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ジャンケットバンクのキャラクター相関図
ジャンケットバンクに登場するキャラクターたちの関係性が一目でわかる内容になっている。PDF版もあるので、以下のリンクか画像をタップしてダウンロードしておこう!
相関図 PC版 相関図 スマホ版 をPDFで見る
この記事は漫画「ジャンケットバンク」を少しでも読んだことがある人向けの内容になっている
勝負の結果などのネタバレ要素はないが、若干のネタバレ(2巻以降の登場人物の紹介など)が含まれるため、先に原作漫画を読むことをおすすめしたい。ヤンジャンアプリで最大7巻まで無料で読めるわよ
私はヤンジャンで最新話を購入しつつシーモアで単行本を買ってるわ
私は紙派よ
「ジャンケットバンク」の世界をより深く知り、楽しむための資料として活用していただければ幸いだ。
ジャンケットバンクは、ヤングジャンプで連載中のギャンブル漫画
作者は田中一行さん。2020年7月30日(木)発売の「ヤングジャンプ 2020年35号」から連載が開始され、現在も同誌で連載中だ。コミックスの既刊は1~11巻。2023年7月28日(木)発売の「ヤングジャンプ 2023年35号」で連載3周年を迎える。2023年度の「アニメ化してほしいマンガランキング」で8位入賞もした、今後も期待大の人気漫画である。
あらすじやキャラ一覧の記事はこっちよ
ジャンケットバンク相関図の見方をご紹介!
カラス銀行員は各課毎に囲ってラベルを付けてある
カラス銀行で銀行賭博に関わっているのは「特別業務部」という部署だ。「特別業務部」はさらに業務内容に応じて各課に分けられている。なお「1課」はまだストーリー上に登場しておらず、業務内容・所属行員ともになぞに包まれた状態だ。
コミックス未収録の最新話では6課も登場してるのよ
6課は「特別権利管理課」ね。コミックスに登場したら追加予定よ
各課の中でさらに細かく班に分けわれている課もあるので、そちらについても相関図の中でツリー上に分類してある。
各班の主任の下に部下たちを置いているかたちよ
白金班のメンバーも14巻に登場予定だから楽しみだわ
カラス銀行所属ギャンブラーはピンクの枠の中
ギャンブル漫画としてギャンブルの渦中に立つギャンブラーたちは相関図の中央に置いてある。濃いピンクの背景で囲われているのがカラス銀行に所属しているギャンブラーたちだ。なお、1/2ライフ以上のランクに昇格して担当行員が付いているキャラについては、各担当行員との間を矢印でつなげてある。
ただしギャンブラーたちは昇格/降格でランク変動を起こすし、銀行員たちにも人事異動が発生する場合があるため、物語が進行すると担当者の変更も起こりうる。
この相関図はあくまでも序盤の基本形だとご認識いただきたい。
異動は長期で在籍しているサラリーマンにはつきものよね
異動や転職ってほんとエネルギー使うわよね…
ジャンケットバンクに登場する一般人の関係者は右下にまとめてある
「一般人」とは銀行賭博のVIP客やギャンブラーの親族・友人など、カラス銀行に所属していない登場人物たちだ。VIP客は世間的に見れば到底「一般人」とは言い難い存在ではあるが、銀行員でもギャンブラーでもないためそういう意味では一般人である。
それにしてもフィクションの世界の大富豪って人の命を容易に奪いがちよね
たしかに。生殺与奪の権利を持ちがちね
気になるキャラをタップ(orクリック)するとキャラ詳細へ飛べる
キャラ画像をタップ(PCの場合はクリック)することで、そのキャラクターの詳細画面へ飛ぶことができる。戻りたいときは詳細ページ下にある「相関図」ボタンかブラウザのバック機能で戻ろう。拡大したいときはスワイプ。PCは画面上部の+ボタンをクリック
画像が小さくて見づらいときは、スマホの場合は2本の指で画面を触り、指と指の距離を広げるように動かすことで画像を拡大することができる。PCで見る場合は画面上部のバーに「+」のマークが出ている場合、それをクリックすると拡大できる。
赤い点線は好意の印。恋の行方を見守りたい
相関図内には赤い点線が2本描かれている。これは恋の矢印だ。一方通行の矢印が相互になるか、それとも消滅するか、はたまた現状維持が続くのか……。ぜひ漫画を読んで行方を観測しよう。真経津さんの対戦相手
とにかく遊びたい真経津(まふつ)さんは、多くのギャンブラーたちと次々に対戦し続けている。これには真経津さんの意思だけでなく銀行側の思惑も絡んでいるのだが、今のところは遊びたい真経津さんと遊ばせたい銀行はwin-winの関係だ。
今のところは…ね
真経津さんからはずっと目が離せないわね
ちなみに各ギャンブラーたちとの勝負の内容や見どころについてはそれぞれの記事でまとめてあるので、気になる勝負は各ページを御覧いただきたい。
・真経津 晨vs関谷 仁
・真経津 晨vs獅子神 敬一
・真経津 晨vs村雨 礼二
・真経津 晨vs雛形 春人
・真経津 晨vs叶黎明
・真経津 晨vs天堂弓彦
・真経津 晨vs眞鍋 瑚太郎
どれも名勝負よ!
