バーチャルボーイ全15本がSwitch配信!2026年2月17日開始【完全ガイド】

速報

バーチャルボーイ全15タイトルが2026年2月17日よりNintendo Switch Onlineで配信決定。第1弾として「マリオズテニス」「ギャラクティックピンボール」「テレロボクサー」の3本が同時配信され、その後順次タイトルが追加される予定のようだ。

バーチャルボーイとは?

バーチャルボーイは、1995年に任天堂が発売した世界初の3D立体視専用ゲーム機。赤色LED単色表示による独特の「赤い世界」で、両眼視差を利用した立体視ゲームを実現。開発者・横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」哲学が生んだ、商業的には短命ながらゲーム史に残る革新的ハードだ。

バーチャルボーイ本体のイメージ図解

バーチャルボーイ本体のイメージ

特徴

技術と哲学の融合 開発責任者・横井軍平の「枯れた技術の水平思考」を体現。高価なカラー液晶ではなく、赤色LED単色表示と振動ミラー走査方式という既存技術の組み合わせで、独自の立体視体験を実現した。

「バーチャルユートピア」という独自コンセプト 現実を模倣するVR(バーチャルリアリティ)ではなく、「真っ暗闇に浮かぶ赤い世界」という、現実とは異なる独自のゲーム空間の創造を目指した。この「底無しの立体感」は、黒背景と赤色表示の高コントラストによって生み出された。

絶対プレイすべき必須タイトルTOP3

1位:バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝 VB最高傑作との呼び声高い横スクロールアクション。手前と奥のレイヤー間をジャンプで移動するギミックは、立体視を最大限活用した傑作設計。

2位:マリオクラッシュ マリオブラザーズを3D化した立体視活用の教科書。奥行きある足場を行き来するゲームプレイは、2Dでは味わえない新体験。

3位:マリオズテニス マリオ初のテニスゲーム。ボールの遠近感を立体視で表現し、現代の3Dテニスゲームの原点となった作品。

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マリオズテニス

スポーツ 任天堂 2026年2月17日 1995年7月21日
マリオズテニス

マリオファンなら見逃せない、マリオ初のテニスゲームだ。奥行きのある立体視でボールの遠近感が新鮮に感じられ、任天堂における立体視スポーツゲームの先駆として今プレイする価値がある。

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ギャラクティックピンボール

テーブル 任天堂/インテリジェントシステムズ 2026年2月17日 1995年7月21日
ギャラクティックピンボール

堅実なピンボールゲームとして評価が高く、VBの安定したゲームプレイを求める人に最適だ。玉が台上を転がる奥行きや、フリッパーで弾かれて手前に浮かぶ3D演出も見事。メトロイドファンには隠しイベントという嬉しいサプライズもある。

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テレロボクサー

格闘ゲーム 任天堂 2026年2月17日 1995年7月21日
テレロボクサー

現代のVRボクシングゲームの先駆となる、22世紀のロボット格闘競技だ。デュアル十字キーで両腕のグローブを操作する独特のシステムは、高難易度ゲームに挑戦したいプレイヤーにとって格好の挑戦となる。

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マリオクラッシュ

アクション 任天堂 未定 1995年9月28日
マリオクラッシュ

マリオシリーズにおける立体視の歴史的試みとして、今だからこそ価値がある。『マリオブラザーズ』を3Dで再構築し、奥行きのある足場を行き来する短時間で楽しめるスコアアタックは、マリオファン必見だ。

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T&Eヴァーチャルゴルフ

スポーツ T&Eソフト 未定 1995年8月11日
T&Eヴァーチャルゴルフ

Virtual Boy独特の赤黒3Dグラフィックスが、今でもユニークなゴルフ体験を提供する。ホールの起伏や距離感を立体的に表現した本格派で、ゴルフゲームファンには特に推奨したい一本だ。

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バーティカルフォース

シューティング ハドソン 未定 1995年8月12日
バーティカルフォース

立体視効果をゲームシステムに組み込んだ貴重な例として、今こそ体験すべき縦スクロールシューティングだ。自機を上下2つの高度レイヤーに切り替える独自システムは、まさに「性能が足りなければアイデアで補え」を体現している。

