📌 誰に向けた記事?
『三国志Ⅳ』シナリオ4をプレイする人(赤壁の戦いを体験したい、諸葛亮を使いたい方)
✅ この記事で何がわかる?
- シナリオ4の時代背景(208年9月、赤壁の戦い前夜)
- 選べる全君主のデータ(曹操、孫権、劉備など各勢力の詳細)
- おすすめ君主と難易度(初心者向け曹操〜上級者向け劉備)
- 赤壁の戦いの体験方法(孫権で防衛、曹操で攻撃、劉備で同盟)
- 攻略のポイント(諸葛亮の活用、序盤の進め方、外交戦略)
- 全都市データ(支配勢力、兵力、武将配置)
(SFC&Switch版)
更新: by イラレブック
📌 誰に向けた記事?
『三国志Ⅳ』シナリオ4をプレイする人(赤壁の戦いを体験したい、諸葛亮を使いたい方)
✅ この記事で何がわかる?
シナリオ4「臥龍、赤壁に飛翔す」は、208年9月から始まる。三国志演義の最大のハイライト「赤壁の戦い」の直前を描いており、全シナリオ中で最も勢力間の格差が極端なシナリオだ。曹操は華北全土を平定し、都市数・武将数・兵力のすべてで他を圧倒する「一強」状態。孫権は長江という天然の要害を擁するが国力では曹操に遠く及ばず、劉備は新野一都市を与えられただけの風前の灯火という、三者三様の立場から物語が始まる。
このシナリオ最大の魅力は、選ぶ君主によって難易度とプレイ感が劇的に変わる点だ。曹操でプレイすれば圧倒的な国力で天下統一を一気に進める爽快感を味わえる。孫権なら曹操の猛攻を防ぎきるという明確な目標があり、周瑜ら優秀な水軍を率いた防衛戦が楽しめる。劉備でプレイすれば、絶望的な状況から諸葛亮(臥龍)や龐統(鳳雛)を登用し、荊州南部や益州に活路を見出す、最もドラマチックでスリリングな体験ができる。
シナリオ4の楽しみ方は、選んだ君主によって全く異なる体験ができることだ。三国志のクライマックスを自分の手で再現できる。
どの君主を選んでも、それぞれ異なる三国志のドラマを楽しめるのがシナリオ4の大きな魅力だ。
シナリオ4の難易度は選ぶ君主によって天と地ほど変わる。自分のプレイスタイルや経験に合わせて君主を選ぼう。
シナリオ4は、初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて君主を選べば、三国志のクライマックスを存分に楽しめる。曹操で覇道を進むもよし、劉備で絶望から天下を狙うもよし、赤壁の戦いという歴史的瞬間を自分の手で体験しよう。
三顧の礼を経て、ついに臥龍・諸葛亮を軍師に迎えた劉備。しかし雌伏の時は終わりを告げ、最大の試練が訪れる。
河北を完全に平定した曹操は、中国のほぼ三分の二を掌中に収めた。天下統一の総仕上げとして、百万と号する大軍を率いて荊州へ南下を開始する。
荊州の主・劉表は病に倒れ、跡を継いだ劉琮は戦わずして曹操に降伏した。行き場を失った劉備は、わずかな手勢を率いて南へ逃れる。
絶体絶命の窮地に陥った劉備だが、諸葛亮の進言に従い江東の孫権に使者を送る。曹操の脅威を前に、孫権は劉備との同盟を決断した。ここに孫権・劉備連合軍が結成される。
三国志の歴史上、最も有名で劇的な合戦「赤壁の戦い」の火蓋が切って落とされようとしていた。
曹操が16都市を支配し、中国北方を完全に制圧した。その勢力図は圧倒的だ。
対する孫権は江東4都市、劉備は江夏周辺の都市を拠点に、長江を挟んで曹操の大軍と対峙する。荊州南部には金旋、韓玄、劉度、趙範といった小君主が割拠している。彼らは赤壁の戦いの行方を固唾をのんで見守る。
中国北方を完全に統一し、今や天下統一に王手をかけた覇王だ。百万と号する大軍を率いて南下し、その威勢は天を衝く。荊州を容易く手中に収め、残るは劉備と孫権のみ。陸上での戦いにおいて、彼に敵う者はいない。しかし慣れない水上戦と南方の風土病が、完璧なシナリオに影を落とす。圧倒的な物量で歴史を覆すことができるか。
若くして江東の主となり、兄・孫策の基盤を盤石なものとした守成の名君だ。兵力はシナリオ3から3倍に増強され、国力も充実している。周瑜、魯粛、張昭といった一流の臣下に支えられる。曹操の南下を前に「戦うか、降るか」の重大な決断を迫られる。劉備との同盟は苦肉の策か、それとも千載一遇の好機か。彼の決断が天下の趨勢を決める。
