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速報
バーチャルボーイ全15タイトルが2026年2月17日よりNintendo Switch Onlineで配信決定。第1弾として「マリオズテニス」「ギャラクティックピンボール」「テレロボクサー」の3本が同時配信され、その後順次タイトルが追加される予定のようだ。
バーチャルボーイSwitch Online おすすめソフトランキング
2026年2月17日から、バーチャルボーイの15タイトルが順次配信される。赤と黒の立体視という特異な表現で、ゲーム史に異彩を放った任天堂のゲーム機だ。今だからこそ評価すべき挑戦が詰まっている。
第1位:マリオズテニス
ジャンル:テニス
開発:任天堂
発売:1995年7月21日
ボールの軌道が立体視で見える。これが全てだ。平面のテニスゲームでは距離感の把握が難しいところ、本作はボールの奥行きを直感的に伝える。打ち返すタイミングと位置取りが立体的で打ち返すときにリアルさながらのドキドキ感がある。操作はシンプルの極み。十字キーで移動し、A/Bボタンでショットを打つだけだ。だがこのシンプルさこそが、テニスというスポーツの本質を捉えている。
マリオテニスシリーズのルーツを知りたいファンは必見だ。シリーズの原点がここにある。1995年の時点で3D立体視によるスポーツゲームを実現していた技術的な試みは、3DSや現代のVRゲームに至る系譜を示すものだ。
任天堂が立体視に何を見出そうとしていたか、その答えがここにある。複雑な操作を覚えるのが面倒で、シンプルなテニスゲームを手軽に楽しみたい人にも向いている。7キャラクターから選択でき、シングルスとダブルスの両方を楽しめる仕組みだ。
初心者でも遊び尽くせるようにスイッチ用の操作ガイドも用意したので活用してほしい。
第2位:テレロボクサー
ジャンル:ボクシング
開発:任天堂
発売:1995年7月21日
対戦格闘ゲーム好きに勧める。独特の操作感を楽しみたい人にも最適だ。左右の十字キーが、それぞれ左右の拳を操作する仕組みで、この操作系がロボット操作の臨場感を演出している。ジャブ、ストレート、アッパー、フック。パンチの種類も多彩で、必殺技のマシンガン・アタックまで用意されている。相手との間合いを立体視で把握し、隙を突いてパンチを叩き込む感覚。これが22世紀のロボットボクシングだ。
相手のパンチが手前に飛び出してくる臨場感は、当時としては革新的だった。奥行きを活かした駆け引きが、このゲームの肝となっている。両手コントロールによる格闘ゲームの先駆けとして、現代のVRボクシングゲームの原型がここにあるのだ。モーションコントロール以前の、コントローラーだけで実現した「両腕操作」の歴史的価値は高い。
バーチャルボーイのゲームの中でも迫力が際立っており、今遊んでもインパクトの強い作品に仕上がっている。ボクシングゲームが好きなら、この操作系は新鮮に感じられるだろう。
配信時から遊び尽くせるように予習できる操作ガイドも用意したので活用してほしい。
第3位:バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝
ジャンル:アクション
開発:任天堂
発売:1995年12月1日
「VB最高傑作」と呼ばれる完成度を誇る作品だ。バーチャルボーイのハード特性を最大限に活かした、横井軍平氏の哲学が詰まっている。奥と手前を行き来する立体的な探索が最大の魅力だ。ワリオが扉や土管から画面奥や手前に移動するギミックが、従来の横スクロールアクションにはない面白さを生み出している。変身能力を駆使し、ステージ内の財宝を見つけ出す流れは痛快だ。
ゴールとスタートが繋がった構造で、探索要素が強くなっている。獲得金額を競うシステムも、ワリオらしい守銭奴設定を活かした仕組みだ。立体視がゲームの進行に不可欠な要素として組み込まれており、バーチャルボーイでなければ成立しないゲームデザインになっている。ワリオランドファンは必ずプレイすべきだ。ナンバリング外ながら系譜を理解する上で重要な一本となる。立体視を単なる演出ではなく、ゲームメカニクスとして組み込んだ設計は、今でも学ぶべき点が多い。探索要素の強い横スクロールアクションが好きな人にも合う。このゲームを遊ばずして、VBは語れない。