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V・テトリス

パズル BPS/ロコモティブ 未定 1995年8月25日
V・テトリス

テトリスファンにこそプレイしてほしい、横井軍平氏の哲学が息づく作品だ。横に円筒状につながった「ループテトリス」モードは、定番パズルに新発想を盛り込んだユニークな挑戦となっている。

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バーチャルフィッシング

スポーツ パック・イン・ビデオ 未定 1995年10月6日
バーチャルフィッシング

VR/3D黎明期の「疑似体験」として歴史的価値がある釣りゲームだ。ヘッドマウントディスプレイで魚との距離感を掴む臨場感は、初期VR体験に興味がある人にとって貴重な体験となる。

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インスマウスの館

FPS アイマックス 未定 1995年10月13日
インスマウスの館

Virtual Boyの赤黒単色表示がホラーの雰囲気を最大限に高める、日本限定発売の希少タイトルだ。ラヴクラフト原作の3DダンジョンFPSは、ホラーゲームファンなら一度は体験すべき独特の作品となっている。

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スペースインベーダー バーチャルコレクション

シューティング タイトー 未定 1995年12月1日
スペースインベーダー バーチャルコレクション

現在VBソフト中最も入手困難な一本が、ついにプレイ可能になる。古典的名作の唯一の立体視版として、さらに画面奥に陣取る疑似3D「VSモード」も搭載。レトロゲームコレクターには夢のような復刻だ。

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バーチャルボーリング

スポーツ アテナ 未定 1995年12月22日
バーチャルボーリング

流通数が極めて少なく入手困難だったレアソフトが、今ようやく多くの人の手に届く。投球時の奥行き方向の視点でピンまでの距離感を立体的に感じられる、完成度の高い良作ボウリングゲームだ。

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レッドアラーム

シューティング T&Eソフト 未定 1995年7月21日
レッドアラーム

初期3DグラフィックスやVR技術の歴史に興味があるなら必見の宇宙シューティングだ。性能的制約をワイヤーフレーム描画で克服し、立体視により敵や敵弾の距離感を直感的に把握できる技術的挑戦作となっている。

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ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!

アクション アトラス 未定 1995年9月29日
ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!

女神転生シリーズ初のスピンオフで、ジャックフロスト好きにはたまらない一本だ。制限時間内に迷路を脱出する見下ろし型アクションは、極めて流通本数が少なかった超レアソフトとして、ついに多くのファンがプレイできる機会となる。

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バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝

アクション 任天堂 未定 1995年12月1日
バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝

「VB最高傑作」と呼ぶ声も多い、必ずプレイすべきタイトルだ。手前と奥のレイヤー間をジャンプ移動するギミックは横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」を最大限に体現。横スクロールアクション愛好家やゲームデザインに興味がある人にとって、立体視活用の教科書的作品となっている。

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3Dテトリス

パズル 任天堂 未定 1996年3月22日(北米限定)
3Dテトリス

テトリスの普遍的なゲーム性を真の3D空間に拡張した、北米発売の挑戦的パズルゲームだ。立方体の中で回転する3D空間内にブロックを配置して列を揃える本格的な3D化は、3D空間パズルに興味があるプレイヤーにとって歴史的な体験となる。

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バーチャルボーイ for Nintendo Switch アクセサリー比較

バーチャルボーイ for Nintendo Switch と バーチャルボーイ (ペーパーモデル)の前と後ろ、使い方イメージ図解

バーチャルボーイ for Nintendo Switch と バーチャルボーイ (ペーパーモデル)の前と後ろ、使い方イメージ図解

特徴 バーチャルボーイ for Nintendo Switch バーチャルボーイ (ペーパーモデル)
価格 9,980円 (税込) 2,980円 (税込)
素材 プラスチック、その他 主に段ボール
おすすめ コレクター、本格的な体験を求める人 ファミリー層、低コストで試したい人
主な特徴 オリジナルハードウェアの忠実なレプリカ Nintendo Laboスタイルの組み立て式モデル
販売 マイニンテンドーストア限定

よくある質問(FAQ)

バーチャルボーイとはどんなゲーム機ですか?

