この記事を読めば士道のやばさと「いいやつ」とも言われる理由が分かります
| 初版作成:2024年9月20日 by イラレブック
士道龍聖はやばい?いいやつ?
士道龍聖のプロフィールは?
士道龍聖の強さと活躍シーン
この記事を読めば士道のやばさと「いいやつ」とも言われる理由が分かります
二次セレクションの途中で登場し、いきなりイガグリを本気で殺そうとしてきた男、それが士道龍聖だ。以降、登場する度に潔世一を殺そうとしたり糸師凛を殺そうとしたり、「どうして今まで少年院に入らずサッカーをしてこれたんだろう」と疑問に思う暴れっぷりを見せていたが、彼はどんなプロフィールを持ち、どんな成績を残しているのだろうか。
名前 | 士道 龍聖(しどう りゅうせい) |
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アニメ声優 | 中村悠一 |
出身地 | 東京 |
誕生日 | 7月7日 |
年齢 | 18歳 |
血液型 | AB型 |
一次セレクション結果 | 突破(順位不明) |
二次セレクション結果 | 突破(111位) |
三次セレクション結果 | U-20日本代表ベンチ |
新英雄対戦 | フランスチーム |
二次セレクション2vs2マッチングルーム(単行本11巻第88話)が士道の初登場だ。それまで彼の姿はどこにもなかった。そして登場するなりイガグリの頭をかかと落としで割ろうとしていた。
都内にこんなやばい奴がいたら青い監獄にたどり着く前に本当の監獄に入っていそうな気がするが、大丈夫だったのだろうか。3年間高校に通い続けられただけでも奇跡なのでは?と思ってしまう。
士道の詳しいプロフィールは「ブルーロック キャラクターブック EGOIST BIBLE」で見ることができるので、士道が気になる方はキャラクターブックを購入しよう。
イガグリ、曽倉、玲王、黒名とともに、全7チーム中ラストで二次セレクションを通過した。
士道は「負けたら脱落」の2vs2マッチングで國神・玲王のペアをボッコボコにして國神を蹴落としたのである。國神ロストの衝撃は計り知れない。士道は登場時から攻撃力も口撃力も高いヒールだったのだ。
12巻第97話から始まった、三次セレクション最終課題である「適性試験(トライアウト)」。これは3週間後に迫った「ブルーロックvsU-20日本代表壮行試合」のレギュラー11人&ベンチ入りメンバー12人を決める戦いだ。
この適性試験でAチームを率いるポジションに選ばれたのが士道だ。
しかし、サッカーが上手い人間を称賛する筈の士道なのに凛とは全く相容れず、最終的には殺しにかかった。自分のゴールを邪魔する敵だと認識したようだ。だが、自分と凛を出し抜いてゴールを奪った潔のことは褒めてくれた。
「今の青い監獄メンバーでは誰も士道龍聖を扱いきれない」と絵心さんに判断された士道だが、ゴールを狙う強烈な欲求とストライカーとしての能力を、新世代世界11傑(ワールドイレブン)の1人である糸師冴が認め、自分のチームへと連れて行った。
U-20日本代表との壮行試合で士道は唯一、青い監獄選抜(ブルーロックせんばつ)の敵として参加することになるのだ。本当の意味で「悪役」として主人公たちの道に立ちはだかるのである。
糸師冴は「世界一を目指すストライカーに世界一のパスを出す」という信念を持ったMF(ミッドフィルダー)だ。かつては自らが世界一のストライカーを目指していたが、スペインに渡って挫折を知り、MFへと転向した。しかし世界一が目標なことは変わらない。
そんな冴なので、「世界一のストライカーを育成する」というブルーロックプロジェクトにはずっと注目していたのだ。そして第一段階として士道に目を付け、最高のパスを出し、士道はそれに応えて壮行試合で2ゴールを決めた。
冴のパスにより、士道のサッカーへのフラストレーションが純粋なサッカー愛へと昇華されたのだ。なんとなく、悪魔が人間になったな…という感じだった。
青い監獄No.1の凛、No.2の士道、そしてなんとNo.3だった烏までフランスチームに集合してしまった。
フランス「P・X・G」はすっかり最強チームになってしまった。そんなわけでもちろん現在までの3試合は全戦全勝だ。2024年9月現在は、28巻から開始した最終ドイツ戦が3巻跨いでも終わらず白熱している。
ドイツは主人公・潔世一と、潔の同志(バディ)であり烏の大阪ユースでのチームメイト氷織羊のいるチームだ。……なおこの試合は31巻でも終わらない。なんなら32巻もまるまる1冊使って、33巻まで突入するかもしれない。長期戦である。
さて、フランスでの士道の立ち位置は…というと、烏と斬鉄がサポートする形でチームのポイントゲッターとして機能している。ライバルである凛は時光&七星を率いる別動隊として動かされているので基本は絡まずに済んでいるようだ。その辺の采配はマスターであるジュリアン・ロキによるものだろう。たぶん凛と士道は寝室も別々だと思う。
しかしvsドイツ戦では久々に凛と士道が共闘するので、殺し合わなくなった彼らの試合を楽しもう。レベルの高いサッカーができる環境でサッカーに夢中になれているために、今までのようなフラストレーションによる暴力衝動が抑えられているのかもしれない。
ここで士道は、糸師冴に次ぐ最高のパサー、シャルル・シュヴァリエに出会うことになる。
「ブルーロック -EPISODE 凪-」略して「エピ凪」は、凪誠士郎を主役にした「ブルーロック」のスピンオフ漫画だ。ここでも士道は、本家と同じく2vs2マッチングルームでイガグリを殺そうとしているシーンから登場する。
新しい情報は特にはなく、このあと新たな出番もない。
劇場版ではTVアニメ版のダイジェストとして二次セレクションクリア者の顔合わせシーンが使われているため、そこにはセリフなしで登場する。
TVアニメ一期の出番は最終24話「時は来たり」だけ。とはいえヒールムーブなセリフはしっかりボイス付きで再現されており、存在感はばっちりだ。
しかし、このシーンに至るまでのネタバレ防止のために2vs2マッチングでの國神&玲王との戦いはまるっとカットされてしまった。ゆえに士道龍聖の試合シーンは一期では観られない。TVアニメ二期に期待しよう。
悪い人間がたまに優しさを見せるだけで「いいやつ」と思われる…という典型のような感じがするが、普段は派手な暴力と暴言、過度な煽りで他人を殺人レベルで攻撃する「やばい男」である士道は、スーパープレーを見せた人間にだけは手放しで褒めて懐いてくる。
この「敵でも褒める」という素直なところは士道の最大の長所で、愛されるポイントだ。
士道龍聖は二次セレクションの最下層、2vs2マッチングルームで登場し、イガグリ殺害未遂と國神地獄送りという大罪を犯した巨悪風ストライカーだ。
巨悪にふさわしくサッカーの実力は本物で、二次セレクションをTOP2の成績で通過し、続く三次セレクション「適性試験(トライアウト)」、vsU-20日本代表壮行試合、新英雄大戦と全てにおいて高い得点率を保ち続けている。
はじめこそ気に入らない人間を全て殺そうとするやばい奴だが、周囲のサッカーレベルが上がるにつれて暴力欲求が解消され、純粋にサッカーに没頭できるようになっていくので、悪魔が人間に近づいていく様をこれからも見守っていきたい。