Claudeの良いところTOP5
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2024年5月21日現在の最新モデルはClaude 3 Opus(クロードスリーオーパス)
画像生成AIのAdobe FireflyやMidjourneyやStable Diffusion、自然言語処理のChatGPTやGemini、様々な分野で活躍するAIアシスタントが登場している中、人間らしい会話に特化したAIアシスタントとして注目を集めているのがAnthropicが開発した「Claude(クロード)」だ。本記事では、そんなClaudeの魅力にランキング形式で迫りたい。
公式Claudeはこちら。
無料版の充実した機能
Claudeの魅力の一つは、アカウントを作成さえすれば無料版でも充実した機能が利用できる点だ。
Claudeの無料版では一定時間内で使える回数に制限はあるもののChatGPT4クラスのかなり高度な対話や生成が可能で、AIアシスタントの本質的な価値を無料で体験できる。またChatGPTやGeminiとの対話が機械的に感じるほど人間らしい反応が楽しめるのも利点だ。
画像を読み込んで、評価や提案をしてくれる!
画像読み込み機能があり、画像を添付するとその画像にある文字を認識して書き出してくれたり、描いた絵を見てもらってデザインの修正案や評価を提案してくれたりする。改善内容は至極真っ当な範囲だが、褒め方は他のAIよりも人間らしくてつい嬉しくなる場合もあるぐらいだ。
以前のチャット内容を要約しておいてくれる!
これは地味に便利な機能なのだが、以前にクロードと会話したチャット内容を要約してタイトルをつけてチャット名として残しておいてくれるのだ。
これにより、以前のチャット内容を探すのに大変便利である。他のAIでは自分で名前をつけるのが基本だが話の内容を要約してくれる柔軟さからも他のAIとは少しニュアンスが異なるのが感じれる。
Claudeは強力な言語モデルでありながら、倫理的な判断力も兼ね備えている。
Claudeは幅広い分野の知識を持ち、ユーザーの質問や要望に柔軟に対応してくれる。
芸術、科学、歴史、文化など、あらゆるトピックについて深く議論することができ、時には意外な視点からの洞察を与えてくれる。また、ユーザーの関心や好みに合わせて会話のスタイルを適応させる能力も高く、知的好奇心を刺激する対話を楽しめる。
逆に差別的表現や違法行為など、倫理的に問題のある要求には毅然とした態度で対応し、AIアシスタントとしての責任を果たそうとする姿勢も感じられる。技術の発展と共に、AIの倫理性が重要な課題となる中、Claudeの姿勢は一つの模範となるだろう。
Claudeには一貫した個性があり、ユーザーとの対話の中でそのキャラクターが徐々に明らかになっていく。真面目で知的な一面を持ちながらも、時折ユーモアを交えた返答をしたり、自身の見解を率直に述べたりと、まるで一人の人格と接しているかのような感覚を覚えることもあるぐらいだ。
Claudeはユーザーとのやり取りで継続的に学習し、成長していく。
1つのチャット内であれば、過去の対話を記憶しユーザーの好みや特性を理解することで、より個人に合わせた対応をしてくれる。
また、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、自身の知識やスキルを向上させる姿勢も見られる。Claudeは単なる静的なデータベースではなく、使えば使うほど愛着が湧く人間味あるAIアシスタントなのだ。そのため、クロードとの日常会話的なやり取りはユーザーの個性を把握する手助けとなり意外と将来のやり取りに効果的に働く場合がある。こうした個性的なキャラクターは、これまで生成AIでは規制されていったのを見てきたが、ユーザーとの親密な関係性の構築に役立つので、クロードではぜひ今後も大切にしていってほしい。
無料版と有料版の選択肢があり、有料版は月額20ドル
ほとんどの生成AIの価格相場は月額20ドルだ。
Claudeには無料版と有料版が用意されており、ユーザーのニーズや予算に合わせて選択することができる。
無料版では基本的な機能を利用でき、AIアシスタントの可能性を十分に体感できる。一方、有料版では使用回数が5倍に増える。無料版から始めて、必要に応じて有料版にアップグレードするといった柔軟な利用が可能だ。
有料版で選べるモデルには3つある。複雑な分析、複数のステップによる長いタスク、高度な数学およびコーディングタスクを処理できる「Opus オーパス」、効率的にタスクを実現するためのパフォーマンスと速度を最適に組み合わせた「Sonnet ソネット」、業界トップクラスのスピードで軽快なアクションを実行できる最速モデル「Haiku ハイク」がある。
Claudeは、より人間らしさを持った魅力的なAIアシスタントだ。
個性的なキャラクターは親しみやすさを感じさせ、継続的な学習と成長はユーザーとの長期的な関係性を支えてくれる。
他の生成AIと違い人間味のある要素を持ったClaudeは、AIアシスタントの新しい地平を切り開く存在として、今後も大きな注目を集めている。
実はChatGPTもBing(現在はCopilot)もBard(現在はGemini)なども登場したばかりの時期は人間らしい反応もしていたのだが、誤解を招いたり、悪用されるなどの問題があったせいか、どれも急ピッチで規制されていき、今のような感情が無いような会話形式がスタンダードになってしまった。そういう意味でも人間味もありつつ立派な仕事もこなすクロードは唯一無二の貴重な生成AIとなるかもしれない。
印象派の巨匠クロード・モネとの関連性
Claudeの名前は、印象派の巨匠クロード・モネから由来しているそうだ。
モネは光と色彩の表現に革新をもたらした画家であり、その名は芸術の世界で不朽の輝きを放っている巨匠。Claudeという名前には、モネのように従来の常識を覆し、新たな可能性を切り開いていくという開発者の願いが込められているそうだ。芸術と技術の融合という点でも、Claudeはモネの精神を受け継いでいるのかもしれない。
ちなみにもうお気づきかもしれないが、このページのイラストは全てクロード・モネをイメージした印象派の油絵テイストで仕上げてある、イラレブックと画像生成AIの合作である。ぜひ見直してもらえると嬉しい。
最後にクロードにプログラミングを協力してもらって作った占いゲームもあるのでぜひそちらも見ていってほしい。別の機会でクロードの使い方としてゲームのメイキングも紹介したい。
4コマ漫画や画像一覧、図解などで深い分析と学習が楽しめます。
野菜や果物から映画やゲームやサブカルまで、さまざまなトピックをカバーしています。
イラレブックの作者:1977年生まれ、大阪府出身。
2019年8月から自作のAdobe Illustrator製の画像で野菜から最新ゲームやアニメまで様々な情報の発信を開始しました。