
地獄楽:山田浅ェ門佐切の完全ガイド
更新: by イラレブック
【この記事でわかること】
- 佐切は強い?
- 佐切と他の浅ェ門の関係は?
この記事を読めば山田浅ェ門佐切をとりまく人間関係が分かります
【山田浅ェ門佐切】
山田浅ェ門佐切(さぎり)は試一刀流十二位。現当主の一人娘

佐切は「地獄楽」の主人公の1人で、TVアニメ一期エピソード1話から全エピソードに登場している。担当死罪人はもう1人の主人公である画眉丸だ。
主人公コンビの1人なので当然ながら出番が多いし、明らかになっている過去も多い。この記事ではそれらの情報をまとめてみた。
【プロフィール】
これが山田浅ェ門佐切(やまだあさえもんさぎり)のプロフィールだ!
名前 | 山田浅ェ門佐切 |
---|---|
ふりがな | やまだあさえもんさぎり |
階級 | 試一刀流十二位 |
担当死罪人 | 画眉丸 |
誕生日 | 12月16日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 172cm |
氣(タオ) | 木 |
声優 | 花守ゆみり |
江戸時代は性差による役割分担思考が根強かった時代だ。そんな時代にありながら佐切が試一刀流※の段位を獲得しているのは、本人のたゆまぬ努力と、それを認めて現当主を説得してくれた兄弟子のおかげだ。
※山田家の次期当主候補としての順位。全十二位まであり、数多いる門下生の中で序列に入れるだけでもすごい。
【佐切の実力】
佐切は稽古熱心だったため基礎が盤石。そこに実戦経験+心の成長が伴って徐々に強くなってゆく
佐切は女性として生まれた時点で、実の父から「女では跡継ぎにならない」、「女は刀など握らなくていい」と諦められていたのだが、それでも稽古を続けて腕を磨き、徐々に門下生たちにも受け入れられていく。
しかし勤勉実直に技を磨き、職務としての首斬り経験を重ねてはいたが、戦闘の実戦経験だけは不足していた。
それを補い、佐切を大きくレベルアップさせたのが画眉丸との出会いと神仙郷の任務だ。
タオ※の思想の根幹となる「中道」を自覚し、自分の迷いや弱さを丸ごと受け入れることでさらなる高みへ至った佐切の剣は、もしかしたらもはや父を超えているかもしれない。
※神仙郷の住民が使いこなす、陰陽五行という思想を元に考えられた生命エネルギーのこと。「木・火・土・金・水」の5種類がある。詳しくはこちら
【佐切の性格】
生真面目さと他者を慮る優しさに加えて、ミーハーでイケメン好きな面も
佐切はとにかくルールに忠実だ。現代に生きていたら校則は100%守っただろうし、どんなに車が来なくても信号無視は絶対にしないだろう。だが常に他者の気持ちを考えて行動するため、それを他人に無理に押し付けることはほとんどない。相手の気持ちを考えすぎて、逆に自分の言葉を飲み込んでしまう事の方が多いほどだ。
他には好奇心が非常に強くミーハーなところがあるのも佐切の特徴で、幼い頃に気になる相手を質問攻めにしたり、ほとんどの人が忌避する付知の解剖にも興味を示して話を聞いたりしている。
さらには歌舞伎役者のおっかけやブロマイド収集をしたり、結婚や恋愛に興味を示して前のめりになったりと、年相応のかわいい面があるところも魅力だ。
【佐切の過去】
佐切の過去は本編で頻繁に語られている他、公式設定資料集、小説版、単行本おまけ漫画などでも補完されている
単行本1巻の第2話、2巻の第12話で、幼少期および少女時代の重要な出来事を知ることができる。あとは4巻、5巻、6巻、11巻のおまけ漫画で山田家の他のメンバーとの出会いや日常が知れる他、他のキャラの過去回にも頻繁に登場している。
また、小説版では「地獄楽 波間の追憶」に収録されている「矛盾する生命」で付知と仙汰との日常、「刀に映るもの」で殊現が入門してきた直後の殊現、衛善、士遠とのエピソードを読むことができる。
【門下生との関係】
佐切と他の浅ェ門たちの関係は様々
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衛善は佐切の身を案じてあえて苦言を呈しているのだが、言い方が高圧的かつ「女だから心配」という部分が佐切の心にわだかまりを作っている
衛善特集ページへ |
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佐切の初恋の人であり、処刑人としても実戦の強い剣士としても尊敬する相手。佐切が段位を得るのを強く上に嘆願してくれたのも殊現だ 殊現特集ページへ |
