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売っていない? ↓目次へ
『もうすぐペルー上空です。』
あれ?動画撮ってるの?ネギ
ああ。せっかく世界を回るんだから配信してみようと思ってさ。
いいねぇ。日本で観てもらえたらいいなあ。
彼らはカモとネギ。
強くなるために世界中を旅している仲良しコンビだ。※彼らの前回のストーリーを読みたい方は「アガベシロップ」の記事へ!
~その頃日本では~
ジャイアントコーンの4コマ漫画①「酒のおつまみ」
酒のつまみでジャイアントコーンといえば、あのトウモロコシのヤツだろ。
チョコでお酒も美味しいよ。
そうなんだけどさ。……いいよ、オレが買ってくるよ。
なら塩コショウ味にしてね。
おめーもしょっぱいもん食いたいんじゃねーか。
~15分後~
やっぱこのボリボリ食感と塩味、酒に合うな~
モグモグ……で、これって何?
何ってなんだよ。
どこから来たの?ナッツと同じでカロリー高いの?
そ、そんなのオレだって分かんねーよ!
すごく大きなトウモロコシの粒の形をしているジャイアントコーン。
これって本体も巨大トウモロコシなのだろうか……。しかし、日本でそんな巨大なトウモロコシを栽培しているなんて話は聞いたことがない。ジャイアントコーンはどこの国で作られているのだろう。
分かんないこと考えてても仕方ないだろ。なんか動画とか見ようぜ。
ピッ
うおっ!タイムリーすぎる!
わあ~、コレ観たい。
今回のナビゲータ
イメージ | 栄養 | 紹介 |
---|---|---|
鴨 | 強くなることを目標にしているマガモ。 親友のネギのために「鴨ネギ=弱いヤツの代名詞」というイメージを変えるのが目的。 | |
ネギ | 友だち思いの長ネギ。 強くなりたいと願う親友、鴨の決意に賛同し、共に旅立つ。 |
ピーマンたちと一緒にカモねぎの冒険を見て、ジャイアントコーンの秘密を知ろう!
ジャイアントコーンのカロリー、栄養、それに詳しい歴史や各コンビニに置いてあるジャイアントコーンの特徴まで丸わかりだ!ジャイアントコーンの目次 ↑タイトルへ項目をクリック(タップ)すると好きな項目にとべるよ! | |
---|---|
ジャイアントコーンが売っていない? | |
ジャイアントコーンとは | |
おつまみ 何? | |
ジャイアントコーンの原料 | |
日本初のジャイアントコーン | |
ジャイアントコーンの生産地 | |
ジャイアントコーンの栄養 | |
ジャイアントコーンのカロリーは? | |
食べ過ぎ? | |
おすすめの味 | |
コンビニ商品比較 | |
生のジャイアントコーン | |
4コマ漫画③ |
ジャイアントコーンとは ↑
ジャイアントコーンとは、南米のぺルーにあるウルバンバ村でしか栽培できない、巨大なとうもろこしの実のこと。
ウルバンバ村は標高3000mに位置する、 富士山の8合目に近い高さにある村だ。日本では、ジャイアントコーンを一粒ごとに乾燥させて、 お酒のおつまみとして 売られているのがほとんどだが、 はるばる南米からやってきた珍しい植物なのだ。
コンビニによく置いてあるオヤツなのにペルーでしか採れないなんてビックリだなあ。
しかもウルバンバ村でしか育たないんだ。
そんなに限定されてるのって、どうしてなんだろう。
色々気になるな。調べてみるか。
………
おつまみ 何? ↑
他のナッツとはちょっと異色な、ナッツといって良いのかどうか、トウモロコシだからナッツではなさそうな、そんな存在ジャイアントコーン。
たまにミックスナッツの中に混じっているが、 実際のところ木の実ではないので ナッツの仲間ではない。野菜の仲間だ。
しかしミックスナッツに混じっていると、 歯で砕けるガリっとした食感と、 挟み潰せるギュムっとした歯ごたえで 非常に良いアクセントになる。
オフィスで食べるには ちょっとかみ砕く音が気になるかもしれないが、 家でのオヤツやお酒のお供には 最適なチョイスの1つだ。
塩味とコーンの香ばしさが後を引いて、 一度ハマるとやみつきになる。
よくミックスナッツに入ってる事があるけど、コーンてナッツなのかな?