第4位:マリオクラッシュ
ジャンル:アクション
開発:任天堂
発売:1995年9月28日
『マリオブラザーズ』を立体化した作品だ。手前と奥の2つの平面を行き来し、ノコノコの甲羅を投げて敵を倒していく。甲羅の軌道を計算し、奥の敵を手前から狙撃する戦略性が面白い。シンプルだが、立体空間を意識したパズル的な要素が奥深さを生んでいる。『マリオブラザーズ』の進化形を体験したい人に勧める。パズル要素のあるアクションゲームが好きな人にも適している。マリオシリーズにおける立体視実験の歴史的一作として、古典的アクションゲームを3D空間に再解釈した試みを体験できる。ゲームデザインの教材になる内容だ。
第5位:ギャラクティックピンボール
ジャンル:ピンボール
開発:インテリジェントシステムズ / 任天堂
発売:1995年7月21日
ピンボールゲームが好きな人に勧める。任天堂の他作品のオマージュを楽しみたいファンにも最適だ。宇宙をテーマにした4つのピンボール台が用意されている。通常のボールではなく「パック」を使い、重力係数の低い浮遊感のある挙動が特徴だ。『メトロイド』のサムスのガンシップが登場する台もあり、任天堂ファンには嬉しい演出が詰まっている。立体視でピンボールの奥行きを表現した、堅実な作りの良作だ。バーチャルボーイの立体視表現を活かしたピンボールとして、初期の試みを体験できる作品となっている。ピンボールゲームとしての完成度も高い。
その他の注目タイトル
インスマウスの館
バーチャルボーイ唯一のファーストパーソンビュー作品だ。クトゥルフ神話を題材にした怪物屋敷からの脱出劇が展開される。赤と黒の非現実的な色彩が、独特のホラー体験を生み出している。VBのホラー表現の可能性を示した唯一作として価値がある。現代のVRホラーとは異なる、独自の恐怖演出を体験できる内容だ。ホラーゲームファン、クトゥルフ神話ファン、初期FPSに興味がある人に勧める。
バーティカルフォース
シューティングゲーム好き、特に縦スクロールSTG愛好家に勧める作品だ。縦スクロールシューティングでありながら、上空と低空の2層を切り替える仕組みが斬新だ。高度変更で弾を避ける、立体シューティングの面白さを味わえる。立体視をゲームシステムに組み込んだ貴重な例として、シューティングゲーム史における実験作に注目できる。
レッドアラーム
ワイヤーフレームで描かれる3D宇宙空間を飛び回る作品だ。赤と黒だけでここまでスタイリッシュになるのかという驚きがある。初期3Dグラフィックスの歴史資料として価値があり、VBの制約を逆手に取った美学を体験できる。3Dシューティング好き、ワイヤーフレームグラフィックに興味がある人に勧める。
3Dテトリス
テトリスを3D空間に拡張した挑戦として興味深い作品だ。真の3次元テトリスとして、5層の垂直フィールドでブロックを3D配置していく。パズルゲームの新境地を開拓している内容だ。3Dパズルゲームの原型を体験したいテトリスファン、3Dパズルに興味がある人に勧める。
V・テトリス
フィールド幅2倍のモードで、左右スクロールしながらプレイする新感覚テトリスだ。横井軍平の哲学が息づく、テトリスの新解釈として評価できる。テトリスファン、特に変則ルールを楽しみたい人に勧める。
スペースインベーダー バーチャルコレクション
VBソフト中最も入手困難だった幻のタイトルが、ついにプレイ可能になった。立体視版スペースインベーダーとして、古典ゲームが3D空間で蘇る体験ができる。スペースインベーダーファン、レトロゲームコレクターに勧める。
バーチャルボーリング / T&Eヴァーチャルゴルフ / バーチャルフィッシング
いずれもVBの立体視を活かしたスポーツゲームだ。距離感と奥行きの表現が秀逸で、当時の技術的挑戦が詰まっている。それぞれのスポーツが好きなら、VB版の独特な体験は新鮮に映るだろう。
ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!