三顧の礼の末、ついに臥龍・諸葛亮を軍師として迎えた。彼の加入により、劉備軍は戦略という新たな翼を得る。しかし曹操の大軍の前に荊州を追われ、劉表の長子・劉琦が守る江夏に身を寄せる。兵力も領土も乏しいが、関羽、張飛、趙雲といった武、そして諸葛亮という知を得た。その存在感はかつてないほど高まっている。孫権との同盟を成功させ、赤壁で奇跡を起こせるか。
天険の要害・益州に拠点を置く安楽な君主だ。中原の戦乱を遠くに聞きながら、豊かな領地で平和を享受している。張松、法正、厳顔といった一流の人材を抱えている。しかし彼らの忠誠心は高いとは言えない。北の曹操、東の孫権が荊州を巡って争う様を、対岸の火事と見るか自らの危機と捉えるか。彼の選択が益州の未来を左右する。
西涼の雄だ。しかしこのシナリオでは涼州が貧しく、政治を得意とする武将が皆無という苦しい状況にある。さらにゲームの独自設定により、息子の馬超がなぜか孫権の配下におり、その勇猛さを頼ることもできない。残された龐徳、馬岱らと共に、西方の活路を求めて劉璋の益州を攻めるのが唯一の道か。行動が遅れれば、曹操の脅威が背後に迫る。
漢中を治める五斗米道の教祖だ。支配都市は3つに増えたが、武将の質は変わらない。単独での勢力拡大は難しい。北の曹操、南の劉璋、西の馬騰という強敵に囲まれ、常に緊張を強いられる。宗教の力で領地を固めつつ、外交によって活路を見出す必要がある。劉璋や馬騰と同盟を結び、共同で曹操に対抗するのが現実的な選択肢だ。
零陵郡を治める太守だ。荊南四郡の中では最も南に位置し、曹操の南下から最も遠い。しかし劉備の侵攻ルート上にあり、最初の標的となる可能性が高い。配下には猛将・邢道栄がいるが、彼一人では劉備軍の関羽、張飛、趙雲には到底敵わない。能力値は全体的に低く、単独での生き残りは極めて困難だ。他の荊南三郡と同盟を結び、共同で劉備に対抗するか、早々に降伏して配下に加わるかの選択を迫られる。
武陵郡を治める太守だ。荊南四郡の中では最も北に位置し、江陵に最も近い。そのため劉備や曹操の侵攻を最初に受ける危険性が高い。知力が極端に低く、計略や外交で活路を見出すことは難しい。武陵は長江と沅水という二つの港を持ち、水運の要衝だが、それゆえに呉や劉備にとって戦略的価値が高く、真っ先に狙われる。史実では劉備の南征に抵抗したが敗北した。生き残るためには早期の外交が不可欠だ。
桂陽郡を治める太守だ。荊南四郡の中では東に位置し、呉の勢力圏に近い。史実では劉備の南征に降伏し、寡婦となった弟嫁(樊氏)を趙雲に嫁がせようとしたが、趙雲に拒絶された逸話で知られる。能力値は荊南四郡の中では比較的バランスが取れているが、それでも大勢力に対抗できるレベルではない。孫権、劉備、曹操という三大勢力の狭間で、どこに降るかの選択が生死を分ける。外交と情報収集が唯一の活路だ。
長沙郡を治める太守だ。荊南四郡の中では最も人口が多く、経済的に豊かな郡を治めている。しかし知力が極端に低く、戦略的判断を誤りやすい。配下には猛将・黄忠と智将・魏延がいるが、史実では韓玄の無能さに愛想を尽かし、劉備軍に寝返った。三国志演義では黄忠を疑い処刑しようとして部下に殺される暗君として描かれる。ゲームでも黄忠と魏延の忠誠度管理が最重要課題だ。彼らを失えば、長沙の防衛は不可能となる。
シナリオ4は赤壁の戦い前夜、曹操の勢力が圧倒的な状況から始まる。そのため、全勢力共通のセオリーは通用せず、君主ごとに内政の優先順位を大きく変える必要がある。
具体的には、君主の状況に応じて以下の項目を重点的に上げよう。
このように、シナリオ4では自勢力の置かれた状況を正確に把握し、内政方針を決定することが極めて重要だ。特に劉備でプレイする場合、新野の「開発」にリソースを割くのは悪手となることを肝に銘じておこう。
内政方針を固めたら、次はより具体的な戦略行動に移る。特に劉備軍と曹操軍では、序盤の動きがその後の展開を大きく左右する。
