📚 目次
【カシューのお酒】
世界のナッツリキュールとフェニーの違い

マカダミアナッツリキュールや、ピスタチオリキュール、クルミのリキュールなど、ナッツを原料に使ったお酒は世界にたくさんある。
しかしカシューナッツの場合は、ナッツ部分ではなくカシューアップル部分を使う。
フェニー(fenny)とは
そのお酒の名前は「フェニ(fenny)」。
フェニは泡という意味の単語で、このお酒が振ったり注ぎ入れたときに、軽く泡立つことから名づけられたと言われている。
カシューアップルジュースを発酵させ、それを蒸留して作る無色透明な蒸留酒だ。
製造場所と入手方法
インドのゴア州という地域で作られていて、その周辺地域では多くの人が作り、そして愛飲している。
一般市民が入る飲食店にもよく置いてあるというが、日本にはほとんど輸入されてきていない。
独特の香りが強いクセのあるお酒だというが、機会を作ってぜひ飲んでみたいものである。
カシューアップルジュースは輸入食材のお店で扱っていて、日本でもオンラインストアで購入することができる。
これをクセのない蒸留酒と割って飲めば、ほんの少しフェニの気分を感じ取れるかもしれない。(ジュースは砂糖が入っているので甘いけれども)
ジンやテキーラをカシューアップルジュースで割って、カシューナッツをおつまみにしてお酒を飲む。
ちょっぴりエキゾチックな気持ちになれて、自宅に居ながら旅行気分を味わえる方法だ。
ついでにマンゴーやパイナップルも用意したい。

ジュースの方は日本でもネットで買えるから飲んでみて欲しいな☆

しかし酒の方は日本じゃめったなことじゃ手に入らなそうだな。

届きそうで手が届かない。それもアイドルの才能、ってトコかな☆

徹底してるな、お前…
【国産のカシューナッツ】
日本での栽培の現状と未来

日本国内では出荷用のカシューは栽培されていない。
しかし種や苗木は国内でも数店舗で販売されている。
高温多湿な気候を好む植物で成長も遅めなため、温室などでしっかり温度と湿度を管理しながら手間暇かけて3年以上お世話しないといけないし、けっこう大きくなるので広い土地が必要とのこと。
設備と情熱がある人は挑戦してみよう。
熱帯果樹栽培の可能性
農林水産省でも2019年3月に、国内での熱帯果樹栽培の可能性を調査し、レポートを発表している。
近年、気候変動による温暖化が進んでいるため、いっそそれを利用して熱帯植物を育てることで温室の暖房費などのコストをかけずに実現できる新たな農業活性化の道になるのでは?という考えだ。
その候補として挙げられている中で、まだ国内で公的な収穫量がゼロな果実の1つがカシューナッツなのである。
栽培候補の熱帯果樹
他にもコーヒーノキ、ドリアン、それにマンゴスチンも同じ候補の1つだ。
中でも早々に国内栽培が実現しそうなのは今のところ「コーヒーノキ」だろう。
国産バナナを全国区にした有名な農業法人「D&Tファーム」というところが、国内でも栽培可能な「耐寒性コーヒー」の品種開発に成功しているからだ。
そして既に沖縄県や鹿児島県ではコーヒー豆の栽培に挑戦している農家が存在する。
もう3~4年経つ頃には初の国産コーヒーがネットをにぎわせているかもしれない。
カシューナッツもぜひともそれに続いて、国産カシューアップルジュースが飲める日、そしてカシューアップルワインなどが誕生する日を実現してほしいものである。

国内栽培ではオレたちが先輩だな!

人気を抜いてすみませんね、先輩。

くうーーーーっ!!
【植物としての詳細】
カシューナットノキの特徴

ウルシ科
カシューナットノキ属の植物。木の名前はカシューナット。

アレルギー
ウルシオールという成分を含有。敏感な人は注意が必要。

カシューナットノキの花
薄緑から濃いピンクのグラデーション。5枚の花弁が密集。

花言葉
果実言葉は「愉快・敏感」。実のなり方と敏感肌への注意から。
ウルシ科について

ウルシ科カシューナットノキ属の植物。
木の名前はカシューナット。そこから採れるナッツ(種の中身)がカシューナッツだ。

うるしって知ってるよ。かゆくなるやつだ。

日本では漆塗りの工芸品が古くからあるけど、アレルギー体質の人は注意したいね。
ウルシ科のアレルギーとは

ウルシ科の植物が持つタンパク質には、ウルシオールという成分が多く含まれている。
この成分が肌に触れると、アレルギー反応が起きて肌がかぶれることがあるのだ。

ウルシオールは樹脂や果物の皮の部分に多くて、ナッツ本体の含有量は少ないよ。
それにウルシオールは熱を加えると破壊されるから、ローストされたナッツはほぼ問題ないんだけど……
特に敏感な人やナッツアレルギーの人は注意してほしい。
カシューナットノキの花

うすいグリーンベースに中央から濃いピンクのグラデーションがかかった、花弁が5枚の小ぶりの花が密集して咲く。
ちなみに同じウルシ科にはマンゴーやピスタチオも属しているが、この2種類も共通して小さな花が集まったタイプなので、花の咲き方で仲間ということが分かる。

へえ。マンゴーがナッツの仲間って意外だな。

ふふふ……。カシューナッツをさらに知っていけば、その反応は覆るはずさ。
花言葉

なお、カシューナットノキ(カシューナッツ)の花には花言葉はない。
しかし果実言葉として「愉快・敏感」という言葉が設定されている。
「愉快」というのは実のなり方、「敏感」というのはウルシがかぶれやすいということで、敏感肌には注意!ということで付けられたのではと考えられる。

愉快な実のなり方ってどんなだよ。

くくく……。もうすぐ分かるよ。もうすぐね……
今日のいい言葉
勝ったときの喜びは大きくなる。

今に抜いてやるからな!見てろよカシュー!

道のりは困難でしょうけど、がんばってください。

くうーーーーっ!!
【4コマ漫画】
クイズどっちでSHOW 第2問
※4コマ漫画の画像はここに挿入してください
【まちがい探しクイズ】
2つのイラストの違いを探そう!

2つのイラストには、ちがうところが7つある!
毎日やれば、集中力と記憶力の向上が期待できる!
昨日の4コマ漫画のイラストの間違いを探そう!
7つ全部みつけられるかな?
答え
