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マリオが1985〜1986年に登場したゲーム一覧。
今回は1985〜1986年にマリオが登場したゲームを紹介する。1985〜1986年に発売されたマリオのゲームは全部で9ある。ファミコンからアーケード、ディスクシステム、ゲーム&ウォッチ、パソコンまで様々だ。
最初のマリオゲームは1985年2月21日発売のファミコン版ファミリーベーシックV3。
ファミコン版ファミリーベーシックv3は、ファミリーコンピュータ用のプログラミング環境「ファミリーベーシック」のバージョンアップ版。BASIC言語を使って簡単なゲームを自作することができるが、すぐ遊べるサンプルプログラムもいくつか用意されている。
遊ぶには、専用のキーボードをファミコン本体のエキスパンドコネクタに接続する必要がある。
ゲームを作るには、BASICの命令を組み合わせてプログラムを書く。
BASICは、英語のような言葉でコンピュータに指示を出すことができる言語で 例えば、PRINT "HELLO"と書くと、画面にHELLOと表示された。
BASICには、PRINT以外にも色々な命令があり、ファミリーベーシックv3では、スプライトや背景画を作ったり、キャラクターを動かしたりするための独自の命令もあった。
そこで、予め用意されているスプライトの中にマリオがあり、自由に画面へ呼び出すこともできた。
次のマリオゲームは1985年6月18日発売のファミコン版レッキングクルー。
マリオとルイージがビルの解体屋となって、壁やハシゴをハンマーで壊していくファミリーコンピュータ用のアクションパズルゲーム。ゲームの目的は、各ステージにある全ての壁やハシゴを壊すことだが、壊す順番を間違えると、自分が行き詰まってしまうこともある。
また、敵キャラクターのスパナゴンやナスビ仮面に触れるとミスになる。
敵キャラクターはハンマーで気絶させることができるが、倒すことはできない。
ダイナマイトをハンマーで叩くと、自分も吹き飛ぶが隣接する壁やハシゴを一気に壊すことができる。
次のマリオゲームは1985年9月13日発売のファミコン版スーパーマリオブラザーズ。
マリオを代表する名作であり、同時にゲームの代表と言っても過言ではないほどの作品。その後のアクションゲームの基礎となった。
1986年2月21日には、ディスクシステム版スーパーマリオブラザーズも発売されたが、内容は同じ。
マリオとルイージがキノコ王国をカメ一族に侵略されたクッパから救うために、さまざまなステージを冒険するファミリーコンピュータ用の横スクロールアクションゲーム。
ゲームの目的は、8つのワールドに分かれたステージをクリアすること。各ステージには地上、地下、海中、空中、城などのバリエーションがあり、ステージには敵キャラクターがいて、触れるとダメージを受ける。
敵キャラクターは上から踏みつけるか、火の玉で倒すことができ、穴に落ちたり、制限時間がなくなってもミスになる。
マリオ(ルイージ)はジャンプや走りなどのアクションでステージを進み、途中でキノコやフラワーなどのアイテムを取ると、パワーアップしたり得点が入ったりする。
パワーアップすると、敵に触れても一度だけ耐えられたり、火の玉を投げられるようになったりする。
また、隠しブロックや土管などの仕掛けもある。
各ステージの最後にはゴールの旗があり、旗に触れるとステージクリア。
旗に触れた位置が高いほど高得点が入り、各ワールドの4つ目のステージでは、城の奥でクッパと対決する。
クッパは火の玉で倒すか、橋の軸を壊して溶岩に落とすことで倒せて、次のワールドに進める。
次のマリオゲームは1986年2月21日発売のアーケード版VS.スーパーマリオブラザーズ。
アーケード版VS.スーパーマリオブラザーズは、1986年に任天堂から発売されたアーケードゲーム。ファミコン版スーパーマリオブラザーズをベースに、敵やアイテムの配置やステージの構成などが変更されている。
難易度も高くなっており、ファミコン版と同じ感覚でプレイすると苦戦する。
ゲームの目的は、ファミコン版と同じく、8つのワールドに分かれたステージをクリアして、ピーチ姫を救出することで、マリオ(ルイージ)の操作方法やアクションも基本的にはファミコン版と同じ。 ゲームにはスコアランキングがあり、ステージをクリアしたり、敵を倒したり、コインやアイテムを取ったりすると得点が入る。
