【地獄楽】悲劇の8才児、陸郎太。画眉丸をも追い詰める天然怪異

【地獄楽】悲劇の8才児、陸郎太。画眉丸をも追い詰める天然怪異

更新: by イラレブック

【ろくろうた】

陸郎太は異常な巨体と身体能力を持つ小児

衛善を見下ろす陸郎太
地獄楽エピソード3_「弱さと強さ」で衛善を見下ろす陸郎太

地獄楽は10名の死罪人が、監視役であり処刑人である山田浅ェ門とペアを組んで神仙郷に渡り、不老不死の妙薬を探しにいく物語だ。ここに死罪人の1人として登場するのが陸郎太である。
陸郎太は天然の巨人で、初期(タオを知らない頃)の画眉丸と互角かそれ以上の強さの持ち主だ。その強さの秘密と謎を解説していく。

【プロフィール】

これが陸郎太のプロフィールだ!

備前の大巨人 陸郎太
名前
陸郎太
ふりがな
ろくろうた
担当浅ェ門
衛善
誕生日
10月6日
年齢
8歳
身長
321cm
氣(タオ)
アニメ声優
田所陽向 | 知桐京子(幼児期)
通り名
備前の大巨人
「大巨人」は「だいだらぼっち」と読む

備前は岡山県のことで、「大巨人」は「だいだらぼっち」と読む。その名のとおり身長3m超えの巨人だ。しかし年齢はわずか8歳。
なぜ8歳でこんなに大きく育ってしまったのか。それには氣(タオ)が関連している。

【陸郎太の秘密】

陸郎太は生まれつきタオが強く、その影響で身体だけが異常成長してしまった

氣(タオ)とは生命エネルギーのことで、あらゆる事物、生命に流れているのだが一般的な人々はそれを知覚していない。陸郎太は生まれつきこのタオが異常に強く、その影響で爆発的に身体が大きくなり、筋肉が発達し、常識を遥かに逸脱した怪力を持ってしまったのだ。
このことは単行本5巻の第39話で佐切によって解説されている。

【陸郎太の罪】

陸郎太の罪状は殺人など多数

陸郎太は生まれたときから怪力で、物心がつく前にうっかり?両親を殺してしまった。そもそも子供は理性がほぼなく力加減ができない。不機嫌で暴れるにしてもご機嫌で手足を振り回すにしても、陸郎太が触れれば人体でも木でも岩でもはじけ飛んでしまうのだ。
というわけで陸郎太は両親を含めた村人たちを大勢殺してしまい、誰にも教育されないまま8歳まで育ってしまった。まさに身体は大人以上、頭脳は子ども(乳幼児並み)なモンスターの誕生である。
誰も陸郎太に料理など作ってくれないだろうし、その辺の農作物では足りないだろうしで、陸郎太は殺した人間の肉も食べていたようだ。

【陸郎太の過去】

陸郎太の過去は単行本2巻の第13話&15話で語られている。アニメだとエピソード6

陸郎太が生まれて間もない頃から村人をほぼ皆殺しにするまでの間のことが、僅かだが単行本2巻で語られている。なお死罪を言い渡されてからも、奉行所で牢に入れておくことは不可能だったため山で放し飼いにしていたという(単行本5巻おまけ漫画参照)。本人には罪人になった自覚はおろか、捕まっているという自覚さえなかっただろう。

【担当浅ェ門】

陸郎太の担当は衛善。神仙郷上陸早々、陸郎太に瞬殺されてしまった

慶雲の担当浅ェ門は、序列1位の次期当主候補筆頭、衛善だ。 最も危険な死罪人だからこそ自分が付く、という判断だったのに一瞬で叩き潰されてしまった。
なお佐切に「実戦も強い」と言われた源嗣も同じく一撃で葬られているし、画眉丸ですら1対1では勝ち筋が見えないほどだったので、おそらくあの段階では山田家最強の2人である十禾殊現でもなければ同じ道を辿っていただろう。

【陸郎太の能力】

陸郎太はフィジカル全振り!全てを破壊するパワーとスピードの持ち主

画眉丸にして「あの手は防御不可…触れれば即死だ」と言わしめた常識外れのパワーと超人的なスピード。どちらもタオの暴走で異常発達した筋肉によるものだ。
それを理性ほぼゼロの全開パワーで振り回してくる。そもそも著しく知能が低いのだから幕府の任務(不老不死の仙薬探し)など理解できる筈もないのに、なぜ任命してしまったのだろうか……。未成年だから更生の道があるかもと判断されたのかもしれない。

【陸郎太の謎】

神仙郷に行く前の選別の儀では、大人しく砂浜に座っていた

座っている陸郎太
地獄楽エピソード2_「選別と選択」で座っている陸郎太

陸郎太は起きている間中「あそびたい」、「おなかすいた」などの欲望で暴れるノンストップ破壊獣なのだが、何故か最初に罪人たちが集められた選別の儀のときは静かに集団に混じって座っていた。
それに神仙郷へ赴く「上陸組」が決定してから出航までには少なくとも一晩空いた筈なのに、その間一度も空腹で目を覚ましたりしなかったのだろうか。
大量の食べ物を与えて満腹にさせていたら絶対に暴れない…という設定なのかもしれない。

【登場シーン】

陸郎太の登場シーンを一覧にした

登場してからほぼ寝るか暴れるかしかしてこなかった陸郎太は、2巻で暴れまくって2巻で退場した。

1巻第2話

神仙郷行き候補の死罪人が一堂に集められた砂浜で「上陸する前に人数を絞って欲しい」と告げられたときに初登場。何故か大人しく座っている

1巻第2話

尋常ならざる能力を持った「朱印の者」として紹介されたあと、生き残った「上陸組」の1人としても再度紹介されている

1巻第4話

小舟3艘を繋げていかだにした物に寝たまま乗せられて上陸してから、衛善を叩き潰すまでのシーン

2巻第13話~15話

画眉丸&佐切との戦いと、陸郎太の過去のエピソード

5巻第39話

佐切がタオについて見解を述べる話題の中で登場。陸郎太の異常成長の秘密が明かされる。久々かつ最後の出番

TVアニメ第2話

集められた死罪人の最後尾に座っている。途中で寝た

TVアニメ第3話

上陸早々に衛善を襲った

TVアニメ第5話

佐切と源嗣の前に突然現れて源嗣を襲った

TVアニメ第6話

佐切&画眉丸と対戦。そして退場

TVアニメ第12話

佐切が話すタオの解説に回想として出てくる。陸郎太最後のシーンだ

【まとめ】

陸郎太は生まれつきのタオの異常で怪力巨人になってしまった悲劇の8才児

陸郎太の過去
地獄楽エピソード6_「心と理」で語られる陸郎太の過去

身長3m超の大巨人、陸郎太。その巨体の原因は先天的に暴走していたタオの影響だ。望まぬ怪力を手に入れてしまったばかりに両親や故郷の村人を殺してしまい、教育もされないまま野放しにされていた。本人には殺人を含めて罪を犯しているつもりはないのだろう。
ただ遊びたいだけ、お腹が空いているだけなのに触るもの全てを破壊してしまうため誰とも交流できない8才児。悲しい存在である。

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