これらの点を意識して進めれば、どの勢力でも中盤以降の厳しい戦いを有利に進めることができるはずだ。自軍の強みと弱みを理解し、序盤の基盤づくりを徹底していこう。
このシナリオの最大の焦点は「赤壁の戦い」だ。劉備か孫権でプレイする場合、曹操との同盟はありえない。両者で連合して曹操の大軍を迎え撃つ。曹操軍は兵力で圧倒しているが、水上戦には慣れていない。周瑜の火計を成功させるため、諸葛亮の特殊能力「天変」「風変」を駆使して東南の風を吹かせる。これが勝利への絶対条件だ。赤壁で勝利すれば、曹操の天下統一の野望を打ち砕ける。荊州の領有権を巡る新たな戦いが始まる。
圧倒的な国力と兵力を誇る曹操だが、このシナリオでは水上戦という大きなハンデを背負う。まともに水上で戦えば、孫権の水軍に勝つのは難しい。陸路で荊州の武将を降伏させ、彼らを水軍の指揮官として育成するのが一つの手だ。あるいは赤壁の戦いを避け、国力差でじわじわと圧殺する長期戦に持ち込むのも良い。歴史通りに火計の罠にかかるか、それとも覇王の力で歴史をねじ伏せるか。プレイヤーの戦略が試される。
金旋、韓玄、劉度、趙範の四君主は、まさに弱肉強食の極みだ。単独で生き残るのはほぼ不可能だ。最も現実的なのは、赤壁の戦いの勝者(通常は劉備・孫権連合)にいち早く臣従することだ。しかしそれでは面白くないというプレイヤーは、四君主で同盟を結び連合軍として独立を保つ道を探るのも一興だ。特に韓玄は黄忠・魏延という切り札を握っている。彼らの忠誠心を勝ち取ることができれば、一発逆転の可能性も秘めている。
兵力、領土、人材、すべてにおいて他を圧倒している。赤壁の戦いという逆境イベントはあるものの、基本的な国力が高い。失敗を恐れずにプレイできる。三国志Ⅳの戦闘システムに慣れるには最適だ。
赤壁の戦いの主役の一人だ。充実した国力と優秀な配下を持ち、曹操軍との決戦を存分に楽しめる。劉備との同盟関係や、戦後の荊州領有権を巡る駆け引きなど、外交の重要性も学べるシナリオだ。
こちらも赤壁の戦いの主役だ。諸葛亮を得て、ようやく反撃の狼煙を上げる。兵力は劣勢だが、関羽、張飛、趙雲、そして諸葛亮というドリームチームを率いて強大な曹操に立ち向かう。これは最高のロマンだ。歴史イベントを最もドラマチックに体験できる。
荊南四君主の一人だ。黄忠と魏延という超一級の武将を抱えながら、彼らの忠誠心の低さに悩まされる。猜疑心の強い君主を演じながら、猛将たちをいかにして手懐け乱世を生き抜くか。非常にピーキーでやりごたえのあるプレイが楽しめる。
| 都市名 | 読み方 | 人口 | 民忠 | 金 | 兵糧 | 開発 | 治水 | 商業 | 技術 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 襄平 | じょうへい | 69,000 | 48 | 2900 | 5100 | 26 | 41 | 25 | 26 |
| 北平 | ほくへい | 87,000 | 62 | 2900 | 4700 | 32 | 44 | 30 | 25 |
| 代県 | だいけん | 123,000 | 47 | 3000 | 5100 | 27 | 48 | 26 | 30 |
| 晋陽 | しんよう | 94,000 | 42 | 3700 | 5900 | 24 | 46 | 30 | 30 |
| 南皮 | なんぴ | 460,000 | 60 | 4700 | 7200 | 62 | 43 | 61 | 50 |
| 平原 | へいげん | 401,000 | 56 | 4100 | 7100 | 60 | 45 | 58 | 40 |
| 鄴 | ぎょう | 219,000 | 60 | 3500 | 6500 | 63 | 44 | 56 | 45 |
| 北海 | ほっかい | 94,000 | 61 | 2600 | 5100 | 41 | 88 | 36 | 41 |
| 濮陽 | ぼくよう | 185,000 | 60 | 5500 | 7000 | 36 | 63 | 37 | 35 |
