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はじめに
新宿にできた、通常の2倍以上お高い映画館「109シネマズプレミアム新宿」のCLASS AとCLASS Sを体験してきた。
AとSの2種類のクラスを連続して体験したこと、そして半日近く館内で過ごしたことで分かった良かった点と残念な点、それにおすすめの座席位置や楽しみ方をお伝えしていく。109シネマズプレミアム新宿とは
映画1人4,000円~の高級シネコン
2023年4月14日(金)にオープンした高級シネマコンプレックス。なんと学生料金やシニア料金もない、ガッチガチの一律4,000円~の映画館である。ただし特例として、シネマポイント会員になっていると6ポイント貯める毎に1回2,600円で観ることが可能だ。
カテゴリ | CLASS A | CLASS S |
---|---|---|
一般 | 4,500円 | 6,500円 |
シネマポイント会員 | 4,000円 | 6,000円 |
障がい者手帳割引 | 4,000円 | 6,000円 |
毎月1日割引 | 4,000円 | 6,000円 |
シネマポイント利用 | 2,600円 | 4,600円 |
ソフトドリンク飲み放題!ポップコーン食べ放題!
上記の料金にはドリンク代とポップコーン代が含まれている。そしてどちらもお代わり無料だ。ただし食べ飲み放題は映画観賞前までなので、おかわりしたい人は早めに行ってラウンジで1杯目を楽しみ、シアターに入る前におかわりを頼んで持って入ろう。
ラウンジが広い!
ラウンジの空間使いがとても贅沢で、ソファもあまり人目を気にしないでよい配置になっている。観賞前の空間がこんなに快適な映画館はめったにない。ラウンジに入るには、入口で映画の鑑賞券に付いているQRコードを読み込ませる必要があるので、自然に人数も制限されて静けさを保てている様子だった。
ラウンジ内にバーもある!
ラウンジは9階と10階にそれぞれあって基本の構成は同じだ。そのどちらにも、お酒と軽食を出してくれるバーカウンターがある。学生料金が設定されていないことも考えると、完全に大人向け映画館という感じだ。
ちなみにバーでお酒を頼むと小さなナッツのパックをもらえる。
それに今回は食べなかったが、ホットドッグやフレンチフライ、フルーツサンドなどがメニューにあった。
座席が豪華でパーソナルスペースが広い!
シアター内の座席は全席ふかっとした黒いソファ。左右両方に肘掛けがあるし、左の肘掛けの下には荷物を入れる棚もある。さらにカサを縦に収納できる傘立てまで完備していて、おまけにリクライニング機能まである。これらの至れり尽くせりな機能はどれも使い勝手が良く、快適に過ごすことができた。なおリクライニング機能は座席の種類によって仕様が異なる。CLASS Aの座席は背もたれに寄りかかると座る部分が前にスライドして傾いていくタイプ、CLASS Sの座席は右の肘掛けの側面にボタンがあり、電動で調節できるタイプだ。
音響設備がすごい!
全てのシアターの音響は坂本龍一さんが監修している。特注の音響機器に、遮音性が高くてエコーの発生も防ぐ特別な壁、それに映画開始前のジングルも坂本龍一さんの作曲だ。
実際、全然音響設備に詳しくない私でも「あれ?なんだかすごくいい音がいい場所から…」と感じる瞬間があった。
景色がいい!
映画館は9階と10階にあるのだが、エスカレーターがビルの壁際に設置されていて透明なガラス張りなので新宿の街を広域で見渡すことができる。窓の下には西武新宿線の線路が横に伸びていて、電車が動く様子が楽しい。
公式サイト:109シネマズプレミアム新宿 | 109CINEMAS
ところでシネコンとは
1つの施設内に複数の上映設備がある映画館のこと
シネコンは「シネマコンプレックス」の略称で、1つの施設の中に2つ以上のシアターがある映画館のことだ。日本では飲食店やショッピングセンターも併設されていることが多い。
なお英語ではシネマコンプレックスとは言わずアメリカでは「multiplex theater」、イギリスでは「multiplex cinemas」と言うのが一般的だとか。
AとSの違いは?
座席の広さや構造が違う&CLASS Sには特別なラウンジ&特別ドリンク付き!
