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ヤングジャンプで連載中の超次元ギャンブル漫画「ジャンケットバンク」
コラボカフェは満員御礼で整理券配布、期間限定ショップでもグッズ売り切れが続出する人気漫画ジャンケットバンク。これは主人公のギャンブラー真経津 晨(まふつ しん)が、彼に魅入られた銀行員の御手洗 暉(みたらい あきら)と共に、「最高の相手との最高のゲーム」を実現するべくギャンブルに興じる物語だ。
作品についての詳しい解説はここよ
▷▷ジャンケットバンク 相関図
2023年の「アニメ化してほしいマンガランキング」でも8位入賞し、今最も勢いのあるギャンブル漫画と言っても過言ではない。
漫画の面白さもさることながら、登場人物が全員個性的でステキなの
今回はその魅力的なキャラの中から、重度のかまって系男子の叶黎明(28)をご紹介したい
叶黎明はコミックス6巻の表紙を飾った、カラコンとメイクがかわいい配信系男子だ。黎明さんは苗字より名前で呼ばれる愛され男子よ
人気の動画配信者なのよね
カラス銀行は日本No.3の都市銀なんだけど、裏で違法な賭場を経営してるの
この世界の大手銀行はみんな裏で賭博場を営んでるって設定なのよ
これが叶黎明のプロフィールだ!
氏名 | 叶 黎明(かのう れいめい) |
---|---|
年齢 | 28歳 |
職業 | ストリーマー |
誕生日 | 5月17日(牡牛座) |
血液型 | AB型 |
身長 | 190cm |
体重 | 72kg |
公にできない動画もたくさん撮っていそうだけどね
むしろそっちの方が多くても驚かないわ
下の表がカラス銀行の賭場において真経津さんが繰り広げてきた勝負の一覧だ
賭場レベル | 対戦相手 | ゲーム名 | 掛け金 | ゲーム開始回 | ゲーム決着回 |
---|---|---|---|---|---|
5スロット | 関谷 仁 | ウラギリスズメ | 100万~4,999万円 | 1巻第1話 | 1巻第2話 |
4リンク | 獅子神 敬一 | 気分屋ルーシー | 8,000万円 | 1巻第4話 | 2巻第8話 |
4リンク | 村雨 礼二 | S.O.S(サウンド・オブ・サイレンス) | 1億6,000万円 | 2巻第13話 | 3巻第21話 |
1/2ライフ | 雛形 春人 | ジャックポット・ジニー | 3億円 | 3巻第25話 | 4巻第35話 |
1/2ライフ | 叶 黎明 | アンハッピー・ホーリーグレイル | 6億円 | 5巻第47話 | 6巻第57話 |
1/2ライフ | 天堂 弓彦 | ブルー・テンパランス | 12億円 | 8巻第70話 | 9巻第82話 |
1ヘッド | 眞鍋 瑚太郎 | シヴァリング・ファイア | ヘックスメダル1枚 | 12巻第110話 | 第125話(13巻収録予定) |
各レベルの詳しい説明はカラス銀行の賭場ランクをご参照いただきたいが、
基本は「5スロット」が最低ランク、「1ヘッド」が最高ランクと覚えておけば問題ない。
黎明さんは上の表の5番目にいるわ。1/2ライフの2戦目ね
1/2ライフの1戦目、雛形さんとの戦いの詳細はこっちよジャックポットジニー
新人ジャンケット御手洗暉が、文字通り命を賭けて「主任解任権」を取りにいく
真経津さんの担当ジャンケットである御手洗くんは「とある事情」から自分が所属している特別業務部4課の宇佐美主任を課長に昇進させるため、他の班の主任を全員解任させることを思いついた。 とある事情…それは「ギャンブラーの死を見世物にするシステムを変える権力を手に入れたい」という分不相応な目的を叶えることだ。カラス銀行の賭場の収入源はセレブなVIP会員からの掛け金なのよ
ギャンブラーたちを戦わせて、競馬みたいに勝敗当てゲームをしてるのよね
しかし銀行賭博の根本をひっくり返すことなど、一介の新人平社員にできることではない。
そこで御手洗くんは、自分自身の命を賭けて大博打に出ることを決意した。
こんな場所で命を賭けたら、本当の意味で死ぬわよね
御手洗くんの現在の手持ちキャリアは13年と8ヶ月なので、半額と言えども命を賭けるに価値があると考えたのだろう。
だが……
御手洗くんは「真経津さんが敵プレイヤーを殺すかどうか」を当てなければいけないことになり、あろうことか「殺す」の方に賭けてしまった。
ギャンブラーの死に賭けるって、VIPたちと同じことしちゃダメよ…
見世物にするためじゃなく自分も命を張るからヨシ!って思っちゃったのね