超レアソフトがついにプレイ可能になった。女神転生スピンオフで、ジャックフロストが主役の作品だ。制限時間内に迷路脱出を目指す内容になっている。女神転生ファンには貴重な一本として、ジャックフロスト好きに勧める。
まとめ
バーチャルボーイは立体視ゲームという未来への挑戦が詰まったハードだった。今、Nintendo Switch Onlineでこれらのタイトルが遊べる意義は大きい。特にマリオズテニス、テレロボクサー、バーチャルボーイワリオランドの3作は、VBの真価を知る上で必須となる。赤と黒の世界で、任天堂が何を目指していたのか。その答えを、自分の目で確かめてほしい。
バーチャルボーイとは?
バーチャルボーイは、1995年に任天堂が発売した世界初の3D立体視専用ゲーム機。赤色LED単色表示による独特の「赤い世界」で、両眼視差を利用した立体視ゲームを実現。開発者・横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」哲学が生んだ、商業的には短命ながらゲーム史に残る革新的ハードだ。
バーチャルボーイ本体のイメージ
特徴
技術と哲学の融合 開発責任者・横井軍平の「枯れた技術の水平思考」を体現。高価なカラー液晶ではなく、赤色LED単色表示と振動ミラー走査方式という既存技術の組み合わせで、独自の立体視体験を実現した。
「バーチャルユートピア」という独自コンセプト 現実を模倣するVR(バーチャルリアリティ)ではなく、「真っ暗闇に浮かぶ赤い世界」という、現実とは異なる独自のゲーム空間の創造を目指した。この「底無しの立体感」は、黒背景と赤色表示の高コントラストによって生み出された。
絶対プレイすべき必須タイトルTOP3
1位:バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝
VB最高傑作との呼び声高い横スクロールアクション。手前と奥のレイヤー間をジャンプで移動するギミックは、立体視を最大限活用した傑作設計。
2位:マリオクラッシュ
マリオブラザーズを3D化した立体視活用の教科書。奥行きある足場を行き来するゲームプレイは、2Dでは味わえない新体験。
3位:マリオズテニス
マリオ初のテニスゲーム。ボールの遠近感を立体視で表現し、現代の3Dテニスゲームの原点となった作品。
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Switch版バーチャルボーイ本体の詳細
バーチャルボーイ for Nintendo Switch と バーチャルボーイ (ペーパーモデル)の前と後ろ、使い方イメージ図解
バーチャルボーイ for Nintendo Switch(プラスチック版)
価格:9,980円(税込)
オリジナルハードウェアの忠実なレプリカとして開発された本格モデル。1995年当時のデザインを完全再現し、Nintendo Switchを装着することで「赤い世界」が蘇る。
魅力ポイント
- ✓ コレクター価値:当時のデザインを忠実に再現した公式レプリカ
- ✓ 装着感:オリジナル同様の重量バランスと視野角を実現
- ✓ 耐久性:プラスチック製で長期使用に耐える堅牢設計
- ✓ 没入感:外光を完全に遮断し、当時の体験を完全再現
- ✓ 付属品:専用スタンド、Nintendo Switch用アタッチメント、(Nintendo Switch2用アタッチメント、アイシェード・レンズカバーはバーチャルボーイに取り付け済み)付属
バーチャルボーイ(ペーパーモデル)段ボール版
価格:2,980円(税込)
Nintendo Laboスタイルの組み立て式モデル。家族で楽しめる工作要素と、手軽にVB体験ができるエントリーモデル。
魅力ポイント
- ✓ 手軽な価格:プラスチック版の約1/3の価格で体験可能
- ✓ 組み立てた状態:組み立てなくてもすぐ楽しめる
- ✓ カスタマイズ可能:ペイントやデコレーションで自分だけのVBに
- ✓ 軽量設計:段ボール製で子供でも負担なく使用可能
- ✓ 環境配慮:リサイクル可能な素材で環境にやさしい
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予約・購入方法完全ガイド
予約開始スケジュール
2025年9月13日〜 マイニンテンドーストア限定で予約受付開始予定
購入方法
1. マイニンテンドーストア
- 📅 予約期間:2025年9月13日〜
- 💳 支払方法:クレジットカード、ニンテンドープリペイドカード