CLASS Sの座席は側面と背面に衝立(ついたて)があって周りから見えないようになっており、さらに肘掛け&荷物棚の幅が広い。それに座席前の通路幅も広いため、思い切り脚を伸ばしても余裕がある。
それにCLASS Sで映画を鑑賞した特典として、映画鑑賞後にプレミアムラウンジ「OVERTURE」を利用でき、そこで1,400円までのアルコールまたはソフトドリンクが1杯、ウェルカムドリンクとして無料で提供される。
CLASS AとCLASS Sの差額は2,000円なのだが、お値段以上のお得感があった。
プレミアムラウンジ「OVERTURE」はどこにある?
プレミアムラウンジは10階の、一般のラウンジを出てすぐ右手側にある。利用できるのは映画鑑賞後なのだが、正直とっても分かりづらかった。私は映画を観た後、完全に忘れて9階まで降りてしまい、「…そういえばプレミアムラウンジってどこにあったんだ??」と思い出してスタッフの方に尋ねたところ、ドアの前まで案内してもらえた(この映画館のスタッフは皆さんとても丁寧で親切で素敵な方ばかりだった)。
10階で映画を観た人は一般ラウンジを出てすぐ右手側、9階で映画を観た人は、一般ラウンジを出たあとにエスカレーターで10階に上がり、左手側に歩いた突き当りにあるので覚えておこう。そして忘れずに寄ろう。
プレミアムラウンジはどんなとこ?
大きな窓から景色を一望できて一人でも落ち着ける!
細くて奥行きが広い作りをしており、あまり他のお客が視界に入らない構造になっている。静かに流れる音楽も心地よく、一般ラウンジ以上に落ち着く空間だ。一人席が窓に面した場所に点在していて、窓の外を眺めながらゆったりと一息つけるのが嬉しい。1つだけ残念だったのが、あまりに静かすぎるゆえにスタッフの方たちがヒソヒソ話す声が丸聞こえだったことだ。小声で話すときはどうしても声が高く、独特のシュッという感じの息遣いになってしまうので、低いトーン&低音量のクラシック音楽が流れる空間だと思った以上に遠くまで響く。
それに人間の耳はヒソヒソ声に敏感なものだ。周囲に声を潜めてささやき合っている人がいると「自分が悪く言われているのでは…」とか「なにか秘密の情報か!?」など興味が湧いて聴覚が鋭くなってしまうからだ。
ポップコーンが食べ放題と違う種類!
ウェルカムドリンクとともに小鉢でポップコーンが提供されるのだが、なんと一般ラウンジの食べ放題ポップコーンとは種類が違った!ここで出されるのは高級ポップコーンショップ「ヒルバレー(HILL VALLEY)」のような丸くてクシュっとしたタイプのポップコーンで、私が訪れた時にはコーヒー味と白トリュフ味のような2種類の盛り合わせだった。食べ放題2種と合わせて、1日で4種類のポップコーンを食べられることになる。ポップコーン好きにはたまらないサービスだ。実際私はポップコーンが大好物なので「プレミアムラウンジ最高!!」と心から思った。
同じポップコーン好きの方は、この記事の後半に「新宿の映画館ポップコーンランキング」も載せているのでぜひ読んでいただきたい。
高い?
Q.4,000円以上の価値あるの?→A.飲食代も込みなので、普段も一般料金で観ているなら全然あり!
通常の映画館は一般料金が1,900円、ポップコーンセットが700円~1000円くらいなので、1回の観賞にかかるお金は2,600円~2,900円になる。つまり「普段の観賞中もポップコーンを必ず買うよ」という人なら、通常の映画館との差額は+1,100円~1,500円くらいということだ。1,500円弱の差額でラウンジとプレミアムシート席が利用できるのは、コスパ的に悪くないと思う。
メリット
早く着きすぎても困らない!
映画館に早く着きすぎたり、フードを買うタイミングが早すぎてしまってしばらく立ちつくしていた……という経験を持つ人は少なくないのではないだろうか。しかし109シネマズプレミアム新宿ではチケット購入後、シアターの目の前にたくさんの座席が並ぶラウンジがあるので全く困らない。むしろ1時間前に着いて景色を見ながらゆっくりドリンクとポップコーンを楽しんでもいい。だってどちらもおかわり自由なのだ。
シアターとラウンジがものすごく近い!