銀行員たちの勝負も熱い!
ギャンブラーたちの勝負のみならず、銀行内部でも様々な思惑が交錯し、各班の間で常に火花が散っている。それに課を越えたつながりも存在する。黒や緑の点線を追えば、それらの関係性の一端を垣間見られるだろう。
社内の人間関係、なかなか複雑よね
ジャンケットバンクの6つの重要な用語を解説!
「大金と信用を保持した安心安全?な賭博場」
メガバンクだからこその信頼性と資金力に裏打ちされた秘密の賭博場。それが「銀行賭博」だ。この物語の舞台は日本第3位の市銀「カラス銀行」の賭博場だが、なんとジャンケットバンクの世界では他の銀行も当たり前のように銀行賭博を行っている。その証拠が下の台詞だ。 「3年前に別の銀行が運営する賭場が潰された。」しれっと言っているが、もしそれが本当だとしたらカラス銀行も3年以上前から賭場を運営していた筈だし、それ以外の複数の銀行も当たり前のように銀行賭博を運営していたことになるだろう。何故ならたった1人の客に破産させられるようなサービスを、その事実を知っていながら後発で始めるわけがないし、賭場を潰された銀行とカラス銀行の2社しか賭場を持つ銀行がなかった場合、唯一のライバルを潰されたカラス銀行が3年もの間なにもせずにボンヤリと賭場を運営し続けているわけもないからだ。
この世界では大手銀行が賭場を持つのは当たり前のことなのね
ちなみに現実の日本だとメガバンクは3つ。都市銀行を合わせると5つあるわ
そんなにあったら動画配信者とかに潜入されそうね
そこはほら、厳重に隠しているんじゃない……?
そうなのだ。銀行賭博の運営は表立っては行われていない。その運営は一般従業員には知らされず、ごく一部の専門部署「特別業務部」によって行われている。
銀行賭博を運営するための専用部署。役割によって複数の事業部に分けられている
賭場も運営部署も完全に隔離されたうえで厳重なセキュリティに守られており、事務、審査、営業…などなど複数の役割に別れて管理されている。現在分かっている事業部は下記の通り。◆特別債務管理課(特0)
借金が返せなくなった債務者を管理して地下オークションへ送ったり、勝負に負けたギャンブラーが逃亡を図った際に暴力で足止めするなど、不良債権を処理する仕事をしている他、地下オークションで開催するギャンブルの司会進行も担当している。◆特別企画管理課(特ニ)
カラス銀行で行われる全てのゲームを企画・制作している部署。企画・設計・デザイン・プログラミングにデバッグと、1チーム内で0~完成まで全ての工程を担っているようだ。ゆえに帰宅の暇もあまりなく、ほぼ社内に住み込んでいる。恐らくペナルティ部分のレベルデザインには債務者の犠牲が伴っているだろうと思われる。◆特別企画事務課(特三)
名称だけは第10話(コミックス2巻)で登場したものの、所属スタッフは122話までに1人も登場していない。もしかしたら地下オークション編に登場した受付の福山と購買部のフジモトが特三所属の可能性はある。それに今後登場する「ワンヘッドギャンブラー(※)専用購買部」は確実に特三が管理しているだろう。
※「ワンヘッド」については次の項目「賭場ランク」で説明している。
◆特別審査課(特四)
ギャンブラーたちへ融資を行う際の査定をしたり、1/2ライフ(※)以上のギャンブラーの担当について口座の管理や賭場への送迎、対戦相手のセッティングなどを行う部署。「対ギャンブラー用のお世話係」という感じだ。ゲームの司会進行も行っている。この課には全部で6チームあり、各チーム主任が1人とメンバー4~5人で構成されている事が分かっている。※1/2ライフについては次の項目「賭場ランク」で説明している。