- 🚚 配送:発売日前日にお届け(送料無料)
- 🎁 特典:早期予約でマイニンテンドーポイント500ポイント付与
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プラスチック版vs段ボール版 徹底比較
どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ診断
プラスチック版がおすすめの人
- ✅ バーチャルボーイの完全な復刻体験を求める
- ✅ コレクションとして長期保管したい
- ✅ 友人と頻繁にシェアプレイする予定
- ✅ 当時のVBを知っていて懐かしさを求める
- ✅ 予算に余裕がある(1万円程度)
段ボール版がおすすめの人
- ✅ まずは手軽に体験してみたい
- ✅ 子供と一緒に工作を楽しみたい
- ✅ 収納スペースが限られている
- ✅ 環境に配慮した選択をしたい
- ✅ 予算を抑えたい(3,000円程度)
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スポーツ
任天堂
2026年2月17日
1995年7月21日
マリオファンなら見逃せない、マリオ初のテニスゲームだ。奥行きのある立体視でボールの遠近感が新鮮に感じられ、任天堂における立体視スポーツゲームの先駆として今プレイする価値がある。
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テーブル
任天堂/インテリジェントシステムズ
2026年2月17日
1995年7月21日
堅実なピンボールゲームとして評価が高く、VBの安定したゲームプレイを求める人に最適だ。玉が台上を転がる奥行きや、フリッパーで弾かれて手前に浮かぶ3D演出も見事。メトロイドファンには隠しイベントという嬉しいサプライズもある。
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格闘ゲーム
任天堂
2026年2月17日
1995年7月21日
現代のVRボクシングゲームの先駆となる、22世紀のロボット格闘競技だ。デュアル十字キーで両腕のグローブを操作する独特のシステムは、高難易度ゲームに挑戦したいプレイヤーにとって格好の挑戦となる。
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アクション
任天堂
未定
1995年9月28日
マリオシリーズにおける立体視の歴史的試みとして、今だからこそ価値がある。『マリオブラザーズ』を3Dで再構築し、奥行きのある足場を行き来する短時間で楽しめるスコアアタックは、マリオファン必見だ。
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スポーツ
T&Eソフト
未定
1995年8月11日
Virtual Boy独特の赤黒3Dグラフィックスが、今でもユニークなゴルフ体験を提供する。ホールの起伏や距離感を立体的に表現した本格派で、ゴルフゲームファンには特に推奨したい一本だ。
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シューティング
ハドソン
未定
1995年8月12日
立体視効果をゲームシステムに組み込んだ貴重な例として、今こそ体験すべき縦スクロールシューティングだ。自機を上下2つの高度レイヤーに切り替える独自システムは、まさに「性能が足りなければアイデアで補え」を体現している。
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パズル
BPS/ロコモティブ
未定
1995年8月25日
テトリスファンにこそプレイしてほしい、横井軍平氏の哲学が息づく作品だ。横に円筒状につながった「ループテトリス」モードは、定番パズルに新発想を盛り込んだユニークな挑戦となっている。
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スポーツ
パック・イン・ビデオ
未定
1995年10月6日
VR/3D黎明期の「疑似体験」として歴史的価値がある釣りゲームだ。ヘッドマウントディスプレイで魚との距離感を掴む臨場感は、初期VR体験に興味がある人にとって貴重な体験となる。
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FPS
アイマックス
未定
1995年10月13日