バーチャルボーイは、1995年に任天堂が発売した世界初の3D立体視ゲーム機です。開発責任者の横井軍平氏による約4年の開発期間と推定50億円以上の投資を経て誕生しました。左右それぞれに赤色LEDアレイと振動ミラーを組み合わせた独自のディスプレイで、赤一色の高コントラストな立体映像を表示するのが最大の特徴です。商業的には約77万台で終了しましたが、ゲーム史における重要な挑戦として再評価されています。

なぜ赤色単色表示だったのですか?

横井軍平氏は、当時のカラー液晶では完全な黒背景が実現できず立体効果が損なわれると判断し、完全な黒背景と「底無しの立体感」を実現できる赤色LED技術を採用しました。赤色LEDは当時コストが安く量産しやすい成熟技術で、消費電力も低いメリットがありました。他社が敬遠した技術を「競合に真似できない独自性」として逆手に取った、横井氏の「ゲームに色は本当に必要か?」という哲学の表れです。

なぜヘッドマウント型ではなく据え置き型だったのですか?

当初はヘッドマウントディスプレイ(HMD)として開発が始まりましたが、試作段階でVR酔いや吐き気、子供の転倒リスクが顕在化しました。1995年7月の製造物責任法(PL法)施行を前に、任天堂法務部が電磁波曝露リスクや視界遮断による事故リスクを懸念し、安全性確保を最優先として卓上据え置き型への設計変更が決定されました。

バーチャルボーイの「面白さ」や「革新性」とは?

「赤い世界」という唯一無二の没入感と、立体視を活かした挑戦的なゲームデザインが革新性です。『ワリオランド』の手前と奥のレイヤー間ジャンプ、『バーティカルフォース』の高度レイヤー切り替え、『テレロボクサー』の両手独立操作、『レッドアラーム』のワイヤーフレーム3D空間など、ハードの制約の中で新しい遊び方を模索したゲームデザインの金字塔と言えます。

バーチャルボーイは「失敗作」なのですか?

商業的には短命でしたが、「未来への種を蒔いた、時代を先取りしすぎた野心作」です。現代のVR/AR技術に貴重な教訓を与え、MIT Pressから学術書が刊行されるなど歴史的価値が再認識されています。任天堂も『Luigi's Mansion 3』でVBを想起させるアイテムを登場させるなど、「失敗の物語化」を通じてブランド強化につなげています。

現代のVR/AR開発への影響は?

バーチャルボーイの経験は、ユーザー体験の質と安全性の重要性、価格と提供価値のバランス、コンテンツエコシステムの確立など、多くの教訓を残しました。ニンテンドー3DSの裸眼立体視には、VBで培われた知見が活かされ、デュアルDパッド型コントローラーのコンセプトは後のDualShockなどに影響を与えた可能性があります。

「枯れた技術の水平思考」とは?

横井軍平氏の有名な哲学で、「既に成熟して安価になった技術を、新しい視点や用途で組み合わせることで革新的な商品を創造する」考え方です。バーチャルボーイでは、「枯れた技術」の赤色LEDと振動ミラーを組み合わせて3D立体視を実現。この哲学はゲーム&ウォッチやゲームボーイの成功の源泉でもありました。

バーチャルボーイは目に悪いのですか?

長時間使用による眼精疲労や頭痛の報告は事実ですが、シェーペン眼研究所の検証により「7歳以上であれば恒久的な視力障害は生じない」と科学的根拠が得られていました。任天堂は7歳未満の使用禁止と15分ごとの休憩を促す機能を実装しましたが、徹底しすぎた警告表示がかえって「危険な物」という印象を与えてしまいました。

現在の中古価格はどのくらい?

発売時は本体15,000円でしたが、販売不振により最終的に5,000円まで値下げされました。しかし現在は希少性から本体3万円~5万円、レアソフトは数万円で取引されるコレクターズアイテムに。2025年現在、本体の平均価格は中古で当時の約2倍となる323ドルに達し、S&P500株価指数と同等以上の成長を示しています。

現在バーチャルボーイのゲームを体験するには?

①レトロゲーム市場での実機購入(高価だが当時の体験そのまま)、②エミュレータでのプレイ(PCやOculus等のVRヘッドセット向け「Virtual Boy VR」)、③ファンコミュニティの活動(50本以上の非公式自作ゲームや3DS用MOD等)など、複数の方法で独自の「赤い世界」を体験できます。
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