◆特別営業課(特五)
特四が「ギャンブラーのお世話係」なら、特五は「お客様のお世話係」だ。お客様とはギャンブラーたちの試合を観戦して、その勝敗に多額のお金を賭ける資産家たちのこと。特別業務部の主な収入源はこの資産家たちの掛け金なのだ。億単位のお金を小銭感覚で動かす資産家たちの心を掴み、より高額の掛け金を落としてもらうため、特五メンバーは合法・非合法問わず24時間あらゆる要望に応え、資産家たちをもてなし続けている。
なお各部署の「主任」の上にはさらに「課長」の席があるようだ。業務部なのだからさらに上に「部長」もいる気がする…。が、課長と部長の存在については122話時点で一切明らかになっていない。
あと「特一」はまだ情報がないの。登場が待ち遠しいわ
そうね。ひとまず今は「賭博ランク」について説明していきましょ
カラス銀行ではギャンブラーの口座残高に合わせて4つの賭場ランクを設定している
◆5スロット(ファイブスロット)
カラス銀行で最もランクが低い賭博場。莫大な借金を抱えて破産する危険はあるが、それ以外での死傷の可能性は低い。なお、ここでした借金を24時間以内に全額返済できない場合、強制的に「地下オークション」送りになる。◆4リンク(フォーリンク)
またの名を「四体満足」。ゲームの間に四肢に重大な損傷を負う可能性がある賭博ランク。カラス銀行で開設された「賭博口座」の預金残高が5,000万円を超えると自動的に4リンクに昇格し、5,000万円を下回ると同じく自動で5スロットに降格する。◆1/2ライフ(ハーフライフ)
またの名を「半殺し」。半殺しというか、50%の確率で参加者が命を失ってもおかしくはない賭博ランク。実際にほぼ命がけのゲームばかりが行われる。なお1/2以降のゲーム内容は担当行員にも知らされない。
◆1ヘッド(ワンヘッド)
対戦相手の死亡しか勝利条件が認められていないランク。もしゲーム終了時に参加者全員が生き残っていた場合、敗者には銀行員が直接手を下して死亡させる。絶対に1人しか生き残れないから「1ヘッド」である。口座残高が高い順に上位50名が所属でき、残高が減って51位以下に下がると自動的に1/2ライフへ戻ることになる。
どこのランクも危険だわね……
ところで「賭博口座」って何だったかしら
カラス銀行での賭け専用の軍資金口座のこと
4リンク以上に昇格すると強制的に開設され、以降のギャンブルで勝利した際の獲得賞金は自動でこの口座に入金される。もちろん負けた場合の引き落としもこの口座からだ。その他に銀行が主催するオークションへの入札や振込にも利用する。生活費などの日常使いもOKだ。
オークション…?ああ「地下オークション」のことね
地下オークション……恐ろしいところよ
カラス銀行への借金が返済できなくなったギャンブラーや、破産した特別業務部員が送られる人身売買倉庫のこと
借金返済の目途が立たずに返済期限を過ぎてしまった債務者は「不良在庫」として値札を付けられ、拘束された状態でカラス銀行の保有する孤島へと運ばれる。表向きはビーチやリゾートホテル、ゴルフ場などがあるリゾート施設だが、その地下では値段を付けられた債務者たちが地獄のような監獄生活を送っているのだ。
ここでは週に1度オークションが開催される。商品は債務者自身だ。つまり銀行が運営する人身売買サービスである。恐ろしい。
入札側は専用サイトから商品(債務者)一覧を見ることができ、商品側はカメラの前で自分の商品価値を訴える。誰かに買われるまでは毎週自己PRタイムが繰り返されるのだ。
……しかし
最低落札価格が800万円を下回ると「バラ売り」される