Virtual Boyの赤黒単色表示がホラーの雰囲気を最大限に高める、日本限定発売の希少タイトルだ。ラヴクラフトの小説「インスマウスの影」が原作の3DダンジョンFPSは、ホラーゲームファンなら一度は体験すべき独特の作品となっている。
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シューティング
タイトー
未定
1995年12月1日
現在VBソフト中最も入手困難な一本が、ついにプレイ可能になる。古典的名作の唯一の立体視版として、さらに画面奥に陣取る疑似3D「VSモード」も搭載。レトロゲームコレクターには夢のような復刻だ。
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スポーツ
アテナ
未定
1995年12月22日
流通数が極めて少なく入手困難だったレアソフトが、今ようやく多くの人の手に届く。投球時の奥行き方向の視点でピンまでの距離感を立体的に感じられる、完成度の高い良作ボウリングゲームだ。
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シューティング
T&Eソフト
未定
1995年7月21日
初期3DグラフィックスやVR技術の歴史に興味があるなら必見の宇宙シューティングだ。性能的制約をワイヤーフレーム描画で克服し、立体視により敵や敵弾の距離感を直感的に把握できる技術的挑戦作となっている。
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アクション
アトラス
未定
1995年9月29日
女神転生シリーズ初のスピンオフで、ジャックフロスト好きにはたまらない一本だ。制限時間内に迷路を脱出する見下ろし型アクションは、極めて流通本数が少なかった超レアソフトとして、ついに多くのファンがプレイできる機会となる。
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アクション
任天堂
未定
1995年12月1日
「VB最高傑作」と呼ぶ声も多い、必ずプレイすべきタイトルだ。手前と奥のレイヤー間をジャンプ移動するギミックは横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」を最大限に体現。横スクロールアクション愛好家やゲームデザインに興味がある人にとって、立体視活用の教科書的作品となっている。
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パズル
任天堂
未定
1996年3月22日(北米限定)
テトリスの普遍的なゲーム性を真の3D空間に拡張した、北米発売の挑戦的パズルゲームだ。立方体の中で回転する3D空間内にブロックを配置して列を揃える本格的な3D化は、3D空間パズルに興味があるプレイヤーにとって歴史的な体験となる。
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バーチャルボーイ for Nintendo Switch アクセサリー比較
バーチャルボーイ for Nintendo Switch と バーチャルボーイ (ペーパーモデル)の前と後ろ、使い方イメージ図解
| 特徴 |
バーチャルボーイ for Nintendo Switch |
バーチャルボーイ (ペーパーモデル) |
| 価格 |
9,980円 (税込) |
2,980円 (税込) |
| 素材 |
プラスチック、その他 |
主に段ボール |
| おすすめ |
コレクター、本格的な体験を求める人 |
ファミリー層、低コストで試したい人 |
| 主な特徴 |
オリジナルハードウェアの忠実なレプリカ |
Nintendo Laboスタイルの組み立て式モデル |
| 販売 |
マイニンテンドーストア限定 |
よくある質問(FAQ)
バーチャルボーイとはどんなゲーム機ですか?
バーチャルボーイは、1995年に任天堂が発売した世界初の3D立体視ゲーム機です。開発責任者の横井軍平氏による約4年の開発期間と推定50億円以上の投資を経て誕生しました。左右それぞれに赤色LEDアレイと振動ミラーを組み合わせた独自のディスプレイで、赤一色の高コントラストな立体映像を表示するのが最大の特徴です。商業的には約77万台で終了しましたが、ゲーム史における重要な挑戦として再評価されています。
なぜ赤色単色表示だったのですか?
