山田浅ェ門期聖(きしょう)は試一刀流十一位。皮肉屋で自信家

期聖はTVアニメ一期エピソード2話から出ていて、死罪人の1人である「いがみの慶雲(けいうん)」の担当として神仙郷に渡った渡島組の1人だ。
しかし、あまり印象に残っていない…という人や、慶雲が倒されたあとどこ行ったんだっけ?となっている人もいるのではないだろうか。期聖の足跡を追ってみた。
この記事でわかること
この記事を読めば山田浅ェ門期聖の行方などが分かります
更新: by イラレブック
期聖はTVアニメ一期エピソード2話から出ていて、死罪人の1人である「いがみの慶雲(けいうん)」の担当として神仙郷に渡った渡島組の1人だ。
しかし、あまり印象に残っていない…という人や、慶雲が倒されたあとどこ行ったんだっけ?となっている人もいるのではないだろうか。期聖の足跡を追ってみた。
名前 | 山田浅ェ門期聖 |
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ふりがな | やまだあさえもんきしょう |
階級 | 試一刀流十一位 |
担当死罪人 | いがみの慶雲 |
誕生日 | 8月13日 |
年齢 | 18歳 |
身長 | 173cm |
氣(タオ) | 土 |
声優 | 土岐隼一 |
土のタオを持つ人は「いじわるで謎を秘めたタイプが多い」とヌルガイが分析していたが、期聖も意外とあてはまっている。……とはいえ、期聖がタオを使う機会は一切なかったわけだが……。
まだ10代らしく傲慢で、常に人生斜め読みしている期聖は、逆にそれが取柄となって見切りと受け流しが得意技になった。序列二位で浅ェ門最強角の殊現も「見切りと受け流しは達人の域だ」と言って技を真似している。決して積極性はないものの、強気で度胸もあるため喧嘩も弱くなかっただろう。
画眉丸からは格下扱いされていたが、世間一般の侍と比べれば遥かに強かった筈だ。
期聖は18歳。幼い頃から自信家だったが、そこに若さゆえの万能感と傲慢さが加わって、すっかり「上から目線で皮肉めいたことをいうムカつくヤツ」に育っている。そこに「女遊びもたしなむオレ」感が加わり、とにかく非常に10代後半らしい、ある意味健全な育ち方をした状態になっている。
「本気を出すのはかっこわるい」とでも言いたげなテキトーで気怠げな態度もいかにもな感じだ。道場の兄弟子たちから見ると、きっとそんな様子も微笑ましく見えているだろう。
そういう10代らしさを削ぎ落せば、頭の回転が速く判断力があり、肝の座った切れ者になるので、挫折や失敗をしながら良い大人になっていってほしかった……
ちなみに期聖の優れた観察眼および上述の性格は、単行本1巻第4話で実感することができる。アニメだとエピソード3だ。
単行本11巻のおまけ漫画で期聖が山田家に入った日のエピソードを読むことができる他、単行本9巻に収録されている第83話内で士遠の過去にも1コマ登場している。
あとは渡島直前のことではあるが、単行本5巻のおまけ漫画で担当死罪人決定じゃんけんのエピソードが描かれている。
威鈴(いすず)
同期入門だし、悪友である源嗣の妹なのでけっこう世間話をする機会はあったかもしれない
期聖は冷めた態度で一歩引いた状態がデフォルトなので、山田家の仲間たちとも積極的に関係を深めようとしていない。そのため、唯一?興味のある遊郭関連以外でのつながりが希薄だ。
とはいえその冷静さゆえに剣の腕も大事だと認識しているのか、剣の稽古はそれなりにさぼらず受けている様子だ。
後腐れない遊びを好むためか、期聖には山田家内で女性を意識している描写はない。また、佐切に対しては「道場主の1人娘にちょっかいを出すのはよくない」と分析している所為もあるかもしれない。
TVアニメ一期のエピソード2で登場した源嗣は、エピソード3で慶雲と共に画眉丸&佐切コンビの前に姿を現し、優れた情報収集能力と観察眼を披露してくれた。そして去り……、エピソード5で最終的な行方が判明する。
なので「あれ?期聖ってその後どうなったっけ?」と思っている方はエピソード5を観返そう。
まだ10代でありながら、悪友の源嗣と共に遊郭に足繫く通い、世の中を見下しながら斜に構えて生きる期聖は、まだ挫折を知らない粋がり世代真っ盛りだ。
とはいえ視野が広くて剣の腕も立つので、心の成長に伴ってどんどん頭角を現していくかも……と思われたが、神仙郷に渡ってそうそう卒業してしまった。
しかし期聖は山田家の仲間たちの心の中で生きているので、TVアニメ二期以降でも声は聞けずとも姿を見ることはきっとできるだろう。