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デヴィッド・フィンチャー ザ・キラー

ザ・キラーの4コマ漫画と感想

【ザ・キラー感想】デビッド・フィンチャー監督最新作【Netflixオリジナル映画】
タイトルと構成修正

ザ・キラーの4コマ漫画「ザ・キラー感想(ネタバレなし)」

主人公はプロのKILLER(殺し屋)! 4コマ漫画「ザ・キラー感想(ネタバレなし) なお、事前情報が公開された時点での作品解説やキャラ紹介は下記リンク先にまとめてる。 「ザ・キラー」の魅力と見どころ!デビット・フィンチャー監督作
新たまちゃん
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今回は本編視聴後のネタバレなしの感想記事なんだけど

魅力とか見どころを伝えられたらいいかな

【目次】
はじめに
あらすじ
見どころは?
登場人物
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「ザ・キラー」って何?

ザ・キラーの表紙
「ザ・キラー」はデビッド・フィンチャー監督が作った、Netflix用のオリジナル映画だ。
映画館で上映するためではなく、Netflixで独占公開するために作られた作品である。
公開開始は2023年11月10日(金)予定だ。
新たまちゃん
新たまちゃん

だけど10月27日(金)から2週間だけ映画館で先行上映してたんだよね

気になってたから観に行ってきたんだー

Netflix(ネットフリックス)は月額制の動画配信サービスで、オリジナル作品も多数制作・配信している

計画性を重視するプロの殺し屋が、予期せぬ事態を招いてしまい…?

ザ・キラーのカット2 マイケル・ファスベンダー演じる主人公はプロの殺し屋だ。
今回も依頼を受け、とある裕福な中年男性をターゲットに殺しの機会を窺っていた。 ザ・キラーのカット3 しかし任務遂行中にまさかのアクシデントが発生!!そこから事態は急加速で予期せぬ方向へ曲がり始めた。
「Stick to your plan.(計画通りやれ)」が口癖の主人公は、即興(アドリブ)が求められる状況にどう対応していくのだろうか。
新たまちゃん
新たまちゃん

初手それか!?みたいな展開だったんだよね

主人公に「いまどんな気持ち?」って聞きたくなる感じの



こだわりの画面演出と加速するストーリーで眠気は来ない、が

ザ・キラーのカット1 デビット・フィンチャー監督作品に共通する特徴でもあるのだが、映画全編を通して徹底的に「ストーリーを客観的に見せる演出」が貫かれている。
そのためどうしても主人公に感情移入しにくく、ハラハラと手に汗握って夢中になる没頭感というのはなく、完全な傍観者として主人公の動向を観測する…という意識で観る事になった。
新たまちゃん
新たまちゃん

主人公の言動も全く共感できない要素満載だったしね


ザ・キラーのカット4 私も含めて世の中の大半は殺し屋などという職業に就いたことはないし、頻繁に人を殺す毎日を送っている人は極々稀だと思う。
なので共感できない存在として描かれているのはある意味正しいし、非日常を垣間見られるのはフィクションの醍醐味だと思うので、それはそれで悪くはないと思う。
新たまちゃん
新たまちゃん

観る人を選びそうというか、マニアックな印象は受けたかも



撮影前から綿密に計算されていたであろうシーンの数々…

ザ・キラーのカット5 どのシーンを切り取っても、シーンごとに明確なビジュアルテーマが感じられた。ショットを計算し、構成し、無駄を省き、各フレームに意味を持たせている。プリプロダクション()の段階で緻密な計画をしているのだろう。

ザ・キラーのカット6 必要最小限の要素のみを明確な線と強いコントラスト、そして計算された照明で描いていた。画面内のすべての要素が視覚的にストーリーをかたち作っており、象徴となるテーマを繰り返し使用することで、映画全体を通じて主張に一貫性を持たせているように思えた。
新たまちゃん
新たまちゃん

予告映像でも本編でも「Stick to your plan.」てめちゃくちゃ繰り返してたしね

あとポイ捨て描写がすごい多かったりとか

プリプロダクション(事前制作)とは映画などの制作において、実際の撮影や本格的な開発が始まる前の段階を指す。このフェーズは、プロジェクトの基盤を作る非常に重要な部分である。

シュールギャグなのかシリアスなのかどっち!?感

ザ・キラーのカット7 映画を観ていてどんどん「クール×スタイリッシュアサシン」なのか「シュール×エキセントリックアサシン」なのか分からなくなっていった。「今の演出はギャグ??」、「このセリフはシリアス???」と、本来の制作意図を掴みかねたままストーリーが進んでいく。ちょっと煙に巻かれた気持ちになった。
新たまちゃん
新たまちゃん

私はシュールな気持ちが8割だったけど、人によって違うかも



Netflix登録者なら観て損なし!なお、おすすめシチュエーションは……

既にNetflixに登録済みの人なら2023年11月10日(金)以降無料で観られるので観て損はない。完全独占配信なのでプレミア感があり、むしろ観ないと損かもしれない。