一般的な映画館だとロビーでチケットを発券してフードを買ったあとシアターが遠いため、両手がフードトレーで塞がった状態で長いエスカレーターに乗らないといけなかったり(そしてポップコーンが冷め、ビールの泡が消えてしまう)、発券したあと上映時間に間に合わなかった……なんて事がよくある。しかし、この映画館は全シアターの扉がラウンジの目の前にある。なのでフードトレーも持っての長距離移動はないし、時間ギリギリにロビーに着いても余裕で上演時間に間に合う。これはすごく大きなメリットだと思う。
映画を観た後よそのカフェに行かなくていい!
映画を観たあともラウンジを使えるので、映画の感想を話し合うために別のカフェに移動する必要がない。おまけにバーもあるのでお酒を飲みながら話をすることだってできる。CLASS Sならより快適なプレミアムラウンジでアフターシネマタイムを堪能できる。
一度経験するとクセになる便利さだ。
駅から近い!
西武新宿駅または大江戸線の新宿西口駅、丸の内線の新宿駅、それにJR新宿駅の西口からとても近い。特に西武新宿駅からなら徒歩2分くらいだ。まっすぐ歩くだけだし、どこにいても目に入る高くてキラキラしたビルなので迷わない。私は初めに見上げた時「神羅ビル…」と思った。(神羅ビルは「ファイナルファンタジー7というゲームに出てくる巨大企業だ)
写真だとそうでもないと感じるかもしれないが、全面ガラス張りなので晴天の日は白く発光してるんじゃないかと思えるほどにまぶしく輝いて異質な神々しさを振りまいている。
写真の中央にそびえているのが映画館が入っている「東急歌舞伎町タワー」。
「歌舞伎町タワー」という名前だけでもうギラギラ感がすごい。そして中はもっとギラギラだった。1階にネオンがまぶしい飲食街があり、2~3階にもネオンがまぶしいゲームセンターが入っているのだ。
雨でも安心!
駅から近い上に座席にカサ立てがあるので雨の日もストレスが少ない。早く着いても屋内でいくらでも時間を潰せるし、帰るときも雨がやむまで休憩だってできる。飲み放題のドリンクの中には温かいコーヒーやほうじ茶もあるので、雨で冷えた体を温めよう。
静か!
値段設定が基本「一般」のみというのもあって、客層の9割は社会人だった。そして館内を流れる静かなBGMと、黒と茶色を基調とした落ち着いた雰囲気の空間の効果のせいか、大きな声でおしゃべりをする人は1人もいなかった。静かな場所が好き。という人にとっては最高の環境だと思う。
ポップコーンが美味しい!
塩味とキャラメル味で品種が違うというポップコーンは、濃いのに上品な味付けで、しかも塩味の方はコーンの香ばしい香りが濃厚でとっても美味しかった!しかしポップコーンには残念な点もあったので、そちらは「デメリット」の項目に
デメリット
座席のすき間が広い……
S席以外は座席の肘掛け部分に背もたれがない。そして背もたれが一般の映画館より低い構造をしている。そのため、1列前の人の膝や、2列前の人の左右の手の動きが見えてしまうのだ。
一般的な映画館だと、左右の背もたれの間にほぼすき間がなく、背もたれが頭頂部より高いつくりになっているので前の人の動きが見えることがないだろう。
しかし、この映画館では前の人が脚を組んだりポップコーンを食べたりの腕の動きが見えてしまう。それが若干、映画に集中するのを妨げているように感じた。
CLASS Aだとポップコーントレーに対して肘掛けがちょっとだけ狭い
CLASS Aの座席にポップコーントレーを置こうとすると、横置きしても縦置きしてもちょっとスペースが足りずに不安定になってしまう。ドリンクを入れたままトレーを置いておくと、ふとした拍子にトレーが傾いて床に落ちかねないので、ドリンクは右のドリンクホルダーに置き換えて、ポップコーンのみを左の肘掛けに置くようにするといい。