ナッツは日本語でいうと「木の実」のことなんだ。
ええと…。それだとコーンは木じゃないから…
ああ。コーンはナッツの仲間じゃない。
へえ。それなのにミックスナッツに入ってるの、不思議だね。
まあクラッカーやあられが入ったミックスナッツもあるしな。
食感がカリっとして塩味が合うのはおそろいってことなのかもね。
ナッツ関連リンク
ジャイアントコーンの原料 ↑
粒が大きいのだから全体的に普通のトウモロコシより大きく、大根サイズだったりするのかと思っていたら全長は普通のトウモロコシと同じくらいだった。
粒の大きさだけが5倍くらい巨大な、 真っ白な品種のトウモロコシなのだ。南米にあるペルーという国で、 しかも標高が3000mくらいある ウルバンバ村という場所でないと育たない。
他の地域で育ててみても、 粒が大きくならないのだそうだ。
おまけに遺伝子組み換えもできないらしい。
住みかにこだわりの強い、繊細な野菜だ。
日本からは遠い場所でできるため、 生鮮食品として輸入されることはない。
しかし輸入食材のお店などで、 茎に粒が付いた状態のものが 冷凍されて売られていることがある。
揚げて塩をまぶしたもの以外を食べたい人は 探してみると良いだろう。
他の土地で育ててみても、小さな粒の普通のトウモロコシサイズになっちゃうみたいだ。
本当に不思議だねえ。
ああ。何故かは解明されていない、本当の謎の1つだな。
……ヨソモノ、来た…
日本初のジャイアントコーン ↑
それにしても、そんな限られた地域でしか育たないごくごくレアなトウモロコシなのに、日本のコンビニでも普通にたくさん売っている。
それは何故か。初めてジャイアントコーンを日本に輸入したのはサンナッツ株式会社という兵庫県にある会社だ。1960年代後半に知り合いの商社マンから紹介され、当たるかも…と乾燥させたジャイアントコーンの販売を始めたそうだ。
そしてジャイアントコーンはしっかり大ヒット! どんどん輸入量を増やしていき、1985年(昭和60年)にはペルーの商工会議所から、翌年にはペルーの国自体、そしてウルバンパ市長からも、立て続けに感謝状を贈られることとなった。
サンナッツ株式会社から出ている商品名は「ジャイコーン」。
コンビニでも定番商品として扱われている「辛マヨジャイコーン」や「ピリ辛ジャイコーン」という名を聞いたことがある人は多いはずだ。それから既に35年以上…。
これだけたくさん普及しているということは日本人の味覚に非常にマッチしたのだろう。
今ではたくさんの会社から出ているが、元祖はサンナッツ株式会社なんだ。
美味しくって人気が出たから、他の会社も続いたんだね。
とうもろこし畑が見えたぞ!
近くの川に着水するよ。
ジャイアントコーンの4コマ漫画②
どこから来た……
ええと…、日本ていう島国から来ました。
日本!日本は友だち。仲良くする。
(サンナッツ株式会社のおかげで日本出身者に友好的なんだな!)
ジャイアントコーンの旬 ↑
収穫されるのは4月~5月だそうだ。
とはいえ日本とペルーは 地球のほぼ反対側同士。あちらは別に春の気候ではないので、 春が旬の食べ物ではない。
そして別に日本で 新玉ねぎや新じゃがいものように 新ジャイアントコーンが出るわけでもなく、 日本の揚げたジャイアントコーンは 通年変わらず販売されている。
改めて地図を見ると、ウルバンバ村はマチュピチュの近くなんだね。
近いといっても直線距離で50km以上離れてるけどな。
マチュピチュ、ウルバンバ川の上の方。修行……行く?
は、はい!!
ジャイアントコーンの生産地 ↑
ウルバンバ村の気候
日本とペルーは 地球のほぼ反対側同士。
気候の移り変わりは日本とほぼ真逆だ。そして周りを高い山々に囲まれているため、高山の方は万年雪が残っていたりするが、人々が住んでいるふもとの辺りは年間を通して気温の変動が少なく過ごしやすい地域が多い。
日本と逆ってことは12月が暑くて、8月頃が一番寒いんですか?
