くて深い傷なので、どう考えても激痛だっただろう。
【門下生との関係】
衛善と他の浅ェ門たちの関係は兄と弟、または上司と部下
名前 | 顔 | 関係性 |
---|---|---|
衛善(えいぜん) |
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信頼できる同年代の同門であり、枯れた趣味を持つ茶飲み友だち 衛善特集ページへ |
殊現(しゅげん) |
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士遠の気を読む能力に「波」と名付け、熱心に教えを請うた弟弟子(おとうとでし)であり友人。しかし殊現の罪人に対する異常な憎悪を危ういと思っている 殊現特集ページへ |
十禾(じっか) |
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ときどき酒に付き合うなどする同年代の同門。不真面目だが天才だと認めている 十禾特集ページへ |
仙汰(せんた) |
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付知と仲の良い勉強好きな弟弟子 |
蘿藦(ががいも) |
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作中で絡みなし。おそらく殊現や衛善と共に稽古をつけていただろう |
努々(つむつむ) |
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作中で絡みなし。おそらく殊現や衛善と共に稽古をつけていただろう |
源嗣(げんじ) |
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稽古をつけていた弟弟子 |
付知(ふち) |
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士遠の駄洒落を嗤ってくれる貴重な理解者。しおさんと呼ばれている |
典坐(てんざ) |
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士遠が山田家への入門を誘い、ずっと目をかけてきた特別な弟弟子。深い絆で結ばれている |
期聖(きしょう) |
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稽古をつけていた弟弟子 |
佐切(さぎり) |
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士遠の駄洒落を嗤ってくれる貴重な理解者で、幼い頃から知る妹のような存在 |
桐馬(とうま) |
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純粋な気持ちで入門したのではない怪しさに気付きながらも指導していた新人 |
清丸(きよまる) |
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作中で絡みなし。おそらく殊現や衛善と共に稽古をつけていただろう |
威鈴(いすず) |
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作中で絡みなし。おそらく殊現や衛善と共に稽古をつけていただろう |
【佐切との関係】
士遠は佐切が2歳の頃から知っているので、おそらく妹のような存在
佐切と士遠の出会いは佐切2歳、士遠13歳の時だ。佐切を笑わせることで士遠は自分のなかのお笑いの才能に気付いたと言っており、それから度々佐切を笑わせつつ、彼女を見守り続けている。
佐切の殊現への初恋や、思春期の典坐が美少女の佐切に戸惑う様子も眺めてきているので、士遠にとっての佐切は当主の娘でありながら妹のような存在だと思われる
【アニメの士遠】
TVアニメでの士遠の活躍はエピソード8から!担当死罪人との顛末はエピソード3で
TVアニメ一期のエピソード2で登場した士遠は、エピソード4~7でしばらく姿を消すが8からは主要キャラとして大活躍する。そのまま2期でも活躍予定だ。
担当死罪人であるあか絹との顛末はエピソード3で見られるので、「そういえば士遠て何で単独行動してたんだっけ…?」を知りたい方はエピソード3を観よう。
【まとめ】
山田浅ェ門士遠は神仙郷上陸前からタオを知覚できる剣の達人で、みんなの先生
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試一刀流四位という高い地位に就き、ベテランの兄弟子として山田家の門下生たちに稽古を付けてきた士遠は、生まれた時からの盲目が起因して、人や物の持つ波動を感じ取れる能力を持つ。
その力と熱心な稽古により免許皆伝の実力を持ち、仲間が死なぬように見守り続けてきたのだ。
漫画では3巻から、TVアニメではエピソード8から本格的に活躍するので、士遠のファンはそこから振り返ろう。