せめて生き残る方に賭けてほしかったわ
内蔵破壊系ペナルティのアンハッピー・ホーリーグレイル
賭場レベル | 1/2ライフ |
---|---|
対戦相手 | 叶 黎明(かのう れいめい) |
ゲーム | アンハッピー・ホーリーグレイル |
掛け金 | 6億円 |
終了までの話数 | 11話 |
前回の雛形春人(ひながた はると)戦とは打って変わってハイテンションな司会と共に大盛り上がりで始まった第5ゲーム。
掛け金も6億円にアップして、もはや誰も金額を気に留めておらず、お金も扱いも微妙にぞんざいだ。
警備が誰も付いてなくて、むき出しでカートに乗せられてるわね
ここから盗める人もいないでしょうし、銀行の自信の証ね
ちなみに1~3回戦までの特集はゲームルールへ
4回戦のジャックポット・ジニーは雛形 春人特集へよ
アンハッピー・ホーリーグレイルのルール①ゲームの構成と目的
ゲームは10ラウンド構成で、全ラウンドを通して相手よりも多くの聖水を手に入れるのが目的だ。2本の毒薬と1本の聖水が用意されており、それを特定の方法で飲み合うことになる。
その方法というのが、選んだ瓶の中身を聖杯に入れる事。
瓶と同じく3つ用意された杯は、1つが本物の聖杯で残り2つはニセモノだという。
瓶だけなら分かりやすいけれど、杯との組み合わせで一気に高度になるわね
アンハッピー・ホーリーグレイル②勝利条件と禁止事項
勝利条件は「10ラウンド終了後に相手より多くの聖杯を得る事」または「対戦相手が違反行為で失格になる事」だ。今回のゲームは「違反行為」がとても多いのが特徴でもある。
違反行為一覧 |
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暴力をふるうこと |
意図的な遅延行為 |
1行程の行動時間が5分を超えること |
「運命の器」に注がれた液体を不当に増減させること(※) |
「運命の器」内の液体以外の飲食 |
ゲーム中の外出 |
運命の器ってそもそも何だったかしら
それについては次の項目で説明するわ
アンハッピー・ホーリーグレイル③ゲームの流れ
プレイヤーは聖杯(チャリス)側と聖水(ポーション)側に分かれて各アイテムを並べ、それを用いて各自1杯ずつの液体を作り合う。できあがった液体を各々の持つ「運命の器」に注ぐまでが1ラウンドの流れだ。大まかな流れはこんな感じよ。これを10ラウンド繰り返すの
だけど「液体を作る」のところがすっごい複雑なのよね…
聖杯側は杯を、聖水側は瓶を、それぞれ目の前のトレイに並べる。
瓶にも杯にも底面に本物か偽物かを見分ける印が付いている。並べる側はこれを見てどれが本物か判断することができるが、選択する側からは分からない。
2人共アイテムを並べ終えたら、まずは聖杯側が自分の使う杯を選ぶ。
自分が並べた杯なのだから、当然自分の望む杯をゲットすることができるだろう。
しかし、その杯に入れる「中身」を選ぶのは聖水側になる。
「杯」と「中身」の組み合わせによって、出来上がる液体が聖水になるか毒薬になるかが決まるのだ。
アンハッピー・ホーリーグレイルの組み合わせは以下の通り
ここまでの流れで完成するのは聖杯側のプレイヤーが飲む液体だ。続けて聖水側のプレイヤーが飲む分も作製していく。トレーを乗せた回転テーブルが回り、聖杯側プレイヤーの前に瓶が置かれ、聖水側プレイヤーの前に杯が置かれる。それぞれ残っているのは2つだ。
この中から今度は聖杯側が瓶を、聖水側が杯を1つ選ぶ。どちらも相手が並べた物の中から選ぶので、どれが本物なのかは分からない状態だ。
ここまでの流れでようやく、お互いが飲むべき液体が決定するのである。
長かったわね…。しかもまだ「運命の器」が出てきてないわ
ええ。このあとようやく「運命の器」の出番なの
ここにきてまたしても新アイテムの登場、「巨大聖杯」である。
杯の中に瓶をまるごと入れた状態の物がテーブルに吸い込まれていく。選んだ杯は実際に口をつけて飲むためのものではなかったのだ。
巨大聖杯に送られた瓶&杯セットで作られた液体が、それぞれに配られた「運命の器」へ注入され、各自に渡った時点で1ラウンド終了となる。
そしてペナルティとして、取得した聖水と毒は全て飲まなければならない。
余談だが巨大聖杯はかなりロボロボしくてかっこいい。
お腹に書かれた「R-1」は明治乳業のヨーグルトドリンクのことではなくラウンド数表示だろう。かっこいいだけでなく利便性も兼ね備えている。
1ラウンドの流れが長くて、観客のVIPたちも大半は理解できなさそうじゃない?