そう。でも1年中で最高気温は30℃未満。最低気温は15℃程度。
とっても過ごしやすそうだなぁ。
ジャイアントコーンの栄養 ↑
普通のトウモロコシと成分的にはほぼ変わらない。
ビタミンEとマグネシウム、 それにリンと食物繊維が豊富だ。ジャイアントコーンのカロリー
カロリーは各メーカーにもよるが100gだと400~450kcalくらい。
1粒は10kcalくらいだ。大体は250kcal前後の小袋で売られている。 買ったら裏面のカロリー表示を確認しよう。
食物繊維以外は少量だけど、とうもろこしの栄養が残ってるんだ。
食物繊維はうれしいねえ。
ジャイアントコーンの栄養一覧
栄養 | イメージ | 効果 |
---|---|---|
ビタミンB1 | 肌、粘膜を丈夫にする。 糖分をエネルギーに変える。 | |
ビタミンB6 | 筋肉や血液の材料になる。 皮膚や粘膜を健康に保つ。 | |
ビタミンE | 抗酸化作用で体を若く保つ。 | |
ナイアシン | 皮膚や粘膜を健康に保つ。 | |
マグネシウム | 血をサラサラにする。 | |
リン | 骨や歯の材料になる。 筋肉や脳の栄養になる。 | |
鉄分 | 血の材料になり、酸素を体中に運ぶ。 | |
亜鉛 | 新陳代謝を高める。 | |
食物繊維 | 便秘の改善に役立つ。 |
食物繊維は100g中10g。ビタミンEは1.4mgある。
ビタミンEは1日に男性は7.0mg、女性は5.5mg必要だっけな。
ジャイアントコーン100gで4分の1くらい摂れるなんてすごいなぁ。
食べ過ぎは? ↑
しょっぱいものが好きで、スナック菓子をつい食べ過ぎてしまう…。
だけど本当は控えめにした方が健康に良いのは分かっている…。 そんな人へ、代わりに ジャイアントコーンをおすすめしたい。鉄分やビタミンを補給できるし、 硬めの歯ごたえであごの運動にもなる。
そして塩味やコーンポタージュ味など、 スナック菓子とよく似た味が豊富だ。
よく噛んで食べれば食べ過ぎずに済むし、 ひと袋200kcal以下のものが多いので、 スナック菓子ひと袋より低カロリーで済む。
好きな味を探して、置き換えてみると良いだろう。
しょっぱくてカリカリだからオヤツにいいね。
硬いからしっかり噛めばあごの運動になるしな。
ミニ漫画 Gコーンさんのトルティーヤ
※ウルバンバ村ではトウモロコシ=ジャイアントコーン
マチュピチュまで、まだずっと歩く。栄養とっとけ。
ここから50km以上だっけ。何日かかるかなぁ……
持久力がつきそうだな。
揚げたジャイアントコーンもいっぱい持ってきた。途中で食え。
おすすめの味 ↑
ジャイアントコーンは基本しょっぱい系だが、意外と味のバリエーションが多い。
筆者が食べた事のある味を 参考までに並べておく。塩味 | 定番の美味しさ |
---|---|
塩コショウ味 | ピリッとした辛味がクセになる |
ガーリック味 | お酒の進むガッツリ味 |
からしマヨネーズ味 | ローソンの定番!おすすめの美味しさ! |
コーンポタージュ味 | ちょっと甘めでマイルドな味 |
レッドペッパー味 | 赤くて辛い!飲み物必須なオトナ味 |
スパイシーカレー味 | カレースパイスが合わないワケがない。おやつにピッタリ! |
バター醤油味 | 意外と甘くてこってり味。 |
いつか全てを制覇してみたい。
チーズや明太子、ブラックペッパーなんかもあるぞ。
日本、アレンジ上手。コンポタ味、美味い。
毎日のオヤツにしても飽きなくていいねえ。
コンビニ商品比較 ↑
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートにミニストップ。
ジャイアントコーンは各コンビニで、 それぞれ色々な商品を扱っている。セブンイレブン
①稲葉ピーナツ株式会社のジャイアントコーン内容量:43g
価格:108円(税込)
赤穂の焼き塩とこしょうで味付けした シンプルながら後引くしょっぱい系だ。
②ポタージュ ジャイアントコーン
内容量:33g
価格:108円(税込)
ローソン
ローソンオリジナルからマヨ ジャイアントコーン
内容量:30g
価格:132円(税込)
ジャイアントコーン界で一番人気ではと 勝手に思っているからしマヨネーズ味だ。