| 陳留 | ちんりゅう | 233,000 | 68 | 3100 | 7100 | 60 | 45 | 48 | 40 |
| 洛陽 | らくよう | 797,000 | 70 | 6000 | 10300 | 75 | 48 | 73 | 71 |
| 弘農 | こうのう | 148,000 | 65 | 3600 | 5600 | 63 | 45 | 49 | 51 |
| 長安 | ちょうあん | 325,000 | 60 | 9100 | 13000 | 80 | 35 | 78 | 74 |
| 許昌 | きょしょう | 544,000 | 72 | 9100 | 11300 | 59 | 65 | 66 | 69 |
| 譙 | しょう | 475,000 | 50 | 100 | 300 | 43 | 51 | 61 | 62 |
| 汝南 | じょなん | 509,000 | 45 | 100 | 300 | 45 | 52 | 50 | 60 |
| 宛 | えん | 427,000 | 55 | 3600 | 5500 | 55 | 59 | 60 | 60 |
| 新野 | しんや | 369,000 | 36 | 5600 | 6100 | 58 | 26 | 30 | 24 |
| 襄陽 | じょうよう | 645,000 | 61 | 7200 | 10100 | 71 | 47 | 72 | 54 |
| 安定 | あんてい | 98,000 | 40 | 100 | 300 | 36 | 56 | 33 | 37 |
| 天水 | てんすい | 139,000 | 49 | 3500 | 6600 | 40 | 62 | 31 | 33 |
| 西涼 | せいりょう | 110,000 | 45 | 4100 | 7700 | 38 | 70 | 47 | 37 |
| 下弁 | かべん | 115,000 | 40 | 100 | 300 | 40 | 64 | 45 | 44 |
| 梓潼 | しどう | 275,000 | 60 | 3500 | 6100 | 50 | 65 | 42 | 46 |
| 成都 | せいと | 389,000 | 62 | 5700 | 8400 | 56 | 70 | 55 | 55 |
| 漢中 | かんちゅう | 179,000 | 72 | 4100 | 9200 | 55 | 78 | 43 | 44 |
| 下邳 | かひ | 195,000 | 55 | 100 | 300 | 54 | 45 | 59 | 44 |
| 徐州 | じょしゅう | 196,000 | 58 | 100 | 300 | 59 | 42 | 56 | 41 |
| 寿春 | じゅしゅん | 164,000 | 50 | 100 | 300 | 45 | 36 | 68 | 37 |
| 建業 | けんぎょう | 298,000 | 68 | 5900 | 9200 | 54 | 42 | 78 | 55 |
| 呉 | ご | 255,000 | 58 | 3500 | 6300 | 44 | 37 | 70 | 35 |
| 会稽 | かいけい | 132,000 | 65 | 4100 | 7000 | 43 | 41 | 67 | 40 |
| 廬江 | ろこう | 148,000 | 65 | 4400 | 6700 | 39 | 39 | 69 | 40 |
| 柴桑 | さいそう | 234,000 | 58 | 4700 | 5900 | 40 | 42 | 65 | 36 |
| 上庸 | じょうよう | 409,000 | 44 | 100 | 300 | 55 | 36 | 41 | 33 |
| 江夏 | こうか | 158,000 | 70 | 4500 | 6000 | 61 | 40 | 48 | 30 |