そしてできれば2人以上での視聴を推奨する。何故なら語り合いたくなるタイプの作品だからだ。自分一人の脳内だと何となく補完しきれないというか、ひっかかりを覚えるシーンがエンドロール後にいくつか出てくるタイプの映画だ。
新たまちゃん
新たまちゃん

スカッとしたー!みたいな映画ではないってことなんだけど

この「ひっかかり」が、もう一度巻き戻して0.5倍速で観たい!という欲求を生むので、もしかしたらそういう気持ちも計算した上で、見放題の動画配信サービスという媒体用に作品をデザインしたのかもしれない。
新たまちゃん
新たまちゃん

全ては計算ずくなのかもね



みんな名無し!何故なら…

主人公をはじめとして、登場人物のほとんどに名前がない。みんな裏稼業の人間なので、いくつもの偽名を使い分けたり外見の特徴で呼ばれたりしているからだ。裏社会の人間は名前など名乗らないのである。

◆ザ・キラー(マイケル・ファスベンダー)

主役:マイケル・ファスベンダー この物語の主人公で、依頼に応じて誰でも殺すプロの殺し屋。事前に立てたプラン通りに行動することを良しとしており、常にスマートウォッチで自身の心拍数を計測しつつ、アラームを設定して秒単位で自身の行動を律している。
日課の朝ヨガは決して欠かさない。特技はポイ捨て。

◆ホッジス(チャールズ・パーネル)

殺しの仲介人。 主人公へクライアントからの依頼を伝える暗殺仲介人。表向きは弁護士事務所を経営しており、一般人を装っている。
俳優のチャールズ・パーネルは「トップガン・マーヴェリック」や「ミッション:インポッシブル」の最新作にも出演している。

◆殺しの同業者(ティルダ・スウィントン)

脇役:ティルダ・スウィントン 主人公と同業の女性。裏家業で荒稼ぎしており羽振りがいい様子が見受けられる。
演じるティルダ・スウィントンは「ナルニア国物語」の白い魔女で有名なベテランで、「フィクサー」ではアカデミー助演女優賞を受賞している。

◆クレイボーン(アーリス・ハワード)

殺しの依頼人(アーリス・ハワード) 今回の殺しの依頼人。トレーダーとして成功し、巨万の富を得た富豪だ。依頼の動機は明らかになっていない。
演者のアーリス・ハワードは「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」でジュラシック・パークの悪い社長を演じていたので、顔を覚えている人もいるのではないだろうか。

「ザ・キラー」は誰かと観たいネトフリ映画

ザ・キラーのかっこいいシーン Netflixオリジナル映画として作られた「ザ・キラー」は、「ファイト・クラブ」や「セブン」で有名な映画監督・デビッド・フィンチャーの最新作だ。

ザ・キラーのカット8 デビッド・フィンチャー監督作品の特徴は、徹底した客観性と計算し尽くされたビジュアル演出で、本作もその例外ではない。
新たまちゃん
新たまちゃん

主人公に感情移入させない作りになってるってことと、

画面に映る全ての物と動きに細かく意味を持たせてるって感じかなあ

ザ・キラーのカット9 正直言って胸躍るワクワク感はないし、スカッと爽快!みたいな分かりやすさもないので、一人で観て視聴後に充足感を感じる作品ではなかった。
だが逆に、誰かと考察について語り合いたい、気になるシーンをピンポイントで観直したい。という気持ちになる作品だったので、誰かを誘ってポップコーンを食べながら観たり、ZOOMやLINEなどでコメントを送り合いながら同時視聴すると楽しいのではないかと思う。
新たまちゃん
新たまちゃん

一人で観たい映画と誰かと観たい映画ってあるよねー



ただし、フィンチャーファンならその映像や作り込みのかっこよさは言わずともわかるレベルだ。 これまでの作品同様、最初の導入は斬新そのもの!期待にしっかり応えてくれる映像の先進性や完成度はさらに磨き抜かれている。ネットフリックス配信作品で良かったと思えるのは何度でも観れることだろう。きっとそこまで計算されて作られているように感じている。

作品情報

タイトルThe Killer(原題)/ザ・キラー(邦題)
ジャンルアクション・スリラー
原作グラフィックノベル「The Killer」

by Alexis Nolent and Luc Jacamon

監督デビット・フィンチャー
脚本アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
主演マイケル・ファスベンダー
キャストティルダ・スウィントン,チャールズ・パーネル,アーリス・ハワード,ソフィー・シャーロット,モニーク・ガンダートン


公開日/配信日

公開日2023年10月27日 (映画)
配信日2023年11月10日 (Netflix)


ザ・キラー公開日

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著作者情報

イラレブックイメージ

イラレブック/1977年生まれ、大阪府出身。2019年8月から自作のAdobe Illustrator製の画像で野菜から最新ゲームまで様々な情報の発信を開始。 野菜や果物から映画やゲームまで、さまざまなトピックをカバーしている。
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