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デヴィッド・フィンチャー ザ・キラー

「ザ・キラー」の魅力と見どころ!デビット・フィンチャー監督作

ザ・キラー公開日

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【目次】
はじめに

┗ザ・キラーとは | 基本情報 | 公開日/配信日 | 映画の魅力や見どころ

映画解説

┗映画のあらすじ | ストーリー | 映画のテーマ | 象徴的なシーン

キャラクター

┗主要な登場人物

レビュー

┗映画の評価 | 長所や短所 | おすすめ度

まとめ

┗映画の要点 | 映画の見どころ

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「ザ・キラー」の最新トレーラー


「ザ・キラー」とはデビット・フィンチャー監督が手がけた2023年10月公開予定の殺し屋をテーマにしたアクション・スリラーの長編映画。
Netflixでは2023年11月から配信される。 その最新のトレーラーが2023年8月31日に公開された。

「ザ・キラー」基本情報

タイトルThe Killer(原題)/ザ・キラー(邦題)
ジャンルアクション・スリラー
原作グラフィックノベル「The Killer」

by Alexis Nolent and Luc Jacamon

監督デビット・フィンチャー
脚本アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
主演マイケル・ファスベンダー
キャストティルダ・スウィントン,チャールズ・パーネル,アーリス・ハワード,ソフィー・シャーロット,モニーク・ガンダートン

公開日/配信日

公開日2023年10月27日 (映画)
配信日2023年11月10日 (Netflix)

映画の魅力や見どころ

新しいビジュアル表現が見所!

デビット・フィンチャー監督の映画の見どころは、独特の物語に組み込んだ映像の鮮烈なビジュアル表現だ。
今回は、殺し屋というテーマでアクションシーンもあり、フィンチャー監督作品としては、物語の魅力が誰にでもわかりやすい方の作品にあたる。
最新トレーラーでも、見所は多い。 デビット・フィンチャー監督のトレーラーは、とにかく最初の導入が毎回斬新でかっこいいビジュアル表現が施されている。

今回のトレーラーの見所はここ!

ザ・キラーのかっこいいシーン トレーラー開始7秒目のこのシーン。
トレーラーの最初の導入でクレジットが入るが、その入り方が新しくスタイリッシュで印象的だ。 映像内に叩きつけられるようなインパクトと潔い短い時間だけ表示して消すスタイリッシュさが忘れられない。

このシーンでは、自分のスマホを無表情で落として、そのまま力強く踏みつけた瞬間とリンクして印象的な音とともに文字が入る。
なぜこのシーンが見所なのか?それは、まるでこの映画の全てをこの一瞬で示しているかのような監督らしいデザインが詰まっているからだ。
シンプルで衝撃的で印象的に詰め込まれた、たった一瞬のこのシーンこそ実はフィンチャーの真骨頂。全作品を観たフィンチャー通なら、ここからこの作品の全ての魅力が伝わってくるのだ。 恐らく、映画はこの一瞬が全てを著している可能性が高い。 ザ・キラーの主人公が街を歩いているシーン 表情の見えないサングラスをかけた主人公が、おしゃれでシンプルなコーディネートで身を包み、生活感のある紙袋を抱え、自分のスマホを落として踏みつける。 しかも完全に破壊を目的とした鋭くも力強い踏みつけだ。 何とも非条理なシーンである。
これは、まるで隠して生きる殺し屋という仕事を続け、色々な情報を得て変わり果てていく主人公の人生そのもの。 大事な導線を捨て、自ら踏み潰す。そんな未来を一瞬で現しているのかもしれない。


映画のあらすじ

ザ・キラーの主人公の非日常のシーンと原作のイメージ 冷淡で、几帳面なプロの暗殺者である主人公が、意外な展開に飲み込まれていく男の物語(ネタバレなし)。
この作品の原作は、元UBIソフト(ゲーム会社)の従業員だったマッツ(本名:アレクシス・ノラン)とリュック・ジャカモン(絵)が書いてベストセラーとなった「The Killer」(フランス語原題:Le Tueur)というグラフィックノベル。

ストーリー

アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー脚本作品 本作の脚本を手がけるのは、アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーだ。
アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーと言えば、フィンチャー監督の「セブン」や「パニック・ルーム」を手がけている。 フィンチャー監督以外だと、ジョエル・シュマッカー監督の「8mm」やティム・バートン監督の「スリーピー・ホロウ」がある。 「セブン」の実績からも、本作にも期待できそうだ。

映画のテーマ

ザ・キラーのテーマ 今回のテーマは、何ともわかりやすい「殺し屋」だ。
トレーラーでは主人公は普段から柔軟運動も日常生活に欠かさず組み込んでいる様子が見てとれる。 ザ・キラーのシーン柔軟運動 身体の柔らかさからも普段から徹底的に鍛えている様子が伺える。
殺し屋である主人公は、ただの乱暴な人間ではなく、やや内向的で知的で静かな印象を受けるシーンが多い。