しかもこのあと、毒の説明も始まるのよ
アンハッピー・ホーリーグレイル④ペナルティの影響
毒を500ml以上飲む=死!!!1ラウンドで飲む液体の量は1人100mlだ。そして毒を500ml飲むと基本的に死ぬ。
ゲーム開始前にペナルティ実演にかり出された債務者が登場したが、巨大なクローシュ(お皿に被せるドーム状のもの)の中に入れられた彼は既にこと切れているようだった。
全10ラウンドだから、5回毒薬を選んだら死ぬのね……
それを緩和させる役割が聖水なのよ
聖水を飲むと毒薬を半分中和できる。なので例え毒薬を4杯続けて飲んでしまっても、5杯目に聖水を飲めれば毒の効果は350ml分に軽減されるため、そのあともう1杯分の毒薬に耐えられるようになる。
正直個人差もあるし、胃から腸への移動速度で誤差は出そうだけどね
少量でもじわじわ身体にダメージがありそうだしね
→開催ゲーム一覧 > アンハッピー・ホーリーグレイルの概要へ
黎明さんは常に注目を集めていたい配信者
トレードマークはスマイル柄のカラーコンタクトとツノ付きフードのパーカー。パッと見は元気で明るいクリーンな動画配信者に見える。同時接続者数は5,000人だ。同接5,000人といえば現実のYouTubeだと国内TOP100前後の数字なので、かなりの有名人といっても差し支えない(とはいえ本人は今の数字に満足していない)。
しかしこれは表の顔。
彼には闇に隠されたもう1つの顔が存在する。
黎明さんの裏の顔
自宅(仕事場?)にいくつもの監禁部屋を用意して、そこに人間を収容している。水も満足に与えず、黎明さんが対象者を観測している時間に応じて飲食物を差し入れするルールのようだ。既に自ら命を絶っている人がいるわ……
ご遺体の処理はどうしているのかしらね……
黎明さんは、担当ジャンケットのユイ君がお気に入り
「シン君」は真経津さん、「ユイ君」は担当ジャンケットの昼間 唯(ひるま ゆい)のことだ。認めた相手や気に入った相手はニックネームかカタカナ+君付けで呼ぶのが彼のスタイルである。 だがどんなに気を許そうともヨソ見は許さない。自分が観測しているから世界は存在する。世界の全ては自分に注目すべき。その考えを究極まで突き詰めているからこそ、それはギャンブルに役立つ特技にまで昇華されている。
黎明さんの特技はあらゆる対象に向けての正確な観測
どんなに小さな違和感や変化も叶黎明は見逃さない。1つ前のゲームで真経津さんと対戦した雛形春人は他人の感情を色として認識する特技を持っていたが、その上位互換の能力といっても差し支えないかもしれない。
外国で子供が飢えていようが
主役のオレはデザートを残していいんだ
全治3ヶ月の他人より
オレの擦り傷の方が痛いし
自殺直前の知らん奴より自分を労う
だが唯一
他人の苦しみを理解すべき時がある
目の前の敵が
苦しみを偽ってると感じる時だ
こう言った黎明さんは、わざと真経津さんと同じ量の毒を取得して飲み干した。本当の毒の影響を観測するために自らの身体すら犠牲にしたのだ。
決して相手に偽らせない鋼の意志を感じる。
徹底したこだわりと強さが黎明さんの魅力ね
視線への強い欲望が生まれたバックボーンもいつか知りたいわ
黎明さんにとっての真経津さんは「最高に魅せる有害な人間」
黎明さんが銀行賭博に参加している理由は「見たいと思える相手に出会えるから」。世の中は退屈で無害な見る価値のない人間で溢れていて、黎明さんはそれに辟易しているのだ。 だが命すらも微笑みながら賭けられるギャンブラーたちの中になら、見る価値のある人間がいる。真経津さんは黎明さんにとってそういう人間の筆頭だ。真経津さんにとっての黎明さんは「真の強者」
あまりにも強くて読み合いや小手先のフェイクじゃ通用しない。真経津さんにとっての黎明さんはまさに求めていた遊び相手にふさわしい人間だ。黎明さんとの戦いが互いに死の影を踏み合う過酷なものであったとしても、それすらも真経津さんには私服の時間だったことだろう。
真経津晨(まふつ しん)vs叶黎明(かのう れいめい)のアンハッピー・ホーリーグレイル対決は コミックス5巻第47話~6巻第57話だ。
ゲームの決着がつくのはコミックス6巻の57話よ
致死性の毒を飲み合いながらの試合で本当にハラハラしたわ
これが今回のアンハッピー・ホーリーグレイルを含めたこれまでのゲームルールと対戦相手の一覧だ
【ジャンケットバンク】天堂弓彦神父の魅力とブルー・テンパランス |