| 江陵 | こうりょう | 255,000 | 66 | 6000 | 7800 | 62 | 44 | 59 | 40 |
| 武陵 | ぶりょう | 137,000 | 60 | 3300 | 5600 | 56 | 44 | 39 | 34 |
| 長沙 | ちょうさ | 351,000 | 60 | 3400 | 5200 | 55 | 42 | 51 | 33 |
| 桂陽 | けいよう | 250,000 | 60 | 3300 | 5600 | 50 | 41 | 39 | 40 |
| 零陵 | れいりょう | 333,000 | 60 | 3400 | 5200 | 47 | 41 | 40 | 39 |
| 永安 | えいあん | 365,000 | 58 | 2900 | 4000 | 27 | 54 | 30 | 31 |
| 江州 | こうしゅう | 323,000 | 60 | 3400 | 4100 | 29 | 57 | 34 | 33 |
都市の住民数。多いと、徴兵できる数が増える。
MAX:3,000,000(人)
君主・太守に対する住民の忠誠度。高いと金・兵士の徴収量が多くなり、低いと住民反乱が起こりやすくなる。
MAX:100
都市が保有する金の量。何をするにも金がいる。
MAX:50,000
都市が保有する兵糧の量。これがあるほど長い戦いもできる。
MAX:50,000
都市の農業開発力。高いと、兵糧の徴収量が増える。
MAX:200
都市の治水度。高いと、兵糧の徴収量が増え、洪水・台風によって受ける被害が小さくなる。
MAX:100
都市の商業価値。高いと、金の徴収量が増える。
MAX:200
都市の技術力。高いと武器の製造にかかる費用・期間を抑えられる。また、製造できる武器の種類が増える。
MAX:200
シナリオ4「臥龍、赤壁に飛翔す」は208年9月の設定です。河北を完全に平定した曹操が荊州へ南下を開始し、三国志史上最も有名な合戦「赤壁の戦い」の直前を描いています。諸葛亮を軍師に迎えた劉備が、曹操の百万と号する大軍に立ち向かう、三国志のクライマックスシーンです。
はい、体験できます。孫権でプレイすると、周瑜・魯粛・甘寧といった優れた武将と長江の地の利を活かして、曹操の大軍を防ぐ赤壁の戦いを防衛側で体験できます。劉備でプレイする場合は、孫権との同盟を模索しながら曹操の南下に対応する、史実に近い展開を楽しめます。曹操でプレイすると逆に攻める側の立場になります。
最も難易度が高いのは劉備と荊南四英(韓玄、趙範、金旋、劉度)です。劉備は新野一都市のみで、曹操の大軍が迫る絶体絶命の状況からスタートします。荊南四英は生き残ること自体が至難の業です。しかし劉備は諸葛亮や龐統といった超一流の軍師を擁しており、逆境から成り上がる最もドラマチックな体験ができます。
曹操はシナリオ4で圧倒的な最強勢力です。20都市以上を支配し、武将数・兵力ともに他を圧倒する「一強」状態です。華北全土を平定した状態でスタートするため、初心者でも天下統一を達成しやすく、強力な兵器(投石機など)を量産して物量で敵を蹂躙する爽快なプレイが楽しめます。初めてプレイする方に最もおすすめです。
劉備の攻略ポイントは以下の通りです。(1)曹操の侵攻を回避:序盤は曹操との直接対決を避け、荊州南部や益州へ活路を見出す。(2)諸葛亮・龐統の登用:人材探索で超一流の軍師を迎え入れる。(3)孫権との同盟:外交を駆使して孫権と連携し、曹操の南下に対抗する。(4)内政の充実:新天地で国力を蓄え、反撃の機会を待つ。最も難しいですが、最もドラマチックな展開を楽しめます。
大きな違いは時代設定と諸葛亮の有無です。シナリオ3(201年10月)では劉備はまだ諸葛亮を迎えておらず、三顧の礼イベントを体験できます。シナリオ4(208年9月)では既に諸葛亮が配下にいて、赤壁の戦い前夜という緊迫した状況からスタートします。また、シナリオ4の方が曹操の優勢が極端で、勢力間の格差が大きいという特徴があります。シナリオ3は成長過程を楽しみ、シナリオ4はクライマックスを体験する内容です。