そしてローソンのからマヨジャイアントコーンは、 その中でもトップを争う美味しさを誇っている。
一時期は毎日2~3袋ずつ食べるほどはまっていた。
2020年の夏以降、なぜか扱っている店舗が減っており、 かなり寂しい思いをしている。
もし店頭で見かけることがあったら、 在宅のお供になんとしても確保しておきたい。
ミニストップのジャイアントコーン
①ジャイントコーン内容量:50g
価格:138円(税込)
②TOPVALU(トップバリュー)のジャイアントコーン
内容量:95g
ミニストップはイオン系列のコンビニなので、 イオンのプライベートブランドである トップバリューの商品を扱っている。
そのせいかジャイアントコーンもファミリーサイズだ。
これは2人以上で過ごす宅飲みで大活躍するだろう。
これもまたシンプルな塩こしょう味で、 セブンイレブン、ファミリマートと比較すると もっとも塩分控えめで上品な味わいに仕上がっている。
(2022年現在では、あまり見かけなくなった)
ファミリーマート
かつまたのジャイアントコーン内容量:38g
セブンイレブンと同様に塩こしょう味だ。
シンプルながらオーソドックスな味わいである。
塩こしょう味としてはセブンイレブンよりやや濃いめ。
(あくまで個人的な感想)
濃厚でありながらもクセのない味わいは、 ジャイアントコーン初心者におすすめ。
(こちらも2022年現在では、あまり見かけなくなった)
大手のコンビニ全部で売ってるって、すごいなあ!
たくさん食べられてる。嬉しい。
生のジャイアントコーン ↑
揚げられて乾燥しているジャイアントコーンでなく、生のジャイアントコーンを味わいたい場合は、南米料理のお店にいくと、冷凍の生ジャイアントコーンを、2本セットまたは粒をはずした状態で購入できる。
1本は500mlのペットボトルと同じくらいの太さだ。
そして粒は縦一直線にキレイに並んでいる。amazonでは2022年2月現在、2本入った1袋が650円(税込み)で売られている。 カロリーは100gで104kcal。日本でよく見る黄色い実とはちがって、粒全体が白にちかいくらいうすい黄色(クリーム色)で、1本あたり約250gだ。
トウモロコシの上に書いてるCHOCLO ENTEROってなんだ?
チョクロはスペイン語でトウモロコシ。
エンテロは「まるごと」。
スペイン語で「まるごとトウモロコシ」って書いてあるんですね!
解凍して茹でたり焼いたりして、一般的なトウモロコシと同じように食べられる。
また袋の裏にはコーンケーキのレシピも書いてある。ケーキといっても、ひき肉や炒め野菜を卵とコーンペーストで閉じる、オムレツのようなレシピだ。
これもたくさん持ってきた。明日茹でてやる。
ありがとうございます!
今日のいい言葉 ↑
欠点を改め過ちを償うことは、最高の幸福である。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
オレたちは「カモネギ」が弱さの代名詞っていうのを変えたくて旅してるけど…
弱いのは過ちでも罪でもないさ。オレたちはただ強くなりたいだけ。そうだろ?
ネギ…!
友のために強くなる。悪くない。
着いたらオレ、帰りは川下る。お前らとはココでお別れ。
4コマ漫画③ ↑
「カモねぎとGコーンとの別れ」
Gコーンさん、親切だったねぇ。
ああ。心身ともに鍛えられたな。
スタミナがついたから、海を渡って別の大陸だって行けるよ。
それなら大西洋を渡ってヨーロッパへ行くか。
山脈つながりでアルプス山脈はどう?
アンデス山脈からのアルプス山脈か。面白いかもな!
~カプリーノチーズの記事へつづく~
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登場キャラクター紹介
イメージ | 栄養 | 紹介 |
---|---|---|
鴨 | 強くなることを目標にしているマガモ。 親友のネギのために「鴨ネギ=弱いヤツの代名詞」というイメージを変えるのが目的。 | |
ネギ | 友だち思いの長ネギ。 強くなりたいと願う親友、鴨の決意に賛同し、共に旅立つ。 | |
Gコーン | ペルーの秘境に住むジャイアントコーン。 不思議な妖術を使い、姿を隠して暮らしている。 警戒心が強く孤独を愛する彼の趣味は晩酌だ。 |