バラ売り……つまり解体されて部位別に売られるということだ。そうして債務者たちは、文字通り自分の身体で借金を返済することになるのである。恐ろしい。なお、在庫が増えすぎないように地下オークションでは1日滞在する毎に落札価格が30万円ずつ下落していく。何もせずに過ごしていれば、自ずとバラ売り返済一直線になるのだ。
何が怖いって「特別業務部員も送られる」ってとこよね…
そうよね。借金したワケでもない銀行員がオークション送りなんて…
それが裏で働くリスク…「キャリア」の罠ね……
特四内で流通する通貨。これがマイナスになると地下オークション送りになる
特別業務部は優秀な人間しか生き残れない。ゆえに「腰掛け社員は要らない」という考えで生まれたのが「勤続年数(キャリア)システム」だ。キャリアは特四に所属すると同時に強制的に1年分融資される。そして毎日の業務終了時にキャリアがマイナスになっていると身柄を差し押さえられ、地下オークションへと送られてしまうのだ。仕事ができないって烙印を押されて地下オークション送り…
もはやバラ売り待ったなしね…
キャリアは所持タスクの遂行具合や担当ギャンブラーの勝敗で増減する
普通に業務を遂行していれば、1日のタスクを100%完了する毎に1日分のキャリアが追加され、逆にノルマを達成できないと業務終了時に残タスク分のキャリアがマイナスになる。それだと増減は精々+1日~10日程度だ。数ヶ月~数年単位で増やすには、同僚や他班のスタッフと情報や権利を売買しあったり、担当ギャンブラーを勝利に導く必要がある。
無能は本当の意味での「死」だが、有能なら旨味は大きい
タスク未達成で文字通りの「死」を迎えることになる死ぬほど(本当に死ぬ)恐ろしい部署だが、そこはハイリスクハイリターン。大きな旨味も存在する。キャリアを稼ぎさえすれば大抵の望みを叶えることができるのだ。 「喫煙兼」に「業務エリア拡大権」、「香水使用権」などの軽い権利から、果ては部下へのいかなるハラスメントも追及されない「独裁権」、指名した相手を解任できる「主任解任権」などなど。有能ならば何でもありの自由なオフィスカスタマイズが可能だし、部署移動も退職も自由自在なのである。
リスクは大きすぎるけど、軌道に乗れば悠々自適ってわけね
完全実力主義の職場。憧れはあるけど……
ゾクリ…!
122話までに登場した特別業務部メンバーと所属ギャンブラー、そしてそれを取り巻く人々の相関図
相関図 PC版 相関図 スマホ版 をPDFで見るギャンブルの勝敗など大きなネタバレは含まれていない。各部署の所属行員の確認や、特四の担当ギャンブラーを参照する際に活用してほしい。
ちなみにギャンブラーの担当者は「ジャンケット」って呼ばれるの
タイトル回収ね
◆ジャンケット
「ギャンブラーの担当者」を指す言葉。 英語では「junket」と書く。娯楽や甘味といった意味の単語で、本作では恐らく「junket operator(ジャンケット・オペレーター)」と同じ意味で使用されている。ジャンケットオペレーターとはカジノとお客の仲介役やその組織のことを指す言葉で、賭場のサポーターのようなものだ。ジャンケットバンクは銀行の中も外も勝負だらけ!しかし平和な関係も…
銀行の中はドロドロの派閥争い、ギャンブラーたちは生死を賭けた血みどろの戦い……。それだけ見ると殺伐とした作品に思えるが、そんな中でも恋が芽生えたり友情が芽生えたりと、温かで微笑ましい関係も存在する。命がけの真剣勝負だからこそ生まれる絆や、厳しい環境の中で生まれる小さな恋心にも注目していくと、この作品をより楽しむことができるだろう。
仲良しギャンブラー回はほんとに癒しだわ
過酷な勝負があってこその緩急ね