シナリオ3の特徴
シナリオ3「劉備、新野に雌伏す」は、201年10月から始まる。官渡の戦いで曹操が袁紹を破り、華北の覇者として君臨した直後という、勢力間のパワーバランスが極端に偏った時代だ。曹操は20都市以上を支配する圧倒的な最強勢力として君臨し、劉備は小さな新野城を拠点とするわずか数都市の弱小勢力、孫権は長江を天然の要害とする中堅勢力として、三者三様の立場から天下統一を目指すことになる。
このシナリオ最大の魅力は、選ぶ君主によって難易度とプレイ感が劇的に変わる点だ。劉備でプレイすれば、207年12月から208年3月にかけて「三顧の礼」で諸葛亮を迎え入れるという三国志屈指の名場面を体験できる。曹操でプレイすれば、圧倒的な国力を背景に天下統一を一気に進める爽快感を味わえる。孫権なら、長江の防衛線を活かしつつ、劉備と同盟して曹操に対抗するか、荊州を奪って勢力を拡大するか、戦略的な選択を楽しめる。
このシナリオで楽しめるポイント
シナリオ3の楽しみ方は、選んだ君主によって全く異なる体験ができることだ。それぞれの立場で異なる戦略と物語を楽しめる。
- 劉備:圧倒的不利からの大逆転劇:弱小勢力から三顧の礼で諸葛亮を迎え、徐庶や龐統といった天才軍師を集め、荊南四郡を制圧して国力を蓄える。質で量を制す戦略的プレイと、成り上がりの達成感が最大の魅力だ。
- 曹操:圧倒的国力での天下統一:20都市以上を擁する最強勢力で、荊州・江東を次々と攻略していく爽快感を味わえる。初心者でも勝ちやすく、三国志の世界観を存分に楽しめる。
- 孫権:バランス型の戦略プレイ:長江の水軍を活かした防衛と、劉備との同盟か荊州奪取かという戦略的選択が楽しめる。中堅勢力ならではの外交と軍事のバランスが求められる。
- 歴史イベントの追体験:三顧の礼(劉備)、赤壁の戦い前夜の緊張感など、三国志の名場面を自分の手で再現できる。
どの君主を選んでも、それぞれ異なる面白さがあるのがシナリオ3の大きな魅力だ。
難易度
シナリオ3の難易度は選ぶ君主によって大きく変わる。自分のプレイスタイルや経験に合わせて君主を選ぼう。
- 曹操:初級〜中級(初心者におすすめ):圧倒的な国力と優秀な武将が揃っているため、初心者でも勝ちやすい。天下統一の爽快感を味わいたい人や、三国志の世界観を気軽に楽しみたい人に最適だ。
- 孫権:中級:中堅勢力として、外交と軍事のバランスを取りながら勢力を拡大していく。ゲームシステムを理解した中級者向けで、戦略的な判断を楽しみたい人におすすめだ。
- 劉備:中級〜上級(やりごたえ重視):初期戦力が極めて弱く、曹操の脅威が常に迫る。人材探索、技術開発、領土拡大、外交を同時並行で進める必要があり、優先順位の判断が求められる。弱小勢力から成り上がる達成感を味わいたい、チャレンジ精神旺盛なプレイヤーに最適だ。
- 三国志ファン必見:三顧の礼という歴史的名場面を体験できるため、三国志の物語が好きな人には特におすすめだ。
シナリオ1で基本を学んだ後、自分のレベルや好みに合わせて君主を選べば、より深い戦略性と三国志の物語を楽しめる。曹操で爽快に天下統一を目指すもよし、劉備で苦難と栄光の道を切り開くもよし、自分だけの三国志を体験しよう。