この記事でわかること
山田浅ェ門付知の実力は?
仙汰や巌鉄斎との関係は?
【山田浅ェ門付知】
山田浅ェ門付知(ふち)は試一刀流九位。杠(ゆずりは)担当の解剖大好きマン
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付知はTVアニメ一期エピソード2話から出ていて、死罪人の1人である民谷巌鉄斎の担当執行人だ。大きな丸い目とぱっつんヘアが特徴の可愛い系男子だが、常に解剖のことばかり考えているという常軌を逸した面がある。そんな付知の魅力を詳しく追っていきたい。
【プロフィール】
これが山田浅ェ門付知(やまだあさえもんふち)のプロフィールだ!
試一刀流※というのは山田家内の序列だ。山田家には分道場もあるということなので、少なくとも100人近くは門下生がいると思われる。その中でのTOP10入りはすごい。
そして10代に見えて意外と二十歳だ。老け顔が多い地獄楽のメンバーたちの中では珍しい部類である。
【付知の実力】
付知は解剖以外の目的ではめったに剣を抜かないが、巌鉄斎に死を感じさせる実力者
付知の剣は剣先が奇妙な形に曲げられており、戦闘用ではなく完全に解剖用の仕様になっている。戦闘で人を殺めるのではなく、既に死亡した罪人の体を切り刻むことばかりに時間を費やしているのだ。
とはいえもちろん剣の稽古には出ていて基本の技は身に付いているし、誰よりも人体に詳しく、人体を斬ることに恐れがないどころか愉悦すら感じている。その揺るぎのない狂気は、"剣龍"と呼ばれる達人の民谷巌鉄斎に一瞬で死を感じさせるほどだし、山田家最強と言われる殊現の本気の一太刀を、刀で難なく受け止めている。「斬る場所」が分かっていて躊躇いのない付知の一刀はどう考えても強いだろう。
【付知の性格】
付知は解剖と研究にしか興味がない典型的なオタク気質
付知は興味があることと、それを受け入れてくれる人以外にはまったく興味がない。相手の反応を無視して好きなことばかり喋るし、大人数に敬遠されても気にしない。典型的なディープオタクである。
だけど研究に興味を示して話を聞いてくれる人には友好的で、深く懐を開く傾向があり、同門の仙汰とは大親友だ。
【付知の過去】
付知の過去は単行本10巻と小説版で読める
単行本10巻の第91話で読むことができる。殊現との友情を芽生えさせるエピソードだ。他にも9巻第83話の収録されている士遠の過去回の中にもちょっと登場している。また、小説版地獄楽「波間の追憶」に収録されている「矛盾する命」では付知が主役の探偵物語が繰り広げられている。江戸にいた頃の日常エピソードだ。
また単行本11巻のおまけ漫画でも、入門仕立ての付知と佐切のエピソードを読むことができる。
【門下生との関係】
付知と他の浅ェ門たちの関係は友だちか、それ以外か
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衛善(えいぜん)
稽古をつけてもらった兄弟子。付知は製薬によって山田家の財政を支えているため、衛善には重宝されている筈だ。呼び名は「衛さん」
衛善特集ページへ
殊現(しゅげん)
解剖に興味を持ち、共に作業をしてくれる友人。殊現は付知の探求心と平等さを尊敬している。付知からの呼び名は「殊くん(しゅーくん)」
殊現特集ページへ
十禾(じっか)
色恋好きでほぼ稽古にも出ないおっさんだなと思っているが、それに対して嫌悪感は抱かず、たた事実として眺めているだろう。呼び名は「ジッカ」
十禾特集ページへ
士遠
よく稽古をつけてくれて、ときどき世間話(解剖の話)にも付き合ってくれる兄弟子。呼び名は「しおさん」
士遠特集ページへ
仙汰
死体を怖がりつつも、いつも嫌がらずに話を聞いてくれる親友。道場内で一番仲が良い。呼び名は「仙ちゃん」
仙汰特集ページへ
蘿藦(ががいも)
作中に絡みなし。おそらく付知は彼に興味がないだろう
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努々(つむつむ)
作中に絡みなし。おそらく付知は彼に興味がないだろう
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源嗣(げんじ)
よく期聖と喧嘩している遊郭好きの体が大きい男だと思っている。呼び名は「お源」
源嗣特集ページへ
典坐(てんざ)
士遠をよく慕っている物おじしない男だと思っているだろう。呼び名は「典ちゃん」
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期聖(きしょう)
よく源嗣と喧嘩している遊郭好きの男だと思っている。呼び名は「期の字」
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佐切(さぎり)
付知を否定せず歩み寄ってくれる友人。佐切は付知の研究に少し興味を抱いている。呼び名は「さぎ」
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桐馬(とうま)
あまり解剖に興味をもってくれなそうな新入りの同門
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清丸(きよまる)
作中に絡みなしな同門。清丸は分道場にいたとのことなので、あまり日常的にも接触はなかったかもしれない
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威鈴(いすず)
作中に絡みなしな同門。清丸は分道場にいたとのことなので、あまり日常的にも接触はなかったかもしれない
付知は人のことを「人体」として認識している節があるため、身近な人間に対して好悪の感情をあまり抱いていない。全員に対してほぼフラットだ。
しかしそんな中でも自分に歩み寄ってくれる殊現、仙汰、佐切のことは特別な友人だと思っている。
【佐切との関係】
佐切は付知の研究に興味を持って近寄ってきてくれる友だち
付知、佐切、仙汰はよく3人で行動する仲良しトリオだ。小説版地獄楽「波間の追憶」では、3人が定期的に町へお茶を飲みにいくという設定が語られている。3人の中で付知が唯一の20代で、2人より3つ年上だし、佐切は山田家直系の一人娘なのだが、歳も身分も関係ないフラットな仲を築いている。
【付知と巌鉄斎】
付知と巌鉄斎は神仙郷で共に過ごしながら、少しずつ友情を育んでいく
はじめは何の思い入れもない処刑人と罪人の関係だった付知と巌鉄斎だが、ずっとコンビで行動し、互いの内面を語り合ううちに、徐々に絆が芽生え始めた。
2人とも嘘がなく物おじせず、率直に意見を言うタイプなので距離を詰めやすいのだろう。アニメ2期ではさらに深まる友情に期待したい。
【アニメの付知】
TVアニメでの付知の活躍はエピソード4から!
TVアニメ一期のエピソード2で登場した付知は、他の浅ェ門とはずっと別行動ではあるものの、担当死罪人である巌鉄斎とのやりとりが時折挟まってストーリーが進行する。
主人公の画眉丸と合流するのはエピソード9で、そこからはほぼ全話登場だ。
【まとめ】
山田浅ェ門付知は解剖大好きなマッドサイエンティストだが、徐々に人の心を育んでいく
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付知は人の心にあまり関心がなく、人体を愛し、解剖して中身を解明することに心血を注ぐマッドサイエンティストだ。解剖以外にほぼ興味がないが、解剖した臓器や体液から薬を作って山田家の家計を支えている。
しかし神仙郷に渡る前は仙汰&佐切と茶飲み話に花を咲かせていたし、神仙郷に渡ってからは巌鉄斎をはじめとする仲間たちと深く触れ合い、心にも興味を持ち、感情を育みだす。
TVアニメ二期からはさらに活躍の幅を広げていくので楽しみにしていよう。