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十禾があえて佐切の印象に残らないよう行動しているためか、佐切は十禾との思い出が薄いため、「実力が分からない酒と女好きな兄弟子」くらいに思っている 十禾特集ページへ |
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小さい頃から佐切の面倒を見て、冗談を言って笑わせてくれる優しくて頼りになる兄弟子 士遠特集ページへ |
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お互いに自分と性質が似ていて話しやすい相手だと感じている。美味しい茶菓子の店を教えてくれる茶飲み友だち 仙汰特集ページへ |
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作中で絡みなしだが、佐切は当主の娘でもあり誰にでも話しかけたり世話を焼くため、日々交流があっただろう 蘿藦特集ページへ |
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作中で絡みなしだが、佐切は当主の娘でもあり誰にでも話しかけたり世話を焼くため、日々交流があっただろう 努々特集ページへ |
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源嗣はどうしても佐切を女性として見てしまう。佐切はそれがどうしても苦手。それさえなければ実力の高い尊敬できる兄弟子だ 源嗣特集ページへ |
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仲の良い茶飲み友だちで、解剖についても教えてもらう間柄。付知は観察眼に優れているため、佐切の秘密をほぼ知っている 付知特集ページへ |
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入門当初こそ女子として意識されていたが、典坐が改心してからは共に上を目指す真面目な門下生同士として技を教え競い合う仲 典坐特集ページへ |
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よく皮肉を言ってくる遊郭好きな兄弟子。生真面目な佐切と不真面目な期聖はほぼ正反対だ 期聖特集ページへ |
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入門したての弟弟子で、佐切が俳句の稽古について教えたのだが、冬馬は佐切の俳句を心の中で「下手くそだな」と嘲笑っていた。人の好い佐切はそれに気付いていない 桐馬特集ページへ |
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佐切より5つも年下だか、佐切のことを「佐切」と呼び捨てにするヤンチャな弟弟子 清丸特集ページへ |
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女性同士なので同じ苦労を知る、仲の良い友人同士。佐切ちゃん、威鈴さんと呼び合う |
佐切は当主の娘で、生まれた頃から山田家の道場にいるため、道場のみんなと交流があり、本物の兄弟姉妹のように感じて過ごしている。
相性の良し悪しはあれど全員大事な門下生たちであることに変わりはない。
【アニメの佐切】
TVアニメでの佐切はエピソード1から全話登場
主役の1人なので、TVアニメでもエピソード1からフル出演している。もちろん二期でもほぼ毎回登場するだろう。
ちなみにアニメだと、佐切の過去回はエピソード1と5に収録されている。
【まとめ】
山田浅ェ門佐切は神仙郷で強くなっていく中道の侍

佐切は女性であるがゆえに剣の道を進むことを否定されて苦しみ、それでも剣を捨てずに進み続けたものの人を殺めることに迷い、その後も罪人に情を感じることに悩むなど、常に迷いの中に身を置いている。
しかし「迷う自分こそ自分」と己を受け入れ、迷うことを肯定してことで「中道(ちゅうどう)」という強さと弱さを共存させる境地に至った。「中道」はタオを強化するための重要な悟りの1つで、これによって佐切の剣はさらに冴え、人としても成長していったのだ。
TVアニメ二期でもその過程が観られる筈なので2026年1月放送開始予定の二期に期待しつつ、待てない人は漫画を読み返したり小説版を読もう。