鑑賞後に撮影したので、食べ終わりの画像でお見苦しく恐縮なのだが、トレーが少しはみ出ているのをお分かりいただけるだろうか。
見た目はそれほどでもないかもしれないが、実際はほんの少し中身の重心が変わっただけで落ちそうな不安がある。
逆にS席の方は横置きするとぴったり安定して安心感がある。
ポップコーンの弾け残しが大きい……
塩味の方、コーンの品種が大粒なのでは?と感じだ。妙に弾け残ったコーンがデカくて硬いのだ。そして弾けたポップコーンも皮が割と多めな感じがした。なので「こいつは嚙めない……」という弾け残りコーンを口に入れて処理に困ったり、「咀嚼音大きいかも……」という心配があってちょっぴり食べづらさを感じた。ポップコーン冷たい……
食べ放題ゆえか保存方法の問題か、ポップコーンは常に冷めていた。冷めても美味しい味付けなので問題ないといえばないのだが、「これはお店で袋で買うポップコーンと同じ温度……」という気持ちは拭えなかった。
映画館といえば熱々出来立てのバター香るポップコーンが醍醐味なのだ(私にとっては)。映画館や遊園地だからこそ食べられる熱々のポップコーン(レンジでつくるポップコーンでもできるけど…)が欲しい人にとっては残念なポイントだろう。
カップルで行くと寂しい場合も……
仲良く手をつないで映画を観たい時や、1つのポップコーンをシェアして食べたい時には不向きな座席だ。そもそもポップコーンは1人1つもらえるのでシェアは必要ない。CLASS Sは完全に1人1ボックスなので姿すら見えない。
熱々でラブラブな時期に行くのは控え、関係が少し落ち着いた頃に利用するのが良いだろう。
くっついて映画を観たい人は、ペアシートや2人がけソファ席のある映画館に行くことをおすすめする。
同じ新宿周辺なら「新宿ピカデリー」にペアシートや個室鑑賞ができるシアターが存在するし、「TOHOシネマズ新宿」のプレミアラグジュアリーシートならフードをシェアしやすい。
パーソナルスペースが広い事で油断する人が多いかも……
シアター内のパーソナルスペースが広いせいで気が緩むのか、妙にナチュラルにスマホを見る人がいた。それに本編前の予告編上映中に立ったまま座席を撮影したり、同行者とおしゃべりをしている人も……。これはオープンから時間が経つにつれて客層が変わり減っていく可能性があるので、一時的な事象かもしれないが、心配な人はゴールデンウィークが明けてお盆休みが始まる前あたりのタイミングで行くのが良いだろう。
おすすめの席
一番後ろ。またはCLASS Sのすぐ後ろの座席が断然おすすめ!
デメリットのところで説明した通り、座席のすき間が広い。なので手元や膝元が後ろの席の人に見えてしまったり、逆に他の人の手元が見えて気になってしまう。しかし、一番後ろの席ならば他人に手元を見られることもない。それにリクライニングも安心してできる。
逆に視界がうるさいのはイヤ!という人はCLASS Sの一列後ろに座る事で、目の前の席が壁になって他人の動きを視界からシャットアウトしてくれる。
おすすめの時間帯
可能なら平日、夜19時前に映画が終わる時間帯に行こう
平日の夕方までは人が少なく、ラウンジもバーもゆったりしている。私が行ったのは金曜日の14時~20時(映画を2本はしごした)だったのだが、2本めの映画を観る前までは人がまばらだったラウンジが、映画視聴後に戻ったときは大勢の人でごった返していた。バーも満席で立ち飲み状態。
オープン初日なせいもあるだろうが、しばらくは休日や夜は避けた方が良いかもしれない。
楽しみ方
上映30分前には歌舞伎町タワーに着こう!
映画館は9階にあるので、30分前にはタワーに着くと余裕を持ってラウンジへ着ける。早く着きすぎたら2階のゲームセンターに寄るのもいい。
2回以上利用するならポイント会員になろう!