次のマリオゲームは1986年5月1日発売のディスクシステム版スーパーマリオブラザーズ2。
ファミリーコンピューターディスクシステム版スーパーマリオブラザーズ2は、スーパーマリオブラザーズの続編。ファミリーコンピューターディスクシステムとは、ファミリーコンピュータに接続して使う周辺機器で、ディスクカードにゲームを書き込んで遊ぶことができた。
基本的な操作方法やルールは前作と同じだが、難易度がとても高くなっている。
前作よりも敵が多くなったり、穴が多くて落ちやすくなったり、毒キノコや逆ワープゾーンという意地悪なトラップがあったりするが前作にはない面白さがある。
それぞれの雰囲気を例えると、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄版が「スーパーマリオブラザーズ」だとすると、笑ゥせぇるすまんの作者、藤子不二雄Ⓐ版が「スーパーマリオブラザーズ2」といった感じだ。どちらも名作だが好みは別れる。 また、マリオとルイージの性能が違っていて、マリオは普通に動けるが、ルイージはジャンプ力が高い代わりに滑りやすくなっている。
次のマリオゲームは1986年6月25日発売のCRYSTAL SCREEN版スーパーマリオブラザーズ。
CRYSTAL SCREEN版スーパーマリオブラザーズは、ゲーム&ウオッチのゲーム。ゲーム&ウオッチとは、液晶画面でゲームができる携帯型のおもちゃで、時計や目覚まし機能もついていた。 CRYSTAL SCREENとは、液晶画面が透明になっているシリーズのことで、画面が透けているので、ゲームをプレイしていても画面越しに向こうの背景が見えるという今では大変貴重なモデルである。 このゲームでは、マリオを操作してピーチ姫を救出することが目的。 操作方法は、左の4つボタンでマリオを左右に動かし、右ボタンでジャンプする。 このゲームは電池で動くので、いつでもどこでも遊ぶことができる。
次のマリオゲーム1986年6月3日発売のディスクシステム版オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ。
オールナイトニッポンとは、ニッポン放送の深夜ラジオ番組で、このゲームはその番組の20周年記念に作られた。このゲームは、スーパーマリオブラザーズ2の一部を変えたもので、マリオとルイージがビバ王国を救うためにクッパと戦うというストーリー。
基本的な操作方法やルールはスーパーマリオブラザーズと同じ。
このゲームの特徴は、オールナイトニッポンのパーソナリティ(番組の司会者)が敵キャラクターに変身して登場したりする。
次のマリオゲームは1986年12月1日発売のディスクシステム版アイアムアティーチャー スーパーマリオのセーター。
アイアムアティーチャーとは、ロイヤル工業が作ったセーター編み機のシリーズで、このゲームはその一つ。このゲームは、スーパーマリオブラザーズのキャラクターがデザインされたセーターを作ることができるゲーム。
基本的な操作方法やルールは、セーターのサイズや色を選んだり、編み目の数を計算したり、ボタンを押して編んだりするだけ。
このゲームの特徴は、15種類のセーターのパターンが用意されていて、それぞれにマリオやピーチ姫などのキャラクターが描かれている。
最後のマリオゲームは1986年発売のパソコン版スーパーマリオブラザーズスペシャル。
スーパーマリオブラザーズスペシャルは、1986年にハドソンが発売したPC-88などのパソコン用ゲーム。このゲームは、スーパーマリオブラザーズのキャラクターと世界観を使ってるが、ステージの構成や敵の配置などはオリジナルとは違っている。
また、当時のパソコンは画面は細かいが滑らかな画面スクロールが苦手なので、画面は右から左へとスクロールするのではなく、マリオが右端付近まで移動すると隣の画面へと切り替わる方式になっている。
ついに代表作がでてきた1985〜1986年のマリオゲーム。
ジャンプしてパワーアップするマリオという定番のスタイルも出来上がり、マリオというスーパースターが確立した年とも言えるかもしれない。 そして、編み物の題材にも取り上げられるなど意外な一面を見せたマリオ。次回は、あまり知られていないマリオの登場シーンが多数出てくる1987年以降のマリオゲームに迫る。
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