【ピーナッツ(落花生)の品種】おすすめQナッツを食べよう!

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落花生の品種
落花生とは
落花生(ピーナッツ)皮から中身落花生の詳細
落花生の歴史
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まちがいさがし

落花生の品種


落花生の品種


日本で品種登録されている落花生のうち、
9割以上は千葉県出身だ。
そして登録前の品種も続々登場中である。

ロングセラー優良品種

千葉半立:1952年~
農林8号(ナカテユタカ):1979年~

この2種は千葉県産落花生の中でも
元祖高級品種と言われる2大巨頭だ。

千葉半立(ちばはんだち)は濃厚、ナカテユタカはあっさり

落花生の神髄を知りたければ千葉半立。
そこから万人受けに進化したのがナカテユタカ。

さらにナカテユタカは病気にも強く、
粒ぞろいに実がなり収穫しやすいという、
メジャーになるべく生まれた特性も持っている。

最近の落花生品種一覧

ダイチ1991年6月
サヤカ1994年3月
ゆでまさり1996年1月
土の香1995年3月
郷の香2000年3月
ふくまさり2005年1月
おおまさり2010年3月
セトノシホウ2010年3月
千葉P114号(Qナッツ)2018年10月
おおまさりネオ2017年5月申請、登録前
愛の香り2018年12月申請、登録前
千葉P121号2020年1月申請、登録前
2021年1月現在で品種登録されているうち、
最新の落花生は千葉P114号。

なんとその前の品種から8年も空いている。
久々の、待望の、満を持しての新品種なのだ。

公募によって付けられた愛称はQナッツ

P(ピーナッツ)の味を超える次世代ナッツ!
そんな意味を込めてアルファベットのPの次、
Qを冠してQナッツと名付けられたという。

既に全国に流通しており、
特に千葉県内では駅のコンビニにも置いてある。

Qナッツの特徴

Qナッツの特徴

とにかく豆の甘味がすごい

甘いといっても砂糖のような甘さではなく、
純粋な豆としての味の濃さのようなものだ。
濃いといってもしつこくなく、もたれない。

そして豆の周りの茶色い薄皮がとても薄い。
外の殻をそっと割って豆を取り出そうとしても、
豆に触れた途端にハラリと衣を脱ぎ去るように、
自然に薄皮がむけていく


口に入れて噛み締めたときも、
薄皮の存在はほとんど感じないほどだ。
そのため「皮が歯の間に刺さった!」という事がない。

甘いのに軽くて食べやすく、あとひく美味しさだ。
さすが最新品種である。

そして次に控える最新の後継種、千葉P121号

丈夫で機械収穫に耐え、油が劣化しにくく、
オレイン酸が非常に豊富という期待のホープだ。

オレイン酸はオリーブオイルに豊富に含まれる脂肪酸で、
善玉菌を残して悪玉菌だけを減らす効果がある。

オリーブオイルに匹敵する落花生、楽しみでしかない。
落花生の未来は輝いている。

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落花生とは

落花生とは

千葉県の有名な名産品。
千葉県に住んでいる人の多くは、
千葉の名産をと聞かれると落花生と答える。

カキの種の種として全世代に有名な落花生だが、
近年レスベラトロールという成分が多く含む事で
新たに注目
を集め始めている。

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落花生の詳細


落花生(ピーナッツ)皮から中身

マメ科ラッカセイ属の豆。
またの名を南京豆(なんきんまめ)
英語で言うとピーナッツ(peanut)。

同じマメ科のエンドウ豆とよく似た形の
黄色くて小さな花をつける。

花言葉は「仲良し」。
花言葉からして、ひたすらに可愛い。

もちろん由来は実の形からきている。
1つの殻の中に、2つの実が並んで入っているからだ。

落花生の生産国と生産量

国内生産率トップは不動の千葉県。
千葉県だけで毎年80%以上の落花生を生産している。

2位は千葉県の真上の茨城県で、
全国の10%前後の生産率を常にキープ。

つまり千葉~茨城の一帯だけで、
全国の9割以上の国産落花生を生んでいるのだ。

そして千葉県の中でも八街市(やちまたし)が、
落花生生産地として最もメジャーな地域である。

しかし世界で見ると日本は50位圏外。
トップは2位と倍以上差をつけて中国だ。

次いでインド、ナイジェリア、スーダンと、
熱い地域でよく栽培されている。
落花生は気温高めの地域が好きなのだ。

日本によく輸入されているのは中国産。
千葉県以外のスーパーマーケットで
大袋の落花生を買おうとすると、大抵中国産だ。

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落花生の歴史


落花生の歴史

原産地は南米だと言われている。
世界一古いピーナッツが出土したのが、
南米ペルーの遺跡だったからだ。

この遺跡から発掘されたピーナッツの殻から、
紀元前2500年前には食べられていたことが分かる。

ペルーといえばジャイアントコーンの出身地でもある。
この地域の人々は古くから穀物や豆類を主食として、
大事に食べていたのだろう。

このペルーのピーナッツは16世紀以降に、
大航海時代にアメリカ大陸を訪れたスペイン人によって、
他の大陸へも持ち帰られ、広まっていった。

特にアフリカでは気候にも食文化にもよく馴染み、
どんどん定着していったという。

続いてシルクロードを通って中国へも渡り、
同時期に琉球王国(現在の沖縄県)へも伝わった、
そう言われている。

詳細な記録が残っていないため時期は不明だが、
17世紀の内には伝わっていたようだ。

なぜならこの時期には琉球王国で、
落花生で作った豆腐ジーマーミ豆腐が生まれているからだ。

ジーマーミ豆腐。またの名をピーナッツ豆腐。
むっちりもっちりした、美味しい沖縄料理である。

千葉県への伝わり方

落花生(ピーナッツ)千葉県への伝わり方

千葉県に落花生が伝わったのはずいぶん後、
明治時代になってからだと言われている。

千葉県へ落花生を持ち帰ったのは、
牧野萬右衛門(まきのまんうえもん)さん。

彼は1876年(明治9年)に横浜へ視察に行った際、
落花生が関東南部で非常に育ちやすい植物だと紹介され、
これは!と思い、千葉に種を持ち帰ったという。

牧野さんはなんと、千葉県のさつまいも神である、
青木昆陽(あおきこんよう)さんを尊敬しており、
自分も貧しい農村の人々を飢えから救いたいと、
常日頃から思っていたのだ。

…というわけで牧野さんによって千葉県内では
落花生栽培が熱心に行われていき…、
千葉県産の落花生は東京を中心に県外でもよく売れ…、
千葉県の農民たちは非常に潤っていったのである。

だからさつまいもと落花生は、千葉県の宝なのだ。

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まちがいさがしクイズ


きのうのマンガの間違い探しクイズ 4コマ漫画「シンクロ」より

2つのイラストには、ちがうところが7つある!

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昨日の4コマ漫画のイラストの間違いを探そう!
7つ全部みつけられるかな?

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きのうのマンガの間違い探しクイズの答え 4コマ漫画「シンクロ」より



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