ポイント会員は入会手数料が1,000円で年会費は無料。109シネマズプレミアム新宿のどちらのCLASSも500円引きになるので、「CLASS AとCLASS Sを1回ずつ利用してみたいな…」と思っているなら入会しておいた方がいい。入会ポイントで2P、2回視聴でさらに2Pたまるので合計4Pゲット。もう2回観れば特典としてCLASS Aが2,600円、CLASS Sは4,600円で利用できてお得だ。もちろんほかの109系列の映画館でもポイントを貯められるし、そちらなら6Pで1回無料で映画を観ることができる。
オマケ
新宿の映画館ポップコーンランキング
新宿駅周辺にある「TOHOシネマズ新宿」、「新宿バルト9」、「新宿ピカデリー」、そして「109シネマズプレミアム新宿」の塩味のポップコーンを完全に筆者の好みだけで個人的に順位付けしたランキングだ。なお私は新しいしょっぱい系ポップコーンを見つけると必ず購入したり、Jolly TimeのブラストOバター味のポップコーンを1週間毎日2袋ずつ食べ続けたこともあるポップコーン好きである。
1位「新宿バルト9」の塩ポップコーン・プレミアムバタートッピング
断トツで美味しい。熱々でバターの味と香りが濃厚!たまらない美味しさ!珠玉のポップコーン!このポップコーンが食べたいが為に、むりやり週3で映画を観に行った。サイズはR(レギュラー)の方が筒が細いので、まんべんなくプレミアムバターが行きわたる。
熱々のバターたっぷりポップコーン……むしろ映画よりもポップコーンが主役になる瞬間がここにある。
ついでに言うとバルト9は他のフードも美味しい。お腹に余裕があるならチキンスティックかいももっちも頼んでみよう。
お値段はK(キッズ)が400円、R(レギュラー)が500円、L(ラージ)が600円。プレミアムバターは+50円だ。
2位「新宿ピカデリー」の塩ポップコーン
良い意味でジャンクな味の濃さ!他のシアターよりちょっと硬めで皮が残りやすいのがタマに傷だが、クセなる塩気はビールに最高に合う。ここにもポップコーンが食べたいが為に週2で観に行った。しかも鑑賞後の持ち帰り袋も10円で販売している。ポップコーンに親切な映画館である。大好き。
お値段はSが500円。Mが580円。「S」と「M」というシンプルなサイズ設定も良い。「Mサイズください」と言ったときに「レギュラーですか」と聞き返されて微妙なミニマムショックを受けることもない。好き。
同率2位「TOHOシネマズ新宿」の塩ポップコーン・バターオイルトッピング
なんとTOHOシネマズ新宿はバターオイルトッピングが無料!!そしてここのポップコーンは圧倒的にふんわりしていて噛み心地がいい。映画視聴に配慮された、音の少ないポップコーンだ。もちろんできたてホカホカ。バターオイルも上品な味でふんわり感がUPする。美味しい。あまりに優しいお味なので、濃い味好きな人にはほんの少しだけ物足りないかもしれない。だが、ここまでやさしいポップコーンはなかなかない。好き。
さらにここには「トリュフソルト味」という別枠の塩味まであるし(超美味しい)、なんといってもポップコーンが安い!すごくありがたい。さらにさらに!「濃厚バターしょうゆ味」、「濃厚コーンポタージュ味」、「かねふくWめんたいマヨ風味」まである。甘いフレーバーも4種類ある。すばらしい。ポップコーンの遊園地だ。
お値段はどの味もワンサイズ380円。ワンサイズしかないので頼むのが簡単。ただし甘い味のポップコーンのうち3種はプレミアム価格で710円だ。
同率2位「109シネマズプレミアム新宿」の塩ポップコーン
結局バルト9のポップコーンが別格で、他はそれぞれ趣向が異なるという結果ではあるのだが、ここのポップコーンはとにかく素材の味がいい。「ああ~コーン香ばしいーー」となる。そして味付けもどことなく良い素材のお味がする。ここでしか食べられない味だ。美味しい。
難を言うとコーンが大きくて硬くて皮が多いので音が気になる。あと常に冷めている。熱々のポップコーンが好きな人には悲しい温度だ。でもおかわり自由だし何より本当にコーンの味が良いので一度は食べてみてほしい。
お値段は映画の観賞料金に含まれているので無料。
まとめ
109シネマズプレミアム新宿は「この映画は絶対に集中して観たい!」という時や、自分へのご褒美に行こう
映画を極上の座席で観られて、視聴前も後も映画の余韻を心ゆくまで反すうできるのが何より良いポイントだ。しかしオープン直後の4~5月は時間帯によってはかなり混雑しているし、マナーに難あり…という場面もかなり目にした。GWを過ぎれば客層も落ち着いてくると思うので、これぞ!という映画が公開された時に自分へのご褒美として利用しよう。
そしてプレミアムラウンジは忘れがちなので視聴後は忘れずに寄ろう。
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