象徴的なシーン

ザ・キラーのシーン印象的 やっぱり柔軟運動だろうか。 どんだけ身体柔らかいんだ主人公! あと、新しいシャッターのようなシャープなのになめらかなカット表現や最新鋭の健康器具でデジタルに自分を管理する主人公の表現も印象的だ。

主要な登場人物

主役:マイケル・ファスベンダー 主役:マイケル・ファスベンダー

フィンチャー監督は配役の選定もかっこいい。 「セブン」ではブラッドピットとモーガンフリーマン、「ファイトクラブ」では、エドワードノートンとブラットピット、「ゲーム」で マイケル・ダグラスと‎ショーン・ペン‎、「パニックルーム」でジョディ・フォスター、 今回は、エイリアンの前日譚「プロメテウス」「エイリアン: コヴェナント」「X-MEN:フューチャー&パスト」「スティーブ・ジョブズ」などが印象的な第一線のハリウッドスター、マイケル・ファスベンダー。 知的で上品でかつ危険さも併せ持つ俳優だ。

脇役:ティルダ・スウィントン 脇役:ティルダ・スウィントン

フィンチャー監督作品「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でもヒロインを演じており、「ナルニア国物語」『アベンジャーズ/エンドゲーム』など多くの作品で クールさと神々しさを併せ持つ印象的なハリウッドスターだ。 この二人が今回のフィンチャー監督作品の顔だろう。

映画の評価

もちろんまだ公開されていないので、映画の評価はまだ無いが 久しぶりの長編映画であり、フィンチャー監督の魅力が活きる「殺し屋」をテーマにしたスリラー作品なので傑作に仕上がっているに違いない。 公開されたトレーラーからも斬新かつスタイリッシュな映像になっていることは間違いないだろう。

長所や短所

最大の長所はビジュアルと結末だ。 デビット・フィンチャー監督の映像は、全てに監督のこだわりが詰まっており、全てのカットがデザインされていると言っても過言では無いほどに映像がスタイリッシュかつ印象的になっている。 そのため、TVCMを観るかのような印象の強さとわかりやすさを持つ洗練されたビジュアルで映像が楽しめるのが最大の魅力。 フィンチャーの映像は、一言で「かっこいい」という言葉で締め括られる。 そして、フィンチャー監督の物語の結末は「ファイトクラブ」や「セブン」など、いつも衝撃的なものが多い。 今回の作品もきっと衝撃的な結末が待っているに違いない。

短所は、物語が難解でビジュアルセンスが研ぎ澄まされすぎている点だ。 ヒーロー映画などのわかりやすい内容とは違って、いわゆる王道を気にしないスタイルに近い。 ビジュアルはダークで暗いシーンが多い。 そのため、万人が楽しめるかと言われると難しいかもしれない。 しかし、それはどこにもない超一級の物語でもあり、映像もこの業界のトップを走る最先端映像であるとも言える。

おすすめ度

デビット・フィンチャー監督作品が好きな人なら、必ず観ないといけないぐらいの作品だ。 「セブン」「ファイトクラブ」に並ぶ名作になる可能性があるし、フィンチャー作品の中では内容もわかりやすいものになるだろう。 殺し屋がテーマでアクション・スリラーなので強い主人公が悪者をバッサバッサ倒すようなわかりやすい面白さもありつつ フィンチャーの洗練された映像と独特のストーリーテリングで味付けされて、どこにもない衝撃も受けられる可能性も高い。 そのためフィンチャー監督作品を観たことがない人でも、本作で体験するのが良いかもしれない。

映画の要点

アクションスリラー映画だが、恐らくアクションシーンは少なめで、大人な雰囲気で物語は進行しつつ、徐々に精神などが崩壊していき後半は異常な物語が描かれると想定される。 フィンチャー監督の作品なので、おそらく通常では考えられない展開や心理的描写が描かれると思われるが、前半は強い殺し屋のアクションなどで気分爽快なシーンもあり、見やすい映画になるのではないだろうか。

映画の見どころ

とにかく映像と結末を楽しみにしたい映画作品。 NETFLIXでも配信されるので、気になる人は11月を楽しみにしておこう。フィンチャー監督好きなら10月に劇場へ行くべきだろう。

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イラレブックイメージ

イラレブック/1977年生まれ、大阪府出身。2019年8月から自作のAdobe Illustrator製の画像で野菜から最新ゲームまで様々な情報の発信を開始。 野菜や果物から映画やゲームまで、さまざまなトピックをカバーしている。
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