更新:タイトル調整 初版作成:2023年4月26日(水)








目次 |
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はじめに |
Adobe Fireflyとは? |
著作権の問題がクリア |
Recolor vectors |
Recolor vectorsの使い方 |
サンプルプロンプト一覧 |
まとめ |
はじめに

2023年4月21日からRecolor vector(ベクターの色変更)が生成できるようになった これまでは、Text to imageとText effectsだけだったが、新しくベクターにも対応が開始されたので、使ってみた。 ベクターで描けるイラストツールといえば、やはりAdobe illustratorが有名だが、それを作ったAdobeが作るAI生成ツールということで期待は高まる。
Adobe公式サイト:クリエイティブのための生成AI - Adobe Firefly
Adobe Fireflyとは?
Adobe Fireflyが公開している構想では夢のような機能が満載だが、いま公開されているのはその中の一部で、「テキストから画像へ」と「テキスト効果」と「ベクターの色変更」の3つだ。将来的にこの画像生成AIはAdobe製品に組み込まれていく予定のようだ。おそらくPhotoshopやIllustrator上でエフェクトの効果をつけるかのように、機能の一つとして簡単に使えるようになるのだろう。
Fireflyは、Adobeらしく画像サイズやエフェクトなどをスピーディに変更・調整できる点が便利だが、他の生成AIも日々進化をしているため、Midjourney5などの他AIでも解像度やサイズなどより細かく自由に調整が可能になってきている。 しかし、Adobe Fireflyのもう一つの特徴は、著作権をクリアにしている点だ。
著作権の問題がクリア
つまりオンライン上にあるデータを勝手に集めて利用している訳ではないため、元となった素材の著作情報が明確になっているという事である。 そのため、商用に利用したい時に必要な場合、著作者に利用料を支払って活用できる。著作権の問題がクリーンなのは本当に大きな利点だと思う。
それでは、早速新しい機能を試してみたい。
Recolor vectors
イラレブックでは、今まで描いた膨大なベクターデータが1万点を超える量あるので、素材には困らないのだが、その中でも漫画のデータは意外と細かい塗りや線が入っているので今回試すのに適していると考えた。 あと、すでに昔からAdobeのIllustratorにもベクターカラーの調整機能はあるのだが、その機能はPhotoshopにある機能と同じく全体的に色調を調整していくのに対し、自然言語の指示やプリセットから選ぶだけで、4パターンの配色を作成してくれて、より直感的に変更や比較が可能になった点は便利だ。 ただ、現在のところ半透明を含む塗り、線にしか適用されず、乗算・3Dなどの効果には適用されないのが残念だ。
Recolor vectorsの使い方
SVGデータが手元に無い場合は、8つのサンプルから好きな画像を選んでタップしよう。

何を入れて良いか悩む場合は、「60’s style」「Jamaican flag」「Sweet candy dreamland」「Irish greenery」などはおすすめだ、いずれかを入れてみよう。 指示に合わせた配色で4パターン出してくれるようになる。 それぞれのカラーの意味は以下の通りだ。
60’s style: 60年代スタイル: オレンジ、パープル、ピンク、グリーンなど、1960年代のレトロでサイケデリックな色彩をイメージしたキュートなカラー配色で4パターン出す。
Jamaican flag: ジャマイカ国旗の色(黒、緑、黄)をイメージした緑強めのカラー配色で4パターン出す。
Sweet candy dreamland: スイートキャンディードリームランド 赤、青、ピンク、白など、キャンディーの鮮やかで甘い色彩をイメージしたスイートなカラー配色で4パターン出す。
Irish greenery: アイリッシュグリーン: 緑、茶、白、オレンジなど、アイルランドの緑豊かな自然をイメージした目に優しいカラー配色で4パターン出す。
サンプルプロンプト一覧
Salmon sushi/サーモン寿司:サーモン寿司の色であるピンク、オレンジ、白、黒をイメージしたカラー配色で4パターン出す。
Sandy stone beach/砂浜の石畳: ベージュ、グレー、ブラウン、ブルーなど、砂浜をイメージしたカラー配色で4パターン出す。
Dark blue midnight/真夜中の暗い空: ネイビー、インディゴ、ブラック、ホワイトなど、真夜中の紺色の空の色をイメージしたカラー配色で4パターン出す。
Trippy disco lights/幻覚のようなディスコライト: 紫、緑、黄、赤など、トリッピーなディスコライトの色にインスパイアされたカラー配色で4パターン出す。
Terracotta desert/赤褐色の荒野: ブラウン、ベージュ、オレンジ、イエローなど、砂漠の風景をイメージした温かみのあるアースカラーを基調としたカラー配色で4パターン出す。
Yellow submarine/黄色い潜水艦: 黄色い潜水艦の色をイメージした、黄色、青、白、黒のカラー配色で4パターン出す。
Lavender storm/ラベンダーの嵐:ラベンダーストーム(紫、グレー、白、黒)をイメージしたカラー配色で4パターン出す。
Faded emerald city/色あせたエメラルドの街: 緑、灰、白、黒など、色あせたエメラルドの街の色にインスパイアされたカラー配色で4パターン出す。
Summer by the sea/海辺の夏: ブルー、ターコイズ、ホワイト、イエローなど、夏の海辺の色をイメージしたカラー配色で4パターン出す。
まとめ
ちなみに上の画像は、りんごのベクターデータをプロンプトで色配色させたものだ。 このようにIllustratorをよく使う人にとっては、カラーパレットを理解した上で使うにはとても便利だ。 (Illustratorを使わないけど、ベクターデータを描きたい!という人は、ベクターの絵を描いてくれる便利なAI「Illustroke」がおすすめだ。テキストを入れるだけでベクターデータを作ってくれる。初回は無料なので試してみよう。) ただ、色だけでなく、りんごの質感を変えたり、みかんにできたり、羽をつけたりなど元の画像から追加&変更もできるともっと楽しそうだ。 今後のアップデートに期待したい。








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