横井軍平氏は、当時のカラー液晶では完全な黒背景が実現できず立体効果が損なわれると判断し、完全な黒背景と「底無しの立体感」を実現できる赤色LED技術を採用しました。赤色LEDは当時コストが安く量産しやすい成熟技術で、消費電力も低いメリットがありました。他社が敬遠した技術を「競合に真似できない独自性」として逆手に取った、横井氏の「ゲームに色は本当に必要か?」という哲学の表れです。
なぜヘッドマウント型ではなく据え置き型だったのですか?
当初はヘッドマウントディスプレイ(HMD)として開発が始まりましたが、試作段階でVR酔いや吐き気、子供の転倒リスクが顕在化しました。1995年7月の製造物責任法(PL法)施行を前に、任天堂法務部が電磁波曝露リスクや視界遮断による事故リスクを懸念し、安全性確保を最優先として卓上据え置き型への設計変更が決定されました。
バーチャルボーイの「面白さ」や「革新性」とは?
「赤い世界」という唯一無二の没入感と、立体視を活かした挑戦的なゲームデザインが革新性です。『ワリオランド』の手前と奥のレイヤー間ジャンプ、『バーティカルフォース』の高度レイヤー切り替え、『テレロボクサー』の両手独立操作、『レッドアラーム』のワイヤーフレーム3D空間など、ハードの制約の中で新しい遊び方を模索したゲームデザインの金字塔と言えます。
バーチャルボーイは「失敗作」なのですか?
商業的には短命でしたが、「未来への種を蒔いた、時代を先取りしすぎた野心作」です。現代のVR/AR技術に貴重な教訓を与え、MIT Pressから学術書が刊行されるなど歴史的価値が再認識されています。任天堂も『Luigi's Mansion 3』でVBを想起させるアイテムを登場させるなど、「失敗の物語化」を通じてブランド強化につなげています。
現代のVR/AR開発への影響は?
バーチャルボーイの経験は、ユーザー体験の質と安全性の重要性、価格と提供価値のバランス、コンテンツエコシステムの確立など、多くの教訓を残しました。ニンテンドー3DSの裸眼立体視には、VBで培われた知見が活かされ、デュアルDパッド型コントローラーのコンセプトは後のDualShockなどに影響を与えた可能性があります。
「枯れた技術の水平思考」とは?
横井軍平氏の有名な哲学で、「既に成熟して安価になった技術を、新しい視点や用途で組み合わせることで革新的な商品を創造する」考え方です。バーチャルボーイでは、「枯れた技術」の赤色LEDと振動ミラーを組み合わせて3D立体視を実現。この哲学はゲーム&ウォッチやゲームボーイの成功の源泉でもありました。
バーチャルボーイは目に悪いのですか?
長時間使用による眼精疲労や頭痛の報告は事実ですが、シェーペン眼研究所の検証により「7歳以上であれば恒久的な視力障害は生じない」と科学的根拠が得られていました。任天堂は7歳未満の使用禁止と15分ごとの休憩を促す機能を実装しましたが、徹底しすぎた警告表示がかえって「危険な物」という印象を与えてしまいました。
現在の中古価格はどのくらい?
発売時は本体15,000円でしたが、販売不振により最終的に5,000円まで値下げされました。しかし現在は希少性から本体3万円~5万円、レアソフトは数万円で取引されるコレクターズアイテムに。2025年現在、本体の平均価格は中古で当時の約2倍となる323ドルに達し、S&P500株価指数と同等以上の成長を示しています。
現在バーチャルボーイのゲームを体験するには?
①レトロゲーム市場での実機購入(高価だが当時の体験そのまま)、②エミュレータでのプレイ(PCやOculus等のVRヘッドセット向け「Virtual Boy VR」)、③ファンコミュニティの活動(50本以上の非公式自作ゲームや3DS用MOD等)など、複数の方法で独自の「赤い世界」を体験できます。
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